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23:2人きりでデート……の筈だったのに
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ウーゴはドキドキしながらセオの家の玄関の呼び鈴を押した。すぐにドアが開き、セオが顔を出す。今日は白いシャツに深みのあるワインレッド色のセーターを着ている。セオの落ち着いた雰囲気によく似合っていた。ウーゴはセオに会えたのが嬉しすぎて、パァッと顔を輝かせてセオに笑いかけた。
「こんにちは!セオ」
「こんにちは。ウーゴ」
「お仕事お疲れ様。疲れてない?」
「全然平気。行こうか。お腹空いてるでしょ」
「うん。あ、今日寒いからマフラー忘れないでね」
「うん。コートとマフラー取ってくるよ。中で待ってる?」
「ううん。いいよ、ここで」
「そ。すぐ戻るから」
「うん」
家の中に入ってしまったら、うっかりセオに抱きついてキスをして、あんなことやこんなことをしてしまいそうなので自重した。今日は初デートなのだ。いや、初めてセックスをした時にデートっぽいことはしたが、あの時は好きとか恋人になりたいとか、そういう自覚はなかったので、今回が記念すべき初デートである。手を繋いで歩いて、できたらお店で『あーん』とかしてもらいたい。一緒に芝居を観て、その話をしながら素敵な雰囲気のバーとか行っちゃって、その後はひたすらイチャイチャしたい。
プレゼントの本はいつ渡そうか。本だから今渡した方が荷物にならないが、できたら本についてもゆっくり話をしたい。デートから帰ってからの方がいいかな。そんなことを考えていると、セオが玄関のドアから出てきた。落ち着いた色合いの茶色のコートに黒いマフラーをしている。ぶっちゃけ地味だ。そこら辺にいるその他大勢のお兄さんって感じである。それでもウーゴにとっては『特別』だし、例え群衆に紛れていてもウーゴはセオをすぐに見つけられる自信がある。
ウーゴはニコニコ笑って、少し低めの体温のセオの手を握った。
「行こうか」
「うん」
セオもふんわり笑って、繋いだ手の指を絡めてくれた。
ーーーーーー
2人で手を繋いで劇場へと向かいながら歩いて、会えなかった間の事などを話す。いや、会えなかったと言ってもたったの2週間程だし、その殆んどはお互い仕事だっただけなのだが。セオはウーゴが風の神子の孫だということを既に知っている。2度目にウーゴの家に来た時にフリオがペラッと話した。驚いていたが、それ以上に家の荒れっぷりと掃除に気をとられたのか、深く気にしたり、『身分違いだから……』と引いたりはしなかった。掃除が終わった後も普通に付き合ってくれているし、その事が嬉しくて堪らない。
セオと笑顔で話しながら劇場近くの店に行くと、店の入り口付近で聞き覚えのある男女の声が聞こえた。嫌な予感がして声がした方向を見ると、アイーダとロムルスがいた。セオも気づいたのだろう。そっと繋いでいた手を離された。その事にちょっとショックを受けていると、向こうもウーゴ達に気づいた。
「あら。兄上。セオドールさん」
「おや。こんにちは」
「あー……こんにちは。ロムルスさん」
「お疲れ様です、ロムルス先輩。こんにちは、アイーダさん……先輩達は今日はデートですか?」
「あぁ。芝居を観に行くんだ。君達も?」
「はい。ここで食べてから観に行こうかな、と」
ウーゴは普通に話しているセオとロムルスを横目に素早くアイーダと目と口パクで会話した。ちなみにお互い読唇術が使える。子供の頃に『覚えておくと便利だぞ』と何故か軍人の方の祖父に教えられた。
『おっまえ!別の店行けっ!』
『無理!ロムルスさんの案内だもん!ここ!』
