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14:罪悪感で吐きそう
リードは優しく肩を揺さぶられて目が覚めた。
のろのろと目を開ければ、デイビッドがニッと笑って口を開いた。
「晩飯の時間だ」
「あ、うん」
立ち寄り湯から宿屋の部屋に帰ってから、すぐにベッドに寝転がった。すとんと寝落ちて夢も見なかった。
ちょっと頭がぼんやりする。まだ寝ていたいが、デイビッドに手を引かれて寝室から出ると、ふわっと美味しそうな匂いが鼻を擽り、途端にくぅっと小さく腹が鳴った。
大きなソファーの前のローテーブルには、豪華な夕食が並んでいた。
紙が置いてあり、何かと思えば夕食のメニュー表だった。
鹿肉のシチュー、猪肉の甘辛煮、香草とチーズ入りのパン、朝採れ野菜とカリカリベーコンのサラダ、桃のタルト、香草茶。
すごくたくさんで食べきれる気がしない。残すのは勿体ないし抵抗があるので、どうしても食べきれない時はデイビッドに食べてもらおう。
柔らかいいい匂いがする香草茶を一口飲んでから、鹿肉のシチューから食べ始めた。
大きな具がごろごろ入っているシチューは、肉がほろほろと柔らかくて、噛めば噛むほど肉の旨味が出てくる。ちょっと癖があるが、一緒に入っている香草のお陰で気にならないし、逆にそれが癖になりそうなくらい美味しい。
「すごく美味しい!」
「なー。猪肉の甘辛煮も美味いぜ。パンと一緒に食ってみろよ。絶妙に合ってめちゃくちゃ美味い!」
「……ん! ほんとだ。すごく美味しい。……あ、サラダも美味しい。なんか野菜自体の味が濃い気がする? ベーコンとドレッシングと合うなぁ。贅沢ー」
「足りながったらお代わりもできるんだってさ」
「十分すぎるよ」
「食い終わって少し腹が落ち着いたら露天風呂試してみようぜ。とことん贅沢しまくる!」
「うん」
しっかり満腹になるまで食べた。食べきれないと思っていたが、意外と食べきれてしまった。
宿屋の者が食器を下げてくれた時に『すごく美味しかったです』と言うと、宿屋の者がとても嬉しそうに笑った。
デザートの半分に切った桃がのっている小さめのタルトもすごく美味しくて、食べながら、ふと罪悪感で胸の奥が嫌な感じにじくじくし始めた。
祖父母もリードもいなかったら、間違いなくハルトや双子、フローラが大変な筈だ。
あの自分勝手な両親がリードがいないからと家のことをするわけがない。普段だって、皆色んなものを我慢しながら、それぞれがやるべきことを必死でやっている。余裕がないのはリードだけじゃない。
それなのに、リードだけがこうして贅沢をしている。大嫌いな両親と同じように無責任なことをしている。
罪悪感で吐き気がしてきた。
せっかくデイビッドが旅行に連れ出してくれて、贅沢な夕食を食べさせてもらったのに、吐いてしまいそうだ。
リードが下唇を噛むと、隣のデイビッドが手を握ってきた。
デイビッドの方を向くと、デイビッドがこてんとリードの肩に頭を預けてきた。
「なんか後ろ向きなこと考えるだろ」
「…………いや?」
「吐けー。吐いちまえー。溜め込みすぎなんだよ。お前は」
「……せっかくの旅行を台無しにしたくない」
「リードさんや」
「なに?」
「この旅行はお前の休養のためであり、普段とは違う環境で思いっきり愚痴とかぶちまけてスッキリするためのものなのだよ」
「…………」
「思いっきり愚痴って、温泉入ってまったりして、そんでがっつり寝る! どれも今のお前に必要なことだぜ」
「……罪悪感で吐きそうなんだ」
「罪悪感」
「今の僕は両親と同じ無責任なことをしてる。祖父母も旅行に行ってて不在なのに。僕が……僕がちゃんとやらなきゃいけないのに……全部放り出してきちゃった……大嫌いな両親と同じことをしてるんだ」
「リードはさ、一度でいいからしてみたかったことってある?」
「え?」
「なんでもいいから言ってみろー」
「…………一日でいいから、好きなだけ寝て、お腹いっぱい好きなもの食べて……オナニーもしてみたい。……ずっと……一人で好きなことができる時間が欲しかった。本当は魔術師になりたかった。魔術の勉強が本当に好きで、家のこととかお金のことばっかり考えずに、勉強をいっぱいしたかった」
