厳ついおっさんが女体化しても厳ついおばさんにしかならねぇんだよ!

丸井まー(旧:まー)

文字の大きさ
52 / 77

52:新たな性感帯見つけ隊!※

しおりを挟む
 アキムは熱い息を吐きながら、ぶるっと身体を震わせてゴンドロフの口内に精液を吐き出した。
 ゴンドロフは本当に器用だと思う。どんどん口と手でペニスを弄るのが上手くなっていて、射精するまでの時間が短くなりつつある。ちょっと悔しいのだが、気持ちがいいのでよしとする。

 三発口と手で抜いてもらったので、今度はアキムがゴンドロフをあんあん言わせる番だ。全身脱毛したので、尻たぶに生えていた毛もアナル周りの毛もなくなっている。
 アキムはうきうきとゴンドロフに声をかけ、とりあえず仰向けに寝転がってもらった。

 胸毛がなくなったつるっつるの胸筋に顔を埋め、ふかふかふにふにの胸筋に顔を擦りつける。弾力性のある柔らかさとゴンドロフの高めの体温、慣れた匂いに眠気が誘われるが、セックスがしたいので、おっぱい枕で寝るのはセックスが終わった後だ。

 アキムはむぎゅっと胸筋を寄せて谷間をつくると、つーっと谷間を舌でなぞった。毛を剃っていた時は若干剃りが甘くて舌に短い毛が触ることがあったが、完璧につるっつるになっているので、舐めていて地味に楽しい。
 ゴンドロフの肌は若さを感じないし、あちこちに傷痕があるが、魔法で脱毛してもらったせいか、なんだかちょっとだけ肌がきれいになった気がする。気のせいかもしれないが。

 胸筋をふにふに揉みながら、淡い茶褐色の乳首を舐め始める。たまに乳首イキに挑戦しているせいか、初めて男の身体でセックスした時よりも、若干乳首がぷっくり大きくなっている気がする。
 乳頭を擽るようにチロチロと舐め、ピンと勃った乳首を転がすように舐め回し、乳輪ごと口に咥えて、ちゅーっぽっと少し強めに吸って口を離す。

 反対側の乳首をゴンドロフが好きな力加減でちゅっちゅくちゅくちゅく吸いつつ、唾液で濡れた乳首を指で優しくくにくに弄っていると、ゴンドロフがくっくっと低く笑いながら、アキムの頭を撫でた。目だけでゴンドロフを見上げれば、実に楽しそうな顔をしている。下腹部に熱くて硬いものを擦りつけられた。
 アキムもなんだか楽しくて目を細め、ちゅーぽっと強めに吸いながら乳首から口を離した。


「ちんこガチガチっすねー」

「おぅよ。ケツ舐めろー。ケツー」

「ケツは最後で! せっかくつるっつるになったんで舐めまくるっす!」

「あー? どこを?」

「脇とか? あと腹とか背中とか」

「おっさんの脇舐めて楽しいか?」

「どんだけつるっつるなのか確認したいんでー」

「汗くせぇだろ」

「ゴンちゃんの汗の匂いなんて今更っすよ。慣れきってるっす」

「それもそうか。なら舐めてみろー。おらー。おっさんの脇だー」

「うぇーい」


 ゴンドロフが楽しそうにニヤニヤしながら両腕を上げた。つるりとした毛のない脇が露わになる。アキムも楽しくてにまにましながら、ゴンドロフの脇に鼻先を埋め、すーっと鼻で息を吸った。
 早くも汗ばんでいるせいか、嗅ぎ慣れたゴンドロフの汗と体臭が鼻を擽る。何故か分からないが、舐められて勃起したペニスが更にちょっと元気になった。

 べろーっと脇に舌を這わせれば、つるりとした肌の感触が舌に楽しい。ちょっぴりしょっぱい汗の味も地味に興奮する。そういえば、乳首とアナル以外はあまり舐めたことがない。つるっつるの脇を舐めるのが新鮮で割と楽しい。
 アキムがゴンドロフの脇を舐め回していると、ゴンドロフが身を捩って笑い始めた。


