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酔いで止まらぬ好奇心

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カミロはジャファーとキレイになった床に座って、3本目の甘い酒を飲んでいた。コップが1つしかないので、瓶に直接口をつけて飲んでいる。ジャファーが飲んでいるのは辛い酒だ。1口飲ませてもらって噎せたので、酒精がキツいらしい。頭も身体もふわふわする。空調をつけているのだが、それにしたって身体が熱い。
カミロは着ていたセーターもシャツも脱いで、上は薄い肌着だけになっていた。
4本目の半分を飲み終える頃には更に熱くなり、カミロはズボンも靴も靴下も脱いだ。少しひんやりとしている床が気持ちいい。


「アンタ飲むと脱ぐタイプ?こないだは脱がなかったけど」

「……熱い」

「んー……こないだより飲んでるからかな?それとも持ってきた酒強すぎたかな。旨い?」

「甘い」

「それ1番上の姉が作った果実酒。アンタが今飲んでるのはブルーベリー。毎年近くの山に植えてるのを収穫しに行くの」

「ブルーベリー」

「ジャムとか食べたことない?」

「ジャムは食堂のデザートでたまにヨーグルトにのっている。でもどれか分からない。赤いのとか紫っぽいのとかオレンジのもある」

「紫のやつだな」

「美味しい」

「そうだな」


ブルーベリーとやらの酒は甘くて香りがよくて美味しい。身体が熱いから、少し冷たい酒が欲しくなり、カミロはまた酒の瓶に口をつけた。酒が喉を通る時に、少し冷たい筈なのに熱いという不思議な感覚に首を傾げる。熱い。ふわふわする。
もっと脱いだら涼しくなるのか。
カミロは肌着もボクサーパンツも座ったまま脱ぎ捨てた。尻に直接触れる床がひんやりしていて気持ちいい。
カミロは胡座をかいて、すぐ後ろのベッドに凭れた。


「全部脱いじゃったよ」

「……何故『勃起』している」


ジャファーの股間が不自然に盛り上がっていた。今は朝ではないから『朝勃ち』ではない。ならば『性的興奮』をしているのか。


「いやだって。微妙にまんこ見えてるし」

「……あぁ」

「折角だし、もっと見せてよ。こないだみたいに」

「……あぁ」


カミロは膝を立てて脚を大きく開いた。両手の指先でぷにっとした肉の襞を広げる。


「……クリトリス可愛いね」

「『クリトリス』」

「女の身体の外側の、触って1番気持ちいいところ」

「触るとどうなる」

「気持ちよくなって濡れる」

「触らなくても濡れている時がある。何故」

「どんな時?」

「月経の少し前」

「ふーん。そういうこともあるんだ。今は?」

「……?少し、濡れている。何故」

「さぁ?ねぇ」

「なに」

「少し触ってみていい?濡れたらどんな感じなのか気になる」

「……あぁ」


カミロは何も考えずに頷いた。熱い。
ジャファーがカミロに近づいてきて、カミロの腰を掴んだ。


「ベッド上がって」

「……あぁ」


ジャファーがカミロの腰を掴んで、軽々とカミロの身体を持ち上げ、ベッドに座らせた。ふわふわして、いまいち身体に力が入らないので、カミロは『まんこ』から手を離して後ろ手に両手をついた。膝を立てて脚を大きく開く。
ジャファーの指が『まんこ』に触れた。柔らかい肉を両手の指で優しく広げられる。
ジャファーはベッドの下に座っているから、顔がカミロの『まんこ』の前にある。さっきよりもずっと至近距離で、じっとジャファーに『まんこ』を見られている。なんだかよく分からない感覚がする。下腹部や『まんこ』が熱いような、じんじんするような、カミロではうまく言葉にできない感覚に、カミロは首を傾げた。


「……濡れてる」

「……あぁ」

「何で濡れてるの」

「分からない」

「どんな感じ?」

「熱い」

「ふーん。触るよ」

「…………あぁっ」


触ると言ったのに、『まんこ』に触れたのはジャファーの指ではなく舌だった。舌も触ると言うのか。舌は舐めると言うのではないだろうか。分からないがそれ以上に分からない初めての感覚がする。ぬるぬると熱いジャファーの舌で舐められると、形容しがたい感覚が込み上げて、カミロは無意識のうちに腰をくねらせた。ぬるぬると『まんこ』全体をジャファーに舐められる。


「クリトリス舐めるよ」


ジャファーが『まんこ』の小さな突起部分を舐めた。途端に背筋がゾクゾクする強い刺激に襲われる。何度も舌で転がすようにして舐められると、何故か腰が浮いてしまい、ジャファーの口に『クリトリス』を押しつけるようにしてしまう。訳が分からない初めての感覚だが、何故かもっとしてほしい。