『ていうか!俺達も芝居行くこと言ってなかったのかよ!』
『それはそっちもでしょ!』
『デートなの!俺達もデートなの!初デートなの!』
『私達だって初デートよ!』
『初デートが妹と同伴ってやだ!』
『初デートが兄と同伴なんてやだ!』
和やかに話しているセオとロムルスの隣でウーゴとアイーダは睨み合った。おのれ。芝居は兎も角、こんな所で遭遇するとは……。まさかのデートコース被りに頭が痛くなる。
店の中からロムルスの名前を呼ぶ声が聞こえた。
「あ、呼ばれた。今店が混んでてな、名前を書いて少し待っていたんだ。一緒に入るか?今からなら多分もっと待たなくちゃいけなくなるぞ」
「あー……でも、人数も書いてますよね?いきなり倍に増えたら店も困るんじゃないですか?」
「あ、それがあるか。んー、ダメ元で聞くだけ聞いてみるか」
ロムルスが1人で店に入って、すぐに店の中から顔を出した。
「いいってさ。むしろ混んでるから知り合いなら相席してもらった方が助かるって」
マジかよ。
アイーダの方を見ると、アイーダも『マジかよ』って顔をしていた。セオは『じゃあ入ろうか』とのほほんと店に入っていった。お、俺の2人っきりで『あーん』してもらう計画がっ……!妹とセオの職場の先輩がいたら絶対に無理じゃないかこれっ!ウーゴは少し涙目になった。
ウーゴもアイーダもとぼとぼと少し肩を落として店に入った。初デートでの最初の食事が妹同伴とか、なんだそれ。しょっぱすぎるわ。
4人用のテーブルに座り、ウーゴはセオの隣に、アイーダはロムルスの隣に座った。真正面を見れば、ひきつった顔のアイーダがいる。ウーゴの顔もひきつっている気がする。何が悲しくて初デートで妹の顔を見ながら食事をせねばいかんのだ。食事をするセオをじっくりねっとり眺めるつもりだったのに。ついでに『あーん』してもらうつもりだったのに。ウーゴは心の中で血の涙を流した。
うぐぅ……とうちひしがれているウーゴに、セオが横からくっついてきた。んっ!?と驚いてすぐ横を見ると、セオがメニュー表を持っている。セオが穏やかに笑って、ウーゴにメニュー表を見せてきた。
「ウーゴ。ここの店さ、結構量が多いんだよ。デカ盛りメニューってのもあるんだ。量が多いけど、味もいいんだよ。ほら、デカ盛りメニューも結構種類があるでしょ」
「あ、ほんとだ」
メニュー表を指すセオの指先を見ると、確かにデカ盛りメニューとやらがあり、しかも何種類もある。もしかして、セオもロムルスもこれがあるから大食いのウーゴやアイーダをこの店に連れてきたのだろうか。値段も財布に優しいレベルだし、量が多いなら正直かなり助かる。ウーゴはセオと肩をくっつけて1枚のメニュー表を一緒に見ながら、どのメニューを頼むか、セオに話を聞きながら悩んだ。
結局ウーゴもアイーダもとりあえずデカ盛り欲張り定食なるものを頼んだ。セオは普通のクリームパスタ、ロムルスも普通のハンバーグ定食である。
「セオ。パスタ1口ちょうだい」
「いいよ。ここのクリームパスタのベーコンがすっごい美味しいんだ。この店の親戚が専門店やってて、そこのベーコン使ってるんだって」
「あ、そうなの?」
「そ。この店でもベーコンとか売ってるよ」
「へぇ!気になるなぁ」
「少し値段が高めだけど、本当に美味しいんだよね」
「……今日買って帰るのは無理かな……」
「ふふっ。そうだね。この後芝居観るしね」
「だよね」
「また今度来た時にしようか」
「うん!」
すぐ隣で穏やかな顔で楽しそうに笑っているセオに落ちていたテンションを上がっていく。あとメニュー表を一緒に見ている途中でセオがアイーダ達に見られないように机の下でウーゴの手を握ってくれたことがかなり大きい。何これ。普通に手を繋ぐよりドキドキしちゃう。
