おっさん寮母爆誕!〜鬼の騎士団長からお茶目で可愛い寮母になります!〜

丸井まー(旧:まー)

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15:冬の足音※

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 ルーカスは右足の痛みで目が覚めた。失くした筈の右足が痛む。また幻肢痛だろう。
 壁の時計を見れば、起床時間までまだ少しある。睡眠薬を飲むのもどうかと思うので、諦めて起きるしかない。
 ルーカスはのろのろと起き上がり、痛みにうっすら脂汗をかきながら気合でベッドから下りて痛み止めの薬を飲んだ。

 朝晩がぐっと冷え込み始め、冬の足音が聞こえ始めた。冷えるとどうにも金属製の義足の付け根や失くなった右足が痛む。ルーカスは小さく溜め息を吐いて、少しでも痛みを和らげようと義足の付け根あたりをやんわりと擦った。

 いつもの起床時間になると、着替えてから部屋に備え付けの簡易な洗面台で顔を洗って髭を剃る。熱いシャワーを浴びられたらいいのだが、寮母の部屋にはシャワー室がないので諦めるしかない。トイレは部屋から近いので、そこは助かっている。
 トイレに寄ってから寮の放送室へと向かう。今朝も優しく騎士達を起こすと、ルーカスはいつもの仕事をしに厨房へと向かった。

 騎士達の鍛錬の時間が終わり、ルーカスがぞろぞろとやって来た騎士達に朝食を渡していると、魔物出没の寮内放送が響き渡った。
 慌てて食堂から出ていく騎士達を見送り、テーブルの上に置きっぱなしの食べかけの朝食をとりあえず下げる。
 魔物討伐がいつ頃終わるか分からないので、料理人達はそのまま待機だ。いつでも疲れた騎士達を出迎えられるようにしておく。

 ルーカスは手早く朝食を食べると、下働き達と一緒に洗濯場へ行き、洗濯物を魔導洗濯機に突っ込んだ。食堂の掃除をして、乾燥まで終わった洗濯物を畳んで籠に入れていく。
 夕方までいつもの仕事をこなしても、騎士達はまだ戻らない。ルーカスは食堂の椅子を並べて、仮眠をとることにした。
 いつ騎士達が帰ってきてもいいように、すぐに動けるようにしておきたい。

 命懸けの魔物討伐へ出撃する者達を見送るだけの生活にはまだ完全に慣れない。何故、そこに自分も行けないのかと歯がゆく思う。
 レオが隣にいればどんな魔物がきても大丈夫だった。ルーカスは戦うことでしか、自分の存在に価値を見いだせなかった。

 寮母となり、レオや若い騎士達と触れ合ったことで、ここに居てもいいのだと思えるようになってはきたが、やはりどうしても共に戦いたいという思いが捨てきれない。
 右足が鈍く痛む。ルーカスは下唇を強く噛み、ぎゅっと目を閉じた。

 騎士達が帰ってきたのは翌日の昼過ぎだった。事前に魔物討伐完了の知らせがきていたので、疲れた様子の騎士達にせっせと大盛りの昼食を渡していく。
 最後にレオが来た。流石と言うべきか、レオだけは疲れを顔に出していない。いつもの穏やかで優しい顔をしている。


「お疲れ。怪我は」

「俺は無傷です。今回は重傷者も出ませんでした」

「そうか。なによりだ。しっかり食ってしっかり寝ろ」

「はい」


 レオが嬉しそうに微笑んだ。レオにお盆を手渡す時に、ちょっとだけ手が触れた。レオの手の温かさに、何故か胸の奥がむずっとする。
 一体今のはなんなのだ? と内心首を傾げながら、ルーカスは食べ終わった者達からお盆を受け取り始めた。

 一日の仕事が終わると、ルーカスは誰もいない共用風呂に入ってから部屋に引き上げた。今日は『お悩み相談室』は休みだ。騎士達も疲れていて、それどころではないだろう。しっかりと休ませてやりたい。夜の優しく眠りに促す放送もなしだ。既に寝ている者がいるだろうから。

 ルーカスがベッドに腰掛け、鈍く痛む義足の付け根を擦っていると、部屋のドアが静かにノックされた。
 立ち上がりドアを開けば、何故か枕を持ったレオがいた。無言でドアを閉めようとすると、がっとレオがドアを掴んだ。無言で力比べをしていたが、ドアからちょっとヤバそうな音がしたので、ルーカスは渋々ドアから手を離した。


