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第27話 ネコと和解せよ
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「明日の朝、伊吹くんの指の毛が立派になっているようでしたら、またここへ来て、私もいくつかの項目を操作してみたいと思います」
「あ、うん……」
何だか『それってズルくないか?』とも思ったが、彼女の能力が上がることは自分にとっても得になる。喉元まで出かかった言葉は、結局そのまま飲み込んだ
「それでもう一つの石碑なんですが……」
「だね……」
長良さんの視線が向いた先に、もう一つの黒い石碑が立っている。片方は個人情報をずらりと表示する端末だったが、こちらの石碑はどんな機能を持っているのか。先ほどよりも胸の奥がざわつく。
「武器の合成ができたりすると熱いなぁ……」
「そういった機能は一般的なのですか?」
「ゲームでは割とあるけど……」
都合のいい機能を期待したところで、触れてみなければ分からない。
この石碑には手のひらのマークが出ていない。ためらいながらも、人差し指でそっと表面に触れた。
すると──
「ピッ」と軽い音が瞬時に響き、石碑の黒い表面がぱっと光を帯びる。
すぐさま文字が映し出され、
【B1】
【B2】◀
の表示が一瞬で浮かび上がった。
「なるほどね……」
「エレベーターの操作盤……でしょうか?」
「多分そうだと思う。それに、地下二階までしか表示されていないのは、俺たちが地下三階以降に行ったことがないからじゃないかな?」
「でしたら、地下三階へ辿り着いたあと、またここを訪れる必要がありますね」
「今は地下一階しか行けないみたいだけど……一度試しに操作してみるよ」
「はい、お願いします」
操作盤をタップし、【B1】にカーソルを合わせて決定ボタンを押す。
低く唸るような「ぶん」という音が部屋を震わせたが、身体が沈み込む感覚はなかった。
部屋自体は上昇していない……?
「あれ……この部屋ごと動くんじゃないんだ?」
しかしその言葉への応答はなく、不意に胸の奥を嫌な予感がかすめる。
慌てて振り返ると、長良さんの姿は跡形もなく消えていた。
焦りに駆られ、周囲を見渡すが、ここにいるのは自分だけ。
胸がざわつく。
もう一度、石碑に触れてみると、先ほどまでなかった一文が表示された。
【再使用時間 01:58:08】
「………………」
どうやら、一度使うと二時間は使えなくなるらしい。
別の方法を探そうと、気を落ち着けながら視線を巡らせていると、視界の端で何かが動いた。
反射的に振り向けば、そこには長良さんが静かに立っており、その無事な姿に思わず胸を撫で下ろす。
「あ、伊吹くん。よかった……。一人で移動させられたのかと思って、私も石碑を操作してしまいました」
「じゃあ……さっきのは、俺だけこの階層に飛ばされてたってことか。……全然気づかなかったな」
先ほどまでいた部屋と、見た目がまったく同じなので、自身が移動させられたとは気づけなかった。
ふと入り口に目をやると、先ほどまでは透明だった水の壁が、どこか濁った緑色に変わっていることに気付く。
「これ……もしかして、一階の池にでも繋がってるのか……?」
そう言って入り口を指さすと、長良さんも視線を移し、しばらく黙ったまま水の壁を見つめていたが、やがてハッとしたように驚いた顔でこちらを振り向いた。
「伊吹くん、それ……!」
「え?」
「指……指の毛が!」
慌てて自分の左手を見ると、中指から太くしなやかな毛が大量に生えているのがはっきりと確認できた。しかも十センチ以上は伸びている。
「ひぃっ! 何これ!!!」
「この石碑の力は本物のようですね……」
「いや、ちょっと待って。こんな成長力を抱えたまま、あと一ヶ月も過ごさなきゃいけないのか……?」
「お手入れが……大変そうです」
今すぐこの毛を引き抜きたい衝動に駆られたが、これだけ密に生えていると、力ずくではどうにもならなそうだ。
地上へ戻ったら、ハサミかカミソリで処理するしかない。
「……まあ、この毛はともかく。先ほど振った数値は確かに機能しているみたいだね」
「はい。では、今から私もいくつか項目を振ってみます」
「じゃあ、長良さんも左側の石碑に触れてみて」
「わかりました。やってみます」
