残念美人と歩む道

丸井まー(旧:まー)

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ナイルは文字列を目で追いながら、ワインを1口飲んだ。エロ本は半ばまで読み進んでいて、現在ナイルが好きな密室エロの真っ最中である。学校の昼休みに人気が少ない場所にあるトイレの個室で主人公の女子生徒が自分で長い制服のスカートを捲りあげてパンツ越しにまんこを舐められている。描写が丁寧で想像力を掻き立てられ、なんともエロくて最高である。主人公の女子生徒の反応もエロ可愛くて堪らない。女子生徒のパンツのクロッチがずらされ、直接まんこを舐められている。人が来ることが少ないトイレなのに、そのタイミングでトイレに誰か入ってきた。誰かの立てる物音にビクつきながらも片手で口を押さえて喘ぎ声を殺し、今していることが誰かにバレるかもしれないという事にも感じて派手にまんこを濡らすという展開になんとも興奮してしまう。先が気になる。
集中して読んでいると、くっついているディリオが少し身動ぎした。


「……小隊長」

「あ?」

「ちんこ出していいですか?勃起してキツい」

「俺も出すわ。さっきからやべぇ」

「どうせなら下全部脱ぎます?ちんこだけ出してんのも間抜けだし」

「そうだな」


ナイルは1度持っていたワイングラスを床に置いて、床に座ったままズボンと下着を脱いだ。すぐ隣でエロ本を床に置いたディリオも脱いでいる。勃起しているディリオのぺニスが普通に見える。ディリオのぺニスは羨ましいくらい太くて長い。カリの部分が大きく、あの大きさと形の張り型をアナルに入れたら絶対に気持ちがいいな、と思いながら、ナイルは持っていたズボンと下着を適当に床に放り投げた。


「あ、ついでにオナホとローション」

「やんのかよ」

「引っ込みつかないくらいガッチガチですもん」

「俺のも取って」

「やるんじゃないですか」

「いやだって。もうヤバいし」

「そうっすね」


ナイルのぺニスも興奮してガチガチに勃起している。お互い勃起したぺニスを露出しているというのにまるで全然気にならない。完全に酔っている。ナイルはエロ本の続きを読みながらオナニーすることしか頭の中になかった。


「どれにします?」

「それ。オレンジのやつ」

「俺はこれかな」

「アナル型使わないのか?」

「まずは普通にまんこ型で。2回目はアナル型いってみます」

「ふーん」

「張り型も使います?」

「あぁ。そのいぼいぼのやつ」

「はーい」


なんだか自然とディリオとオナニーをする流れになっているが、ナイルは酔っているからか思考がなんだかぼんやりしていて、全然何の問題もないと思っていた。とにかく今はオナニーがしたい。
ナイルはディリオからオナホと張り型とローションのボトルを受けとると、すぐにローションをオナホの中に垂らした。まずはオナホからだ。自分の勃起したぺニスをオナホに入れていくと、ローションでぬるつく絶妙な具合の襞にぺニスを擦られる。気持ちよくて、ナイルは思わず溜め息を吐いた。すぐ隣に戻ってきたディリオも胡座をかいてオナホにぺニスを入れていた。既にゆっくりとした仕草でぬこぬこ上下にオナホを動かしている。


「続き読みます?」

「あぁ」


ナイルもオナホをぬこぬこ上下に動かしながら、開いたままのエロ本の頁に目を落とした。トイレの中の若い男女の行動はどんどんエスカレートしていき、今は女子生徒が相手の男子生徒に言われて自分で指でまんこを弄りながら、男子生徒のぺニスを口に咥えて舐めている。オナホに入れているぺニスから感じる快感に背筋をゾクゾクさせながら、頁を捲って続きを読む。
いよいよ男子生徒が勃起したぺニスを女子生徒のまんこに突っ込んだ頃、すぐ隣のディリオが低く呻いて身体を震わせた。
ディリオの手元を見れば、半透明のオナホの中に白い精液が見える。


「もう出したのか?」

「はぁ……我慢できなくて」

「早漏」

「ちげぇし。溜まってただけだし。いつもはもっと時間かかるし」

「はいはい。そうことにしておいてやる」

「本当だし。……まぁ、いいや。次はアナル型イキます」

「イッてこい」


精液まみれのオナホを抜いて適当に床に転がしたディリオがアナル型のオナホをすぐに手にとって、ローションをオナホの中に垂らした。ディリオが自分の手で萎えたぺニスを擦ると、すぐにまた勃起した。勃起したぺニスをアナル型のオナホに入れていく様子を見ながら、ナイルはずっとオナホを動かし続けていた。
正直ナイルももう射精しそうである。このままオナホの中に射精するのもいいが、どうにもさっきから今日は触れていないアナルが疼く。
ナイルは1度動かしていたオナホから手を離した。オナホをぺニスに嵌めたまま、汚れないように上着と肌着を脱いで、ローションのボトルを手に取る。腰に手を当てて直腸に浄化魔術をかけると、すぐにローションを右手に出し、すぐに自分のアナルに触れる。


