異邦の13人ーThe 13 of Etranzeー

ロン・インディー

文字の大きさ
21 / 45
1章2部 ペルシャ湾航海編

第二十一話 放電

しおりを挟む
 岩は雨のように船体の全範囲に降り注いだ。
「ヤバいこのままじゃ船が沈没するぞ!」
 ムハンマドは叫んだ。
 するとアウロラは「フンっ」と鼻で笑い語部優に言った。
「そうか。少年、少し体を借りるぞ。」
「神様?!一体何を?」
 語部優はアウロラに言った。するとアウロラは説明した。
「大怪鳥ロック鳥に少し痛い目に合わすだけだ。朕に抗えば少年、手が吹き飛ぶぞ。」
「ええ?!」
「その前に少年!奴らにこの船の動きを止めるよ言え!。」
 語部優は「はい」と承知し錨の近くに居たジャミルに叫んだ。
「ジャミルさんそこの錨を下ろしてこの船の動きを停めてください!」
「船長何を言って…この船を停めたらただの的になるだけだ!」
 ジャミルは語部優の意見に反対して錨に手を掛けようともしなかった。
「ジャミルさん僕を信じてください!」
 語部優はジャミルに言う。するとシンドバッドがジャミルに叫んだ。
「ジャミル!錨を下ろせ!新船長の命令だ!早く下ろせ!」
「……了解…」
 ジャミルは躊躇いながらもシンドバッドの命令に従い、錨を海上にほり投げた。
 そして錨は海中の岩石に引っかかりドスーンッという音と衝撃が船体全体を襲った後バキバキバキッ!!と木がへし折れる鈍い音が鳴り響くき船は一気に動きが止まった。
 そしてアウロラは語部優の左手を操り大怪鳥ロック鳥に手を伸ばし呪文を唱えた。
「threedimension,(三次元)Impulse.Discharge(衝撃電流、放電)」
 すると語部優の手に眩しい閃光が纏い、電流から放たれる花火と稲妻が身体中を駆け巡る。しかし語部優の体は帯電体制されており痛みや痺れは感じなかった。
 語部優の手の平に電気が集中して集まりそしてズドーンっと一気はすごい轟音と共に放たれた。そしてその雷は秒速を超え大怪鳥ロック鳥の足の付け根を穿つ。ロック鳥はアウロラの攻撃を食らい暴れ出すとすぐにどこかへ曇天の空を破りながら去っていった。
 幸い船は沈没を免れたが帆は破れ船体の周りはボロボロになり小破か中破か、それでも不幸中の幸い誰一人怪我もなく空も海も落ち着きを取り戻した。
 語部優の手は自由になりアウロラの魔力から解放された。するとムハンマドやジャミルらが語部優の方に駆け寄り大怪鳥ロック鳥の撃退並びに電撃能力に賞賛とナイスな積極的指示に褒め讃えたい。
「凄いなんなんだよあの技!すげーカッコイイ!」
「まじで天才!」
「チョーカッケェー!」
「さすがシンドバッドさんから選ばれた新船長だぜ!」
「とても素晴らしい判断だったぞ!船長!」
「…………!」
 ムハンマド、アサド、フセイン、ジャミル、イスカンダル、ハミルの順に興奮状態になりながら語部優に語った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

至れり尽くせり!僕専用メイドの全員が溺愛してくる件

こうたろ
青春
普通の大学生・佐藤健太は目覚めると、自宅が豪華な洋館に変わり10人の美人メイドたちに「お目覚めですか、ご主人様?」と一斉に迎えられる。いつの間にか彼らの“専属主人”になっていた健太は戸惑う間もなく、朝から晩までメイドたちの超至れり尽くせりな奉仕を受け始める。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

チート魔力のせいで神レベルの連中に狙われましたが、守銭奴なので金稼ぎします

桜桃-サクランボ-
ファンタジー
――自由を手に入れるために、なにがあっても金は稼ぎます―― 金さえあれば人生はどうにでもなる―― そう信じている守銭奴、鏡谷知里(28)。 交通事故で死んだはずの彼が目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界。 しかもなぜか、規格外のチート魔力を手に入れていた。 だがその力は、本来存在してはいけないものだった。 知里の魔力は、封印されていた伝説の冒険者の魔力と重なったことで生まれた世界のバランスを崩す力。 その異常な魔力に目を付けたのは、この世界を裏から支配する存在―― 「世界を束ねる管理者」 神にも等しい力を持つ彼らは、知里を危険視し始める。 巻き込まれたくない。 戦いたくもない。 知里が望むのはただ一つ。 金を稼いで楽して生きること。 しかし純粋すぎる仲間に振り回され、事件に巻き込まれ、気付けば世界の管理者と敵対する羽目に――。 守銭奴のチート魔力持ち冒険者 VS 世界を支配する管理者。 金のために生きる男が、望まぬまま世界の頂点と戦うことになる 巻き込まれ系異世界ファンタジー。 ※小説家になろう・カクヨムでも更新中 ※表紙:あニキさん ※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ ※月、水、金、更新予定!

スライム退治専門のさえないおっさんの冒険

守 秀斗
ファンタジー
俺と相棒二人だけの冴えない冒険者パーティー。普段はスライム退治が専門だ。その冴えない日常を語る。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

大和型戦艦、異世界に転移する。

焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。 ※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。

処理中です...