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53:リリンの誕生日パーティー
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ゴンドロフが喧しい目覚まし時計の音で目覚めると、今日もゴンドロフの胸筋を枕に寝ていたアキムが手を伸ばし、バンッと目覚まし時計を叩いて音を止めた。
ぐりぐりと額を胸筋に押しつけてくるアキムの後頭部をなんとなく撫でると、アキムが顔を上げ、眠そうな半目のまま口を開いた。
「おはようございますー。寝たい」
「おはよう。起きろ。今日はリリンの誕生日だ」
「うぃーっす。気合い入れて準備しねぇと」
アキムがへらっと笑い、ころんとゴンドロフの上からどいたので、ゴンドロフは腹筋だけで起き上がり、ベッドから下りて着替えを持って階下の風呂場に向かった。
アキムと一緒にシャワーを浴びて、脱衣場の洗面台で伸ばして整え始めて間がない髭を鋏と櫛を使って丁寧に整えていく。アキムも髭を剃ると、洗濯を仕掛けて、2人で台所へと向かった。今日は日課はなしだ。リリンの誕生日パーティーの準備がある。
ゴンドロフは気合を入れてアキムと一緒に朝から豪華仕様な朝食を作り始めた。
朝食が出来上がるタイミングで、ご機嫌なリリンを抱っこしたアイナが台所へやって来た。
「おはよー。ごめーん。ちょっと寝過ごしたわー」
「おはよー。今日はリリンの誕生日だからアイナも休みの日だぞー」
「おーちゃ!」
「おはよう。アイナ。リリン。ん? 抱っこか? リリン。よっしゃ。こーい」
「あーぅ! まんまー!」
「あはっ。いい匂いがしてるからお腹空いたみたいね」
「ははっ。どれも美味くできてると思うぞ」
「んっ! スープも完成! 皿に盛って運ぶよー」
「一緒にやるわ。ゴンちゃん、リリンよろしくー」
「おぅ。リリンは髭が好きだな。うりうりうりー」
「きゃー!」
ふさふさに伸びている口髭や顎髭をリリンの柔らかい頬に優しく擦りつけると、リリンが楽しそうに歓声を上げ、きゃっきゃっと笑った。可愛らしくて大変よろしい。
ゴンドロフがリリンと戯れている間に、アキムとアイナが朝食を居間に運んでくれていた。
居間に移動して、リリンを最近買った子供用の椅子に座らせたら朝食の時間である。
手掴みで食べるリリンの様子を見ながら、ガツガツと美味い朝食を食べきる。昼食はデーリ達がやって来て、一緒に庭で肉祭りパーティーの予定だ。昨日のうちにアイナがチーズケーキを焼いてくれている。いつも干し肉などを買う店で見つけた美味い杏のジャムをかけて食べるつもりだ。
洗濯物を干したら、庭でパーティーの準備をせねば。
ゴンドロフはうきうきしながら、アキムと一緒に手早く朝食の後片付けをした。
ダメ元で金物屋に行ってみたら、大きな金属製の網といい感じの長さの金属製の棒があった。網の四隅に針金を使って棒を上手い具合に固定して、棒を地面に刺して固定する。網の下で焚き火をすれば、網の上で肉が焼けるという寸法だ。念の為、網はしっかり洗ってから食用油を塗ってある。網はかなり頑丈なものなので、肉を焼いた後に鍋をのせてスープも作れる。
アキムと手分けして洗濯物を干し、居間を中心にいつもより丁寧に掃除をすると、昼時が近くなっていた。
ゴンドロフが庭で焚き火の準備をしていると、リリンを抱っこしたアイナと一緒にデーリとナクールがやって来た。
「よっ。ゴンドロフ。へぇ。考えたな。これで肉を焼くんだ」
「おぅ。今日は肉祭りだ。アイナがチーズケーキ焼いてくれてるぞ」
「おー! やったね! あ、アイナちゃん。はい。リリンちゃんの誕生日プレゼント。よかったら遊んでよ」
「わぁ! ありがとうございます! 可愛い猫のぬいぐるみ! リリン。猫ちゃんよ。にゃーん」
「にゃー!」
「ははっ! お喋り上手だねー。かーわいいー」
「アイナ。リリンを抱っこさせてもらってもいいだろうか」
「勿論です! ほら。リリン。ナクールさんよ」
「なー?」
