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29:断じてデートではない!
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秋の豊穣祭の日の朝。
ゴンドロフはいつもの時間に起きて日課をやると、シャワーを浴びに行った。
昨夜はアキムとセックスをしたので、ゴンドロフが起きた時にはアキムはまだ爆睡していた。
熱いシャワーを浴びていると、風呂場にアキムが入ってきた。
「ゴンちゃーん。起こしてくださいよー。日課しそびれたー」
「あー? 気合で起きろ」
「無理っすね! 今日は洗濯だけして中央広場の屋台で朝飯食います?」
「おー。いいな。酒飲みてぇ」
「朝っぱらから飲むんすか。まぁいいけどね。ゴンちゃん、お洒落な服とか持ってるんすか?」
「むしろ俺がお洒落な服を持ってると思うのか?」
「思わねぇっす! ゴンちゃんがいつも通りの格好なら、俺もお洒落しなくていいや。だりぃ」
「お前、お洒落好きなんじゃねぇの?」
「いやー? 女受けがいいからお洒落してただけっすー。今は誰も遊んでくれねぇし、わざわざお洒落に気合入れたり、金かけんのもなぁーって」
「午前中のうちにアイナの好物を買いまくって届けに行って、午後からはひたすら飲むぞ」
「うぃーっす。軽めの酒を楽しみまーす。ゴンちゃん、背中洗ってー」
「あー? しょうがねぇな」
「いででで! もっと! 優しく! リリンに触る時のように!」
「野郎の背中はガシガシ擦ってなんぼだろ」
「俺の柔肌が赤くなっちゃうでしょー!」
「はいはい。そろそろ出るぞ。腹減ったから早く屋台に行きてぇ」
「うぃーっす。何食おうかなぁ。アイナがマリット君と付き合い始めてから秋の豊穣祭って行ってないんすよねー」
「あ……友達いない人……」
「いるしー! 友達ちょーいるしーー!! ただ、恋人いたり、家庭持ちだったりってのばっかりなだけだしー!!」
「なんだ。ぼっちの可哀想な子かと思った」
「ちーがーいーまーすぅー!」
ゴンドロフは喋りながら脱衣場で身体を拭き、いつもの飾り気のない服を着た。アキムも地味めな格好をしている。地味めな格好でも、顔立ちが整っていてスタイルがいいので、妙に格好よく見える。アキムの顔面がちょっとだけ羨ましくなる。
ゴンドロフは洗濯を仕掛け、アキムと手分けして家の掃除をして、洗濯が終わったら庭に干して、肩掛け鞄を持って家を出た。
秋の豊穣祭は別名『愛の祭り』とも言われている。夫婦や恋人、恋人になりたい者達が、お互いに花を贈り合う。花を受け取ってもらえたら、想いを受け取ってもらえることになる。
ゴンドロフ達には関係ないことなので、あちこちで売っている華やかな花々はスルーして、美味しい朝食と酒を求めて、中央広場へと向かった。
ゴンドロフは串に刺さったぶっといピリ辛の腸詰め肉を齧り、もぐもぐ咀嚼して、肉の旨味と辛味が口の中に残っているうちにエールを一気に飲み干した。
「ぶっはぁ! あ゛ー。うめぇ」
「おっさんくせぇっす」
「うるせぇ。お前も10年経てばおっさんの仲間入りだ」
「うげー。あ、これ美味いっす。うっすいパンで肉と野菜巻いてあって、酸味のあるソースが相性抜群っす!」
「一口くれ」
「いいっすよー。ゴンちゃんのも一口くださいっす」
「おー。交換。……あ、うめぇなこれ」
「でしょー。ピリ辛の腸詰め肉もうまー。エールも一口くださーい」
「ほらよ」
「あざーっす!」
中央広場にはめったに来ないのだが、いつもは比較的静かな中央広場が、今は屋台が立ち並び、特設ステージもできていて、楽団の演奏が行われている。軽やかな音楽を聞き流しながら、目についた美味そうなものを次から次へと買って食べていると、後ろの方から名前を呼ばれた。
振り返れば、昔馴染みのヴァルドである。隣には嫁らしき女がいて、ヴァルドは8歳くらいの男の子を肩車していた。
「よー。ゴンドロフ。デートか?」