長良さんは石碑に手をかざしたまま、うつむいて視線をさまよわせている。
「あの……後ろを向いていてもらえますか?」
「あ、ごめん。気がつかなかった」
誰にでも見られたくない情報があるのはずだ。慌てて背を向ける。
しばらくして、部屋の光がわずかに強くなった気がした。黒板が灰色に染まったのだと思われる。
「……もう大丈夫ですよ」
振り返ると、長良さんはどこか気まずそうな表情を浮かべていた。やはり、誰にも見せたくないデータがそこに表示されていたのだろう。
石碑には、長良さんの基本的なステータスが示されている。残り数値は【10】だった。
「俺のほうが先にダンジョンに入っていた分、数値が多かったのかな?」
「ですね。私は魔法の特性を調べていた日が、初めてきちんとダンジョンに潜った日でしたので」
黒板に視線を移す。
「さて、どこに数値を振る?」
「私は右のほうから見ていくので、伊吹くんは左のほうを確認してもらえますか?」
「了解」
黒板の左端へ移動する。
改めて眺めると、ステータス項目は本当に雑多だ。一番左上の欄には『指笛振動力』と記されているが、こんなものを上げて何の役に立つのか、見当もつかない。
気を取り直し、視線を下へ送る。関連性のありそうな項目がまとまっている箇所もあれば、脈絡のない項目が隣り合っている部分もある。
もしもダンジョンにスマホが持ち込めるなら、写真に撮って文字を記録したいが、それもかなわない。結局、地道に目を通すしかなさそうだ。
………………。
「あっ、これ、けっこう良さそうな項目だよ」
「どんなものです?」
「『魔法維持力』。火魔法を灯していられる時間が伸びるんじゃないかな?」
その数値は10.0000。自然に成長することはないのか、やたらとキリの良い値になっていた。
「その文字に触れてもらえますか?」
指先を項目にそっと置くが、他に光る項目はなかった。基礎的なパラメータのようだ。
「確かに有用そうですが、今のところ炎の継続時間に不満はありませんからね」
「……確かに」
火魔法の炎は一定時間で消えるのに対し、水魔法で呼び出した水がいつまでも消えないのは、本当に存在する水成分を寄せ集めているからだろうか。
取り敢えず、今はまだ必要な強化ではなさそうだ。
再び視線を黒板に移す。
……うーむ、項目が多すぎる。
一日や二日では、これら全部に目を通すことはできないだろう──そう思ったとき、一つの項目が目を引いた。
【猫従力】
「長良さん、面白い項目を見つけたよ」
「どんなものです?」
「猫を従える力。……猫従力? って読むのかな?」
そう伝えた途端、長良さんが目を見開き、勢いよくこちらへ歩み寄ってきた。
「どこです!?」
「あ、えっと……ここ」
その気迫に押されながらも、指で項目を指し示す。
長良さんは何度も『猫従力』の文字に触れ、黒板全体を隅々まで見回した。どうやら他に連動する項目はないようだ。
そして次の瞬間、彼女は無言のまま上向き三角ボタンを連打し始める。
「ちょ、ちょっと待って! 猫を手懐ける能力なんて探索に必要? それに、猫に従う力かもしれないんだよ?」
「私が猫を従えようと、猫に従おうと、それはどちらでも構いません。私が猫と親しくなれば、それだけでモチベーションが上がります。そうなれば探索にも研究にも張りが出て、ひいては伊吹くんの金策にも繋がります。猫とは、それほどまでに人の行く末に影響を及ぼす存在です。それはもう理《ことわり》として観測されており……」
「分かった、分かったから。とりあえず落ち着いて」
黒板と長良さんの間に体を滑り込ませ、そっと数値を元に戻した。
ちなみに、長良さんの猫従力の基本値は9。他の項目が軒並み40から50ほどあるのに、ここだけ極端に低い。どうやら猫に好かれない性質らしい。
「何をするんですか。猫従力こそ探索において最重要項目です」
「いや、一旦冷静に考えよう。先に防御や攻撃力を伸ばして、効率よく数値を稼げるようにしてからでも遅くないはず。それなら猫従力に20ポイントくらい投じられるかもよ」
「…………」
長良さんは黙り込み、床を見つめながらブツブツと何かを言い始める。
本気で猫と仲良くなりたいらしい。
「……そう……ですね。伊吹くんの言う通りです。まずは他の能力を上げてから、段階的に猫従力へ振っていきましょう」
どうにか説得は成功したようだ。