「お、おぉ……思っていたより少し重い。デーリ。柔らかくて可愛い」
「大きくなったよなー。赤ちゃんの成長ってほんと早いな」
「デーリ。交代」
「うん。初めて赤ちゃん抱っこした感想は?」
「小さくて、温かくて、すごく可愛い」
ナクールがデーリが抱っこしているリリンの小さな手を握り、ふわっと笑った。
アキムが大皿にのせた肉や野菜を運んできたので、誕生日パーティーの始まりである。折りたたみ式の木の椅子も事前に準備済みだ。テーブルはないが、特に問題はないだろう。
リリンには小さなパンを焼いてあるし、小さめに切った野菜や鶏のささみを塩や胡椒をかけずに焼いてやる。リリン用のデザートに、ちゃんと苺も用意してある。
焚き火がいい感じになり、網が熱くなったら肉祭りパーティー開始である。
ゴンドロフが主に肉や野菜を焼く。せっかくの誕生日パーティーなので、お高めのいい牛肉を買ってきた。味付けは塩胡椒だけだが、一つ焼き上がったものを食べてみれば、肉の脂の甘さが引き立っていてめちゃくちゃ美味い。
ワクワクした様子のアキム、アイナもだが、いつもは落ち着いた雰囲気のナクールもどことなくはしゃいでいる様子だ。
「ゴンドロフ。この肉はもういいだろうか」
「いいぜー。ほれ」
「ありがとう。……ふふっ。美味い。外で食事をするなんて初めてだ」
「ん? そうなのか?」
「あぁ。僕は街の外に出たことがない。薬の材料は馴染みの流れの薬師かギルドに頼むから自分で採りには行かない」
「あー。なるほど」
「ゴンちゃん、玉ねぎも追加で焼いてー。リリンが気に入ったみたい」
「いいぞー」
「肉うんまー。野菜も焼いただけなのにうまー」
「ねー。ちょっと不思議よね。お兄ちゃん。お外で食べるってだけですっごい楽しいわ! お肉も野菜もおーいしーい」
「なー。今後の誕生日パーティーは庭で肉祭り確定だな。めちゃくちゃ楽しいー」
「ダーリンも楽しい?」
「あぁ。とても新鮮で楽しい」
「ははっ! そいつぁよかったぜ」
いつも仕事の時は野外で食べることが多いゴンドロフやデーリには感覚的によく分からないが、街生まれ街育ちの面々は新鮮で楽しいらしい。アキムもアイナも楽しそうに笑っているし、普段は表情控えめなナクールも笑っているので、デーリが嬉しそうだ。
ゴンドロフはせっせと肉を焼きつつ、賑やかなパーティーにご機嫌に目を細めた。
皆満腹になると、家の中に入って居間でデザートの時間である。アキムが淹れてくれた紅茶が、杏のジャムをかけたチーズケーキとよく合う。紅茶も、この日の為にちょっといいやつを買った。
リリンは苺に夢中になっている。ちょっと前までは大人が食べさせていたのに、今はもう1人で手掴みで食べるようになった。子供の成長は本当に早い。
ナクールからもリリンの誕生日プレゼントで汗疹の薬を貰っていた。ナクールが調合した赤ん坊でも使える肌に優しいものらしい。アイナがとても喜んでいた。
ゴンドロフはリリンへのプレゼントで夏物の薄い毛布を贈った。可愛らしい犬の刺繍が施されており、リリンに見せると『わんわーん!』と喜んでくれた。リリンが喜んでくれたことが嬉しくて、ちょっと胸の奥が擽ったい。
少々興奮気味だったリリンが寝落ちると、大人だけでお喋りしてから、夕方前にはデーリ達は帰っていった。2人とも終始楽しそうにしていたので、アキム達も嬉しそうだ。主役のリリンもずっとご機嫌だったし、誕生日パーティー大成功である。
台所で後片付けをしながら、ご機嫌なアキムが話しかけてきた。
「ゴンちゃん。今日はありがとうございましたっ! へへっ。めちゃくちゃ楽しかったっす! 外で食うのほんとに楽しいから、またやりましょーよー」
「おー。いいぞ。網は明日洗って手入れしとくわ」
「今度は焚き火のやり方教えてくださいよー。俺もやってみてぇっす!」
「んじゃ、次は一緒にやるか」
「うぃーっす!」
アキムの子供みたいな無邪気な笑みを見て、ゴンドロフはクックッと低く笑った。
