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48:いよいよ
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新居に引っ越して、4年の月日が経った。
4年の間に少し変化があった。前の家に住んでいた時は酒を飲んだ時にしかセックスをしなかったが、今の家に引っ越してからは酒を飲んでいない時でもセックスをするようになった。それどころか平日も普通にセックスするようになった。毎日は流石にしないが、2日に一度のペースでクリスとセックスしている。翌日仕事の時は寝不足になるといけないので、最高2回までと決めた。それ以外は特に大きな変わったこともなく、穏やかに日々暮らせている。
ーーーーーー
まだ午前中だというのに、夏のキツい日差しが照りつける中、ニーファはクリスと手分けして庭の草むしりをしていた。幅広の帽子を被り、首にはタオルを巻いているが、それでも強い日差しを感じる。午後からは、とてもじゃないが暑すぎて外で作業はできない。小まめに庭の手入れはしているが、4日前に雨が降り、その後はずっと晴れていたので雑草が一気に伸びた。普段はニーファ1人で草むしり等をしているが、今日はクリスが学校が夏休みに突入して家にいるので手伝ってくれている。雑草と間違えて料理などに使うハーブまで抜いてしまわないように気をつけながら作業をして、昼前には庭がキレイになった。
汗だくになったので、2人で風呂に入る。ニーファはしっかり日焼け止めを塗っていたので日に焼けていないが、クリスは首の後ろを塗り忘れたらしく、そこが真っ赤になっていた。風呂から上がった後に、クリスの首の後ろに桃の葉のローションを塗ってやる。日焼け痕の薬は色々売っているが、これが一番よく効くと思う。
桃の葉のローションを塗っている時、ふと下腹部にほんの少しの違和感を覚えた。今朝起きた時も、なんとなーく違和感があったが、気のせいかと流していた。ニーファは首を傾げた。多分だけど、腹の中で内臓が動いているような?そんな感じだ。違和感はすぐにおさまった。
(なんだろ?)
ちょっと気になるが、おさまったので気にしないことにした。それよりも今はかなり空腹である。昼食を作る方が優先だ。
ニーファはお礼を言うクリスにキスしてもらって、上機嫌で台所に向かった。
ーーーーーー
再び違和感を覚えたのは、その日の夕方だった。夕食を作っていると、やはり下腹部に違和感がある。腹の中で内臓が動き、なにかこう……腹の中のものが下に下りていくような感じがする。流石に三度目になると気になって、手を止めて、これって何だっけ、と考える。
暫く考えて、ようやく思いついた。
(これ、うんこが出る前の感じじゃなかったっけ?)
排便しなくなって、かなり久しい。その感覚をニーファはすっかり忘れていた。ニーファは居間で本を読んでいるクリスに声をかけた。
「クリス先生ー」
「んー?」
「産まれるかも」
「何が?」
「卵」
「……卵?」
クリスは一瞬ポカンとした後、ガタッと音を立てて、慌てた様子で椅子から立ち上がった。
「産まれるのかっ!?」
「……多分?」
「お湯っ!お湯沸かさなきゃ!あ、その前にマーサ様!ニーファ君!マーサ様呼んでっ!」
「あ、はーい」
クリスがバタバタとニーファに近づいてきた。何故か鬼気迫るような様子のクリスにちょっと引く。……なんで卵を産むのにお湯がいるのだろう。ニーファは首を傾げながら、ピアス型通信具を起動させて、マーサに連絡をとった。待つことなく、すぐにマーサが応答した。
「あ、母様?」
『なぁに?ニー君』
「産まれるかもー」
『マッジかっ!!すぐに行くわっ!』
マーサがそう言って通信は切れた。クリスはなにやらオロオロしている。
「と、とりあえず寝室に行こう。マーサ様が来たら、すぐに案内するから」
