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第37話 肉質と部位破壊報酬
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「まさかダンジョンのお肉が食べられるとは思いませんでした」
「想像よりも美味しいよね」
「長良先輩の腕があってこそ、ですね」
長良さんによる税金や保険、各種届出等に関しての説明は、帰宅後ゆっくりと時間をかけて行われたのだが、当のマキマキさんは半分くらいしか分かっていない様子だった。
いきなりあんな話をされても理解できないのは分かる。自分が説明を受けた時は、半分どころか二割も怪しかった。
そして結局、長良さんは『これだけはやっておけ手順書』を作ることを決意。後日マキマキさんへ手渡されることに決まった。
「後は揚げるだけの状態にしたワニ肉がありますので、帰る時にお土産として持っていってください」
「本当ですか! ありがとうございます!」
あれから何度かワニ肉を食べているが、これがまた全然減らない。鶏肉をさらにあっさりとさせたような、非常に美味しいお肉なのだが、マテ買さんに取り分けられた量はかなり多く、毎日食べても、全体の半分すら減っていなかった。
食後のお茶を飲みながら、長良さんが言う。
「それで、まもなく始まる夏休みについてなんですが……」
おお、そんなものもあったな。
毎日が目まぐるしくて、夏休みがあることすら頭から抜け落ちていた。
「夏期講習には全て参加しない方向で考えています」
「え!? それだと大学が……」
「二人は、同じ大学を目指しているんですか?」
「あ、うん。一応だけど……」
夏期講習に参加しないと、自分のような凡人には、南駿大学には到底受かりそうにない。
しかし、長良さんの考えは違うようだ。
「伊吹くんの学力の伸びを見る限り、今後も同じような学習形態を維持することで、目的の大学には届きます」
「本当に!?」
今回の期末テストは、自分史上最も高成績だったが……。
「ただ、かの学部で一番重要とされる点は……」
「……ダンジョンでの実績か」
そう。南駿大学の特殊領域学科に入るには、ダンジョン探索での実績が重視される。
前人未到の階層まで辿り着くことや、誰も見たことのないアイテムの入手。未知なる物質の発見や、強大な魔物の討伐など、実績となる要素は数多く存在しているが、それを得るには運と実力が必要だ。
……もし水底のパラメーター編集部屋を公表すれば、実績としては申し分ないが、我々のアドバンテージが一気に消えてしまう。その辺りは長良さんも承知している筈だ。
「さっきの美味しいワニ料理は、実績にならないんですか?」
マキマキさんがそう質問してくる。
「もちろん、ダンジョンで得られた物質から食料を作り出すことは実績の一つでしょうけど、それだけでは少し弱いでしょうね……」
「となると、分かりやすく踏破記録更新とか? あのダンジョンって何階まで見つかってるの?」
「八宮ダンジョンは地下七階まで到達されていますね」
意外に浅いな。
「へー、そんなもんなんだ?」
「地下七階辺りが、日帰り探索の限界と言われていますからね。それ以上潜るとなると、ダンジョン内で泊まり込む必要が出てきます」
それを聞いてマキマキさんが目を輝かせた。
「わー! キャンプなんて小学生の頃以来ですよ!」
「いやいや、ダンジョン泊はそう楽しいものじゃないって聞くよ? そもそも日持ちする食料の用意が難しいし、夜にしか現れない魔物はどいつも強いからね」
地下一階の大イノシシがいい例だろう。夜にしか現れない魔物は総じて強力だ。
「静岡ダンジョンのように、国主導で探索が進められている場所以外では、泊まり込みをする冒険者が皆無ですからね。……我々の力だけでダンジョン泊が可能かどうか、地下一階あるいは地下二階あたりで試してみる必要がありそうです」
いざとなれば、入り口まで戻れる距離での野営訓練は悪くなさそうだ。
食料、警戒、照明、睡眠環境、そして排泄や緊急時の脱出ルート──
まずは課題の洗い出しからだな。
◻︎◻︎◻︎
──コーン! コーン! コーン!
