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1章 始まりの街
0話 異変
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はぁー眠い。
昼飯後のデスクワークは眠気との戦いだ。
俺の名は宮川 秋
入社5年目で与えられる責任も増えて、仕事量も倍増。
慢性的な寝不足で常に眠たい……
だが今日の睡魔は格段手強そうだ。
ほんと会社に隕石でも落ちないかなぁ
でも実際隕石が落ちれば、会社は倒産、俺は職を亡くし、貧乏生活……やっぱ隕石はダメだな
うん、やっぱ宝くじだな
宝くじで5億を当てよう!
眠気がピークに達し、意味の分からない事を考えてしまう
もう無理……寝てしまう
俺が眠りにつく瞬間、辺りに電子音が鳴り響いた。
はっ!目が覚めた。スマホのアラームか?
"ピリリリリリリ"
鳴り続ける電子音、他の社員達もざわついている。
何故なら音の所在がわからないからだ。
"裏世界と表世界の境界が失われます"
なんだ、抑揚のない声が頭に直接流れた。
俺の頭にSiriが入り込んだのか?
周りの反応を見るに俺以外にも聴こえているみたいだ。
オフィス全体が騒然とし出す。
中にはPCで検索し始める人も。
俺もPCで調べてみようと思った瞬間、電源が落ちた。
加えて部屋の電気も消えている。
おそらくブレーカーが落ちたのだろう。
だが、タイミングが良すぎないか?
現在のテクノロジーでは考えられない現象。
俺だけなら眠さによる幻覚で済むが、いや済まないか
と考えていたら、地面が揺れた。
今度は地震か!?
しかも、徐々に揺れが大きくなっている。
ヤバイ、立ってられない。
俺は何とか転がるように机の下に入る。
揺れにより机本体が揺れ動き、俺の身体を強く打ち付ける。
俺は頭を抱えて、亀のように丸まりおさまるのを待つ。
激しい轟音、悲鳴、衝撃、これほどに死を身近に感じた事など今まで無かっただろう
俺は身体に加わる痛み、衝撃に耐え続けた。
*****
「はっ!?」
目が覚めた。
どうやら俺は気絶していたらしい。
どれぐらい経ったのだろうか?
同じ体勢を取りすぎたせいか身体が固まって動けない
それよりも全身が痛すぎる、あまりの衝撃で気を失ったのか?
俺は身体に鞭を打ちながら、机の下から出る。
「なんだ…これは……?」
2階建てだったはずなのに空が見える。
辺りは瓦礫が散らばっており、通い慣れた建物が今では見る影もない。
「うっ!!」
見てしまった。
瓦礫の隙間や辺りに目を向けると人の手らしきものがはみ出ている。辺りを注意深く見てみると机ごと瓦礫に潰されて死んでる人など、まさに地獄だ。
中には見知った顔の社員がいる。
苦しい、冷や汗が止まらない、辛すぎる。
でも、俺の脳は冷静に現在の状況を知る必要があると言ってくる。
まずは他に生存者がいないかを探す事に
声かけをしながら歩き回る
しかし、声は一向に帰ってこない。
俺はふと腕につけている時計に目を向けた。
"時刻は13時30分"
そんなに経っていなかったのか?
ーーいや、待て!思い出せ
お昼休憩明けが13時、そこから1時間ほどは仕事を進めたはずだ。
背筋が凍る。俺はどうやら丸一日気を失っていたようだ。
そうであれば生存者がいない状況も納得できる。
ならば、ここにいてもしょうがない。
俺は移動しようと、何か引っかかった。
それは社員の死体だった。
しかし、腹部が大きく抉れている。
まるで何者かに齧られたかのように
「悪い予感がするな……あの脳内に響いた謎の声が原因なのか?」
一体何が起きているんだろうか
通常であれば、もう少しサイレン音や人の声が聞こえてきてもおかしくないはずだ。
明らかに静かすぎる。
スマホは壊れているし、俺が気を失っていたのは本当に1日なのか?
