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第2章『ガイ-過去編-』
第84障『罪、転嫁、無意味』
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【12月18日、夜、山尾家、キッチンにて…】
血だらけの山尾が弟の体を抱え、キッチンに身を潜めている。
「ハァ…!ハァ…!ハァ…!」
山尾の息が荒い。痛みによるものだろう。山尾の体には何発もの弾丸が埋まっている。
「大丈夫だ、交次郎。兄ちゃんがついてるからな…!」
「…」
しかし、交次郎は返事をしない。意識が無いようだ。
次の瞬間、窓ガラスが割れる音と同時に、山尾の右顳顬に弾丸が命中した。
「ぐッ…!!!」
山尾はPSIを纏っていた為、弾丸は頭蓋骨で静止した。そして、おそらくとてつもなく遠い距離から狙撃しているのであろう。弾丸の威力も弱い。
【山尾家から約5km地点、廃ビル屋上にて…】
銃身がとても長い、スコープ無しライフルを構える女が一人。『Zoo』の殺し屋、コードネームはロイ。
「今日、風、静寂。精度、GOOD。」
ロイはその卓越した視力と並外れた計算力で、なんと約5km離れた山尾を狙撃していたのだ。
【山尾家、キッチンにて…】
「うッ…ぐぅあぁああッ!!!」
山尾は右顳顬に刺さった弾丸を取り出した。
「(何でだ⁈一階のシャッターは全部降ろした!しかも死角に隠れてる!なのにどうして弾が飛んでくんだよ当たんだよ⁈)」
今、ロイの使用する弾丸は特殊な構造をしており、一定以上の硬度を持つ物体に当たると反射するという特性がある。つまり、彼女はシャッターが閉じられていない二階の窓から弾を打ち込み、山尾家の床や壁に反射させて、山尾を狙っていたのだ。
その時、山尾の左胸に弾丸が命中した。
「ふぐッ…!!!」
弾丸は肋骨に遮られ、内臓には達しなかった。山尾は再び弾丸を抜き、弟の体を抱えたまま、瞬間移動で場所を移動した。
【山尾家、外、ガレージにて…】
山尾は弟を連れたまま、ガレージの中に入った。
「(ココならきっと大丈夫だ。)」
山尾はスマホを取り出した。
「(ヤブ助がすぐ来るってメッセージも来た。アイツならきっと、良い作戦考えてくれるはずだ。あとはそれまでココで耐えれば…)」
その時、カンッカンッという音が外から聞こえてきた。
「(なんだこの音…?)」
その音は絶えず続いている。
「(もしかして、弾丸…?)」
コレは弾丸がガレージのシャッターに当たる音。そして、山尾はロイの思惑に気づいた。
「まさか…⁈」
そう。ロイはシャッターの同じ箇所に弾丸を当て続けていたのだ。全ては、シャッターに穴を開ける為。
「ヤバいッ…!」
山尾が行動を起こそうとした時には、もう遅かった。シャッターに穴が開き、そこから弾丸が入ってくる。そして、その入ってきた弾丸はガレージに駐車していた車のガソリンタンクに命中した。
「ッ!!!」
次の瞬間、ガレージ内で大爆発が巻き起こった。ガレージは崩壊し、近くの木々や山尾家に引火する。
【山尾家、ガレージ前にて…】
「兄ちゃ……」
爆風で運良く外に放り投げ出された弟の交次郎が、爆発の衝撃により目を覚ました。そして、目の前に広がる光景に絶句した。
「兄ちゃん…ッ!!!」
山尾は意識を失い、ガレージの瓦礫に埋もれていたのだ。そして、その近くには炎上を続ける車が。
「兄ちゃんッ!起きて!兄ちゃんッ!」
「…」
しかし、山尾は完全に意識が無い。かろうじて息はしているようだ。
兄の元へ駆け寄ろうとする交次郎。しかし、交次郎はロイに足を撃たれ歩けなかった。
「(くそッ…!早くしないと、兄ちゃんが…!)」
野次馬や消防隊が駆けつけるのを待っている余裕はない。一刻も早く、兄をあの場から移動させなければ。でないと、兄は焼死する。
その時、交次郎は決意した。
「兄ちゃん…俺、兄ちゃんが兄ちゃんで良かったよ。」
交次郎はPSIを纏った。
「『我と汝の仮定法』!!!」
次の瞬間、交次郎達の位置が入れ替わった。そう。交次郎はタレントを使い、自分を犠牲に兄を助けたのだ。
「兄ちゃん…俺の分まで……生きて………」
交次郎が死を悟ったその時、交次郎にのしかかる瓦礫が持ち上がった。
「ヤブ助さん…⁈」