「はい、次こっちー!」
「あいよー!」
森の中に、木槌の乾いた音と、男たちの威勢の良い声がこだまする。
今は地下一階の外れにある、岩壁の狭まった場所を使い、野営に必要なものを実地で探っている。
大島・中村ペアは、木の先端を尖らせたバリケードである逆茂木と木柵を組み合わせ、野営地をしっかりと囲っていた。
長良さんとマキマキさんは『ワニと魚の燻製』に挑戦中だ。
「この泥水は?」
「こんなのは流石に無理っすね」
「ふんふん……。匂い的には大丈夫そうなんだけどなあ……」
「やめといたほうが良いっすよ……」
一方で自分はというと、小野さんの聖魔法で汚れた水を浄化できないかを検証しているのだが、想像していた『清め』とは若干の差異があるようだ。
彼の魔法を受けた水は『聖水』となり、魔を祓うための効果が付与されるっぽいのだが、そこには水に含まれているゴミや砂を取り除く効果はなく、『嫌な匂いのしない、聖なる泥水』を作るに留まった。
「水筒の水から、変な匂いが消えるのは助かるけど……」
「今んところ、それくらいにしか使えないっすね……」
先日、長良さんが気にしていた、水筒の匂い移りを除去できたのはありがたい。
ただ、綺麗な水が手に入らなかった場合の保険にならないのは残念だ。
「立派な入り口なんて要らんよなー?」
「そんなのあったら魔物に入られるぞ」
木柵の隙間を確認する、二人の会話が聞こえてきた。
今回の野営シミュレーションで大きく株を上げた人物がいる。
それは木工スキルを持つ中村さんだ。
彼のスキルは木製品を作成するだけではなく、木柵や逆茂木などの『設置物』にも作用し、さらには燻製を作るための、ウッドチップの選定にまで及んだ。
これって、深層を目指すパーティには必須のスキルではなかろうか……。
「伊吹せんぱーい! 手が空いたらココに首を通してもらえませんかー?」
背後からマキマキさんの元気な声が聞こえてきた。
そんな彼女からの要請は、野営地の奥に設置された、拘束台の実験に付き合えというものだ。
手と首を前傾姿勢で固定するための穴が空いた、禍々しい見た目の拘束台は、拷問シーンではお馴染みのビジュアルをしている。
まだ作成されたばかりなので、血や吐瀉物で汚れてはおらず、真新しい木材の明るさが、かえって異様に見える。
「ぶったりしないでよ……?」
「だ、大丈夫です。スキルがどう働くのか確認するだけですので」
U字型に凹んだ部分に、首と手首を乗っけると、上からもう半分の板が降ろされ、完全に身動きが取れなくなった。
「……これ、野営のシミュレーションと同時に行う必要あった?」
「中村さんがせっかく作ってくださいましたし……あっ!」
「え? ちょっ、なに? どうしたの?」
身体が固定されているので、後ろにいるマキマキさんが何をしているのかは見えない。
不安になるから「あっ!」とか言わないで……。
「あ、いえ大丈夫です。縄で縛らなくても、この拘束台に固定するだけで、弱点が見れるようになったなあって」
「ああ、そういう仕様なんだ……」
彼女のスキルは、これまでは全身を縄で縛らないと発動しなかったが、今回は拘束台に固定しただけで弱点部位が分かるらしい。思わぬ新仕様だ。
「どこが弱点なのですか?」
長良さんの声が聞こえる……。
「ここと、ここは即死ですね」
「まあそれは、人であるなら当然ですね」
人の即死部位をまじまじと語られるのは落ち着かない。
「後ここが『くすぐりポイント』ですね」
「くすぐりポイント? ですか?」
「はい、多分ここをくすぐると、伊吹先輩は呼吸ができなくなります」
「なるほど、そういうのも分かってしまうんですね……。私はここを触られても、割と平気ですけどね」
なんだかとても落ち着かない!
洗いざらい正直に話すから、早くここから解放してほしい。
「あとは、この部位なんですけど……。ええっと、ちょっとこちらへ付いてきてください」
「分かりました」
……二人が遠ざかっていく音が聞こえる。
は!? 何? なんなの一体? 何が見えてるのか教えてよ!