「なんの用だ」

「湯たんぽになりにきました」

「帰れー。糞して寝ろ」

「ここ数日冷えてきましたからね。何もしませんから一緒に寝ましょう」

「枕が臭いから嫌」

「臭くないですよ!? 匂いには気をつけてます! ていうか! ルーカス様も似たような感じですからね!?」

「俺の枕はまだ臭くない! 多分!」

「まぁ、お互い加齢臭香るお年頃になっちゃったんで諦めましょう」

「俺はまだ臭くないからな?」

「ルーカス様の匂い大好きなので問題ないですね」

「おい? ほんとに加齢臭始まってるのか? 俺」

「……ははっ。俺は好きですよ?」

「……地味にショック……」

「ささっ。俺は温かいですよ。湯たんぽに最適です。早く寝ましょう」

「それなら普通に湯たんぽを用意する」

「湯たんぽは足元しか温かくならないじゃないですか。俺なら全身ぬくぬくですよ」

「……妥協してやるが、何もするなよ」

「はい。一緒に寝たいだけです」


 ルーカスは渋々レオを部屋に入れ、ベッドに向かった。ルーカスがベッドに横になると、すかさずレオが自分の枕をルーカスの枕の隣に置いて、ルーカスの真横に寝転がった。レオがしっかりと二人の身体に布団をかけ、間近でふわっと笑った。


「おやすみなさいませ。ルーカス様」

「……おやすみ」


 レオがやんわりとルーカスの身体を抱きしめて、目を閉じた。すぐに規則正しい寝息が聞こえてくる。
 ルーカスはレオをジト目で見た。本当に寝やがった。どうせなら手を出してくればいいのに。
 ここ暫く禁欲生活をしていた。レオの匂いや熱を忘れるためだ。それなのに、押しかけ湯たんぽしに来やがった。服越しに伝わるレオの体温が心地いいと同時に、めちゃくちゃムラムラする。レオは出撃後で疲れている。寝かせてやりたいのだが、本当にものすごーくムラムラする。

 ルーカスはふと思いついた。レオが寝ている間にしれっとヤッてしまえばいいのではないかと。レオの体温のせいで、冷静な思考回路がぶっ飛んでいった。アナルにレオのペニスを咥え込み、気持ちよくなることしか頭にない。

 ルーカスはもぞもぞと布団の中に潜り、暗い中、レオの股間をやんわりと撫で、寝間着のズボンとパンツをずらした。
 来る前にシャワーを浴びてきたのだろう。レオの萎えたペニスの匂いを嗅いでも、微かに石鹸の匂いがするだけだった。

 まだ柔らかいレオのペニスに舌を這わせていく。竿を丁寧に優しく舐め回し、しっかり皮が剥けている亀頭を舌で円を描くように舐めれば、レオのペニスがむくむくと大きく硬くなった。
 亀頭を舐めれば、うっすら先走りの味がする。レオの雄の匂いに腹の奥がきゅんきゅんする。これが今すぐに欲しい。

 ルーカスはもぞもぞと静かにベッドから抜け出し、ベッド下の箱を取り出して、浄化剤とローションのボトルを取り出した。
 その場でズボンとパンツをまとめて脱ぎ捨て、浄化剤を自分のアナルに入れる。ローションをたっぷり手に垂らして、アナルに濡れつけてから、静かに布団の中に戻り、熱いレオのペニスの竿に舌を這わせながら、自分の期待でひくつくアナルに指を挿れていく。

 妙に興奮する。レオの雄臭いペニスの匂いを嗅いで、ルーカスは熱い溜め息を吐いた。自分の指をアナルで締めつけながら、性急にアナルを解していく。
 布団の中にいたのでは、息苦しいし、挿れにくい。

 ルーカスはがばっと布団を剥ぐと、横を向いているレオの身体を仰向けにした。
 左手に持ったままだったローションのボトルからローションをまたたっぷり手に垂らし、ぬこぬこと勃起しているレオのペニスにローションを塗りつけ、レオの股間を跨いだ。
 レオを見れば、まだぐっすり眠っている。実に好都合だ。このまま終わるまで寝ているといい。

 ルーカスはレオの熱いペニスを片手で掴むと、自分のひくひくしているアナルに硬いペニスの先っぽを押しつけ、ゆっくりと腰を下ろしていった。 
 解し方が足りないアナルが鈍く痛むが、そんなことどうでもいい。メリメリとアナルを押し拡げるように入ってくるレオのペニスの感触が堪らなく気持ちがいい。じわじわと腹の中がみっちり満たされていく感覚に、ルーカスはぶるっと身体を震わせ、熱い息を吐いた。


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