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第14珍 『又の名を…』
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2045年9月13日、夜、矢里本珍三郎の屋敷、エントランスにて…
地下室に囚われていた幸太郎の父、圭人がエントランスへとやって来た。
「ん…?アレは…」
圭人は物陰に隠れながら、幸太郎達が手久野に連れて行かれる現場を目撃した。
「(幸太郎⁈海佳も⁈)」
圭人は連れて行かれる人物達の中に、矢里本がいる事を確認した。
「(矢里本まで…一体何が起こってんねや…)」
その時、圭人は植松と目が合った。植松は圭人を見ると目を逸らした。
しばらくして植松らも『カラス』共に連れて行かれる際に、植松は自身のスマホを床に落とした。音で気づかれないよう一度足で受け止め、後ろの方へ蹴飛ばした。
そしてエントランスから人がいなくなった。
圭人は物陰から姿を現し、植松のスマホを拾った。
植松のスマホ画面には、メモのアプリが表示されていた。
そこには、幸太郎や他の候補者達の今まで動向や現状などが綴られていた。
また、メモの最後には『GPS』と書かれていた。
「んん?」
圭人はスマホを操作して、ホーム画面を開いた。
すると、メモのアプリの横に、GPS追跡アプリがある事に圭人は気づいた。
「んなるほど…」
植松は備えていたのだ。もし、自分が死んだとしても、これから幸太郎がどうすればいいかを知らせる為に。それが今、役に立った。
深夜、とある研究所にて…
幸太郎達は台の上に寝かされ、拘束されていた。
「お兄ちゃん…怖いよぉ…」
海佳は恐怖により涙を流していた。
「海佳…」
この時、幸太郎は海佳に『大丈夫だ。安心しろ。俺が守ってやる。』と言うつもりだった。
だが、言えなかった。とてもじゃないが、他人はおろか自分の身すら守る事など、今の幸太郎にはできない。
その時、手久野は植松に近づいた。
「好きな子がリンチされたんだ。」
手久野はメスを取り出した。
「そりゃもう酷いもんだぜぇ。顔面が凹む程殴られてよぉ。それを見て俺は…」
次の瞬間、手久野は植松の腹にメスを入れた。
「ゔッ…!!!」
「お姉ちゃん!!!」
手久野は勃起した。
「イっちまったんだよォォォォォ~!!!?!?!」
手久野はメスで植松の腹を開いた。
「あ"あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「グヘヘヘヘヘ!良い声~!やっぱリョナは最高のオカズだぜぇ!!!」
手久野はメスを持っている手とは逆の手で、自身のモノを慰め始めた。
「やめろ!!!植松に手を出すな!!!」
しかし、幸太郎の声は手久野の笑い声と植松の悲鳴によりかき消されている。
「『百里桃源郷』!!!」
説明しよう!
『百里桃源郷』とは、肩や肘,手首の関節を外し、ほんの少しだけ腕を長くする、幸太郎の特殊能力の一つである。
本来は肛門の奥にまで腕を突っ込み、快感を与える為のものだが、幸太郎は『関節を外す』という点を利用し、手足の拘束から抜け出そうとしたのだ。
「(腕はいける…あとは足…!)」
この特殊能力は当然、彼の父親である圭人も使える。しかし、圭人の場合は全身を鎖で拘束されていた。だがら、この特殊能力は使えなかったのだ。だが、今の幸太郎の場合は別。
「(よし…!)」
幸太郎は拘束から脱した。
「てめぇオラァァぁあ!!!」
次の瞬間、幸太郎は手久野の側頭部に蹴りを入れた。
「ぬがッ!!!」
手久野は地面に倒れた。
「植松!!!」
幸太郎は植松の手の拘束を外そうとした。
「ごめん植松…俺に勇気があれば、もっと早くに助けられたのに…!」
