異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

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第342話 政略婚約 後編

イールスは屋敷が戻るとセレベレスバウム準男爵が待っている
「イールス様御相談とは?」
準男爵がイールスと挨拶を終わらせてから聞く
「5人は婚約者は居ましたか?」
「残念ながら、婚約破棄と相手の家が潰れて4人は相手を探しております」
準男爵が苦笑いしながら説明している
「ビーレルバウム家の分家と婚約していたのは?」
「今更元には…」
「ちょっと聞いてみますので、4人の誰が婚約するか決めてくださいね… 令嬢様に選ばせるかな? 後は騎士団入団試験を必ず受けさせて下さい」
イールスが笑顔で説明している
「イールス様の紹介なら断れませんが… 」
「騎士団の再建に尽力させれば良いと思います。 領地の再建も騎士団と仲が良ければ問題は無いと思いますし… 」
イールスが笑みを浮かべている
「イールス様の考えに同意しますが、リゼッタはどうしますか?」
「どうしましょうか? リゼッタ様に決めて貰うのが良いと思いますが… あ! オルフィーネちゃんの為にディオルバルク様にも奥様が必要だった…」
イールスが笑みを浮かべている
「ディオルバルク様… リゼッタとどっちが強いのか…」
「ディオルバルク様が毎日勝っていました」
「リゼッタよりも強いなら認めるかも知れないですが… 今度ディオルバルク様に相談に向かうか…」
準男爵が苦笑いしながら呟く
(リゼッタよりも強い! 昨日リゼッタと一騎討ちしたが… 手も足もでながったが… 何気に5人も闘気をまとい、リゼッタと5人がかりで互角に打ち合っていたが… それよりも強いのか? もう剣聖並みの強さなのか?)

すぐにシリカローレンを呼んで貰い、シリカローレンが訪ねてくる
「シリカローレン様、本日も美しいお姿を拝見できて嬉しく思います」
イールスが丁寧に挨拶をしている
「イールス、御用と伺い参上いたしました。イールス様の御尊顔を拝見できて嬉しく思っております」
シリカローレンが微笑みながら挨拶をしている
「シリカローレン様に教えて欲しい事があります。 分家の御令嬢様達は婚約者はおりますか?」
「え! いえ…… 現在も探している最中です。 焦っても良い相手がおりません… 今回の件で多くの家が取り潰されて、どうすれば良いか考えております」
シリカローレンが驚いたようにイールスを見ている
「実はセレベレスバウム準男爵家の4人も探している最中です。 従者をしていたので…」
「え! 婚約破棄をしてきた当人もですか?…今更元には戻りません」
シリカローレンが考えながら言う
「4人から令嬢様に選んで貰えれば良いと思います。 陞爵の影響や転地の影響もあると思いますので… 4人も騎士団に入りますので都合が良いように使っても良いと思います」
イールスが笑顔で説明をしている。シリカローレンがイールスの話を聞きながら笑みを浮かべている
(イールス様が鍛えたのなら相当実力が有るのですか? 他の令嬢に奪われる前に相談に来たのですか? それとも… 都合が良いように… 騎士団に入ってくれれば、イールス派の結成になりそうな… 流石はイールス様…)

「ふふふ、イールス様、剣の腕も有るならば、騎士団の隊長クラスになる可能性がありますし… 縁談としては良い相手と思います。 残りの2人にも縁談相手を探すのですか?」
シリカローレンが笑いながらイールスを見ている
「1人は男爵…いえ、準男爵家の御令嬢に申し入れします」
「え! あの準男爵家の… 人当たりは良い人ですが簡単には」
「実はジエル様の商会から借金をしているので、商会に自分の全てを捧げると… 娼館に行っても良いと言う始末です… 自暴自棄になっている雰囲気も無いので、魔性の女なのか… 責任感が強すぎるのか… 家と家族のために全てを捨てるつもりの様です」
イールスが説明をしている
「イールス様が乗っとるならば喜ぶと思います。 それも転地先の隣領ならば、色々役に立ちます… 流石はイールス様です」
シリカローレンが理解したようにイールスを見ている
「あの商会の影響も完全に無力化出来て、領地運営も進むと思います」
「安心して分家の転地出来ます。 かなり不安になっていましたから… 騎士団と隣領の問題が解決されて、婿まで手配して貰えて喜ぶと思います」
シリカローレンが笑顔でイールスを見ている
「これで色々後始末が終わります」
「後はイールス様の妾として子作りして貰えれば全て終わりますね」
シリカローレンがイールスを見て笑顔で言う
「え!! シリカローレン様!! 御冗談はやめて下さい!!」
イールスが慌てて叫ぶ
「本気ですよ、女子爵になってしまいましたし… イールス様以外に心はなびきません」
「シリカローレン様!! えーと、誰か良い人がいたら幸せになって下さい!! 冒険者になるので…」
イールスが慌てていると、シリカローレンが笑いながらイールスを見ている
(イールス様の慌てている顔楽しいです。イールス様の子種だけでも良いです… イールス様は押しに弱いのかも… ふふふ、もう少し押してみましょうか? 引いた方が良いのでしょうか? 駆け引きも楽しいですね)

「イールス様、サビーネリーゼ様と言われる方が面会に参りました」
ファリスが部屋に入ってきて言う
「サビーネリーゼ様が? 通して下さい… シリカローレン様…」
「イールス様、御一緒致します。 サビーネには本日イールス様に面会に来ている事は伝えましたので」
シリカローレンが微笑みながらイールスを見ている
「どの様な御用件が知っているのですか?」
「御礼を申したいと言ってました」
シリカローレンが微笑みながら説明している
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