「デートじゃねぇわ。ひたすら食ってひたすら飲みに来ただけだ」
「アキムと一緒ならデートじゃねぇか。色気はねぇけど」
「断じてデートではない!」
「はいはい。あ、こっち俺の嫁さん。で、上のが息子。って、わりぃ。息子泣き出したから離れるわ」
「おー。なんかわりぃな。あ、待て。息子に菓子でも買ってやれ。泣かせた詫びだ」
「おっ。わりぃな。気を使わせて。ありがたく貰うわ。よーし。甘いもん食いに行くぞー。泣き止めー」
ゴンドロフにビビってガチ泣きしている息子を肩車したまま、萎縮していた嫁を連れて、ヴァルドが離れていった。
ゴンドロフは、しれっと腸詰め肉を半分くらい食っているアキムに声をかけた。
「あれが普通の反応だ」
「マジで女子供に泣かれるんすねー。奥さんも泣くのを堪えてぷるぷるしてたしー。うっけるー」
「アイナが如何に肝が据わってんのかが分かるだろ」
「そっすねー」
「あとお前もな」
「俺ー? そうでもねえっすよー。慣れの問題っす。あっ! ゴンちゃん! 次あれ食いてぇっす! デッカい串焼き!」
「おっ。いいな。酒にも合いそうだ。エールなんてしょべぇ酒じゃなくて、火酒も売ってりゃあいいのに」
「火酒を水みてぇに飲むのはゴンちゃんくらいなもんっすよ」
「そうでもねぇよ。親父ー。牛串焼き二本。でけぇのくれ。でけぇの」
「ま、まいどぉ! こっ、これおまけします!!」
「おっ。ありがとな」
「やったー! これは心臓の串焼きかな? コリコリした食感でうめぇんすよねー」
「分かるー。肉の臓物も結構美味いよな。もつ煮込みが絶品な店があるぜ」
「マジっすか! 行ってみてぇっす!」
「今度行くかー」
「あ、来週の頭、俺の誕生日なんでー。そん時に連れてってくださいよー」
「あー? いいぞ。奢る」
「あざーっす! ごちになりまーす!」
「アイナの誕生日は?」
「俺の3日後っす」
「近いんだな」
「そっすねー。ゴンちゃんの誕生日は?」
「俺ー? 新年迎えて4日後」
「へぇー。ギルドは新年迎えて10日までは閉まるし、なんかお祝いします? 美味い飯と美味い酒を用意してー、ついでにだらだらヤリまくるとかー」
「採用。次の依頼次第だが、街にいたらそれで。誕生日を祝われる歳じゃねぇが、美味い飯と酒とセックス三昧は最高」
「んじゃ、そういうことでー。あ! 見てくださいよー! あそこの露店、赤ちゃん服売ってるっす!」
「見に行くか」
「うぃーっす」
バクバクと串焼きを食べきると、串を近くにあったゴミ箱に捨て、赤ちゃん服が売っている露店を覗いてみる。
「見てくださいよー! ちょー可愛くないっすかー!? 猫の着ぐるみ寝間着ですって!」
「こっちの犬のも捨てがてぇな」
「狸と狐もある……どうしよう……全部! 可愛いっ! リリンに着せたーい!」
「よし! 全部買うぞ! サイズは大丈夫だよな? よっしゃ! 大丈夫っぽい!」
「お姉さーん。この四種類の寝間着くださーい」
「あ、ありがとうございます……あ、あの! おまけで……この猫のぬいぐるみも差し上げます」
「おっ。わりぃな。ありがたく貰うわ」
「やったー! リリンへのお土産増えたっす! ゴンちゃん、そろそろアイナの好物買いに行きます?」
「おぅ。この着ぐるみ寝間着早く見せてぇしな」
「うぃーっす! ちゃんとメモしてきたっす!」
「……ちょっと多くねぇか?」
「アイナの好物、全部書いてきたんすよねー」
「まぁ、マリットがいるし、食いきれるか。よし。サクサク買って、早く着ぐるみ寝間着を見せびらかしに行くぞ!」
「うぃーっす! へへっ。喜ぶだろうな。アイナ」
アキムが嬉しそうに笑っているのをチラッと見て、ゴンドロフは本当に仲がいい兄妹だな、とほっこりした気分になった。
アイナの好物を大量の買い、アイナの家へと向かった。好物の山に大喜びしたアイナに、着ぐるみ寝間着を見せたら、それはもう喜んだ。
洗っていない状態を着せるのはちょっと……ということで、リリンに着せるのは後日である。