幸太郎は金属製の拘束を引っ張っている。しかし、そんな程度で拘束は解けない。
「くそッ!外れろ!外れろ外れろ外れろ!外れろよ!!!」
幸太郎は冷静ではなかった。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
植松は失神寸前の痛みにより、声が出せずにいた。故に、幸太郎の冷静を取り戻す為の声かけもできなかった。
するとその時、手久野が起きあがろうとした。それに矢里本が気づいた。
「幸太郎!お前だけでも逃げろ!」
「そんな事できるか!みんな一緒に逃げるんだよ!」
「ゴールデンクラッカーを探せ!」
「ゴールデンクラッカー…⁈」
「お前の協力者だ!奴もこの施設の何処かに居るはず!まだ生きてるはずだ!探し出して戻ってこい!」
手久野は頭を押さえながら立ち上がった。
「行け!!!」
「…ッ!」
幸太郎はこの部屋から走り去った。
「あのクソガキ…」
研究所、通路にて…
幸太郎は物陰に隠れながら移動していた。
「『隠消』!!!」
『隠消』とは、他人の視線を完全に把握する、幸太郎の特殊能力の一つである。この特殊能力を使う事で、幸太郎は誰からも見つかる事なく移動する事が出来るのだ。用途は主に青姦である。
「(ゴールデンクラッカー…聞いた事がある。確か、悪党のキン◯マを潰しながら世界を旅してるっていう変態だ。噂だと超能力を使えるらしいけど…)」
幸太郎は別れ道に差し当たった。
「ど、どっち行こう…」
するとその時、右の通路の照明が点灯し始めた。
「ん?」
幸太郎は照明が点灯する右の通路へ進んだ。
通路の先にて…
幸太郎は行く先行く先で点灯する照明を目にした。
「(なんだ、これ…まさか誘い込まれてるのか…?)」
怪しくは思ったものの、どのみち道がわからないと素直に照明が点灯する先へと進んでいく。
すると、幸太郎の目の前に一枚の扉が現れた。
「ここに入れって事か…?」
幸太郎はその部屋に入った。
照明が点灯する先の部屋にて…
その部屋には、壁に大きなモニターが付けられていた。
「コイツは…」
モニターには前会長の矢里本珍太郎の静止画が映し出されていた。
「何だこの部屋。」
次の瞬間、モニター側に置いてあったタブレット端末から声が聞こえてきた。
〈会えて嬉しいでござる。我が息子よ。〉
「なんだコレ…?」
〈状況は分かってるでござる。監視カメラで見てたでござる故。手短に事情を説明するでござるよ。〉
「え、なに…どゆこと…?」
〈拙者は前会長、矢里本珍太郎の人工知能。彼は自分が死ぬ前に、自分の分身である拙者をこの端末に送り込んだでござる。〉
幸太郎はポカンとしている。
〈全ては、奴の恐ろしい計画を阻止する為。〉
「ちょ!ちょっと待って!いきなり過ぎて着いて行けない!え⁈人工知能⁈なに、アンタ死んでんだよね?」
〈その通りでござる。しかし、拙者は人工知能として蘇ったんでござるよ。〉
幸太郎は頑張って理解しようとしている。
「ん~…まぁ、何となく分かった。気がする。それより大変なんだ!力を貸してくれ!」
〈監視カメラで見てたと言ったでござろう?状況は分かってるでござる。故に、ここまでお主を案内したんでござるよ。〉
「案内…?」
幸太郎は妙に点灯する照明を思い出した。
「アレ、アンタか!」
〈今の拙者では、監視カメラや照明の一部を操作する事ぐらいしかできないでござる故。」
「ここまで俺を案内したって事は、協力してくれるんだよな。」
〈勿論。この端末を持っていくでござる。〉
幸太郎はタブレット端末を手に取った。
タブレット画面には、この研究所の地図が表示されていた。
〈その地図の赤い点の場所に、長岡殿が…ゴールデンクラッカーが居るでござる。〉
「そういやさ、さっき『奴の恐ろしい計画を阻止する為』って言ってたよな?奴って…計画って何なんだ…?」
〈世界征服…〉