ウーゴは急速にご機嫌になって、目の前のアイーダ達の存在を忘れて、注文したものが運ばれてくるまで、この店のそこそこ常連らしいセオと色んなメニューについて話をしていた。
デカ盛り欲張り定食は本当に量が多く、味もかなり良かった。追加でセオお勧めのロールキャベツを頼んだらそれなりに満腹になる程だった。普通のロールキャベツはハンバーグをキャベツで巻いているが、この店のロールキャベツは厚切りのブロックベーコンをキャベツで巻いてクリームソースで煮込んでいるものだった。程よいベーコンの塩気とキャベツの自然な甘味がまろやかなクリームソースと絶妙に合っていて、かなり美味しかった。一緒についてきた店で作っている焼きたてのパンをクリームソースにつけて食べてもめちゃくちゃ美味しかった。セオが笑って『ソースついてる』と言って、ウーゴの唇を指で拭って、更にその指をペロリと舐めてくれたものだから、ウーゴのテンションは爆上がりした。『あーん』はできなかったが、これはこれでいい。ありです。
ウーゴはご機嫌になって4人で店を出た。
劇場に行ってチケットと飲み物、軽食を買い、客席に座る。左隣はセオだ。それはいい。しかし右隣がアイーダだった。
こ・こ・で・も・一・緒・か・よ!
せめて席が離れていればいいのに、アイーダ達もすぐ隣だった。ウーゴのテンションが急降下したが、芝居が始まる直前に客席が暗くなったタイミングでセオがこっそり手を握ってくれた。その事でウーゴの機嫌はまた直り、なんだかんだで芝居を楽しむことができた。
芝居を楽しんだ後、セオと一緒に物販を覗き、劇場の前でまたアイーダ達と遭遇した。
「僕達ステーキでも食べに行こうかと思ってるんだけど、君達はどうする?」
「あ、僕達は花街の面白いカクテルが置いてある店に行く予定なんです」
「お、そうか。そっちも楽しんでこいよ」
「はい。ありがとうございます」
ロムルスがのほほんと聞いてきたが、セオがさらりとかわしてくれた。ありがとう!セオ!好きっ!
ウーゴとセオはアイーダ達と別れて、連れだって花街方面へと足を向けた。
「こんにちは!セオ」
「こんにちは。ウーゴ」
「お仕事お疲れ様。疲れてない?」
「全然平気。行こうか。お腹空いてるでしょ」
「うん。あ、今日寒いからマフラー忘れないでね」
「うん。コートとマフラー取ってくるよ。中で待ってる?」
「ううん。いいよ、ここで」
「そ。すぐ戻るから」
「うん」
家の中に入ってしまったら、うっかりセオに抱きついてキスをして、あんなことやこんなことをしてしまいそうなので自重した。今日は初デートなのだ。いや、初めてセックスをした時にデートっぽいことはしたが、あの時は好きとか恋人になりたいとか、そういう自覚はなかったので、今回が記念すべき初デートである。手を繋いで歩いて、できたらお店で『あーん』とかしてもらいたい。一緒に芝居を観て、その話をしながら素敵な雰囲気のバーとか行っちゃって、その後はひたすらイチャイチャしたい。
プレゼントの本はいつ渡そうか。本だから今渡した方が荷物にならないが、できたら本についてもゆっくり話をしたい。デートから帰ってからの方がいいかな。そんなことを考えていると、セオが玄関のドアから出てきた。落ち着いた色合いの茶色のコートに黒いマフラーをしている。ぶっちゃけ地味だ。そこら辺にいるその他大勢のお兄さんって感じである。それでもウーゴにとっては『特別』だし、例え群衆に紛れていてもウーゴはセオをすぐに見つけられる自信がある。
ウーゴはニコニコ笑って、少し低めの体温のセオの手を握った。
「行こうか」
「うん」
セオもふんわり笑って、繋いだ手の指を絡めてくれた。
ーーーーーー