ゴンドロフは満面の笑みのアイナに見送られて、アキムと一緒に本格的な酒盛りをすべく、中央広場へと戻った。
ゴンドロフはいつもの時間に起きて日課をやると、シャワーを浴びに行った。
昨夜はアキムとセックスをしたので、ゴンドロフが起きた時にはアキムはまだ爆睡していた。
熱いシャワーを浴びていると、風呂場にアキムが入ってきた。
「ゴンちゃーん。起こしてくださいよー。日課しそびれたー」
「あー? 気合で起きろ」
「無理っすね! 今日は洗濯だけして中央広場の屋台で朝飯食います?」
「おー。いいな。酒飲みてぇ」
「朝っぱらから飲むんすか。まぁいいけどね。ゴンちゃん、お洒落な服とか持ってるんすか?」
「むしろ俺がお洒落な服を持ってると思うのか?」
「思わねぇっす! ゴンちゃんがいつも通りの格好なら、俺もお洒落しなくていいや。だりぃ」
「お前、お洒落好きなんじゃねぇの?」
「いやー? 女受けがいいからお洒落してただけっすー。今は誰も遊んでくれねぇし、わざわざお洒落に気合入れたり、金かけんのもなぁーって」
「午前中のうちにアイナの好物を買いまくって届けに行って、午後からはひたすら飲むぞ」
「うぃーっす。軽めの酒を楽しみまーす。ゴンちゃん、背中洗ってー」
「あー? しょうがねぇな」
「いででで! もっと! 優しく! リリンに触る時のように!」
「野郎の背中はガシガシ擦ってなんぼだろ」
「俺の柔肌が赤くなっちゃうでしょー!」
「はいはい。そろそろ出るぞ。腹減ったから早く屋台に行きてぇ」
「うぃーっす。何食おうかなぁ。アイナがマリット君と付き合い始めてから秋の豊穣祭って行ってないんすよねー」
「あ……友達いない人……」
「いるしー! 友達ちょーいるしーー!! ただ、恋人いたり、家庭持ちだったりってのばっかりなだけだしー!!」
「なんだ。ぼっちの可哀想な子かと思った」
「ちーがーいーまーすぅー!」
ゴンドロフは喋りながら脱衣場で身体を拭き、いつもの飾り気のない服を着た。アキムも地味めな格好をしている。地味めな格好でも、顔立ちが整っていてスタイルがいいので、妙に格好よく見える。アキムの顔面がちょっとだけ羨ましくなる。
ゴンドロフは洗濯を仕掛け、アキムと手分けして家の掃除をして、洗濯が終わったら庭に干して、肩掛け鞄を持って家を出た。
秋の豊穣祭は別名『愛の祭り』とも言われている。夫婦や恋人、恋人になりたい者達が、お互いに花を贈り合う。花を受け取ってもらえたら、想いを受け取ってもらえることになる。
ゴンドロフ達には関係ないことなので、あちこちで売っている華やかな花々はスルーして、美味しい朝食と酒を求めて、中央広場へと向かった。
ゴンドロフは串に刺さったぶっといピリ辛の腸詰め肉を齧り、もぐもぐ咀嚼して、肉の旨味と辛味が口の中に残っているうちにエールを一気に飲み干した。
「ぶっはぁ! あ゛ー。うめぇ」
「おっさんくせぇっす」
「うるせぇ。お前も10年経てばおっさんの仲間入りだ」
「うげー。あ、これ美味いっす。うっすいパンで肉と野菜巻いてあって、酸味のあるソースが相性抜群っす!」
「一口くれ」
「いいっすよー。ゴンちゃんのも一口くださいっす」
「おー。交換。……あ、うめぇなこれ」
「でしょー。ピリ辛の腸詰め肉もうまー。エールも一口くださーい」
「ほらよ」
「あざーっす!」
中央広場にはめったに来ないのだが、いつもは比較的静かな中央広場が、今は屋台が立ち並び、特設ステージもできていて、楽団の演奏が行われている。軽やかな音楽を聞き流しながら、目についた美味そうなものを次から次へと買って食べていると、後ろの方から名前を呼ばれた。
振り返れば、昔馴染みのヴァルドである。隣には嫁らしき女がいて、ヴァルドは8歳くらいの男の子を肩車していた。
「よー。ゴンドロフ。デートか?」
「デートじゃねぇわ。ひたすら食ってひたすら飲みに来ただけだ」
「アキムと一緒ならデートじゃねぇか。色気はねぇけど」
「断じてデートではない!」
「はいはい。あ、こっち俺の嫁さん。で、上のが息子。って、わりぃ。息子泣き出したから離れるわ」