◻︎◻︎◻︎◻︎◻︎
「想像よりも美味しいよね」
「長良先輩の腕があってこそ、ですね」
長良さんによる税金や保険、各種届出等に関しての説明は、帰宅後ゆっくりと時間をかけて行われたのだが、当のマキマキさんは半分くらいしか分かっていない様子だった。
いきなりあんな話をされても理解できないのは分かる。自分が説明を受けた時は、半分どころか二割も怪しかった。
そして結局、長良さんは『これだけはやっておけ手順書』を作ることを決意。後日マキマキさんへ手渡されることに決まった。
「後は揚げるだけの状態にしたワニ肉がありますので、帰る時にお土産として持っていってください」
「本当ですか! ありがとうございます!」
あれから何度かワニ肉を食べているが、これがまた全然減らない。鶏肉をさらにあっさりとさせたような、非常に美味しいお肉なのだが、マテ買さんに取り分けられた量はかなり多く、毎日食べても、全体の半分すら減っていなかった。
食後のお茶を飲みながら、長良さんが言う。
「それで、まもなく始まる夏休みについてなんですが……」
おお、そんなものもあったな。
毎日が目まぐるしくて、夏休みがあることすら頭から抜け落ちていた。
「夏期講習には全て参加しない方向で考えています」
「え!? それだと大学が……」
「二人は、同じ大学を目指しているんですか?」
「あ、うん。一応だけど……」
夏期講習に参加しないと、自分のような凡人には、南駿大学には到底受かりそうにない。
しかし、長良さんの考えは違うようだ。
「伊吹くんの学力の伸びを見る限り、今後も同じような学習形態を維持することで、目的の大学には届きます」
「本当に!?」
今回の期末テストは、自分史上最も高成績だったが……。
「ただ、かの学部で一番重要とされる点は……」
「……ダンジョンでの実績か」
そう。南駿大学の特殊領域学科に入るには、ダンジョン探索での実績が重視される。
前人未到の階層まで辿り着くことや、誰も見たことのないアイテムの入手。未知なる物質の発見や、強大な魔物の討伐など、実績となる要素は数多く存在しているが、それを得るには運と実力が必要だ。
……もし水底のパラメーター編集部屋を公表すれば、実績としては申し分ないが、我々のアドバンテージが一気に消えてしまう。その辺りは長良さんも承知している筈だ。
「さっきの美味しいワニ料理は、実績にならないんですか?」
マキマキさんがそう質問してくる。
「もちろん、ダンジョンで得られた物質から食料を作り出すことは実績の一つでしょうけど、それだけでは少し弱いでしょうね……」
「となると、分かりやすく踏破記録更新とか? あのダンジョンって何階まで見つかってるの?」
「八宮ダンジョンは地下七階まで到達されていますね」
意外に浅いな。
「へー、そんなもんなんだ?」
「地下七階辺りが、日帰り探索の限界と言われていますからね。それ以上潜るとなると、ダンジョン内で泊まり込む必要が出てきます」
それを聞いてマキマキさんが目を輝かせた。
「わー! キャンプなんて小学生の頃以来ですよ!」
「いやいや、ダンジョン泊はそう楽しいものじゃないって聞くよ? そもそも日持ちする食料の用意が難しいし、夜にしか現れない魔物はどいつも強いからね」
地下一階の大イノシシがいい例だろう。夜にしか現れない魔物は総じて強力だ。
「静岡ダンジョンのように、国主導で探索が進められている場所以外では、泊まり込みをする冒険者が皆無ですからね。……我々の力だけでダンジョン泊が可能かどうか、地下一階あるいは地下二階あたりで試してみる必要がありそうです」
いざとなれば、入り口まで戻れる距離での野営訓練は悪くなさそうだ。
食料、警戒、照明、睡眠環境、そして排泄や緊急時の脱出ルート──
まずは課題の洗い出しからだな。
◻︎◻︎◻︎
──コーン! コーン! コーン!