長良さんは尚も何かをつぶやきながら、再び黒板の右側へ移動していった。
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
「あ、うん……」
何だか『それってズルくないか?』とも思ったが、彼女の能力が上がることは自分にとっても得になる。喉元まで出かかった言葉は、結局そのまま飲み込んだ
「それでもう一つの石碑なんですが……」
「だね……」
長良さんの視線が向いた先に、もう一つの黒い石碑が立っている。片方は個人情報をずらりと表示する端末だったが、こちらの石碑はどんな機能を持っているのか。先ほどよりも胸の奥がざわつく。
「武器の合成ができたりすると熱いなぁ……」
「そういった機能は一般的なのですか?」
「ゲームでは割とあるけど……」
都合のいい機能を期待したところで、触れてみなければ分からない。
この石碑には手のひらのマークが出ていない。ためらいながらも、人差し指でそっと表面に触れた。
すると──
「ピッ」と軽い音が瞬時に響き、石碑の黒い表面がぱっと光を帯びる。
すぐさま文字が映し出され、
【B1】
【B2】◀
の表示が一瞬で浮かび上がった。
「なるほどね……」
「エレベーターの操作盤……でしょうか?」
「多分そうだと思う。それに、地下二階までしか表示されていないのは、俺たちが地下三階以降に行ったことがないからじゃないかな?」
「でしたら、地下三階へ辿り着いたあと、またここを訪れる必要がありますね」
「今は地下一階しか行けないみたいだけど……一度試しに操作してみるよ」
「はい、お願いします」
操作盤をタップし、【B1】にカーソルを合わせて決定ボタンを押す。
低く唸るような「ぶん」という音が部屋を震わせたが、身体が沈み込む感覚はなかった。
部屋自体は上昇していない……?
「あれ……この部屋ごと動くんじゃないんだ?」
しかしその言葉への応答はなく、不意に胸の奥を嫌な予感がかすめる。
慌てて振り返ると、長良さんの姿は跡形もなく消えていた。
焦りに駆られ、周囲を見渡すが、ここにいるのは自分だけ。
胸がざわつく。
もう一度、石碑に触れてみると、先ほどまでなかった一文が表示された。
【再使用時間 01:58:08】
「………………」
どうやら、一度使うと二時間は使えなくなるらしい。
別の方法を探そうと、気を落ち着けながら視線を巡らせていると、視界の端で何かが動いた。
反射的に振り向けば、そこには長良さんが静かに立っており、その無事な姿に思わず胸を撫で下ろす。
「あ、伊吹くん。よかった……。一人で移動させられたのかと思って、私も石碑を操作してしまいました」
「じゃあ……さっきのは、俺だけこの階層に飛ばされてたってことか。……全然気づかなかったな」
先ほどまでいた部屋と、見た目がまったく同じなので、自身が移動させられたとは気づけなかった。
ふと入り口に目をやると、先ほどまでは透明だった水の壁が、どこか濁った緑色に変わっていることに気付く。
「これ……もしかして、一階の池にでも繋がってるのか……?」
そう言って入り口を指さすと、長良さんも視線を移し、しばらく黙ったまま水の壁を見つめていたが、やがてハッとしたように驚いた顔でこちらを振り向いた。
「伊吹くん、それ……!」
「え?」
「指……指の毛が!」
慌てて自分の左手を見ると、中指から太くしなやかな毛が大量に生えているのがはっきりと確認できた。しかも十センチ以上は伸びている。
「ひぃっ! 何これ!!!」
「この石碑の力は本物のようですね……」
「いや、ちょっと待って。こんな成長力を抱えたまま、あと一ヶ月も過ごさなきゃいけないのか……?」
「お手入れが……大変そうです」
今すぐこの毛を引き抜きたい衝動に駆られたが、これだけ密に生えていると、力ずくではどうにもならなそうだ。
地上へ戻ったら、ハサミかカミソリで処理するしかない。
「……まあ、この毛はともかく。先ほど振った数値は確かに機能しているみたいだね」
「はい。では、今から私もいくつか項目を振ってみます」
「じゃあ、長良さんも左側の石碑に触れてみて」
「わかりました。やってみます」
長良さんは石碑に手をかざしたまま、うつむいて視線をさまよわせている。
「あの……後ろを向いていてもらえますか?」
「あ、ごめん。気がつかなかった」
