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第1章『チハーヤ編〜ポヤウェスト編』
第18障『エセバスケ開幕』
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エセバスケットボール大会当日、王宮裏の闘技場にて…
観客席には多くの人間が大会が始まるのを楽しみにしている。
その時、実況席の女性がマイクを手に取った。
「えー、只今より!第238回エセバスケットボール大会を開催いたします!」
すると、観客達は歓声を上げた。
「私は実況アナウンサーのイオ・ブランデーと申します。そして、私の隣に座っていらっしゃるのが、解説者のメラ・ウイスキーさんです。」
「どうも。」
メラはお辞儀をした。
「では、試合を始める前に、改めてルール説明をします。ルールは通常のバスケットボールとほとんど同じ。しかし、エセバスケではチャージングやプッシング、その他諸々のファウルや暴力行為が反則となりません。ただし、相手を死に至らしめた場合、そのチームはその時点で失格となります。また、タレントで作り出したもの以外を持ち込んだ場合も同様。発覚次第、即失格負けとなります。」
死亡させたら反則負け。しかし、この大会では例年死者が出ている。その為、ナツカ達含め参加者達には『死んでも構わない』といった内容の契約書にサインさせられていた。
「交代は大会本部の許可がない限り、原則禁止。チーム内の誰かがプレー続行不能な状態となっても、交代は認められません。そして、チーム全員がプレー続行不能な状況となった場合、その時点で負けとなります。」
大会出場者用の準備室にて…
ナツカ,エッチャ,雷尿,ジャック,ニキが試合に向けて話し合っている。
「んじゃあ、相手全員気絶させりゃ手っ取り早いな。」
「えっちゃ、ほんまやな。バスケじゃなくてええやん。」
その時、雷尿は言った。
「試合をドピュっと面白くする為だよ。」
「面白く?」
ナツカは雷尿が言う『面白く』の意味を問う。
「この大会はインキャーンで1番の娯楽。ただの武闘会にしたら、PSCの多い者や戦闘向きのタレントを持つ者だけが、ドピュっと出場する事になるだろう。」
ナツカは何か思うところがあるようだ。
「それはそれで良いんじゃね?」
「ドピュっとプラスアルファが欲しいのさ。」
「そういうもんなんかなぁ…」
闘技場にて…
実況のイオがマイクを握っている。
「最後に、インキャーン国王から一言いただきたいと思います。」
すると、特等席に居た国王がマイクを手に取って立ち上がった。
「楽しんでくれ。以上だ。」
国王は早く試合が見たくてウズウズしている。
「では、只今より、第1試合目を行います。各チームの選手はコートに入って下さい。」
すると、ナツカ達のチームと相手チームがコート内に入ってきた。
「ふっ。待ちくたびれたぞ…ア~ハ~ン!!!」
その時、雷尿が皆を鼓舞した。
「いよぉ~し!みんな!ドピュっとイクぞぉぉぉお!!!」
「カタカナやめろい。」
観客席にて…
カメッセッセとヤスが観客席に座っていた。
「皆さーん!頑張って下さいでヤンス~!」
カメッセッセは後ろの人と何やら揉めていた。
「死ね!」
「お前がすぃね!」
コート内にて…
各チームが1列に並んだ。
「それでは、チームメンバーの紹介です。先ずはチーム『カメッセッセ』から。」
ドピュっと参上 キャプテン 残・雷尿
すっごい田舎者 副キャプテン ナツカ・チハーヤ
義理堅い兄貴分 ニキ
体デカイだけ ジャック
HAGE⭐︎BOUZU エッチャ
「えっちゃ、俺ヒドない⁈」
「アハッ!HAGE⭐︎BOUZU!」