「続き」

「はーい。つーか、このアナル型やべぇ」

「あ?マジで?」

「はい。いや、確かに中の襞の感じとか絡まり具合とかはまんこの方が上なんすけど、入り口が兎に角キツくて、これはこれでヤバいっす。なんかこう……長めのストロークでガンガンいこうぜ、みたいな。そんな楽しみ方ですね。あーー……やべぇ」


話している間もディリオの手はずっと大きく動いている。チラッとディリオの手元を見れば、アナル型オナホがぺニスの先っぽギリギリまで抜かれてすぐにまたぺニスの根元まで押し込まれている。普通のまんこ型より長めのアナル型オナホを大きくリズミカルに動かしているディリオの呼吸は荒い。
ディリオの視線はエロ本に釘付けである。ナイルも床に置いて広げたエロ本に視線を落として、続きを読みながら自分のアナルに指を深く入れた。

エロ本の立ちバックでガンガンいこうぜ!な展開に胸と股間を熱くしつつ、アナルを指で解して腰を震わせながら前立腺を弄る。エロ本を読みたいし、でもがっつりアナルを弄りたいし、ということで、ナイルは四つん這いになっていた。時折アナルから指を抜いてぺニスに嵌めっぱなしのオナホを動かして射精するギリギリまで快感を高め、またオナホから手を離してアナルを弄るということを繰り返していた。1人焦らしプレイである。我慢したら我慢しただけイク時が気持ちいいのは経験済みである。
はぁはぁ息を荒げながら、視線はエロ本の文字をひたすら追い、脳内にエロ本の内容を思い浮かべ、どっぷりエロい想像に浸りながら自分のアナルを指で解す。もうそろそろ張り型を入れてもいいかもしれない、というところまで解れたら、ナイルは自分のアナルから指を抜いて漸く張り型を手に取った。
いぼいぼのついたグロテスクな見た目の張り型にローションをたっぷり塗り、興奮で乾いた唇を舌で舐めながら、四つん這いの体勢でゆっくり自分のアナルに張り型を押し込んでいく。自分の狭いアナルの中が張り型でメリメリ押し拡げられ、いぼいぼが内壁を絶妙に擦ってくる。太くなっているカリの部分が前立腺を強く刺激して、張り型全体についているカリより小さな突起もいい感じに前立腺に当たり、頭がぶっ飛びそうな程気持ちがいい。張り型を根元までアナルで飲み込むと、ナイルの狭い中がみっちり満たされた。ゾクゾクする快感が止まらない。ナイルは口元に笑みを浮かべながら、根元付近にある張り型のスイッチを押した。途端に小さくウィンウィンと音を立てながら、張り型がナイルのアナルの中で暴れだす。内壁をいぼいぼで刺激されながら中を掻き回されて、思わずナイルは腰を震わせて喘いだ。
隣からも小さく喘ぐ声が聞こえた気がして、ふっとエロ本に固定していた視線をディリオに向けると、眉間に皺を寄せて、頬を紅潮させながら、腰を震わせてディリオがまた射精していた。ナイルは思わず吹き出してしまった。


「……は、ははっ……やっぱり、早漏じゃ、ねぇか」

「うあ、あ、う、うっさい……」

「あーーーー、くっそ、やべぇ」

「はぁ、はぁ、そういう小隊長は遅漏じゃないですか」

「あ、は、あ、ちげぇ……ひとり、焦らしプレイ、ちゅう、だ、ばかやろう……うあぁ」

「隣でなんつーマニアックなことしてんすか」

「うっせ、ん、ん、ハマって、んだよ、はっ」

「うわ、本当にアナルに入ってる。すげー。結構太くて長いのに根元までずっぽりじゃないっすか。人間の身体すげぇ。人体の神秘ばんざい」

「あ、あ、やべぇ、んぅぅ……」

「イッちゃえー。イッちゃえー」

「うぜっ、う、あ、あ、あ」


ヤバい。張り型を抜き差ししなくても、中で激しく動き回る張り型の刺激だけで本気でイッてしまいそうだ。ナイルはこれ以上我慢するのは止めて、動く張り型をアナルで咥えこんだまま、オナホに片手を伸ばした。アナルの中を掻き回されながら、ぬこぬこオナホを動かす。頭がぶっ飛びそうな程気持ちがいい。ナイルはだらしなく口を開けて、喘ぎながら身体をくねらせ、腰をビクビク震わせながらオナホの中に思いっきり射精した。開けっぱなしの口から床に涎が垂れるが、そんなこと構っていられないくらい気持ちがいい。射精している最中にアナルの中をいぼいぼのついた張り型で掻き回されて、前立腺も絶妙に刺激されて、ナイルは堪らず全身をビクビク震わせた。


「ははっ。イッたー。すっげー」

「あ、あ、あ、あ……うっせ……」

「うわ、まだ張り型動いてる」

「あーー、あ、あ、んぅぅぅ……」

「うわー。ちょー気持ちよさそー」

「あ、あ、いい、いい、あ、ああ、あ」


ナイルはイッているのに強い快感に襲われ続けていた。これで張り型を動かしたら、もっとヤバいくらいよくなれる。ナイルは中のぺニスごと握りしめていたオナホから手を離して、力の入らない手で張り型の根元を掴み、ずるぅぅ、と動く張り型を引き抜いて、また強く深く張り型を自分のアナルに押し込んだ。
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