ゴンドロフにとって大事な者達の笑顔を見るのは気分がいい。相棒のデーリは勿論だが、アキムもアイナもリリンも、ゴンドロフにとってはもう大事な者になっている。
ゴンドロフはご機嫌に後片付けをしてから、アキムと手分けして夕方の家事を始めた。
ぐりぐりと額を胸筋に押しつけてくるアキムの後頭部をなんとなく撫でると、アキムが顔を上げ、眠そうな半目のまま口を開いた。
「おはようございますー。寝たい」
「おはよう。起きろ。今日はリリンの誕生日だ」
「うぃーっす。気合い入れて準備しねぇと」
アキムがへらっと笑い、ころんとゴンドロフの上からどいたので、ゴンドロフは腹筋だけで起き上がり、ベッドから下りて着替えを持って階下の風呂場に向かった。
アキムと一緒にシャワーを浴びて、脱衣場の洗面台で伸ばして整え始めて間がない髭を鋏と櫛を使って丁寧に整えていく。アキムも髭を剃ると、洗濯を仕掛けて、2人で台所へと向かった。今日は日課はなしだ。リリンの誕生日パーティーの準備がある。
ゴンドロフは気合を入れてアキムと一緒に朝から豪華仕様な朝食を作り始めた。
朝食が出来上がるタイミングで、ご機嫌なリリンを抱っこしたアイナが台所へやって来た。
「おはよー。ごめーん。ちょっと寝過ごしたわー」
「おはよー。今日はリリンの誕生日だからアイナも休みの日だぞー」
「おーちゃ!」
「おはよう。アイナ。リリン。ん? 抱っこか? リリン。よっしゃ。こーい」
「あーぅ! まんまー!」
「あはっ。いい匂いがしてるからお腹空いたみたいね」
「ははっ。どれも美味くできてると思うぞ」
「んっ! スープも完成! 皿に盛って運ぶよー」
「一緒にやるわ。ゴンちゃん、リリンよろしくー」
「おぅ。リリンは髭が好きだな。うりうりうりー」
「きゃー!」
ふさふさに伸びている口髭や顎髭をリリンの柔らかい頬に優しく擦りつけると、リリンが楽しそうに歓声を上げ、きゃっきゃっと笑った。可愛らしくて大変よろしい。
ゴンドロフがリリンと戯れている間に、アキムとアイナが朝食を居間に運んでくれていた。
居間に移動して、リリンを最近買った子供用の椅子に座らせたら朝食の時間である。
手掴みで食べるリリンの様子を見ながら、ガツガツと美味い朝食を食べきる。昼食はデーリ達がやって来て、一緒に庭で肉祭りパーティーの予定だ。昨日のうちにアイナがチーズケーキを焼いてくれている。いつも干し肉などを買う店で見つけた美味い杏のジャムをかけて食べるつもりだ。
洗濯物を干したら、庭でパーティーの準備をせねば。
ゴンドロフはうきうきしながら、アキムと一緒に手早く朝食の後片付けをした。
ダメ元で金物屋に行ってみたら、大きな金属製の網といい感じの長さの金属製の棒があった。網の四隅に針金を使って棒を上手い具合に固定して、棒を地面に刺して固定する。網の下で焚き火をすれば、網の上で肉が焼けるという寸法だ。念の為、網はしっかり洗ってから食用油を塗ってある。網はかなり頑丈なものなので、肉を焼いた後に鍋をのせてスープも作れる。
アキムと手分けして洗濯物を干し、居間を中心にいつもより丁寧に掃除をすると、昼時が近くなっていた。
ゴンドロフが庭で焚き火の準備をしていると、リリンを抱っこしたアイナと一緒にデーリとナクールがやって来た。
「よっ。ゴンドロフ。へぇ。考えたな。これで肉を焼くんだ」
「おぅ。今日は肉祭りだ。アイナがチーズケーキ焼いてくれてるぞ」
「おー! やったね! あ、アイナちゃん。はい。リリンちゃんの誕生日プレゼント。よかったら遊んでよ」
「わぁ! ありがとうございます! 可愛い猫のぬいぐるみ! リリン。猫ちゃんよ。にゃーん」
「にゃー!」
「ははっ! お喋り上手だねー。かーわいいー」
「アイナ。リリンを抱っこさせてもらってもいいだろうか」
「勿論です! ほら。リリン。ナクールさんよ」
「なー?」
「お、おぉ……思っていたより少し重い。デーリ。柔らかくて可愛い」
「大きくなったよなー。赤ちゃんの成長ってほんと早いな」
「デーリ。交代」
「うん。初めて赤ちゃん抱っこした感想は?」