「はーい」
ニーファは卵を産むかもしれないというのに、自分でも驚く程冷静というか暢気に構えていた。クリスに手を引かれて2階の寝室に向かう。排泄感は少しずつだが、強くなってきている。ベッドの上に座ってマーサを待つ。クリスが心配そうな顔でニーファの手を強く握っていた。卵を産むかもしれないニーファ本人よりも不安そうな顔だ。
「クリス先生。大丈夫ですよ。母様来ますし」
「……そうだけど。身体はキツくない?」
「全然ですよー」
普通の出産なら兎も角、ニーファは鶏の卵くらいの大きさの卵を産むだけだ。流石にアナルから出すのはちょっとキツそうだが、さっきから卵が産まれる準備をしているのか、性的興奮など微塵もしていないのに、濡れている感じがする。この感じなら多分ぬるっと出てくるのではないだろうか。
のほほんと思っていると、玄関の呼び鈴が鳴った。クリスがバッと立ち上がり、すぐに走って寝室から出ていった。バタバタと階段を駆け降りる足音が聞こえる。そして、またすぐに今度は階段を駆け上る足音が3人分聞こえた。かと思えば、マーサとマルク、クリスが寝室に駆け込んできた。
「産まれるって!?」
「多分ねー」
「ちょっと診せてみろ」
マルクがベッドの上に胡座をかいて座るニーファに近づいて、上の服を捲ってズボンと下着を少し下げ、下腹部に触れた。
「あ、産まれるな。これ」
「マッジか!」
「ニーファ君は大丈夫ですかっ!!」
マーサとクリスがわたわたし出した。マルクは一度ニーファの服を元に戻すと、冷静に若干取り乱し気味の2人を見た。
「とりあえず2人とも落ち着け。ニーファは大丈夫だから」
「でも産まれるって!お湯?お湯いる?あ、清潔な布もいるわよねっ!?」
「すぐ準備しますっ!」
1階に走りだそうとした2人をマルクが止めた。
「だから落ち着けって。お湯も布もいらない。今から産まれた時の準備をしてくるから、とりあえずクリス君はニーファにくっついててくれ」
「は、はいっ!」
「私はっ!?」
「マーサは俺についてこい」
「アイアイサー!」
「産まれるのには、もう少し時間がかかる。多分大丈夫だが、出てくるものが少し大きいから、念のためクリス君はニーファのアナルを解しといてくれ」
「分かりました」
「準備したら、すぐ戻ってくるから冷静にな。特にクリス君」
「は、はい」
未だに取り乱し気味なマーサを引きずってマルクが寝室から出ていった。すかさずクリスがニーファに近づき、ニーファを強く抱き締めた。
「……本当に身体はキツくない?」
「大丈夫ですよ。なんかお腹の中動いてるなーって感じがするだけです」
「そう。とりあえず下を脱ごうか」
「はい」
クリスがニーファのズボンと下着を脱がせた。別に自分でも脱げるが、なんとなくクリスに任せた方がいいのかな?という雰囲気なので、素直に任せる。クリスが濡れたニーファのアナルに指で優しく触れた。濡れた感触を確かめるようにアナルを指でくるくる撫でる。
クリスが一度ニーファのアナルから手を離して、ニーファを抱きしめ唇にキスをした。
「四つん這いになれる?」
「大丈夫ですよー」
ニーファはベッドの上でクリスに背を向けて四つん這いになった。上体を下げて、クリスに向かって尻を高く上げる。すぐにクリスの手がニーファの尻に触れて、尻たぶを両手で開き、クリスの舌がニーファのアナルに触れた。皺を伸ばすように優しく舐められ、少しずつ舌を中に差し込まれる。暫く丁寧にアナルを舐められたあと、クリスの指がゆっくりとニーファの中に入ってきた。
(ヤバい。勃ってきちゃった)
そんな場合ではないし、多分もう少ししたらマーサ達も寝室に再びやってくる。勃起している状態を晒すわけにはいかないが、如何せん気持ちがいい。ニーファは息を大きく吐いて、できるだけ関係ないことを考えながら、優しく動くクリスの指から意識を反らすことに集中した。