「だはははっ! くすぐってぇ! くすぐってぇ! ちょっ、もうやめろ! 擽ったくて萎える!」

「えー。楽しいのにー。あ、あの男同士のセックスの本に載ってたんすけど、触って擽ったいところは性感帯らしいっすよ。つまり! ゴンちゃんの脇は性感帯!」

「あー? ほんとかよ。今は擽ったいだけだぞ」

「おいおい開発していくってことでー」

「俺の身体をどうする気だ」

「目指せ! 全身性感帯! あ、指とかも擽ったい方っすか?」

「指なんぞ舐められたことねぇよ」

「背中は? 肩甲骨のあたりとか感じる女多かったんすけど」

「ねぇな」

「んじゃ! 試してみるっす! 今夜はペロペロ祭りってことで!」

「どんとこいやー! とことん気持ちよくしやがれー!」

「うぃーっす!」


 アキムはゴンドロフと顔を見合わせて悪戯っぽくにまーっと笑うと、まずは腹筋や脇腹から……ということで、ゴンドロフの肌に舌を這わせ始めた。

 首筋とうなじを除いて、ゴンドロフの全身を舐め回した結果、ゴンドロフは肩甲骨と腰、足の指の股と内腿が特に感じるようだった。
 新たな性感帯の発見になんだかテンションがダダ上がりしている。首筋とうなじを舐めなかったのは、なんとなくゴンドロフが嫌がるかなー? と思ったからだ。ペニスは別として、急所を舐められるのは冒険者的に嫌がるかもしれない。今回は舐めなかったが、次はゴンドロフの許可を得てから舐めてみようかと思う。

 荒い息を吐いているゴンドロフに四つん這いになってもらい、いよいよ最後の楽しみにとっておいたアナルを舐めまくる。
 汗ばんでしっとりしているむっきりむっちりな尻肉を揉みしだき、ぐにぃっと大きく尻肉を広げると、ゴンドロフの呼吸に合わせてひくひく収縮している濃い赤褐色のアナルが丸見えになる。アナル周りには当然毛が生えていない。自分で剃っていた時よりもきれいに見えるアナルにニヤニヤしながら、アキムはべろっと赤い会陰を舐めて、ゴンドロフの熱いアナルに舌を這わせた。


「お゛っ! あ゛ぁっ……くっそ、いいっ……ん゛ーーーーっ! アキム!」

「んっ。なんすかー?」

「さっさと突っ込め。イキたくてやべぇんだよ!」

「もうちょい我慢っす! 指で解しとかねぇと。あと舐めまくりたいんでー。つーことで、舐めまっす!」

「ん゛ぁっ! ふっ、ふっ、あ゛ーーっ! じ、じれってぇ!」


 新たな性感帯を見つける為に全身を舐めまくったせいか、ゴンドロフはいつもよりずっと欲しがっている気がする。その証拠に、舌に触れるアナルもひくっ、ひくっと大きく収縮している。
 とことん焦らすのもぶっちゃけ楽しそうなのだが、あんまり焦らすのも気の毒かなー、と思い、アキムはゴンドロフのアナルから口を離して、べろっと汗ばむ尻たぶを舐めてから、ローションのボトルを手に取った。

 ゴンドロフに仰向けになってもらい、アナルを指で解しながら乳首を吸いまくる。ゴンドロフの切羽詰まったような喘ぎ声が耳に楽しい。
 もう三本の指がゴンドロフのアナルの中に入り、スムーズに動かせるようになっている。
 アキムはずるぅっと指を引き抜くと、伏せていた身体を起こして、自分のギンギンに勃起して反り返っているペニスにローションを塗りたくった。

 正常位で挿れようかと思ったが、ふと、男同士のセックス入門書に載っていた体位を思い出した。まんぐり返しならぬちんぐり返しである。ちんぐり返しの体勢の尻を跨ぎ、上からペニスを突っ込む感じで、挿れられる側からはアナルにペニスが入っているところが見えて、視覚的刺激が強いらしい。
 ゴンドロフが自分のアナルにペニスが入っているところを見て興奮するのかは分からないが、ちょっと試してみたい。
 アキムはにまにま笑いながら、ゴンドロフにおねだりをして、ちんぐり返しの体勢になってもらった。