「えっちゃ、黙れ、体デカイだけ。」
ジャックの煽りにエッチャは少し苛立っている。
「続いて、チーム『ハムパスタ』の紹介です。」
醤油1リットルも平気平気 キャプテン シーオ・ソルト
潰れた鼻は努力の証 副キャプテン ラッシー・マーラッシー
頭のもっこり伊達じゃない マツイ・チョモランマ
一回だけの体の繋がり ワンチャ・ヤレル
どんな名前してんねん オナブ・オナス
「「っしゃあ!!!」」
『ハムパスタ』のメンバーは息を合わせ、気合を入れた。
「それでは、試合を始めます。」
出場チームのメンバーらが互いにお辞儀をした。
「ジャンプボールは俺が行く…アハッ!!!」
「当たり前ダろ。早よ行けや、体デカイだけ。」
ジャンプボールは、『カメッセッセ』からはジャック、『ハムパスタ』からはシーオが担当するようだ。
「頑張るオナ!シーオ!」
「ワンチャンやれるぞ!」
オナブとワンチャがシーオに声を掛ける。
「おう!任せとけ!」
それぞれ、位置についた。
「試合開始!!!」
次の瞬間、審判がボールを上に投げた。
それと同時に、ジャックとシーオが上へ飛んだ。
「アハッ!!!楽勝~!!!」
20cmもある身長差により、明らかにジャックの方が有利だ。
しかし、ジャックの手がボールに触れる寸前、シーオはPSIを纏い、ジャックを蹴り飛ばした。
「あ~れ~!!!」
ジャックは地面に蹴り落とされた。
「おいおい!コレはファウルありなんだぜ!」
シーオはボールに手を触れた。
「初得点は頂いた!『物操』!!!」
すると、ボールが独りでに空中を飛び、まっすぐゴールへと向かった。
「ちゃあ⁈」
エッチャもとい他のメンバーも突然の出来事に驚いている。
実況席にて…
「なんと!ボールが宙を飛び交っています!コレは一体どういったタレントなのでしょうか?メラさん。」
「操作型のタレントでしょう。発動条件はおそらく、シーオ選手が対象に触れる事。」
「それ、バスケじゃ最強じゃないですか⁈」
「えぇ。しかし、どんなタレントにも弱点は必ずあります。それが判明できれば、チーム『カメッセッセ』にも勝機はあると思います。」
コート内にて…
ボールは頭上を浮遊し、難なくディフェンス陣を突破していく。
「ドピュっとまずいぜ!」
「ワシに任せろぃ!微分魔法『y=x』!!!」
すると、ボールがゴール直前で左下に方向が変わった。
「何ぃ⁈」
ボールはサイドラインを越え、地面にバウンドした。
実況席にて…
「こ、コレは一体何が起こったのでしょう⁈直前で方向が変わりましたが…」
「おそらく、ナツカ選手のタレントです。この時点では、どういったタレントなのかは分かりませんが、シーオ選手と同じ、操作型のタレントだと思われます。」
コート内にて…
雷尿のサイドスローから試合が再開された。
「(ドピュっとやり返してやる…!)」
雷尿はチームメイトではなく、シーオに向けてボールを投げた。
「『勃起』!!!」
雷尿の手からボールが放たれた瞬間、ボールが巨大・硬質化した。
「でかッ⁈」
予想もしていなかった事に、シーオの反応は遅れ、それを避けれない。
その時、ラッシーが地面に手をつけた。
「『自走』!!!」
次の瞬間、シーオの立っていた地面が勢いよく動き出し、間一髪ボールを回避できた。
「どぴぇ⁈」
シーオはラッシーの元まで移動した。
「サンキュー!」
巨大・硬質化されたボールはそのまま、ボーっと突っ立ってたジャックに直撃した。
「あら~~~~!!!」
「あ、ごめん…(タレント解除し忘れた…)」
実況席にて…
「さぁ!1試合目、第1クオーターから物凄い白熱戦です!勝敗はどうなるのか!先行きが楽しみです!ね!メラさん!」
「うん。」
メラは相変わらずのポーカーフェイスだ。
