厳ついおっさんが女体化しても厳ついおばさんにしかならねぇんだよ!

丸井まー(旧:まー)

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17:賭け※

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 ゴンドロフは脱衣場に入ると、肩に担いでいたアキムを下ろし、いそいそと服を脱ぎ始めた。アキムがやる気なさげにのろのろと服を脱ぎながら、ゴンドロフをジト目で見て口を開いた。


「とりあえず無駄毛を全部剃るっす。無駄にふさふさな胸毛もまるっと全部!」

「あー? 別に構わんが」

「くっ……嫌がらせにならない……だと?」

「一発ヤッて気持ちよくなれるんなら細けぇことは気にしねぇ」

「むぅ。ほんとにヤるんすかー? 絶対ちんこ勃たないっすよー」

「男は単純だからな。ちんこ舐めれば勃つ!」

「男は繊細な生き物なんですぅ。おっさんに舐められても興奮しねぇし、勃たねぇっすよー」

「おん? よし。賭けるか。お前のちんこが勃ったら俺の勝ち。勃たなかったらお前の勝ち。負けた方が勝った方の言うことを一つ聞くってのはどうだ」

「いいっすよー。勝つ自信しかねぇしー」

「ふふん。俺の舐め技に平伏すがいいわぁ! ちんこなんて舐めたことねぇけどな!」

「その自信、どっからくるんすか?」

「ちんこを舐めたことはねぇが、床上手な娼婦に舐められたことならめちゃくちゃある。相手によっちゃあ、ちんこが入らなくて、口でやってもらって終わりって時もあったからな」

「ちんこがデカいのも考えものっすねー」

「まぁなー」


 ゴンドロフは風呂場に入ると、まずは自分の身体を洗った。アナル周りは特に丁寧に洗う。
 自分の身体を洗ったアキムが髭剃り用の剃刀を持ってきたので、大人しく身体中の毛を剃られた。ちょろっと伸びていたケツ毛もしっかり剃られた。陰嚢にまばらに生えている毛に関しては『流石に剃るのがこえぇし、抜くのもどうかと思うんでー』と見逃してくれた。
 身体についた泡を流したゴンドロフは、アキムと一緒に浴槽のお湯に浸かり、むふっと笑った。

 ゴンドロフのペニスは、快感への期待で既に勃起している。ゴンドロフはやる気満々で浴槽の中で立ち上がり、ゴンドロフの勃起ペニスを見てドン引き顔をしているアキムを肩に担いで浴槽から出た。
 脱衣場でざっと身体を拭いて、露骨にやる気のないアキムを肩に担いでうきうきと寝室へ向かう。

 ゴンドロフは暫し考え、まずはアキムのペニスを勃起させることにした。アキムのペニスが勃起したらゴンドロフの勝ちである。勝ったら、思いっきりアナルを舐めてもらって、アナルにペニスを突っ込ませる。

 ゴンドロフはベッドにアキムを下ろすと、ベッドに腰掛ける形になったアキムの足の間を陣取って膝をつき、やる気がまるでない萎えたアキムのペニスをやんわりと握った。

 アキムのペニスは皮がずる剥けで、竿が赤黒い。遊びまくっているからだろう。まずはどこから攻めようか。
 ゴンドロフはちょこっとだけ悩んでから、まずはゴンドロフ程ではないがずっしりとした陰嚢から攻めてみることにした。

 陰嚢の皺を伸ばすように、優しく丁寧に舌を這わせる。熱い肉の感触が地味に舌に楽しい。特に味はしない。ゴンドロフは娼婦の手練手管を頭に思い浮かべ、玉の片方を咥えてべろんべろん舐め回し、優しくちゅーっぽっと吸いながら口を離した。反対側の玉も同じようにしてやれば、握っている竿がほんのり硬くなってきた気がする。

 ゴンドロフは陰嚢の真ん中をつーっと尖らせた舌先でなぞり、そのままペニスと陰嚢の境目をちろちろと舐め、ペニスの根元から先っぽに向けて、ねろーっと裏筋を舐め上げた。
 アキムのペニスは間違いなく硬くなってきている。ちょっと大きくなっているアキムのペニスに、内心流石俺! と自画自賛しながら、ペロペロと微かに血管が浮かぶ竿全体を舐めていく。

 カリの下あたりをちろちろと舐めながら、目だけでアキムを見上げれば、アキムが悔しそうに顔を歪めていた。アキムのペニスはどんどん熱く硬くなってきている。
 カリの下あたりにちゅうっと優しく吸いついてから、じんわり先走りで濡れている亀頭へと舌を這わせていく。 