4年の間に少し変化があった。前の家に住んでいた時は酒を飲んだ時にしかセックスをしなかったが、今の家に引っ越してからは酒を飲んでいない時でもセックスをするようになった。それどころか平日も普通にセックスするようになった。毎日は流石にしないが、2日に一度のペースでクリスとセックスしている。翌日仕事の時は寝不足になるといけないので、最高2回までと決めた。それ以外は特に大きな変わったこともなく、穏やかに日々暮らせている。
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まだ午前中だというのに、夏のキツい日差しが照りつける中、ニーファはクリスと手分けして庭の草むしりをしていた。幅広の帽子を被り、首にはタオルを巻いているが、それでも強い日差しを感じる。午後からは、とてもじゃないが暑すぎて外で作業はできない。小まめに庭の手入れはしているが、4日前に雨が降り、その後はずっと晴れていたので雑草が一気に伸びた。普段はニーファ1人で草むしり等をしているが、今日はクリスが学校が夏休みに突入して家にいるので手伝ってくれている。雑草と間違えて料理などに使うハーブまで抜いてしまわないように気をつけながら作業をして、昼前には庭がキレイになった。
汗だくになったので、2人で風呂に入る。ニーファはしっかり日焼け止めを塗っていたので日に焼けていないが、クリスは首の後ろを塗り忘れたらしく、そこが真っ赤になっていた。風呂から上がった後に、クリスの首の後ろに桃の葉のローションを塗ってやる。日焼け痕の薬は色々売っているが、これが一番よく効くと思う。
桃の葉のローションを塗っている時、ふと下腹部にほんの少しの違和感を覚えた。今朝起きた時も、なんとなーく違和感があったが、気のせいかと流していた。ニーファは首を傾げた。多分だけど、腹の中で内臓が動いているような?そんな感じだ。違和感はすぐにおさまった。
(なんだろ?)
ちょっと気になるが、おさまったので気にしないことにした。それよりも今はかなり空腹である。昼食を作る方が優先だ。
ニーファはお礼を言うクリスにキスしてもらって、上機嫌で台所に向かった。
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再び違和感を覚えたのは、その日の夕方だった。夕食を作っていると、やはり下腹部に違和感がある。腹の中で内臓が動き、なにかこう……腹の中のものが下に下りていくような感じがする。流石に三度目になると気になって、手を止めて、これって何だっけ、と考える。
暫く考えて、ようやく思いついた。
(これ、うんこが出る前の感じじゃなかったっけ?)
排便しなくなって、かなり久しい。その感覚をニーファはすっかり忘れていた。ニーファは居間で本を読んでいるクリスに声をかけた。
「クリス先生ー」
「んー?」
「産まれるかも」
「何が?」
「卵」
「……卵?」
クリスは一瞬ポカンとした後、ガタッと音を立てて、慌てた様子で椅子から立ち上がった。
「産まれるのかっ!?」
「……多分?」
「お湯っ!お湯沸かさなきゃ!あ、その前にマーサ様!ニーファ君!マーサ様呼んでっ!」
「あ、はーい」
クリスがバタバタとニーファに近づいてきた。何故か鬼気迫るような様子のクリスにちょっと引く。……なんで卵を産むのにお湯がいるのだろう。ニーファは首を傾げながら、ピアス型通信具を起動させて、マーサに連絡をとった。待つことなく、すぐにマーサが応答した。
「あ、母様?」
『なぁに?ニー君』
「産まれるかもー」
『マッジかっ!!すぐに行くわっ!』
マーサがそう言って通信は切れた。クリスはなにやらオロオロしている。
「と、とりあえず寝室に行こう。マーサ様が来たら、すぐに案内するから」
「はーい」