なんと間一髪、人間化したヤブ助が助けに来たのだ。
「よかった、無事で。お前らまで死んでたら、俺は……」
次の瞬間、交次郎の頭部に弾丸が命中した。そして、先程までの弾丸とは違う。それは弾丸というより、針のような。
ヤブ助はすぐさま瓦礫を退かし、山尾兄弟を抱えて死角へ回った。
【山尾家、家の裏にて…】
ヤブ助は山尾兄弟を地面に寝かせた。そして、交次郎を揺さぶる。
「おい!交次郎!大丈夫か!交次郎!」
「…」
しかし、返事は無い。それどころか、息をしていない。
「嘘…だろ……」
ロイが先ほど撃ったのは毒の弾丸。それも致死量の猛毒。死角のない屋外に出てきた事で、ロイが使用したのだ。
「おい…起きてくれ…交次郎……」
交次郎は死んだ。いくらヤブ助が呼びかけても、反応は無い。
「そんな…俺は……俺は…ガイに……」
皆に知らせなかった事で、交次郎と広瀬が死んだ。堺や友田の家族も。大勢死んだ。ヤブ助が石川の提案を断り、皆に知らせていれば、結果は変わっていたのだろうか。
この時、ヤブ助は思った。もうガイに、顔向けできないと。しかし、公開してももう遅い。ヤブ助は失意に溺れていた。
その時、ヤブ助の頬を弾丸がかすめた。ロイは反射式の弾丸に切り替えたようだ。
「(とにかく、ここから離れなければ…)」
ヤブ助は自身と山尾を猫化し、気絶した山尾の首根っこを咥え、持ち上げた。そして、交次郎の遺体の方を振り向く。
「…」
ヤブ助は交次郎の遺体を置き去りにしたまま、山尾を連れて、その場から逃げ出した。
【夜、猪頭愛児園、建物内にて…】
ガイ,氷室,有野,堺,友田は猪頭愛児園へと辿り着いた。そこで、ガイは勉から衝撃的事実を知る。
「猪頭さんが…殺された…?」
泣き喚く友那や将利。他の子供達もそうだ。そして何より、一人、子供の数が足りない。それだけで、猪頭死亡の原因が察せられる。
人質だ。猪頭は子供を人質に取られ、それが理由で殺されたのだ。
陽道の『出る杭は打つ』。あまりに徹底的すぎるその信念に、ガイは恐怖すら覚えた。そして同時に、ガイは頭を抱えた。
「(なんて事だ…)」
猪頭が居なければ、ココはもう安全ではない。堺や有野たちを守れない。
「(どうする…十谷も村上も、俺のワガママをサポートしてくれる奴は居ない…今、頼れるのはアイツしか…親父しか居ない…)」
ガイは意を決して、父親に電話をかけた。しかし、電話は繋がらないどころか『現在使われておりません』のコールが流れた。
「(嘘だろ、おい…)」
ガイは悩んだ。しかし、いくら考えても現状を打開できる策は思いつかない。
「ごめん…みんな……」
ガイは堺たちに頭を下げた。
「俺…これからどうすれば……」
するとその時、ガイは友田に両肩を掴まれた。強い、力で。そして、友田は言った。
「アンタのせいだ…」
友田は泣きながら、ガイを睨みつける。
「アンタが私たちを巻き込んだから…お父さんとお母さんは…!」
「ち、違ッ……俺は…そんな……」
「この人殺しッ!!!」
友田は家族を殺され、正気ではなかった。誰かに怒りをぶつける事でしか、今の自分を保てなかったのだ。いつものガイなら、それを理解する事ができた。しかし、今のガイにそんな余裕は無い。
「アンタのせいよ障坂ッ‼︎全部全部ッ‼︎アンタのせいでこうなったのよッ‼︎何とかしてよ‼︎ねぇ‼︎お父さんとお母さん返してよッ‼︎」
するとその時、ガイは友田の両腕を強く振り払った。
「…知るか…」
そう吐き捨てると、ガイはその場から足早に去っていった。友田は床に座り込み、声を上げて泣き始める。
【猪頭愛児園、庭にて…】
ガイは庭の真ん中に仰向けになって、夜空を見上げていた。
「……」
何を考えているのか。いや、何も考えていない。考えるのが辛いのだ。これからの事、仲間の事、生きる事。ガイは目を閉じた。
どれくらいそうしていたのだろうか。いつの間にか、ガイは眠っていた。まるで、不貞腐れた子供のように。
次の瞬間、ガイは何者かに腹を強く踏みつけられた。
「ぐほぁッ!!!?!?!」
ガイは目を覚ました。踏まれた腹を抑え、起き上がったガイの目の前には、後ろで髪を結んだ長身の女が立っていた。
「現実逃避は楽しかったか?」
「誰だお前…?」
ガイはその女の履き物を見た。
「(コイツ、ヒールで…)」