2人で手を繋いで劇場へと向かいながら歩いて、会えなかった間の事などを話す。いや、会えなかったと言ってもたったの2週間程だし、その殆んどはお互い仕事だっただけなのだが。セオはウーゴが風の神子の孫だということを既に知っている。2度目にウーゴの家に来た時にフリオがペラッと話した。驚いていたが、それ以上に家の荒れっぷりと掃除に気をとられたのか、深く気にしたり、『身分違いだから……』と引いたりはしなかった。掃除が終わった後も普通に付き合ってくれているし、その事が嬉しくて堪らない。
セオと笑顔で話しながら劇場近くの店に行くと、店の入り口付近で聞き覚えのある男女の声が聞こえた。嫌な予感がして声がした方向を見ると、アイーダとロムルスがいた。セオも気づいたのだろう。そっと繋いでいた手を離された。その事にちょっとショックを受けていると、向こうもウーゴ達に気づいた。
「あら。兄上。セオドールさん」
「おや。こんにちは」
「あー……こんにちは。ロムルスさん」
「お疲れ様です、ロムルス先輩。こんにちは、アイーダさん……先輩達は今日はデートですか?」
「あぁ。芝居を観に行くんだ。君達も?」
「はい。ここで食べてから観に行こうかな、と」
ウーゴは普通に話しているセオとロムルスを横目に素早くアイーダと目と口パクで会話した。ちなみにお互い読唇術が使える。子供の頃に『覚えておくと便利だぞ』と何故か軍人の方の祖父に教えられた。
『おっまえ!別の店行けっ!』
『無理!ロムルスさんの案内だもん!ここ!』
『ていうか!俺達も芝居行くこと言ってなかったのかよ!』
『それはそっちもでしょ!』
『デートなの!俺達もデートなの!初デートなの!』
『私達だって初デートよ!』
『初デートが妹と同伴ってやだ!』
『初デートが兄と同伴なんてやだ!』
和やかに話しているセオとロムルスの隣でウーゴとアイーダは睨み合った。おのれ。芝居は兎も角、こんな所で遭遇するとは……。まさかのデートコース被りに頭が痛くなる。
店の中からロムルスの名前を呼ぶ声が聞こえた。
「あ、呼ばれた。今店が混んでてな、名前を書いて少し待っていたんだ。一緒に入るか?今からなら多分もっと待たなくちゃいけなくなるぞ」
「あー……でも、人数も書いてますよね?いきなり倍に増えたら店も困るんじゃないですか?」
「あ、それがあるか。んー、ダメ元で聞くだけ聞いてみるか」
ロムルスが1人で店に入って、すぐに店の中から顔を出した。
「いいってさ。むしろ混んでるから知り合いなら相席してもらった方が助かるって」
マジかよ。
アイーダの方を見ると、アイーダも『マジかよ』って顔をしていた。セオは『じゃあ入ろうか』とのほほんと店に入っていった。お、俺の2人っきりで『あーん』してもらう計画がっ……!妹とセオの職場の先輩がいたら絶対に無理じゃないかこれっ!ウーゴは少し涙目になった。
ウーゴもアイーダもとぼとぼと少し肩を落として店に入った。初デートでの最初の食事が妹同伴とか、なんだそれ。しょっぱすぎるわ。
4人用のテーブルに座り、ウーゴはセオの隣に、アイーダはロムルスの隣に座った。真正面を見れば、ひきつった顔のアイーダがいる。ウーゴの顔もひきつっている気がする。何が悲しくて初デートで妹の顔を見ながら食事をせねばいかんのだ。食事をするセオをじっくりねっとり眺めるつもりだったのに。ついでに『あーん』してもらうつもりだったのに。ウーゴは心の中で血の涙を流した。
うぐぅ……とうちひしがれているウーゴに、セオが横からくっついてきた。んっ!?と驚いてすぐ横を見ると、セオがメニュー表を持っている。セオが穏やかに笑って、ウーゴにメニュー表を見せてきた。
「ウーゴ。ここの店さ、結構量が多いんだよ。デカ盛りメニューってのもあるんだ。量が多いけど、味もいいんだよ。ほら、デカ盛りメニューも結構種類があるでしょ」
