174 / 211
第2章『ガイ-過去編-』
第110障『ぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺ』
しおりを挟む
【3月31日、朝、フリージア王国、城下町にて…】
「びぇ~ッくしょんッ!!!」
ヌァ寒い…何なんだぁ?この国の気温はぁ?よくこんな寒い所に国なんか作ろうとしたもんだ。バカか?だが…
「良いッ!実に良いッ!俺今めっちゃ冒険してる感出てるッ!」
俺の名はもょもと。真の勇者を目指し旅を続けるナイスガイだ。え?何故、俺が真の勇者を目指してるかって?ふふふ。いいぞ。教えてやる。それは今から10日前…
【もょもとの回想…】
「ちょっと!もょもと!ゴロゴロしてないで少しは家の事でも手伝ったらどうなの!」
コレは俺の母親。口うるさくて口うるさい。
「アンタも今年で14歳でしょ。将来の夢とかないの?」
「ゆーしゃー。」
母は俺の頬をつねった。
「痛いたいたいたいッ‼︎何すんだよババア!!!」
「いつまでも夢見てんじゃないの!このおバカ!魔王も居ないのに勇者なんてなれるわけないでしょ!現実見なさい現実!」
「俺は本当に勇者になりたいんだよ!魔王が居ないのが悪いんだ!」
そうだ。魔王が居ないのが悪い。俺は不幸な時代に生まれたもんだ。2万5000年前に生まれてりゃ、俺だって勇者になってた…かも。
「お隣の息子さんのみゃもと君、兵士になる為にデカマーラへ行ったそうよ。立派よねぇ、みゃもと君。それに比べてアンタは…」
「みゃもとは関係ないだろ!」
「口答えしない!こばゃし君もたにゃか君も兵士になる為に頑張ってるのに!この村でダラダラしてんのアンタだけなのよ!母さん恥ずかしいわ!」
「うるせぇ!ババア!さっさとあっち行きやがれ!」
あー!うざいうざい!毎日毎日グチグチグチグチ!俺は勇者以外なる気は無いんだよ!
「なんて口の聞き方するの!お父さんに言いつけるからね!」
「えっ…ちょ…おい!お、おやじ…親父は関係ねーだろ!ぜっぜっぜっ…絶対言うなよ!」
親父はやばい。怖い。
「俺は魔王が現れるまでこうやって待機してんだよ!ちゃんと…あぁ…ちゃんと待機してんだよ待機をよぉ!!!」
「じゃあ聞くけど、アンタ、勇者になって一体何がしたい訳?」
え、そりゃあ、人ん家勝手に上がってタンス開けたり壺壊したり…って正直に言ったらやばいよな。
「そそそそりゃあ…ままま魔王を倒してひひひ人々のええがっ笑顔を取り戻したいぃ…んだよ…」
「……お父さんに報告ね。」
「うわぁー!いやぁー!ごめんなさい!お母さん!ごめんなさい!いやぁだやだ!」
そして、母親は親父に報告した。やばい…親父が来る…本気で俺を叱りに来る…!逃げなきゃ…
【現在…】
まぁそんな訳で俺は旅に出た。弾丸登山気分で始めた旅だけど、俺は本気で勇者になるつもりだ。だからこんなクソ寒い国にやってきたんだ。魔王が封印されている祠。俺はそこへ行って、魔王を復活させる!そんで、魔王を倒して勇者になる!そんでそんで、人々にチヤホヤされる!うへっ!うへへっ!タンス開け放題・壺割り放題の未来が俺を待っている!
「勇者うぇーい!」
その時、テンションぶち上げの俺の視界にとある物が映った。壺だ…!俺は酒場前に壺を発見した。もちろん俺は…
「う"る"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ッ!!!!!」
俺は壺を蹴り壊した。
キ"ン"モ"チ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"!!!
その後、俺は酒場の店長にブチギレられ、皿洗いをさせられた。いや、今でもさせられている。はぁ。店長死ね。
【翌日(4月1日)、13:30、フリージア王国、城下町、酒場にて…】
俺は酒場でウェイターをしていた。いや!やらされてんだよ!チクショー!俺は客に酒を提供する。
「ごゆっくりー。」
いい歳して昼間から酒なんて飲んでんじゃねーよ!働けクソが!あ、ブーメラン?