「ゴンちゃん、体勢キツくないっすか?」

「あー? 問題ねぇ。とっとと突っ込め。そんでイカせろ」

「ゴンちゃんって身体柔らかいんすねー。言い出しといてなんっすけど、俺、この体勢は無理っすわ。んじゃ、挿れまーす」

「おー。ん゛っ! あ゛、あ゛、あ゛ーーーーっ!」

「あ、イッた」


 ちんぐり返し状態のゴンドロフの高く上げた尻を跨ぎ、上から突き下ろすように一気にアナルにペニスを押し込むと、括約筋がぎゅぎゅーっと締まり、ぶらんとしているゴンドロフのペニスからぴゅるるっと白い精液が飛び出して、蕩けた表情をしているゴンドロフの顔に精液がぽたぽたっと落ちた。

 アキムは何故か妙に興奮して、ゴンドロフの太腿の裏に手を置き、身体ごと上下に動いてペニスを抜き差ししつつ、前立腺をゴリゴリ擦り始めた。


「お゛っ! あ゛っ! あ゛っ! いっ! いってるっ! あ゛ーーーーっ! くっそ! いいっ! いいっ! たまんんねぇ!」

「あはっ! 俺もっ、すげー気持ちいいっすー。ゴンちゃん、興奮してるっしょ? いつもよりっ、中っ、熱いっすよ!」

「ん゛ぉぉっ! またっ! いぐっ! いぐっ! お゛っ! あ゛っ! あ゛っ! あ゛ぁぁぁぁっ!」

「あっはっは! やべー! 最っ高!」


 ズンズンと突き下ろすようにペニスを激しくアナルに抜き差ししていると、いつもより熱い気がするゴンドロフの腸壁がペニスにまとわりつき、括約筋がぎゅぎゅーっとキツくペニスを締めつけてくる。
 ゴンドロフがまた自分の顔に精液を飛ばす様子をガン見しながら、アキムも一際強く突き下ろし、そのままゴンドロフの腹の中に精液を吐き出した。


しおりを挟む
感想 22

あなたにおすすめの小説

同性愛者であると言った兄の為(?)の家族会議

海林檎
BL
兄が同性愛者だと家族の前でカミングアウトした。 家族会議の内容がおかしい

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

【完結】悪役令息の伴侶(予定)に転生しました

  *  ゆるゆ
BL
攻略対象しか見えてない悪役令息の伴侶(予定)なんか、こっちからお断りだ! って思ったのに……! 前世の記憶がよみがえり、反省しました。 BLゲームの世界で、推しに逢うために頑張りはじめた、名前も顔も身長もないモブの快進撃が始まる──! といいな!(笑) 本編完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 きーちゃんと皆の動画をつくりました! もしよかったら、お話と一緒に楽しんでくださったら、とてもうれしいです。 インスタ @yuruyu0 絵もあがります Youtube @BL小説動画 プロフのwebサイトから両方に飛べるので、もしよかったら! 本編以降のお話、恋愛ルートも、おまけのお話の更新も、アルファポリスさまだけですー! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

殿下に婚約終了と言われたので城を出ようとしたら、何かおかしいんですが!?

krm
BL
「俺達の婚約は今日で終わりにする」 突然の婚約終了宣言。心がぐしゃぐしゃになった僕は、荷物を抱えて城を出る決意をした。 なのに、何故か殿下が追いかけてきて――いやいやいや、どういうこと!? 全力すれ違いラブコメファンタジーBL! 支部の企画投稿用に書いたショートショートです。前後編二話完結です。

【完結】抱っこからはじまる恋

  *  ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。 ふたりの動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵もあがります。 YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。 プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら! 完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

あなたと過ごせた日々は幸せでした

蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

処理中です...