「あ、ほんとだ」
メニュー表を指すセオの指先を見ると、確かにデカ盛りメニューとやらがあり、しかも何種類もある。もしかして、セオもロムルスもこれがあるから大食いのウーゴやアイーダをこの店に連れてきたのだろうか。値段も財布に優しいレベルだし、量が多いなら正直かなり助かる。ウーゴはセオと肩をくっつけて1枚のメニュー表を一緒に見ながら、どのメニューを頼むか、セオに話を聞きながら悩んだ。
結局ウーゴもアイーダもとりあえずデカ盛り欲張り定食なるものを頼んだ。セオは普通のクリームパスタ、ロムルスも普通のハンバーグ定食である。
「セオ。パスタ1口ちょうだい」
「いいよ。ここのクリームパスタのベーコンがすっごい美味しいんだ。この店の親戚が専門店やってて、そこのベーコン使ってるんだって」
「あ、そうなの?」
「そ。この店でもベーコンとか売ってるよ」
「へぇ!気になるなぁ」
「少し値段が高めだけど、本当に美味しいんだよね」
「……今日買って帰るのは無理かな……」
「ふふっ。そうだね。この後芝居観るしね」
「だよね」
「また今度来た時にしようか」
「うん!」
すぐ隣で穏やかな顔で楽しそうに笑っているセオに落ちていたテンションを上がっていく。あとメニュー表を一緒に見ている途中でセオがアイーダ達に見られないように机の下でウーゴの手を握ってくれたことがかなり大きい。何これ。普通に手を繋ぐよりドキドキしちゃう。
ウーゴは急速にご機嫌になって、目の前のアイーダ達の存在を忘れて、注文したものが運ばれてくるまで、この店のそこそこ常連らしいセオと色んなメニューについて話をしていた。
デカ盛り欲張り定食は本当に量が多く、味もかなり良かった。追加でセオお勧めのロールキャベツを頼んだらそれなりに満腹になる程だった。普通のロールキャベツはハンバーグをキャベツで巻いているが、この店のロールキャベツは厚切りのブロックベーコンをキャベツで巻いてクリームソースで煮込んでいるものだった。程よいベーコンの塩気とキャベツの自然な甘味がまろやかなクリームソースと絶妙に合っていて、かなり美味しかった。一緒についてきた店で作っている焼きたてのパンをクリームソースにつけて食べてもめちゃくちゃ美味しかった。セオが笑って『ソースついてる』と言って、ウーゴの唇を指で拭って、更にその指をペロリと舐めてくれたものだから、ウーゴのテンションは爆上がりした。『あーん』はできなかったが、これはこれでいい。ありです。
ウーゴはご機嫌になって4人で店を出た。
劇場に行ってチケットと飲み物、軽食を買い、客席に座る。左隣はセオだ。それはいい。しかし右隣がアイーダだった。
こ・こ・で・も・一・緒・か・よ!
せめて席が離れていればいいのに、アイーダ達もすぐ隣だった。ウーゴのテンションが急降下したが、芝居が始まる直前に客席が暗くなったタイミングでセオがこっそり手を握ってくれた。その事でウーゴの機嫌はまた直り、なんだかんだで芝居を楽しむことができた。
芝居を楽しんだ後、セオと一緒に物販を覗き、劇場の前でまたアイーダ達と遭遇した。
「僕達ステーキでも食べに行こうかと思ってるんだけど、君達はどうする?」
「あ、僕達は花街の面白いカクテルが置いてある店に行く予定なんです」
「お、そうか。そっちも楽しんでこいよ」
「はい。ありがとうございます」
ロムルスがのほほんと聞いてきたが、セオがさらりとかわしてくれた。ありがとう!セオ!好きっ!
ウーゴとセオはアイーダ達と別れて、連れだって花街方面へと足を向けた。
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