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58:新しい家族
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リディオを養子にする話はトントン拍子に進み、無事に結婚式の予約もできた。
年明け10日後に結婚式を挙げることになり、年明けまでにやらなくてはいけないことがどっと増えた。
カールは風呂上がりに、セガールと一緒に、居間のテーブルで結婚式の招待状を書いていた。如何せん、仕事関係の招待客が多いので、セガールと手分けして毎晩コツコツ書いている。シェリーはリールを招待したいとのことで、リールにだけ結婚式の招待状を書いた。
リディオを家に迎える準備も殆ど終わり、あとは数日後の休みの日にリディオを迎えに行くだけである。
今年の年越しは、去年よりも賑やかになりそうで、今から楽しみだ。
セガールがかけていた眼鏡を外し、目頭を押さえながら、ふぅと息を吐いた。セガールの老眼鏡は、とてもセガールに似合っている。普段は老眼鏡を着けているところをそんなに見ないので、カールのここ数日の密かな楽しみになっている。
「仕事関係の招待客がどうにも多いな」
「お互い現役ですしねー。お姉さん達には、もう書いたんですか?」
「あぁ。あと幼馴染の分も書いた。友人優先で書いているが、世話になった上官や部下達の分が多い。あ、そうだ。カール」
「なんです?」
「リディオを迎えたら、次の休みにお前の実家に挨拶に行こう」
「げっ!?マジですか!」
「あぁ。結婚の挨拶をしなくては。俺の姉は少々遠方に嫁いだから、会うのは結婚式の時だな。甥っ子達に会うのは多分俺の結婚式以来だ」
「えーー。親父達に会いに行くんですかぁ?間違いなく喧嘩になる自信しかないんですけど」
「どんだけ仲が悪いんだ」
「クソ親父とはガキの頃から相性が悪いんですよ。お袋と兄貴と妹とも、もう10年は会ってないですし」
「手紙のやり取りもしてないのか」
「全く」
「ねぇ。カール。なんで、そんなに家族と仲が悪いの?」
「えー。元々、親父そっくりの兄貴とは相性悪くてー。妹とは普通に仲良かったけど、海軍に入ってからは一回しか実家に帰ってないから会ってないってだけかな。海軍に入るのをめちゃくちゃ反対されてたんだけど、しれっと試験受けて、しれっと合格して、殆ど家出というか、夜逃げ?みたいな感じで実家を出たんだよ」
「いい機会だ。この際だから、少しでも和解しておけ。親はいつまでもいないぞ」
「そうなんですけどー」
カールは渋い顔をして、小さな溜め息を吐いた。カールの父親は根っからの商売人で金勘定が大好きな短気親父である。自分が気に入らないことがあると、すぐに手を出すし、怒鳴るし、子供の頃からあんまり好きじゃなかった。母親は普通に好きだったが、勝手に海軍に入隊した時から会っていないし、めちゃくちゃ泣かれたので、気まずくて会いに行きにくい。結局、10年以上実家に帰っていない。
セガールと結婚するのなら、そりゃあ報告くらいはした方がいいのだろうが、正直色々面倒くさい。とはいえ、セガールがカールの実家に挨拶に行きたいと言うのなら、連れて行くしかないだろう。子供達の前で殴り合いにならないといいなぁと思いながら、カールは招待状の続きを書き始めた。
------
いよいよリディオを迎える日がやって来た。必要書類の準備は万全だし、リディオを孤児院に迎えに行って、その足で役所に書類を提出する。ついでに婚姻届も一緒に提出しておく。通常、結婚式の後に婚姻届を提出するものだが、男同士の結婚の場合、養子縁組をしなくてはいけないので、養子を迎えると同時に婚姻届を提出するものらしい。
結婚式が終わった翌週には、カールは約半年の航海に出るので、結婚式が終わってからだと、どうしてもバタバタになる。リディオを迎えるのも、書類の提出も、早めに済ませようということになった。