「うん」
「帰らなくちゃいけないけど、どうしても今は帰りたくない。そんなの許されないのに。……生まれたばっかの妹も下の子達も可愛いと思う。けど、疲れるんだ。夜にシェンリーの世話をしていると、どうして僕だけって思っちゃって……僕だけが我慢してるわけじゃない。皆、両親以外は何かしら我慢してる。ハルトは本当は学校の先生になりたかった。でも、高等学校に行かせられるお金もなくて、下の子達の面倒もみなきゃいけなくて、結局就職した。双子だって、本当は魔術師になりたいんだって知ってる。少しでも給料がいい仕事に就きたいから、資格を取るために頑張ってる。……なんで……なんでこんなに我慢させなきゃいけないんだろう……生活するのに精一杯で、夢のために頑張ることさえさせてやれない」
「うん」
「試験前の双子が大事な時期に……こんな……こんな、逃げちゃって……情けない……」
ぽたぽたと涙が零れ落ちてとまらない。本当に情けない。今は頑張らなきゃいけない時期なのに、何もかも放り出して逃げてしまった。
重い罪悪感で胸が苦しくて、吐き気がして、涙がとまらず、手が震える。
デイビッドが横からリードの身体を抱きしめてきた。
情けない泣き顔を見られたくなくてデイビッドの肩に目元を押しつけると、デイビッドが背中をやんわりと擦った。
今は優しくしないで欲しい。縋りついてしまいそうになる。ちゃんと自分の足で立って、家族のために働かなくちゃいけないのに。
リードの背中を擦りながら、デイビッドが口を開いた。
「他に吐き出したいことは? こうなったらとことん吐き出しちまえ」
「…………あんな家の長男に生まれたくなかった。友達と遊んでみたい。恋だってしてみたい。お金の心配ばかりしてないで、素直に弟の結婚を喜びたい。……両親を憎いと思いたくなかった……」
「うん。よーしよし。泣け泣け。思いっきり泣いちまえ。言いたかったけど言えないことも言っちまえ。どうせ俺しか聞いてない」
「……デイビッドが聞いてるじゃないか」
「ん? まぁ、さらっと聞き流すから気にするな」
「……なんだよ、それ」
「泣けー。喚けー。吐けー。溜まりまくってるもん全部出しちまえ」
「……デイビッドは僕に甘すぎる」
「そうでもない」
「そうなんだよ」
やんわりと頭を撫でられて、リードはデイビッドの背中に腕を回してしがみつき、気が済むまでずっと泣いていた。
泣きすぎて頭がぼーっとする。今はデイビッドと二人で露天風呂に浸かっている。
柔らかい照明の明かりで、きれいに整えられている庭が照らされており、月明かりもあって幻想的な景色に見える。
少し熱めの温泉がすごく気持ちいい。はぁーっと大きく息を吐き、ばしゃばしゃと顔を洗うと、なんだか急に羞恥心が込み上げてきた。
デイビッドに縋りついてめちゃくちゃ泣いてしまった。
旅行前も情けなく泣いているところを見せてしまったし、本当に恥ずかしくて堪らなくなってきた。
リードが顔を両手で覆い、『あぁぁぁぁ……』と意味のない声を出しながら静かに羞恥で悶ていると、隣のデイビッドが抱きついてきた。
「今度はどうした?」
「近い! 裸で抱きつくのは流石にちょっと!」
「細かいことは気にすんな!」
「細かい……かなぁ!?」
「あ、そういや。オナニーしてみたいって言ってたよな」
「聞き流すんじゃなかったのか」
「まぁまぁ。オナニーしたことねぇの?」
「……ないけど」
「溜まらないのか?」
「……めちゃくちゃ溜まった結果の夢精してる」
「わぉ。よし! リード!」
「なに」
「オナニーしようぜ! 俺、もうちょい温泉に浸かってるから、しれっと部屋でやってこいよ」
「……具体的なやり方知らない」
「ちんこを手で擦るだけ。まぁ、エロ本とかねぇけど、そこは妄想とかで?」
「……やっていいのかな」
「俺達、健康な男子! オナニーくらい誰だってするっての!」
「でも……」
「出すもん出してスッキリしたら、ちょっと気分が変わるかもしれねぇし」
「……じゃ、じゃあ、やってくる」
「おう! スッキリしてこいよ!」
「う、うん」