その時、端の方のテーブルで話をしている客の話し声が聞こえてきた。
「イマイチだな。珍しいだけ。」
「あぁ。やっぱ飯はゴルデンで食いてーわ。」
ゴルデン。確か、島国で外からじゃどうやっても入れない幻の…えっ⁈じゃあアイツら、ゴルデンから来たの⁈
俺はその客達を見た。確かに、変わった服だ。真っ黒で、ピシッとしてて…なんか動きにくそうな服だな。ゴルデンの私服なのか?
「あー寒い。こんな国、早くおさらばしたいぜ。」
「ボスが魔王復活させるまでの辛抱だな。」
なっ⁈アイツら、今、魔王復活って…!
「あのぉぉぉぉぉぉぉお!!!」
俺は思わず大声で話しかけてしまった。
「うおっ⁈びっくりしたぁ…!なんだよ…?」
「僕!勇者希望の者です!」
「「「は?」」」
は?
「いやいやいや、僕、勇者希望なんです。おたくら、魔王復活させようとしてるんですよね?いやぁ~聞こえちゃったんでつい~。」
すると、その男達は立ち上がり、俺を囲んだ。え、なに、怖い…めっちゃ怖い、この人たち。と、とにかく敵じゃない事を示そう!うん!それしかない!
「ちゃちゃちゃちゃいまんがな!勇者希望やからっておたくらの魔王復活阻止しようなんか考えてないんすわ!むしろワイはあんさんらに賛成やねん!ワテを信じてくれ!なんでもするさかい!」
やべぇ。焦り過ぎて変な喋り方になっちゃった。もういい!俺の言いたい事を言おう!
「俺も魔王を復活させたいんだ!だからキミらのパーティに入れてくれないか⁈」
頼む。『いーよー。おいでー。』って言ってくれ!それか店長たすけて~!死ねって言てごめんね~!
「てめぇ、俺らの仲間になりたいのか?」
「は、はい!」
おっしゃ!来た!確定演出きた!と思った矢先、俺は腹に鈍い痛みを感じた。殴られたんだ。コイツに。
「テメェみたいなガキ、白鳥組のボスが欲しがるかよ。」
すると、その男達は俺を袋叩きにした。
「ぐはッ‼︎」
とでも思ったか?俺は男共を返り討ちにした。そう。俺はハンディーキャッパーだ。こんなノーマル共の攻撃なんか、PSIを込めた俺の肉体には通用しない。
「はんッ!ざまぁみろ!ガキだと思って油断してるからそうなるんだ!バーカバーカ!」
俺、TUEEEEEE!!!!!!!
「俺は勇者を志す者。貴様ら如き下衆にこの俺は倒せんさ…ヌァハハハハハハハハ!!!」
その時、後頭部にチクっとした痛みが走ったと同時に、背後から誰かに話しかけられた。
「やはり外にも居たか。ハンディーキャッパー。」
その男は俺の後頭部にゴツいナイフを突き立てていた。PSIを感じる。コイツ、ハンディーキャッパーだ。
「前田。そこで伸びてる奴らを起こせ。」
「うぃーっす。」
前田と呼ばれる爆発頭の男は俺が倒した男達を起こし始めた。一方、ナイフを突き立てる男は再度俺に話しかける。
「話は聞こえていた。お前、俺たちとの同行を望んでいるようだな。あいにく、お前のような素性の知れない者を組織に入れる訳にはいかない。が、俺たちもこの国に来たばかりで正直戸惑う事が多くてな。俺がボスに言って、案内役としてお前を推薦してやっても良い。どうする?」
『どうする?』そう聞かれた時、俺の後頭部に触れるナイフが少し動く。俺は察した。首を横に振った瞬間、俺は殺される。
「お願いします…」
あぁ。内腿が生暖かい。
「びぇ~ッくしょんッ!!!」
ヌァ寒い…何なんだぁ?この国の気温はぁ?よくこんな寒い所に国なんか作ろうとしたもんだ。バカか?だが…
「良いッ!実に良いッ!俺今めっちゃ冒険してる感出てるッ!」
俺の名はもょもと。真の勇者を目指し旅を続けるナイスガイだ。え?何故、俺が真の勇者を目指してるかって?ふふふ。いいぞ。教えてやる。それは今から10日前…
【もょもとの回想…】
「ちょっと!もょもと!ゴロゴロしてないで少しは家の事でも手伝ったらどうなの!」
コレは俺の母親。口うるさくて口うるさい。
「アンタも今年で14歳でしょ。将来の夢とかないの?」
「ゆーしゃー。」
母は俺の頬をつねった。
「痛いたいたいたいッ‼︎何すんだよババア!!!」
「いつまでも夢見てんじゃないの!このおバカ!魔王も居ないのに勇者なんてなれるわけないでしょ!現実見なさい現実!」
「俺は本当に勇者になりたいんだよ!魔王が居ないのが悪いんだ!」
そうだ。魔王が居ないのが悪い。俺は不幸な時代に生まれたもんだ。2万5000年前に生まれてりゃ、俺だって勇者になってた…かも。
「お隣の息子さんのみゃもと君、兵士になる為にデカマーラへ行ったそうよ。立派よねぇ、みゃもと君。それに比べてアンタは…」
「みゃもとは関係ないだろ!」
「口答えしない!こばゃし君もたにゃか君も兵士になる為に頑張ってるのに!この村でダラダラしてんのアンタだけなのよ!母さん恥ずかしいわ!」
「うるせぇ!ババア!さっさとあっち行きやがれ!」
あー!うざいうざい!毎日毎日グチグチグチグチ!俺は勇者以外なる気は無いんだよ!