3人で家を出て、シェリーを真ん中に手を繋いで丘を下りて街に向かう。今日は新しい家族を迎え、書類上の正式な家族になる大事な日なので、3人ともピシッとした準礼装を着ている。結婚式の時は、カール達は軍服の礼装で、シェリー用のドレスは淡い水色の可愛らしいものを注文済みである。リディオの礼装は、リディオの服や靴などを買いに行く時に、ついでに注文する予定だ。
カールはドキドキしながら、シェリーの手を握っていた。いよいよ、セガールとシェリーとちゃんとした正式な家族になれる。新たにリディオという息子もできる。自分だけの家族が、漸くできた。
結婚式はまだだが、これで名実共にセガール達と家族になれると思うと、嬉しくて堪らなくなる。
シェリーがカールを見上げて、不思議そうな顔をして、口を開いた。
「カール。もしかして緊張してる?」
「うん。まぁ。え?そんなに分かりやすい?俺」
「手汗やべぇわよ」
「マジか。ごめん」
「別にいいけど。カールはとっくに私達の家族だし、それが書類上も家族になるってだけじゃない。まぁ、新しい家族も増えるけど」
「やー。それが嬉しくて、なんか緊張しちゃうんだよねー」
「ふーん。ちなみに、パパも手汗やべぇわよ」
「あっ!シェリー!そこは教えないでくれ」
「2人とも緊張し過ぎよ」
「あ、セガールさんも緊張してるんですね。よかったー。俺だけじゃなくて」
「……まぁ。そりゃあ、正式な家族になる訳だし。息子もできるし。多少は緊張もする」
「紙を何枚か出して、リディオと一緒に帰るだけじゃない」
「まぁ、そうなんだが」
「大丈夫よ。だって私達家族だもん」
シェリーの自信満々な言葉に、ストンと肩の力が抜けた。セガールを見れば、セガールもなんだか少し緊張が解れた顔をしている。確かにシェリーの言うとおりである。家族だから、なんでも上手くいく訳ではない。逆に、家族だからこそ上手くいかない場合も多いだろう。でも、この家族なら、きっとこの先も、何かあってもちゃんと話し合える気がする。
カールは小さく笑って、シェリーと繋いだ手をゆるく振った。
孤児院に到着すると、院長と一緒に待っていたリディオをカールが抱っこして、院長に挨拶をしてから孤児院を出た。孤児院の子供達とは、もうお別れを済ませているらしい。
カールはまだ軽くて柔らかいリディオを抱っこして、笑いかけた。
「俺のことはお父さんでよろしく。セガールさんのことはパパって呼んでやってね」
「うん。僕はリディーがいい」
「うん。改めて、よろしく。リディー」
カールはぷくぷくのリディオの頬にキスをして、改めての挨拶をしてリディオの頬にキスをしたセガールと目を合わせて笑った。
孤児院から役所へと向かい、必要な書類を全て提出する。書類に不備はなく、ちゃんと受理された。
これで、カールもリディオも正式にセガール父娘の家族になった。
カールは嬉しくて笑いながら、リディオを肩車してやった。
これから、まずは皆の家に帰る。昼食はリディオの歓迎パーティーということで、ご馳走を色々用意してある。カールもセガールも、明日も休みを取っているので、リディオの服などは明日4人で買いに行く予定である。
街を抜け、丘を上がって、4人で我が家へと帰った。リディオは肩車が楽しかったようで、ご機嫌である。
シェリーがリディオの手を握って、早速家の中を案内している間に、カールはセガールと一緒に歓迎パーティーの準備をする。
台所で、朝早くに起きて作っておいた料理を温めながら、カールはセガールのすぐ隣に立ち、こてんとセガールの肩に頭を預けた。
「本当に家族になっちゃいましたね」
「あぁ。カール」
「はい」
「改めて、よろしく」
「はい!こちらこそ!」
カールは、嬉しそうなセガールと顔を見合わせて、ヘラッとゆるく笑うと、セガールの腰に手を回し、セガールの唇に触れるだけのキスをした。