ニーファは卵を産むかもしれないというのに、自分でも驚く程冷静というか暢気に構えていた。クリスに手を引かれて2階の寝室に向かう。排泄感は少しずつだが、強くなってきている。ベッドの上に座ってマーサを待つ。クリスが心配そうな顔でニーファの手を強く握っていた。卵を産むかもしれないニーファ本人よりも不安そうな顔だ。
「クリス先生。大丈夫ですよ。母様来ますし」
「……そうだけど。身体はキツくない?」
「全然ですよー」
普通の出産なら兎も角、ニーファは鶏の卵くらいの大きさの卵を産むだけだ。流石にアナルから出すのはちょっとキツそうだが、さっきから卵が産まれる準備をしているのか、性的興奮など微塵もしていないのに、濡れている感じがする。この感じなら多分ぬるっと出てくるのではないだろうか。
のほほんと思っていると、玄関の呼び鈴が鳴った。クリスがバッと立ち上がり、すぐに走って寝室から出ていった。バタバタと階段を駆け降りる足音が聞こえる。そして、またすぐに今度は階段を駆け上る足音が3人分聞こえた。かと思えば、マーサとマルク、クリスが寝室に駆け込んできた。
「産まれるって!?」
「多分ねー」
「ちょっと診せてみろ」
マルクがベッドの上に胡座をかいて座るニーファに近づいて、上の服を捲ってズボンと下着を少し下げ、下腹部に触れた。
「あ、産まれるな。これ」
「マッジか!」
「ニーファ君は大丈夫ですかっ!!」
マーサとクリスがわたわたし出した。マルクは一度ニーファの服を元に戻すと、冷静に若干取り乱し気味の2人を見た。
「とりあえず2人とも落ち着け。ニーファは大丈夫だから」
「でも産まれるって!お湯?お湯いる?あ、清潔な布もいるわよねっ!?」
「すぐ準備しますっ!」
1階に走りだそうとした2人をマルクが止めた。
「だから落ち着けって。お湯も布もいらない。今から産まれた時の準備をしてくるから、とりあえずクリス君はニーファにくっついててくれ」
「は、はいっ!」
「私はっ!?」
「マーサは俺についてこい」
「アイアイサー!」
「産まれるのには、もう少し時間がかかる。多分大丈夫だが、出てくるものが少し大きいから、念のためクリス君はニーファのアナルを解しといてくれ」
「分かりました」
「準備したら、すぐ戻ってくるから冷静にな。特にクリス君」
「は、はい」
未だに取り乱し気味なマーサを引きずってマルクが寝室から出ていった。すかさずクリスがニーファに近づき、ニーファを強く抱き締めた。
「……本当に身体はキツくない?」
「大丈夫ですよ。なんかお腹の中動いてるなーって感じがするだけです」
「そう。とりあえず下を脱ごうか」
「はい」
クリスがニーファのズボンと下着を脱がせた。別に自分でも脱げるが、なんとなくクリスに任せた方がいいのかな?という雰囲気なので、素直に任せる。クリスが濡れたニーファのアナルに指で優しく触れた。濡れた感触を確かめるようにアナルを指でくるくる撫でる。
クリスが一度ニーファのアナルから手を離して、ニーファを抱きしめ唇にキスをした。
「四つん這いになれる?」
「大丈夫ですよー」
ニーファはベッドの上でクリスに背を向けて四つん這いになった。上体を下げて、クリスに向かって尻を高く上げる。すぐにクリスの手がニーファの尻に触れて、尻たぶを両手で開き、クリスの舌がニーファのアナルに触れた。皺を伸ばすように優しく舐められ、少しずつ舌を中に差し込まれる。暫く丁寧にアナルを舐められたあと、クリスの指がゆっくりとニーファの中に入ってきた。
(ヤバい。勃ってきちゃった)
そんな場合ではないし、多分もう少ししたらマーサ達も寝室に再びやってくる。勃起している状態を晒すわけにはいかないが、如何せん気持ちがいい。ニーファは息を大きく吐いて、できるだけ関係ないことを考えながら、優しく動くクリスの指から意識を反らすことに集中した。
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