「…ホントですか?」
「うん。」
観客席にて…
「死ね!」
「お前がすぃね!」
カメッセッセは後ろの人が喧嘩しているのを、止めようとヤスが頑張っている。
「応援しましょうよ…」
観客席には多くの人間が大会が始まるのを楽しみにしている。
その時、実況席の女性がマイクを手に取った。
「えー、只今より!第238回エセバスケットボール大会を開催いたします!」
すると、観客達は歓声を上げた。
「私は実況アナウンサーのイオ・ブランデーと申します。そして、私の隣に座っていらっしゃるのが、解説者のメラ・ウイスキーさんです。」
「どうも。」
メラはお辞儀をした。
「では、試合を始める前に、改めてルール説明をします。ルールは通常のバスケットボールとほとんど同じ。しかし、エセバスケではチャージングやプッシング、その他諸々のファウルや暴力行為が反則となりません。ただし、相手を死に至らしめた場合、そのチームはその時点で失格となります。また、タレントで作り出したもの以外を持ち込んだ場合も同様。発覚次第、即失格負けとなります。」
死亡させたら反則負け。しかし、この大会では例年死者が出ている。その為、ナツカ達含め参加者達には『死んでも構わない』といった内容の契約書にサインさせられていた。
「交代は大会本部の許可がない限り、原則禁止。チーム内の誰かがプレー続行不能な状態となっても、交代は認められません。そして、チーム全員がプレー続行不能な状況となった場合、その時点で負けとなります。」
大会出場者用の準備室にて…
ナツカ,エッチャ,雷尿,ジャック,ニキが試合に向けて話し合っている。
「んじゃあ、相手全員気絶させりゃ手っ取り早いな。」
「えっちゃ、ほんまやな。バスケじゃなくてええやん。」
その時、雷尿は言った。
「試合をドピュっと面白くする為だよ。」
「面白く?」
ナツカは雷尿が言う『面白く』の意味を問う。
「この大会はインキャーンで1番の娯楽。ただの武闘会にしたら、PSCの多い者や戦闘向きのタレントを持つ者だけが、ドピュっと出場する事になるだろう。」
ナツカは何か思うところがあるようだ。
「それはそれで良いんじゃね?」
「ドピュっとプラスアルファが欲しいのさ。」
「そういうもんなんかなぁ…」
闘技場にて…
実況のイオがマイクを握っている。
「最後に、インキャーン国王から一言いただきたいと思います。」
すると、特等席に居た国王がマイクを手に取って立ち上がった。
「楽しんでくれ。以上だ。」
国王は早く試合が見たくてウズウズしている。
「では、只今より、第1試合目を行います。各チームの選手はコートに入って下さい。」
すると、ナツカ達のチームと相手チームがコート内に入ってきた。
「ふっ。待ちくたびれたぞ…ア~ハ~ン!!!」
その時、雷尿が皆を鼓舞した。
「いよぉ~し!みんな!ドピュっとイクぞぉぉぉお!!!」
「カタカナやめろい。」
観客席にて…
カメッセッセとヤスが観客席に座っていた。
「皆さーん!頑張って下さいでヤンス~!」
カメッセッセは後ろの人と何やら揉めていた。
「死ね!」
「お前がすぃね!」
コート内にて…
各チームが1列に並んだ。
「それでは、チームメンバーの紹介です。先ずはチーム『カメッセッセ』から。」
ドピュっと参上 キャプテン 残・雷尿
すっごい田舎者 副キャプテン ナツカ・チハーヤ
義理堅い兄貴分 ニキ
体デカイだけ ジャック
HAGE⭐︎BOUZU エッチャ
「えっちゃ、俺ヒドない⁈」
「アハッ!HAGE⭐︎BOUZU!」
「えっちゃ、黙れ、体デカイだけ。」
ジャックの煽りにエッチャは少し苛立っている。
「続いて、チーム『ハムパスタ』の紹介です。」
醤油1リットルも平気平気 キャプテン シーオ・ソルト