「はい、次こっちー!」
「あいよー!」
森の中に、木槌の乾いた音と、男たちの威勢の良い声がこだまする。
今は地下一階の外れにある、岩壁の狭まった場所を使い、野営に必要なものを実地で探っている。
大島・中村ペアは、木の先端を尖らせたバリケードである逆茂木と木柵を組み合わせ、野営地をしっかりと囲っていた。
長良さんとマキマキさんは『ワニと魚の燻製』に挑戦中だ。
「この泥水は?」
「こんなのは流石に無理っすね」
「ふんふん……。匂い的には大丈夫そうなんだけどなあ……」
「やめといたほうが良いっすよ……」
一方で自分はというと、小野さんの聖魔法で汚れた水を浄化できないかを検証しているのだが、想像していた『清め』とは若干の差異があるようだ。
彼の魔法を受けた水は『聖水』となり、魔を祓うための効果が付与されるっぽいのだが、そこには水に含まれているゴミや砂を取り除く効果はなく、『嫌な匂いのしない、聖なる泥水』を作るに留まった。
「水筒の水から、変な匂いが消えるのは助かるけど……」
「今んところ、それくらいにしか使えないっすね……」
先日、長良さんが気にしていた、水筒の匂い移りを除去できたのはありがたい。
ただ、綺麗な水が手に入らなかった場合の保険にならないのは残念だ。
「立派な入り口なんて要らんよなー?」
「そんなのあったら魔物に入られるぞ」
木柵の隙間を確認する、二人の会話が聞こえてきた。
今回の野営シミュレーションで大きく株を上げた人物がいる。
それは木工スキルを持つ中村さんだ。
彼のスキルは木製品を作成するだけではなく、木柵や逆茂木などの『設置物』にも作用し、さらには燻製を作るための、ウッドチップの選定にまで及んだ。
これって、深層を目指すパーティには必須のスキルではなかろうか……。
「伊吹せんぱーい! 手が空いたらココに首を通してもらえませんかー?」
背後からマキマキさんの元気な声が聞こえてきた。
そんな彼女からの要請は、野営地の奥に設置された、拘束台の実験に付き合えというものだ。
手と首を前傾姿勢で固定するための穴が空いた、禍々しい見た目の拘束台は、拷問シーンではお馴染みのビジュアルをしている。
まだ作成されたばかりなので、血や吐瀉物で汚れてはおらず、真新しい木材の明るさが、かえって異様に見える。
「ぶったりしないでよ……?」
「だ、大丈夫です。スキルがどう働くのか確認するだけですので」
U字型に凹んだ部分に、首と手首を乗っけると、上からもう半分の板が降ろされ、完全に身動きが取れなくなった。
「……これ、野営のシミュレーションと同時に行う必要あった?」
「中村さんがせっかく作ってくださいましたし……あっ!」
「え? ちょっ、なに? どうしたの?」
身体が固定されているので、後ろにいるマキマキさんが何をしているのかは見えない。
不安になるから「あっ!」とか言わないで……。
「あ、いえ大丈夫です。縄で縛らなくても、この拘束台に固定するだけで、弱点が見れるようになったなあって」
「ああ、そういう仕様なんだ……」
彼女のスキルは、これまでは全身を縄で縛らないと発動しなかったが、今回は拘束台に固定しただけで弱点部位が分かるらしい。思わぬ新仕様だ。
「どこが弱点なのですか?」
長良さんの声が聞こえる……。
「ここと、ここは即死ですね」
「まあそれは、人であるなら当然ですね」
人の即死部位をまじまじと語られるのは落ち着かない。
「後ここが『くすぐりポイント』ですね」
「くすぐりポイント? ですか?」
「はい、多分ここをくすぐると、伊吹先輩は呼吸ができなくなります」
「なるほど、そういうのも分かってしまうんですね……。私はここを触られても、割と平気ですけどね」
なんだかとても落ち着かない!
洗いざらい正直に話すから、早くここから解放してほしい。
「あとは、この部位なんですけど……。ええっと、ちょっとこちらへ付いてきてください」
「分かりました」
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