デイビッドがニッと笑って、リードの背中をバンバン叩いた。
リードはおずおずとお湯の中で立ち上がり、露天風呂から出た。
のろのろと目を開ければ、デイビッドがニッと笑って口を開いた。
「晩飯の時間だ」
「あ、うん」
立ち寄り湯から宿屋の部屋に帰ってから、すぐにベッドに寝転がった。すとんと寝落ちて夢も見なかった。
ちょっと頭がぼんやりする。まだ寝ていたいが、デイビッドに手を引かれて寝室から出ると、ふわっと美味しそうな匂いが鼻を擽り、途端にくぅっと小さく腹が鳴った。
大きなソファーの前のローテーブルには、豪華な夕食が並んでいた。
紙が置いてあり、何かと思えば夕食のメニュー表だった。
鹿肉のシチュー、猪肉の甘辛煮、香草とチーズ入りのパン、朝採れ野菜とカリカリベーコンのサラダ、桃のタルト、香草茶。
すごくたくさんで食べきれる気がしない。残すのは勿体ないし抵抗があるので、どうしても食べきれない時はデイビッドに食べてもらおう。
柔らかいいい匂いがする香草茶を一口飲んでから、鹿肉のシチューから食べ始めた。
大きな具がごろごろ入っているシチューは、肉がほろほろと柔らかくて、噛めば噛むほど肉の旨味が出てくる。ちょっと癖があるが、一緒に入っている香草のお陰で気にならないし、逆にそれが癖になりそうなくらい美味しい。
「すごく美味しい!」
「なー。猪肉の甘辛煮も美味いぜ。パンと一緒に食ってみろよ。絶妙に合ってめちゃくちゃ美味い!」
「……ん! ほんとだ。すごく美味しい。……あ、サラダも美味しい。なんか野菜自体の味が濃い気がする? ベーコンとドレッシングと合うなぁ。贅沢ー」
「足りながったらお代わりもできるんだってさ」
「十分すぎるよ」
「食い終わって少し腹が落ち着いたら露天風呂試してみようぜ。とことん贅沢しまくる!」
「うん」
しっかり満腹になるまで食べた。食べきれないと思っていたが、意外と食べきれてしまった。
宿屋の者が食器を下げてくれた時に『すごく美味しかったです』と言うと、宿屋の者がとても嬉しそうに笑った。
デザートの半分に切った桃がのっている小さめのタルトもすごく美味しくて、食べながら、ふと罪悪感で胸の奥が嫌な感じにじくじくし始めた。
祖父母もリードもいなかったら、間違いなくハルトや双子、フローラが大変な筈だ。
あの自分勝手な両親がリードがいないからと家のことをするわけがない。普段だって、皆色んなものを我慢しながら、それぞれがやるべきことを必死でやっている。余裕がないのはリードだけじゃない。
それなのに、リードだけがこうして贅沢をしている。大嫌いな両親と同じように無責任なことをしている。
罪悪感で吐き気がしてきた。
せっかくデイビッドが旅行に連れ出してくれて、贅沢な夕食を食べさせてもらったのに、吐いてしまいそうだ。
リードが下唇を噛むと、隣のデイビッドが手を握ってきた。
デイビッドの方を向くと、デイビッドがこてんとリードの肩に頭を預けてきた。
「なんか後ろ向きなこと考えるだろ」
「…………いや?」
「吐けー。吐いちまえー。溜め込みすぎなんだよ。お前は」
「……せっかくの旅行を台無しにしたくない」
「リードさんや」
「なに?」
「この旅行はお前の休養のためであり、普段とは違う環境で思いっきり愚痴とかぶちまけてスッキリするためのものなのだよ」
「…………」
「思いっきり愚痴って、温泉入ってまったりして、そんでがっつり寝る! どれも今のお前に必要なことだぜ」
「……罪悪感で吐きそうなんだ」
「罪悪感」
「今の僕は両親と同じ無責任なことをしてる。祖父母も旅行に行ってて不在なのに。僕が……僕がちゃんとやらなきゃいけないのに……全部放り出してきちゃった……大嫌いな両親と同じことをしてるんだ」
「リードはさ、一度でいいからしてみたかったことってある?」
「え?」
「なんでもいいから言ってみろー」
「…………一日でいいから、好きなだけ寝て、お腹いっぱい好きなもの食べて……オナニーもしてみたい。……ずっと……一人で好きなことができる時間が欲しかった。本当は魔術師になりたかった。魔術の勉強が本当に好きで、家のこととかお金のことばっかり考えずに、勉強をいっぱいしたかった」
「うん」