「おー。なんかわりぃな。あ、待て。息子に菓子でも買ってやれ。泣かせた詫びだ」
「おっ。わりぃな。気を使わせて。ありがたく貰うわ。よーし。甘いもん食いに行くぞー。泣き止めー」
ゴンドロフにビビってガチ泣きしている息子を肩車したまま、萎縮していた嫁を連れて、ヴァルドが離れていった。
ゴンドロフは、しれっと腸詰め肉を半分くらい食っているアキムに声をかけた。
「あれが普通の反応だ」
「マジで女子供に泣かれるんすねー。奥さんも泣くのを堪えてぷるぷるしてたしー。うっけるー」
「アイナが如何に肝が据わってんのかが分かるだろ」
「そっすねー」
「あとお前もな」
「俺ー? そうでもねえっすよー。慣れの問題っす。あっ! ゴンちゃん! 次あれ食いてぇっす! デッカい串焼き!」
「おっ。いいな。酒にも合いそうだ。エールなんてしょべぇ酒じゃなくて、火酒も売ってりゃあいいのに」
「火酒を水みてぇに飲むのはゴンちゃんくらいなもんっすよ」
「そうでもねぇよ。親父ー。牛串焼き二本。でけぇのくれ。でけぇの」
「ま、まいどぉ! こっ、これおまけします!!」
「おっ。ありがとな」
「やったー! これは心臓の串焼きかな? コリコリした食感でうめぇんすよねー」
「分かるー。肉の臓物も結構美味いよな。もつ煮込みが絶品な店があるぜ」
「マジっすか! 行ってみてぇっす!」
「今度行くかー」
「あ、来週の頭、俺の誕生日なんでー。そん時に連れてってくださいよー」
「あー? いいぞ。奢る」
「あざーっす! ごちになりまーす!」
「アイナの誕生日は?」
「俺の3日後っす」
「近いんだな」
「そっすねー。ゴンちゃんの誕生日は?」
「俺ー? 新年迎えて4日後」
「へぇー。ギルドは新年迎えて10日までは閉まるし、なんかお祝いします? 美味い飯と美味い酒を用意してー、ついでにだらだらヤリまくるとかー」
「採用。次の依頼次第だが、街にいたらそれで。誕生日を祝われる歳じゃねぇが、美味い飯と酒とセックス三昧は最高」
「んじゃ、そういうことでー。あ! 見てくださいよー! あそこの露店、赤ちゃん服売ってるっす!」
「見に行くか」
「うぃーっす」
バクバクと串焼きを食べきると、串を近くにあったゴミ箱に捨て、赤ちゃん服が売っている露店を覗いてみる。
「見てくださいよー! ちょー可愛くないっすかー!? 猫の着ぐるみ寝間着ですって!」
「こっちの犬のも捨てがてぇな」
「狸と狐もある……どうしよう……全部! 可愛いっ! リリンに着せたーい!」
「よし! 全部買うぞ! サイズは大丈夫だよな? よっしゃ! 大丈夫っぽい!」
「お姉さーん。この四種類の寝間着くださーい」
「あ、ありがとうございます……あ、あの! おまけで……この猫のぬいぐるみも差し上げます」
「おっ。わりぃな。ありがたく貰うわ」
「やったー! リリンへのお土産増えたっす! ゴンちゃん、そろそろアイナの好物買いに行きます?」
「おぅ。この着ぐるみ寝間着早く見せてぇしな」
「うぃーっす! ちゃんとメモしてきたっす!」
「……ちょっと多くねぇか?」
「アイナの好物、全部書いてきたんすよねー」
「まぁ、マリットがいるし、食いきれるか。よし。サクサク買って、早く着ぐるみ寝間着を見せびらかしに行くぞ!」
「うぃーっす! へへっ。喜ぶだろうな。アイナ」
アキムが嬉しそうに笑っているのをチラッと見て、ゴンドロフは本当に仲がいい兄妹だな、とほっこりした気分になった。
アイナの好物を大量の買い、アイナの家へと向かった。好物の山に大喜びしたアイナに、着ぐるみ寝間着を見せたら、それはもう喜んだ。
洗っていない状態を着せるのはちょっと……ということで、リリンに着せるのは後日である。
ゴンドロフは満面の笑みのアイナに見送られて、アキムと一緒に本格的な酒盛りをすべく、中央広場へと戻った。
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