「え…」
〈奴はヒニン族を復活させ、その力を利用し、世界を牛耳るつもりなんでござる。〉
「誰だよ、それ…」
〈次期会長候補の一人、王・珍々。又の名を…ボルドビ・アッカール…!〉
地下室に囚われていた幸太郎の父、圭人がエントランスへとやって来た。
「ん…?アレは…」
圭人は物陰に隠れながら、幸太郎達が手久野に連れて行かれる現場を目撃した。
「(幸太郎⁈海佳も⁈)」
圭人は連れて行かれる人物達の中に、矢里本がいる事を確認した。
「(矢里本まで…一体何が起こってんねや…)」
その時、圭人は植松と目が合った。植松は圭人を見ると目を逸らした。
しばらくして植松らも『カラス』共に連れて行かれる際に、植松は自身のスマホを床に落とした。音で気づかれないよう一度足で受け止め、後ろの方へ蹴飛ばした。
そしてエントランスから人がいなくなった。
圭人は物陰から姿を現し、植松のスマホを拾った。
植松のスマホ画面には、メモのアプリが表示されていた。
そこには、幸太郎や他の候補者達の今まで動向や現状などが綴られていた。
また、メモの最後には『GPS』と書かれていた。
「んん?」
圭人はスマホを操作して、ホーム画面を開いた。
すると、メモのアプリの横に、GPS追跡アプリがある事に圭人は気づいた。
「んなるほど…」
植松は備えていたのだ。もし、自分が死んだとしても、これから幸太郎がどうすればいいかを知らせる為に。それが今、役に立った。
深夜、とある研究所にて…
幸太郎達は台の上に寝かされ、拘束されていた。
「お兄ちゃん…怖いよぉ…」
海佳は恐怖により涙を流していた。
「海佳…」
この時、幸太郎は海佳に『大丈夫だ。安心しろ。俺が守ってやる。』と言うつもりだった。
だが、言えなかった。とてもじゃないが、他人はおろか自分の身すら守る事など、今の幸太郎にはできない。
その時、手久野は植松に近づいた。
「好きな子がリンチされたんだ。」
手久野はメスを取り出した。
「そりゃもう酷いもんだぜぇ。顔面が凹む程殴られてよぉ。それを見て俺は…」
次の瞬間、手久野は植松の腹にメスを入れた。
「ゔッ…!!!」
「お姉ちゃん!!!」
手久野は勃起した。
「イっちまったんだよォォォォォ~!!!?!?!」
手久野はメスで植松の腹を開いた。
「あ"あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「グヘヘヘヘヘ!良い声~!やっぱリョナは最高のオカズだぜぇ!!!」
手久野はメスを持っている手とは逆の手で、自身のモノを慰め始めた。
「やめろ!!!植松に手を出すな!!!」
しかし、幸太郎の声は手久野の笑い声と植松の悲鳴によりかき消されている。
「『百里桃源郷』!!!」
説明しよう!
『百里桃源郷』とは、肩や肘,手首の関節を外し、ほんの少しだけ腕を長くする、幸太郎の特殊能力の一つである。
本来は肛門の奥にまで腕を突っ込み、快感を与える為のものだが、幸太郎は『関節を外す』という点を利用し、手足の拘束から抜け出そうとしたのだ。
「(腕はいける…あとは足…!)」
この特殊能力は当然、彼の父親である圭人も使える。しかし、圭人の場合は全身を鎖で拘束されていた。だがら、この特殊能力は使えなかったのだ。だが、今の幸太郎の場合は別。
「(よし…!)」
幸太郎は拘束から脱した。
「てめぇオラァァぁあ!!!」
次の瞬間、幸太郎は手久野の側頭部に蹴りを入れた。
「ぬがッ!!!」
手久野は地面に倒れた。
「植松!!!」
幸太郎は植松の手の拘束を外そうとした。
「ごめん植松…俺に勇気があれば、もっと早くに助けられたのに…!」
幸太郎は金属製の拘束を引っ張っている。しかし、そんな程度で拘束は解けない。
「くそッ!外れろ!外れろ外れろ外れろ!外れろよ!!!」
幸太郎は冷静ではなかった。