年明け10日後に結婚式を挙げることになり、年明けまでにやらなくてはいけないことがどっと増えた。
カールは風呂上がりに、セガールと一緒に、居間のテーブルで結婚式の招待状を書いていた。如何せん、仕事関係の招待客が多いので、セガールと手分けして毎晩コツコツ書いている。シェリーはリールを招待したいとのことで、リールにだけ結婚式の招待状を書いた。
リディオを家に迎える準備も殆ど終わり、あとは数日後の休みの日にリディオを迎えに行くだけである。
今年の年越しは、去年よりも賑やかになりそうで、今から楽しみだ。
セガールがかけていた眼鏡を外し、目頭を押さえながら、ふぅと息を吐いた。セガールの老眼鏡は、とてもセガールに似合っている。普段は老眼鏡を着けているところをそんなに見ないので、カールのここ数日の密かな楽しみになっている。
「仕事関係の招待客がどうにも多いな」
「お互い現役ですしねー。お姉さん達には、もう書いたんですか?」
「あぁ。あと幼馴染の分も書いた。友人優先で書いているが、世話になった上官や部下達の分が多い。あ、そうだ。カール」
「なんです?」
「リディオを迎えたら、次の休みにお前の実家に挨拶に行こう」
「げっ!?マジですか!」
「あぁ。結婚の挨拶をしなくては。俺の姉は少々遠方に嫁いだから、会うのは結婚式の時だな。甥っ子達に会うのは多分俺の結婚式以来だ」
「えーー。親父達に会いに行くんですかぁ?間違いなく喧嘩になる自信しかないんですけど」
「どんだけ仲が悪いんだ」
「クソ親父とはガキの頃から相性が悪いんですよ。お袋と兄貴と妹とも、もう10年は会ってないですし」
「手紙のやり取りもしてないのか」
「全く」
「ねぇ。カール。なんで、そんなに家族と仲が悪いの?」
「えー。元々、親父そっくりの兄貴とは相性悪くてー。妹とは普通に仲良かったけど、海軍に入ってからは一回しか実家に帰ってないから会ってないってだけかな。海軍に入るのをめちゃくちゃ反対されてたんだけど、しれっと試験受けて、しれっと合格して、殆ど家出というか、夜逃げ?みたいな感じで実家を出たんだよ」
「いい機会だ。この際だから、少しでも和解しておけ。親はいつまでもいないぞ」
「そうなんですけどー」
カールは渋い顔をして、小さな溜め息を吐いた。カールの父親は根っからの商売人で金勘定が大好きな短気親父である。自分が気に入らないことがあると、すぐに手を出すし、怒鳴るし、子供の頃からあんまり好きじゃなかった。母親は普通に好きだったが、勝手に海軍に入隊した時から会っていないし、めちゃくちゃ泣かれたので、気まずくて会いに行きにくい。結局、10年以上実家に帰っていない。
セガールと結婚するのなら、そりゃあ報告くらいはした方がいいのだろうが、正直色々面倒くさい。とはいえ、セガールがカールの実家に挨拶に行きたいと言うのなら、連れて行くしかないだろう。子供達の前で殴り合いにならないといいなぁと思いながら、カールは招待状の続きを書き始めた。
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いよいよリディオを迎える日がやって来た。必要書類の準備は万全だし、リディオを孤児院に迎えに行って、その足で役所に書類を提出する。ついでに婚姻届も一緒に提出しておく。通常、結婚式の後に婚姻届を提出するものだが、男同士の結婚の場合、養子縁組をしなくてはいけないので、養子を迎えると同時に婚姻届を提出するものらしい。
結婚式が終わった翌週には、カールは約半年の航海に出るので、結婚式が終わってからだと、どうしてもバタバタになる。リディオを迎えるのも、書類の提出も、早めに済ませようということになった。