「小さくて、温かくて、すごく可愛い」
ナクールがデーリが抱っこしているリリンの小さな手を握り、ふわっと笑った。
アキムが大皿にのせた肉や野菜を運んできたので、誕生日パーティーの始まりである。折りたたみ式の木の椅子も事前に準備済みだ。テーブルはないが、特に問題はないだろう。
リリンには小さなパンを焼いてあるし、小さめに切った野菜や鶏のささみを塩や胡椒をかけずに焼いてやる。リリン用のデザートに、ちゃんと苺も用意してある。
焚き火がいい感じになり、網が熱くなったら肉祭りパーティー開始である。
ゴンドロフが主に肉や野菜を焼く。せっかくの誕生日パーティーなので、お高めのいい牛肉を買ってきた。味付けは塩胡椒だけだが、一つ焼き上がったものを食べてみれば、肉の脂の甘さが引き立っていてめちゃくちゃ美味い。
ワクワクした様子のアキム、アイナもだが、いつもは落ち着いた雰囲気のナクールもどことなくはしゃいでいる様子だ。
「ゴンドロフ。この肉はもういいだろうか」
「いいぜー。ほれ」
「ありがとう。……ふふっ。美味い。外で食事をするなんて初めてだ」
「ん? そうなのか?」
「あぁ。僕は街の外に出たことがない。薬の材料は馴染みの流れの薬師かギルドに頼むから自分で採りには行かない」
「あー。なるほど」
「ゴンちゃん、玉ねぎも追加で焼いてー。リリンが気に入ったみたい」
「いいぞー」
「肉うんまー。野菜も焼いただけなのにうまー」
「ねー。ちょっと不思議よね。お兄ちゃん。お外で食べるってだけですっごい楽しいわ! お肉も野菜もおーいしーい」
「なー。今後の誕生日パーティーは庭で肉祭り確定だな。めちゃくちゃ楽しいー」
「ダーリンも楽しい?」
「あぁ。とても新鮮で楽しい」
「ははっ! そいつぁよかったぜ」
いつも仕事の時は野外で食べることが多いゴンドロフやデーリには感覚的によく分からないが、街生まれ街育ちの面々は新鮮で楽しいらしい。アキムもアイナも楽しそうに笑っているし、普段は表情控えめなナクールも笑っているので、デーリが嬉しそうだ。
ゴンドロフはせっせと肉を焼きつつ、賑やかなパーティーにご機嫌に目を細めた。
皆満腹になると、家の中に入って居間でデザートの時間である。アキムが淹れてくれた紅茶が、杏のジャムをかけたチーズケーキとよく合う。紅茶も、この日の為にちょっといいやつを買った。
リリンは苺に夢中になっている。ちょっと前までは大人が食べさせていたのに、今はもう1人で手掴みで食べるようになった。子供の成長は本当に早い。
ナクールからもリリンの誕生日プレゼントで汗疹の薬を貰っていた。ナクールが調合した赤ん坊でも使える肌に優しいものらしい。アイナがとても喜んでいた。
ゴンドロフはリリンへのプレゼントで夏物の薄い毛布を贈った。可愛らしい犬の刺繍が施されており、リリンに見せると『わんわーん!』と喜んでくれた。リリンが喜んでくれたことが嬉しくて、ちょっと胸の奥が擽ったい。
少々興奮気味だったリリンが寝落ちると、大人だけでお喋りしてから、夕方前にはデーリ達は帰っていった。2人とも終始楽しそうにしていたので、アキム達も嬉しそうだ。主役のリリンもずっとご機嫌だったし、誕生日パーティー大成功である。
台所で後片付けをしながら、ご機嫌なアキムが話しかけてきた。
「ゴンちゃん。今日はありがとうございましたっ! へへっ。めちゃくちゃ楽しかったっす! 外で食うのほんとに楽しいから、またやりましょーよー」
「おー。いいぞ。網は明日洗って手入れしとくわ」
「今度は焚き火のやり方教えてくださいよー。俺もやってみてぇっす!」
「んじゃ、次は一緒にやるか」
「うぃーっす!」
アキムの子供みたいな無邪気な笑みを見て、ゴンドロフはクックッと低く笑った。
ゴンドロフにとって大事な者達の笑顔を見るのは気分がいい。相棒のデーリは勿論だが、アキムもアイナもリリンも、ゴンドロフにとってはもう大事な者になっている。
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