「ハァ…ハァ…ハァ…」
植松は失神寸前の痛みにより、声が出せずにいた。故に、幸太郎の冷静を取り戻す為の声かけもできなかった。
するとその時、手久野が起きあがろうとした。それに矢里本が気づいた。
「幸太郎!お前だけでも逃げろ!」
「そんな事できるか!みんな一緒に逃げるんだよ!」
「ゴールデンクラッカーを探せ!」
「ゴールデンクラッカー…⁈」
「お前の協力者だ!奴もこの施設の何処かに居るはず!まだ生きてるはずだ!探し出して戻ってこい!」
手久野は頭を押さえながら立ち上がった。
「行け!!!」
「…ッ!」
幸太郎はこの部屋から走り去った。
「あのクソガキ…」
研究所、通路にて…
幸太郎は物陰に隠れながら移動していた。
「『隠消』!!!」
『隠消』とは、他人の視線を完全に把握する、幸太郎の特殊能力の一つである。この特殊能力を使う事で、幸太郎は誰からも見つかる事なく移動する事が出来るのだ。用途は主に青姦である。
「(ゴールデンクラッカー…聞いた事がある。確か、悪党のキン◯マを潰しながら世界を旅してるっていう変態だ。噂だと超能力を使えるらしいけど…)」
幸太郎は別れ道に差し当たった。
「ど、どっち行こう…」
するとその時、右の通路の照明が点灯し始めた。
「ん?」
幸太郎は照明が点灯する右の通路へ進んだ。
通路の先にて…
幸太郎は行く先行く先で点灯する照明を目にした。
「(なんだ、これ…まさか誘い込まれてるのか…?)」
怪しくは思ったものの、どのみち道がわからないと素直に照明が点灯する先へと進んでいく。
すると、幸太郎の目の前に一枚の扉が現れた。
「ここに入れって事か…?」
幸太郎はその部屋に入った。
照明が点灯する先の部屋にて…
その部屋には、壁に大きなモニターが付けられていた。
「コイツは…」
モニターには前会長の矢里本珍太郎の静止画が映し出されていた。
「何だこの部屋。」
次の瞬間、モニター側に置いてあったタブレット端末から声が聞こえてきた。
〈会えて嬉しいでござる。我が息子よ。〉
「なんだコレ…?」
〈状況は分かってるでござる。監視カメラで見てたでござる故。手短に事情を説明するでござるよ。〉
「え、なに…どゆこと…?」
〈拙者は前会長、矢里本珍太郎の人工知能。彼は自分が死ぬ前に、自分の分身である拙者をこの端末に送り込んだでござる。〉
幸太郎はポカンとしている。
〈全ては、奴の恐ろしい計画を阻止する為。〉
「ちょ!ちょっと待って!いきなり過ぎて着いて行けない!え⁈人工知能⁈なに、アンタ死んでんだよね?」
〈その通りでござる。しかし、拙者は人工知能として蘇ったんでござるよ。〉
幸太郎は頑張って理解しようとしている。
「ん~…まぁ、何となく分かった。気がする。それより大変なんだ!力を貸してくれ!」
〈監視カメラで見てたと言ったでござろう?状況は分かってるでござる。故に、ここまでお主を案内したんでござるよ。〉
「案内…?」
幸太郎は妙に点灯する照明を思い出した。
「アレ、アンタか!」
〈今の拙者では、監視カメラや照明の一部を操作する事ぐらいしかできないでござる故。」
「ここまで俺を案内したって事は、協力してくれるんだよな。」
〈勿論。この端末を持っていくでござる。〉
幸太郎はタブレット端末を手に取った。
タブレット画面には、この研究所の地図が表示されていた。
〈その地図の赤い点の場所に、長岡殿が…ゴールデンクラッカーが居るでござる。〉
「そういやさ、さっき『奴の恐ろしい計画を阻止する為』って言ってたよな?奴って…計画って何なんだ…?」
〈世界征服…〉
「え…」
〈奴はヒニン族を復活させ、その力を利用し、世界を牛耳るつもりなんでござる。〉
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