「帰らなくちゃいけないけど、どうしても今は帰りたくない。そんなの許されないのに。……生まれたばっかの妹も下の子達も可愛いと思う。けど、疲れるんだ。夜にシェンリーの世話をしていると、どうして僕だけって思っちゃって……僕だけが我慢してるわけじゃない。皆、両親以外は何かしら我慢してる。ハルトは本当は学校の先生になりたかった。でも、高等学校に行かせられるお金もなくて、下の子達の面倒もみなきゃいけなくて、結局就職した。双子だって、本当は魔術師になりたいんだって知ってる。少しでも給料がいい仕事に就きたいから、資格を取るために頑張ってる。……なんで……なんでこんなに我慢させなきゃいけないんだろう……生活するのに精一杯で、夢のために頑張ることさえさせてやれない」
「うん」
「試験前の双子が大事な時期に……こんな……こんな、逃げちゃって……情けない……」
ぽたぽたと涙が零れ落ちてとまらない。本当に情けない。今は頑張らなきゃいけない時期なのに、何もかも放り出して逃げてしまった。
重い罪悪感で胸が苦しくて、吐き気がして、涙がとまらず、手が震える。
デイビッドが横からリードの身体を抱きしめてきた。
情けない泣き顔を見られたくなくてデイビッドの肩に目元を押しつけると、デイビッドが背中をやんわりと擦った。
今は優しくしないで欲しい。縋りついてしまいそうになる。ちゃんと自分の足で立って、家族のために働かなくちゃいけないのに。
リードの背中を擦りながら、デイビッドが口を開いた。
「他に吐き出したいことは? こうなったらとことん吐き出しちまえ」
「…………あんな家の長男に生まれたくなかった。友達と遊んでみたい。恋だってしてみたい。お金の心配ばかりしてないで、素直に弟の結婚を喜びたい。……両親を憎いと思いたくなかった……」
「うん。よーしよし。泣け泣け。思いっきり泣いちまえ。言いたかったけど言えないことも言っちまえ。どうせ俺しか聞いてない」
「……デイビッドが聞いてるじゃないか」
「ん? まぁ、さらっと聞き流すから気にするな」
「……なんだよ、それ」
「泣けー。喚けー。吐けー。溜まりまくってるもん全部出しちまえ」
「……デイビッドは僕に甘すぎる」
「そうでもない」
「そうなんだよ」
やんわりと頭を撫でられて、リードはデイビッドの背中に腕を回してしがみつき、気が済むまでずっと泣いていた。
泣きすぎて頭がぼーっとする。今はデイビッドと二人で露天風呂に浸かっている。
柔らかい照明の明かりで、きれいに整えられている庭が照らされており、月明かりもあって幻想的な景色に見える。
少し熱めの温泉がすごく気持ちいい。はぁーっと大きく息を吐き、ばしゃばしゃと顔を洗うと、なんだか急に羞恥心が込み上げてきた。
デイビッドに縋りついてめちゃくちゃ泣いてしまった。
旅行前も情けなく泣いているところを見せてしまったし、本当に恥ずかしくて堪らなくなってきた。
リードが顔を両手で覆い、『あぁぁぁぁ……』と意味のない声を出しながら静かに羞恥で悶ていると、隣のデイビッドが抱きついてきた。
「今度はどうした?」
「近い! 裸で抱きつくのは流石にちょっと!」
「細かいことは気にすんな!」
「細かい……かなぁ!?」
「あ、そういや。オナニーしてみたいって言ってたよな」
「聞き流すんじゃなかったのか」
「まぁまぁ。オナニーしたことねぇの?」
「……ないけど」
「溜まらないのか?」
「……めちゃくちゃ溜まった結果の夢精してる」
「わぉ。よし! リード!」
「なに」
「オナニーしようぜ! 俺、もうちょい温泉に浸かってるから、しれっと部屋でやってこいよ」
「……具体的なやり方知らない」
「ちんこを手で擦るだけ。まぁ、エロ本とかねぇけど、そこは妄想とかで?」
「……やっていいのかな」
「俺達、健康な男子! オナニーくらい誰だってするっての!」
「でも……」
「出すもん出してスッキリしたら、ちょっと気分が変わるかもしれねぇし」
「……じゃ、じゃあ、やってくる」
「おう! スッキリしてこいよ!」
「う、うん」
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