「なんて口の聞き方するの!お父さんに言いつけるからね!」
「えっ…ちょ…おい!お、おやじ…親父は関係ねーだろ!ぜっぜっぜっ…絶対言うなよ!」
親父はやばい。怖い。
「俺は魔王が現れるまでこうやって待機してんだよ!ちゃんと…あぁ…ちゃんと待機してんだよ待機をよぉ!!!」
「じゃあ聞くけど、アンタ、勇者になって一体何がしたい訳?」
え、そりゃあ、人ん家勝手に上がってタンス開けたり壺壊したり…って正直に言ったらやばいよな。
「そそそそりゃあ…ままま魔王を倒してひひひ人々のええがっ笑顔を取り戻したいぃ…んだよ…」
「……お父さんに報告ね。」
「うわぁー!いやぁー!ごめんなさい!お母さん!ごめんなさい!いやぁだやだ!」
そして、母親は親父に報告した。やばい…親父が来る…本気で俺を叱りに来る…!逃げなきゃ…
【現在…】
まぁそんな訳で俺は旅に出た。弾丸登山気分で始めた旅だけど、俺は本気で勇者になるつもりだ。だからこんなクソ寒い国にやってきたんだ。魔王が封印されている祠。俺はそこへ行って、魔王を復活させる!そんで、魔王を倒して勇者になる!そんでそんで、人々にチヤホヤされる!うへっ!うへへっ!タンス開け放題・壺割り放題の未来が俺を待っている!
「勇者うぇーい!」
その時、テンションぶち上げの俺の視界にとある物が映った。壺だ…!俺は酒場前に壺を発見した。もちろん俺は…
「う"る"ぁ"ぁ"ぁ"あ"ッ!!!!!」
俺は壺を蹴り壊した。
キ"ン"モ"チ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"ィ"!!!
その後、俺は酒場の店長にブチギレられ、皿洗いをさせられた。いや、今でもさせられている。はぁ。店長死ね。
【翌日(4月1日)、13:30、フリージア王国、城下町、酒場にて…】
俺は酒場でウェイターをしていた。いや!やらされてんだよ!チクショー!俺は客に酒を提供する。
「ごゆっくりー。」
いい歳して昼間から酒なんて飲んでんじゃねーよ!働けクソが!あ、ブーメラン?
その時、端の方のテーブルで話をしている客の話し声が聞こえてきた。
「イマイチだな。珍しいだけ。」
「あぁ。やっぱ飯はゴルデンで食いてーわ。」
ゴルデン。確か、島国で外からじゃどうやっても入れない幻の…えっ⁈じゃあアイツら、ゴルデンから来たの⁈
俺はその客達を見た。確かに、変わった服だ。真っ黒で、ピシッとしてて…なんか動きにくそうな服だな。ゴルデンの私服なのか?
「あー寒い。こんな国、早くおさらばしたいぜ。」
「ボスが魔王復活させるまでの辛抱だな。」
なっ⁈アイツら、今、魔王復活って…!
「あのぉぉぉぉぉぉぉお!!!」
俺は思わず大声で話しかけてしまった。
「うおっ⁈びっくりしたぁ…!なんだよ…?」
「僕!勇者希望の者です!」
「「「は?」」」
は?