どうやら、ガイはヒールで腹を踏みつけられたようだ。
「私は猪頭秀頼。この園の園長、猪頭秀吉の妹だ。」
血だらけの山尾が弟の体を抱え、キッチンに身を潜めている。
「ハァ…!ハァ…!ハァ…!」
山尾の息が荒い。痛みによるものだろう。山尾の体には何発もの弾丸が埋まっている。
「大丈夫だ、交次郎。兄ちゃんがついてるからな…!」
「…」
しかし、交次郎は返事をしない。意識が無いようだ。
次の瞬間、窓ガラスが割れる音と同時に、山尾の右顳顬に弾丸が命中した。
「ぐッ…!!!」
山尾はPSIを纏っていた為、弾丸は頭蓋骨で静止した。そして、おそらくとてつもなく遠い距離から狙撃しているのであろう。弾丸の威力も弱い。
【山尾家から約5km地点、廃ビル屋上にて…】
銃身がとても長い、スコープ無しライフルを構える女が一人。『Zoo』の殺し屋、コードネームはロイ。
「今日、風、静寂。精度、GOOD。」
ロイはその卓越した視力と並外れた計算力で、なんと約5km離れた山尾を狙撃していたのだ。
【山尾家、キッチンにて…】
「うッ…ぐぅあぁああッ!!!」
山尾は右顳顬に刺さった弾丸を取り出した。
「(何でだ⁈一階のシャッターは全部降ろした!しかも死角に隠れてる!なのにどうして弾が飛んでくんだよ当たんだよ⁈)」
今、ロイの使用する弾丸は特殊な構造をしており、一定以上の硬度を持つ物体に当たると反射するという特性がある。つまり、彼女はシャッターが閉じられていない二階の窓から弾を打ち込み、山尾家の床や壁に反射させて、山尾を狙っていたのだ。
その時、山尾の左胸に弾丸が命中した。
「ふぐッ…!!!」
弾丸は肋骨に遮られ、内臓には達しなかった。山尾は再び弾丸を抜き、弟の体を抱えたまま、瞬間移動で場所を移動した。
【山尾家、外、ガレージにて…】
山尾は弟を連れたまま、ガレージの中に入った。
「(ココならきっと大丈夫だ。)」
山尾はスマホを取り出した。
「(ヤブ助がすぐ来るってメッセージも来た。アイツならきっと、良い作戦考えてくれるはずだ。あとはそれまでココで耐えれば…)」
その時、カンッカンッという音が外から聞こえてきた。
「(なんだこの音…?)」
その音は絶えず続いている。
「(もしかして、弾丸…?)」
コレは弾丸がガレージのシャッターに当たる音。そして、山尾はロイの思惑に気づいた。
「まさか…⁈」
そう。ロイはシャッターの同じ箇所に弾丸を当て続けていたのだ。全ては、シャッターに穴を開ける為。
「ヤバいッ…!」
山尾が行動を起こそうとした時には、もう遅かった。シャッターに穴が開き、そこから弾丸が入ってくる。そして、その入ってきた弾丸はガレージに駐車していた車のガソリンタンクに命中した。
「ッ!!!」
次の瞬間、ガレージ内で大爆発が巻き起こった。ガレージは崩壊し、近くの木々や山尾家に引火する。
【山尾家、ガレージ前にて…】
「兄ちゃ……」
爆風で運良く外に放り投げ出された弟の交次郎が、爆発の衝撃により目を覚ました。そして、目の前に広がる光景に絶句した。
「兄ちゃん…ッ!!!」
山尾は意識を失い、ガレージの瓦礫に埋もれていたのだ。そして、その近くには炎上を続ける車が。
「兄ちゃんッ!起きて!兄ちゃんッ!」
「…」
しかし、山尾は完全に意識が無い。かろうじて息はしているようだ。
兄の元へ駆け寄ろうとする交次郎。しかし、交次郎はロイに足を撃たれ歩けなかった。
「(くそッ…!早くしないと、兄ちゃんが…!)」
野次馬や消防隊が駆けつけるのを待っている余裕はない。一刻も早く、兄をあの場から移動させなければ。でないと、兄は焼死する。
その時、交次郎は決意した。
「兄ちゃん…俺、兄ちゃんが兄ちゃんで良かったよ。」
交次郎はPSIを纏った。
「『我と汝の仮定法』!!!」
次の瞬間、交次郎達の位置が入れ替わった。そう。交次郎はタレントを使い、自分を犠牲に兄を助けたのだ。
「兄ちゃん…俺の分まで……生きて………」
交次郎が死を悟ったその時、交次郎にのしかかる瓦礫が持ち上がった。
「ヤブ助さん…⁈」
なんと間一髪、人間化したヤブ助が助けに来たのだ。
「よかった、無事で。お前らまで死んでたら、俺は……」
次の瞬間、交次郎の頭部に弾丸が命中した。そして、先程までの弾丸とは違う。それは弾丸というより、針のような。