いや、考えても仕方がない
俺は頭を支配する不安を吹き飛ばして、まずは自宅に向かうことにした。
昼飯後のデスクワークは眠気との戦いだ。
俺の名は宮川 秋
入社5年目で与えられる責任も増えて、仕事量も倍増。
慢性的な寝不足で常に眠たい……
だが今日の睡魔は格段手強そうだ。
ほんと会社に隕石でも落ちないかなぁ
でも実際隕石が落ちれば、会社は倒産、俺は職を亡くし、貧乏生活……やっぱ隕石はダメだな
うん、やっぱ宝くじだな
宝くじで5億を当てよう!
眠気がピークに達し、意味の分からない事を考えてしまう
もう無理……寝てしまう
俺が眠りにつく瞬間、辺りに電子音が鳴り響いた。
はっ!目が覚めた。スマホのアラームか?
"ピリリリリリリ"
鳴り続ける電子音、他の社員達もざわついている。
何故なら音の所在がわからないからだ。
"裏世界と表世界の境界が失われます"
なんだ、抑揚のない声が頭に直接流れた。
俺の頭にSiriが入り込んだのか?
周りの反応を見るに俺以外にも聴こえているみたいだ。
オフィス全体が騒然とし出す。
中にはPCで検索し始める人も。
俺もPCで調べてみようと思った瞬間、電源が落ちた。
加えて部屋の電気も消えている。
おそらくブレーカーが落ちたのだろう。
だが、タイミングが良すぎないか?
現在のテクノロジーでは考えられない現象。
俺だけなら眠さによる幻覚で済むが、いや済まないか
と考えていたら、地面が揺れた。
今度は地震か!?
しかも、徐々に揺れが大きくなっている。
ヤバイ、立ってられない。
俺は何とか転がるように机の下に入る。
揺れにより机本体が揺れ動き、俺の身体を強く打ち付ける。
俺は頭を抱えて、亀のように丸まりおさまるのを待つ。
激しい轟音、悲鳴、衝撃、これほどに死を身近に感じた事など今まで無かっただろう
俺は身体に加わる痛み、衝撃に耐え続けた。
*****
「はっ!?」
目が覚めた。
どうやら俺は気絶していたらしい。
どれぐらい経ったのだろうか?
同じ体勢を取りすぎたせいか身体が固まって動けない
それよりも全身が痛すぎる、あまりの衝撃で気を失ったのか?
俺は身体に鞭を打ちながら、机の下から出る。
「なんだ…これは……?」
2階建てだったはずなのに空が見える。
辺りは瓦礫が散らばっており、通い慣れた建物が今では見る影もない。
「うっ!!」
見てしまった。
瓦礫の隙間や辺りに目を向けると人の手らしきものがはみ出ている。辺りを注意深く見てみると机ごと瓦礫に潰されて死んでる人など、まさに地獄だ。
中には見知った顔の社員がいる。
苦しい、冷や汗が止まらない、辛すぎる。
でも、俺の脳は冷静に現在の状況を知る必要があると言ってくる。
まずは他に生存者がいないかを探す事に
声かけをしながら歩き回る
しかし、声は一向に帰ってこない。
俺はふと腕につけている時計に目を向けた。
"時刻は13時30分"
そんなに経っていなかったのか?
ーーいや、待て!思い出せ
お昼休憩明けが13時、そこから1時間ほどは仕事を進めたはずだ。
背筋が凍る。俺はどうやら丸一日気を失っていたようだ。
そうであれば生存者がいない状況も納得できる。
ならば、ここにいてもしょうがない。
俺は移動しようと、何か引っかかった。
それは社員の死体だった。
しかし、腹部が大きく抉れている。
まるで何者かに齧られたかのように
「悪い予感がするな……あの脳内に響いた謎の声が原因なのか?」
一体何が起きているんだろうか
通常であれば、もう少しサイレン音や人の声が聞こえてきてもおかしくないはずだ。
明らかに静かすぎる。
スマホは壊れているし、俺が気を失っていたのは本当に1日なのか?
いや、考えても仕方がない
俺は頭を支配する不安を吹き飛ばして、まずは自宅に向かうことにした。
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