誰にでも見られたくない情報があるのはずだ。慌てて背を向ける。
しばらくして、部屋の光がわずかに強くなった気がした。黒板が灰色に染まったのだと思われる。
「……もう大丈夫ですよ」
振り返ると、長良さんはどこか気まずそうな表情を浮かべていた。やはり、誰にも見せたくないデータがそこに表示されていたのだろう。
石碑には、長良さんの基本的なステータスが示されている。残り数値は【10】だった。
「俺のほうが先にダンジョンに入っていた分、数値が多かったのかな?」
「ですね。私は魔法の特性を調べていた日が、初めてきちんとダンジョンに潜った日でしたので」
黒板に視線を移す。
「さて、どこに数値を振る?」
「私は右のほうから見ていくので、伊吹くんは左のほうを確認してもらえますか?」
「了解」
黒板の左端へ移動する。
改めて眺めると、ステータス項目は本当に雑多だ。一番左上の欄には『指笛振動力』と記されているが、こんなものを上げて何の役に立つのか、見当もつかない。
気を取り直し、視線を下へ送る。関連性のありそうな項目がまとまっている箇所もあれば、脈絡のない項目が隣り合っている部分もある。
もしもダンジョンにスマホが持ち込めるなら、写真に撮って文字を記録したいが、それもかなわない。結局、地道に目を通すしかなさそうだ。
………………。
「あっ、これ、けっこう良さそうな項目だよ」
「どんなものです?」
「『魔法維持力』。火魔法を灯していられる時間が伸びるんじゃないかな?」
その数値は10.0000。自然に成長することはないのか、やたらとキリの良い値になっていた。
「その文字に触れてもらえますか?」
指先を項目にそっと置くが、他に光る項目はなかった。基礎的なパラメータのようだ。
「確かに有用そうですが、今のところ炎の継続時間に不満はありませんからね」
「……確かに」
火魔法の炎は一定時間で消えるのに対し、水魔法で呼び出した水がいつまでも消えないのは、本当に存在する水成分を寄せ集めているからだろうか。
取り敢えず、今はまだ必要な強化ではなさそうだ。
再び視線を黒板に移す。
……うーむ、項目が多すぎる。
一日や二日では、これら全部に目を通すことはできないだろう──そう思ったとき、一つの項目が目を引いた。
【猫従力】
「長良さん、面白い項目を見つけたよ」
「どんなものです?」
「猫を従える力。……猫従力? って読むのかな?」
そう伝えた途端、長良さんが目を見開き、勢いよくこちらへ歩み寄ってきた。
「どこです!?」
「あ、えっと……ここ」
その気迫に押されながらも、指で項目を指し示す。
長良さんは何度も『猫従力』の文字に触れ、黒板全体を隅々まで見回した。どうやら他に連動する項目はないようだ。
そして次の瞬間、彼女は無言のまま上向き三角ボタンを連打し始める。
「ちょ、ちょっと待って! 猫を手懐ける能力なんて探索に必要? それに、猫に従う力かもしれないんだよ?」
「私が猫を従えようと、猫に従おうと、それはどちらでも構いません。私が猫と親しくなれば、それだけでモチベーションが上がります。そうなれば探索にも研究にも張りが出て、ひいては伊吹くんの金策にも繋がります。猫とは、それほどまでに人の行く末に影響を及ぼす存在です。それはもう理《ことわり》として観測されており……」
「分かった、分かったから。とりあえず落ち着いて」
黒板と長良さんの間に体を滑り込ませ、そっと数値を元に戻した。
ちなみに、長良さんの猫従力の基本値は9。他の項目が軒並み40から50ほどあるのに、ここだけ極端に低い。どうやら猫に好かれない性質らしい。
「何をするんですか。猫従力こそ探索において最重要項目です」
「いや、一旦冷静に考えよう。先に防御や攻撃力を伸ばして、効率よく数値を稼げるようにしてからでも遅くないはず。それなら猫従力に20ポイントくらい投じられるかもよ」
「…………」
長良さんは黙り込み、床を見つめながらブツブツと何かを言い始める。
本気で猫と仲良くなりたいらしい。
「……そう……ですね。伊吹くんの言う通りです。まずは他の能力を上げてから、段階的に猫従力へ振っていきましょう」
どうにか説得は成功したようだ。
長良さんは尚も何かをつぶやきながら、再び黒板の右側へ移動していった。
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