「気持ちいい?」

「よく分からない感覚がする。でももっと舐めてほしい」

「いいよ。ちなみにそれが気持ちいいって感覚ね」

「これが『気持ちいい』」

「気持ちいい?」

「気持ちいい」


これが『気持ちいい』という感覚なのか。ゾクゾクして、何故だかもっと欲しくなる。ジャファーに再び『クリトリス』を舐められると、意味をなさない声が自然とカミロの口から出た。何故だろう。
『クリトリス』を舌で円を描くように舐められると、勝手に腰が震えて、『気持ちいい』が増していく。
ジャファーが『クリトリス』から口を離して、じっとカミロの『まんこ』をすぐ近くから見つめた。


「すっごい濡れてる。まんこ舐められて気持ちいいんだ」

「……気持ちいい」

「ははっ。指入れてみていい?」

「どこに」

「まんこの穴。ちんこ入れるとこ」

「何故」

「まんこの中も気持ちいいよ。一緒にクリトリスも舐めたげる」

「……舐めて」


あのゾクゾクする『気持ちいい』がもっと欲しい。指を『まんこ』の穴に入れると、もっと『気持ちいい』のだろうか。カミロは好奇心がうずうずして、そして何故か『まんこ』も疼く感じがして、ジャファーに素直にねだった。
ジャファーは小さく笑って、指をカミロの『まんこ』の穴にゆっくり入れた。自分の体内に初めて感じる異物感がある。これが『気持ちいい』のか?カミロの中でジャファーの指がゆっくり動いている。ジャファーの舌が再び『クリトリス』に触れた。ぬるぬると『クリトリス』を舐められながら、カミロの中をジャファーの指が動き回る感覚に『気持ちいい』がカミロの身体と頭の中を支配する。


「あ、あ、あ、きもちいい」


もっと。もっと『気持ちいい』が欲しい。何故だか、何かが込み上げてくるような、高まるような感覚がする。よく分からない。兎に角『気持ちいい』。
カミロは意味のなさない声をあげながら、ジャファーに与えられる『気持ちいい』に夢中になった。
ジャファーの指がある『まんこ』の中のある一点を押した時、身体が勝手にビクッと震える程の強い『気持ちいい』がきた。


「あうっ!」

「ん。ここ?」

「あ、あぁ、すごい」

「気持ちいい?」

「きもちいい、きもちいい」

「すげぇな。アンタの中狭くてめちゃくちゃ熱い。ぬるぬるだし、すげぇ指に絡みついてくる」

「あぁ、あっ、『クリトリス』も舐めて、あ……」

「ははっ。いいよ。イッてみようか」

「……『イク』?『射精』するのか?」

「射精はしないよ。まぁ、体験してみよう」


ジャファーが指で『まんこ』の中の一点を何度も何度も押して刺激しながら、『クリトリス』を舐めて、吸って、また舐めてと、どんどんカミロに『気持ちいい』を与えてくる。
身体の中で『気持ちいい』がどんどん膨れ上がって、訳が分からなくなる。カミロは意味のない声をあげながら、身体をくねらせた。
ぐちゅぐちゅぴちゃぴちゃと『まんこ』の辺りから音が聞こえる。
『気持ちいい』が益々膨れ上がり、頂点に達したのか、パンッと何が弾けたような気がした。


「あぁぁぁぁ!!」


カミロは大きな声をあげて、仰け反るようにして全身を震わせた。頭の中が真っ白になり、身体が勝手にビクビク震える。『気持ちいい』『気持ちいい』『気持ちいい』。『気持ちいい』が弾けた瞬間、『まんこ』から何かで出ていく感覚がした。
はぁー、はぁーと大きく息を吐いて、『まんこ』から顔を離したジャファーを見た。ジャファーの口回りが濡れている。もしや自分は粗相をしたのか。


「……悪い。粗相をした」

「おしっこじゃないよ。多分、潮吹いただけ」

「『潮』?」

「女がイク時に出るんだって。全員じゃないし、俺も詳しくは知らないけど。匂い嗅いでみなよ。おしっこの匂いじゃない」


カミロはのろのろと身体を動かしてベッドに伏せるように身体を前倒しにして、ジャファーの顔に自分の顔を近づけた。匂いを嗅いでみると、確かに尿の匂いはしない。鼻に微かに感じる匂いは初めて感じるものだ。臭いとは思わなかった。


「どう?イッてみて」

「……気持ちいい」

「もっと気持ちよくなる?」

「…………あぁ」


あの高まり続ける『気持ちいい』が弾ける瞬間の強い感覚がもっと欲しい。
カミロが頷くと、ジャファーがカミロの唇に濡れた唇をくっつけて、軽く吸った。
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