潰れた鼻は努力の証 副キャプテン ラッシー・マーラッシー
頭のもっこり伊達じゃない マツイ・チョモランマ
一回だけの体の繋がり ワンチャ・ヤレル
どんな名前してんねん オナブ・オナス
「「っしゃあ!!!」」
『ハムパスタ』のメンバーは息を合わせ、気合を入れた。
「それでは、試合を始めます。」
出場チームのメンバーらが互いにお辞儀をした。
「ジャンプボールは俺が行く…アハッ!!!」
「当たり前ダろ。早よ行けや、体デカイだけ。」
ジャンプボールは、『カメッセッセ』からはジャック、『ハムパスタ』からはシーオが担当するようだ。
「頑張るオナ!シーオ!」
「ワンチャンやれるぞ!」
オナブとワンチャがシーオに声を掛ける。
「おう!任せとけ!」
それぞれ、位置についた。
「試合開始!!!」
次の瞬間、審判がボールを上に投げた。
それと同時に、ジャックとシーオが上へ飛んだ。
「アハッ!!!楽勝~!!!」
20cmもある身長差により、明らかにジャックの方が有利だ。
しかし、ジャックの手がボールに触れる寸前、シーオはPSIを纏い、ジャックを蹴り飛ばした。
「あ~れ~!!!」
ジャックは地面に蹴り落とされた。
「おいおい!コレはファウルありなんだぜ!」
シーオはボールに手を触れた。
「初得点は頂いた!『物操』!!!」
すると、ボールが独りでに空中を飛び、まっすぐゴールへと向かった。
「ちゃあ⁈」
エッチャもとい他のメンバーも突然の出来事に驚いている。
実況席にて…
「なんと!ボールが宙を飛び交っています!コレは一体どういったタレントなのでしょうか?メラさん。」
「操作型のタレントでしょう。発動条件はおそらく、シーオ選手が対象に触れる事。」
「それ、バスケじゃ最強じゃないですか⁈」
「えぇ。しかし、どんなタレントにも弱点は必ずあります。それが判明できれば、チーム『カメッセッセ』にも勝機はあると思います。」
コート内にて…
ボールは頭上を浮遊し、難なくディフェンス陣を突破していく。
「ドピュっとまずいぜ!」
「ワシに任せろぃ!微分魔法『y=x』!!!」
すると、ボールがゴール直前で左下に方向が変わった。
「何ぃ⁈」
ボールはサイドラインを越え、地面にバウンドした。
実況席にて…
「こ、コレは一体何が起こったのでしょう⁈直前で方向が変わりましたが…」
「おそらく、ナツカ選手のタレントです。この時点では、どういったタレントなのかは分かりませんが、シーオ選手と同じ、操作型のタレントだと思われます。」
コート内にて…
雷尿のサイドスローから試合が再開された。
「(ドピュっとやり返してやる…!)」
雷尿はチームメイトではなく、シーオに向けてボールを投げた。
「『勃起』!!!」
雷尿の手からボールが放たれた瞬間、ボールが巨大・硬質化した。
「でかッ⁈」
予想もしていなかった事に、シーオの反応は遅れ、それを避けれない。
その時、ラッシーが地面に手をつけた。
「『自走』!!!」
次の瞬間、シーオの立っていた地面が勢いよく動き出し、間一髪ボールを回避できた。
「どぴぇ⁈」
シーオはラッシーの元まで移動した。
「サンキュー!」
巨大・硬質化されたボールはそのまま、ボーっと突っ立ってたジャックに直撃した。
「あら~~~~!!!」
「あ、ごめん…(タレント解除し忘れた…)」
実況席にて…
「さぁ!1試合目、第1クオーターから物凄い白熱戦です!勝敗はどうなるのか!先行きが楽しみです!ね!メラさん!」
「うん。」
メラは相変わらずのポーカーフェイスだ。
「…ホントですか?」
「うん。」
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