ヤブ助はすぐさま瓦礫を退かし、山尾兄弟を抱えて死角へ回った。
【山尾家、家の裏にて…】
ヤブ助は山尾兄弟を地面に寝かせた。そして、交次郎を揺さぶる。
「おい!交次郎!大丈夫か!交次郎!」
「…」
しかし、返事は無い。それどころか、息をしていない。
「嘘…だろ……」
ロイが先ほど撃ったのは毒の弾丸。それも致死量の猛毒。死角のない屋外に出てきた事で、ロイが使用したのだ。
「おい…起きてくれ…交次郎……」
交次郎は死んだ。いくらヤブ助が呼びかけても、反応は無い。
「そんな…俺は……俺は…ガイに……」
皆に知らせなかった事で、交次郎と広瀬が死んだ。堺や友田の家族も。大勢死んだ。ヤブ助が石川の提案を断り、皆に知らせていれば、結果は変わっていたのだろうか。
この時、ヤブ助は思った。もうガイに、顔向けできないと。しかし、公開してももう遅い。ヤブ助は失意に溺れていた。
その時、ヤブ助の頬を弾丸がかすめた。ロイは反射式の弾丸に切り替えたようだ。
「(とにかく、ここから離れなければ…)」
ヤブ助は自身と山尾を猫化し、気絶した山尾の首根っこを咥え、持ち上げた。そして、交次郎の遺体の方を振り向く。
「…」
ヤブ助は交次郎の遺体を置き去りにしたまま、山尾を連れて、その場から逃げ出した。
【夜、猪頭愛児園、建物内にて…】
ガイ,氷室,有野,堺,友田は猪頭愛児園へと辿り着いた。そこで、ガイは勉から衝撃的事実を知る。
「猪頭さんが…殺された…?」
泣き喚く友那や将利。他の子供達もそうだ。そして何より、一人、子供の数が足りない。それだけで、猪頭死亡の原因が察せられる。
人質だ。猪頭は子供を人質に取られ、それが理由で殺されたのだ。
陽道の『出る杭は打つ』。あまりに徹底的すぎるその信念に、ガイは恐怖すら覚えた。そして同時に、ガイは頭を抱えた。
「(なんて事だ…)」
猪頭が居なければ、ココはもう安全ではない。堺や有野たちを守れない。
「(どうする…十谷も村上も、俺のワガママをサポートしてくれる奴は居ない…今、頼れるのはアイツしか…親父しか居ない…)」
ガイは意を決して、父親に電話をかけた。しかし、電話は繋がらないどころか『現在使われておりません』のコールが流れた。
「(嘘だろ、おい…)」
ガイは悩んだ。しかし、いくら考えても現状を打開できる策は思いつかない。
「ごめん…みんな……」
ガイは堺たちに頭を下げた。
「俺…これからどうすれば……」
するとその時、ガイは友田に両肩を掴まれた。強い、力で。そして、友田は言った。
「アンタのせいだ…」
友田は泣きながら、ガイを睨みつける。
「アンタが私たちを巻き込んだから…お父さんとお母さんは…!」
「ち、違ッ……俺は…そんな……」
「この人殺しッ!!!」
友田は家族を殺され、正気ではなかった。誰かに怒りをぶつける事でしか、今の自分を保てなかったのだ。いつものガイなら、それを理解する事ができた。しかし、今のガイにそんな余裕は無い。
「アンタのせいよ障坂ッ‼︎全部全部ッ‼︎アンタのせいでこうなったのよッ‼︎何とかしてよ‼︎ねぇ‼︎お父さんとお母さん返してよッ‼︎」
するとその時、ガイは友田の両腕を強く振り払った。
「…知るか…」
そう吐き捨てると、ガイはその場から足早に去っていった。友田は床に座り込み、声を上げて泣き始める。
【猪頭愛児園、庭にて…】
ガイは庭の真ん中に仰向けになって、夜空を見上げていた。
「……」
何を考えているのか。いや、何も考えていない。考えるのが辛いのだ。これからの事、仲間の事、生きる事。ガイは目を閉じた。
どれくらいそうしていたのだろうか。いつの間にか、ガイは眠っていた。まるで、不貞腐れた子供のように。
次の瞬間、ガイは何者かに腹を強く踏みつけられた。
「ぐほぁッ!!!?!?!」
ガイは目を覚ました。踏まれた腹を抑え、起き上がったガイの目の前には、後ろで髪を結んだ長身の女が立っていた。
「現実逃避は楽しかったか?」
「誰だお前…?」
ガイはその女の履き物を見た。
「(コイツ、ヒールで…)」
どうやら、ガイはヒールで腹を踏みつけられたようだ。
「私は猪頭秀頼。この園の園長、猪頭秀吉の妹だ。」
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