 舐められたり、口内射精した後の娼婦とキスをしたことがあるので、先走りや精液の味は知っている。
 ゴンドロフは熱い亀頭を舌で円を描くように舐め回しながら、ペニスの根元あたりをゆるゆると扱き始めた。


「はっ、はっ、くっ、くそっ……」

「んーふーふー」


 アキムの息遣いが徐々に荒くなっていくのが地味に楽しい。ゴンドロフはパクンと亀頭を咥えると、尖らせた舌先で優しく抉るように尿道口を刺激した。どっと口内に先走りが溢れてくる。
 ゴンドロフは尿道口を中心に舐め回しながら、いっそこのままイカせるかと思いついた。
 アキムのペニスはもう既に勃起している。賭けはゴンドロフの勝ちだ。男のペニスを舐めるのは素直に気持ちが悪いと思っていたが、こうも素直に反応してくれると、じわじわ楽しくなってくる。

 ゴンドロフはアキムをイカせようと、根元近くをちょっと強めに扱きつつ、ペニスを飲み込めるだけ深く飲み込んで、優しくペニスを吸いながら、頭を上下に動かして唇で竿を扱き始めた。先走りの味がどんどん濃くなっていく。
 アキムがゴンドロフの頭を掴んで、切羽詰まった声を出した。


「ちょっ、ゴンちゃんっ、やべぇっ、マジやべぇって!」

「んーー」

「くっそ! おっさんの口に出しちまうっ! やだー!」

「んんーっ!」

「あっ、ちょっ、吸うなぁ! くぅっ、うぁ、ちょっ、ちょっ、も、むりっ、~~~~っ、でるっ! ……っ、あぁ……」


 敏感な亀頭を中心にちょっと強めにじゅるじゅるっとペニスを吸ってやれば、次の瞬間、どばぁっと勢いよく青臭い精液が口の中に飛び込んできた。素直にくっそ不味いのだが、ゴンドロフはあえて精液を吐き出しているアキムの尿道口をちゅーっと吸った。アキムが小さく裏返った声を上げたのが聞こえてきて、大変気分がいい。

 ゴンドロフは精液を全て吸い取ると、眉間に皺を寄せて悩んでから、舌の上の精液をアキムに見せつけるように大きく口を開き、アキムが驚いた顔をしている前で、口を閉じてごくんと精液を飲み込んだ。
 喉に絡みつく感じが素直に不快だが、ゴンドロフはニヤニヤしながら、アキムのまだ熱いペニスに頬擦りをしつつ、悔しそうな顔をしているアキムを見上げた。


「どうよ? おっさんの口でイカされた感想は?」

「……最悪」

「だははっ! 賭けは俺の勝ちだな。もっかい舐めて勃たせたら、今度は俺のケツを舐めてくれよ」

「うぅーー。おっさんのケツ……めちゃくちゃ抵抗あるけど、賭けに負けたどころかイッちゃったしなぁ。ゴンちゃん、口ですんのほんとに初めてなんすか? 初めてとは思えないんすけど」

「あー? 初めてに決まってんだろ。娼婦の手練手管を真似しただけだ」

「無駄に器用っすね! ちくしょー!」

「だっはっは! 諦めて俺のケツを舐めまくれー!」

「ふぐぅっ……がんばる……賭けに負けたし……」

「その前にちんこ勃たせるわ」

「うぃーっす……」


 ゴンドロフはまた丁寧過ぎる程丁寧にアキムのペニスを舐めまくり、無事にアキムのペニスを勃起させることに成功した。
 賭けに勝てて大変気分がいい。

 ゴンドロフはベッドに上がると、いそいそと四つん這いになり、上体を伏せて、両手でむっきりむっちりした自分の肉厚の尻肉をぐにぃっと広げた。ゴンドロフは男の時でも尻がデカい。もう少し若い頃はもっと筋肉質で硬かったが、ここ数年で脂肪もつき、弾力性のあるデカ尻になった。

 娼婦に弄られた時の快感を思い出して、アナルが期待でひくひくとひくついてしまう。
 諦めたのか、アキムがアナルセックスの必需品である浄化玉を手に取り、ゴンドロフのアナルの中に押し込んだ。浄化玉は、アナルの中に入れると、中をきれいにしてくれる便利な代物だ。

 ゴンドロフは期待でワクワクしながら、アキムの熱く濡れた舌がアナルに触れた瞬間、ぞわっとする快感に腰をくねらせた。
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