3人で家を出て、シェリーを真ん中に手を繋いで丘を下りて街に向かう。今日は新しい家族を迎え、書類上の正式な家族になる大事な日なので、3人ともピシッとした準礼装を着ている。結婚式の時は、カール達は軍服の礼装で、シェリー用のドレスは淡い水色の可愛らしいものを注文済みである。リディオの礼装は、リディオの服や靴などを買いに行く時に、ついでに注文する予定だ。
カールはドキドキしながら、シェリーの手を握っていた。いよいよ、セガールとシェリーとちゃんとした正式な家族になれる。新たにリディオという息子もできる。自分だけの家族が、漸くできた。
結婚式はまだだが、これで名実共にセガール達と家族になれると思うと、嬉しくて堪らなくなる。
シェリーがカールを見上げて、不思議そうな顔をして、口を開いた。
「カール。もしかして緊張してる?」
「うん。まぁ。え?そんなに分かりやすい?俺」
「手汗やべぇわよ」
「マジか。ごめん」
「別にいいけど。カールはとっくに私達の家族だし、それが書類上も家族になるってだけじゃない。まぁ、新しい家族も増えるけど」
「やー。それが嬉しくて、なんか緊張しちゃうんだよねー」
「ふーん。ちなみに、パパも手汗やべぇわよ」
「あっ!シェリー!そこは教えないでくれ」
「2人とも緊張し過ぎよ」
「あ、セガールさんも緊張してるんですね。よかったー。俺だけじゃなくて」
「……まぁ。そりゃあ、正式な家族になる訳だし。息子もできるし。多少は緊張もする」
「紙を何枚か出して、リディオと一緒に帰るだけじゃない」
「まぁ、そうなんだが」
「大丈夫よ。だって私達家族だもん」
シェリーの自信満々な言葉に、ストンと肩の力が抜けた。セガールを見れば、セガールもなんだか少し緊張が解れた顔をしている。確かにシェリーの言うとおりである。家族だから、なんでも上手くいく訳ではない。逆に、家族だからこそ上手くいかない場合も多いだろう。でも、この家族なら、きっとこの先も、何かあってもちゃんと話し合える気がする。
カールは小さく笑って、シェリーと繋いだ手をゆるく振った。
孤児院に到着すると、院長と一緒に待っていたリディオをカールが抱っこして、院長に挨拶をしてから孤児院を出た。孤児院の子供達とは、もうお別れを済ませているらしい。
カールはまだ軽くて柔らかいリディオを抱っこして、笑いかけた。
「俺のことはお父さんでよろしく。セガールさんのことはパパって呼んでやってね」
「うん。僕はリディーがいい」
「うん。改めて、よろしく。リディー」
カールはぷくぷくのリディオの頬にキスをして、改めての挨拶をしてリディオの頬にキスをしたセガールと目を合わせて笑った。
孤児院から役所へと向かい、必要な書類を全て提出する。書類に不備はなく、ちゃんと受理された。
これで、カールもリディオも正式にセガール父娘の家族になった。
カールは嬉しくて笑いながら、リディオを肩車してやった。
これから、まずは皆の家に帰る。昼食はリディオの歓迎パーティーということで、ご馳走を色々用意してある。カールもセガールも、明日も休みを取っているので、リディオの服などは明日4人で買いに行く予定である。
街を抜け、丘を上がって、4人で我が家へと帰った。リディオは肩車が楽しかったようで、ご機嫌である。
シェリーがリディオの手を握って、早速家の中を案内している間に、カールはセガールと一緒に歓迎パーティーの準備をする。
台所で、朝早くに起きて作っておいた料理を温めながら、カールはセガールのすぐ隣に立ち、こてんとセガールの肩に頭を預けた。
「本当に家族になっちゃいましたね」
「あぁ。カール」
「はい」
「改めて、よろしく」
「はい!こちらこそ!」
カールは、嬉しそうなセガールと顔を見合わせて、ヘラッとゆるく笑うと、セガールの腰に手を回し、セガールの唇に触れるだけのキスをした。
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