「いやいやいや、僕、勇者希望なんです。おたくら、魔王復活させようとしてるんですよね?いやぁ~聞こえちゃったんでつい~。」
すると、その男達は立ち上がり、俺を囲んだ。え、なに、怖い…めっちゃ怖い、この人たち。と、とにかく敵じゃない事を示そう!うん!それしかない!
「ちゃちゃちゃちゃいまんがな!勇者希望やからっておたくらの魔王復活阻止しようなんか考えてないんすわ!むしろワイはあんさんらに賛成やねん!ワテを信じてくれ!なんでもするさかい!」
やべぇ。焦り過ぎて変な喋り方になっちゃった。もういい!俺の言いたい事を言おう!
「俺も魔王を復活させたいんだ!だからキミらのパーティに入れてくれないか⁈」
頼む。『いーよー。おいでー。』って言ってくれ!それか店長たすけて~!死ねって言てごめんね~!
「てめぇ、俺らの仲間になりたいのか?」
「は、はい!」
おっしゃ!来た!確定演出きた!と思った矢先、俺は腹に鈍い痛みを感じた。殴られたんだ。コイツに。
「テメェみたいなガキ、白鳥組のボスが欲しがるかよ。」
すると、その男達は俺を袋叩きにした。
「ぐはッ‼︎」
とでも思ったか?俺は男共を返り討ちにした。そう。俺はハンディーキャッパーだ。こんなノーマル共の攻撃なんか、PSIを込めた俺の肉体には通用しない。
「はんッ!ざまぁみろ!ガキだと思って油断してるからそうなるんだ!バーカバーカ!」
俺、TUEEEEEE!!!!!!!
「俺は勇者を志す者。貴様ら如き下衆にこの俺は倒せんさ…ヌァハハハハハハハハ!!!」
その時、後頭部にチクっとした痛みが走ったと同時に、背後から誰かに話しかけられた。
「やはり外にも居たか。ハンディーキャッパー。」
その男は俺の後頭部にゴツいナイフを突き立てていた。PSIを感じる。コイツ、ハンディーキャッパーだ。
「前田。そこで伸びてる奴らを起こせ。」
「うぃーっす。」
前田と呼ばれる爆発頭の男は俺が倒した男達を起こし始めた。一方、ナイフを突き立てる男は再度俺に話しかける。
「話は聞こえていた。お前、俺たちとの同行を望んでいるようだな。あいにく、お前のような素性の知れない者を組織に入れる訳にはいかない。が、俺たちもこの国に来たばかりで正直戸惑う事が多くてな。俺がボスに言って、案内役としてお前を推薦してやっても良い。どうする?」
『どうする?』そう聞かれた時、俺の後頭部に触れるナイフが少し動く。俺は察した。首を横に振った瞬間、俺は殺される。
「お願いします…」
あぁ。内腿が生暖かい。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
私の息子を“愛人の子の下”にすると言った夫へ──その瞬間、正妻の役目は終わりました
放浪人
恋愛
政略結婚で伯爵家に嫁いだ侯爵令嬢リディアは、愛のない夫婦関係を「正妻の務め」と割り切り、赤字だらけの領地を立て直してきた。帳簿を整え、税の徴収を正し、交易路を広げ、収穫が不安定な年には備蓄を回す――伯爵家の体裁を保ってきたのは、いつも彼女の実務だった。
だがある日、夫オスヴァルドが屋敷に連れ帰ったのは“幼馴染”の女とその息子。
「彼女は可哀想なんだ」
「この子を跡取りにする」
そして人前で、平然と言い放つ。
――「君の息子は、愛人の子の“下”で学べばいい」
その瞬間、リディアの中で何かが静かに終わった。怒鳴らない。泣かない。微笑みすら崩さない。
「承知しました。では――正妻の役目は終わりましたね」
王様の恥かきっ娘
青の雀
恋愛
恥かきっ子とは、親が年老いてから子供ができること。
本当は、元気でおめでたいことだけど、照れ隠しで、その年齢まで夫婦の営みがあったことを物語り世間様に向けての恥をいう。
孫と同い年の王女殿下が生まれたことで巻き起こる騒動を書きます
物語は、卒業記念パーティで婚約者から婚約破棄されたところから始まります
これもショートショートで書く予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる