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第353話 ナシェル 後編
シリカローレンとジエルが部屋に入ってくる
「イールス様、ナシェルさんはもう借金から逃れられないと理解しています。 自分の代わりに姉妹同様のミラが幸せをつかんで欲しいと思っています。 こちらはレイミリーナ様が侍女ミーシアさんとミラさんの保証人になる仮約束の書面です。 レイミリーナ様もナシェルの事を心配して探していたそうです。 父親に何とか出来ないか相談するつもりだそうです」
シリカローレンが書類をイールスの前に差し出して説明している
「レイミリーナ様より丁重に扱う事を約束させられました」
ジエルが笑顔で説明している
「エルキアさん問題はないよね」
イールスがエルキアを見ている
「イールス様、問題はありません、ジエル様、早速雇用の条件面の打ち合わせをさせて貰います。 ナシェルさんの扱いにかんしては、少し相談も必要と思います」
エルキアが微笑みながらシリカローレンとジエルを見ている
イールスが屋敷に戻るとクリストファーが待っている
「クリストファー様、本日も凛々しいお姿を拝見できて本当に嬉しく思います」
イールスが部屋に入るとクリストファーに丁寧に挨拶をしている
「イールス様、町中で捕らえた賊の件ですが、早速男爵が釈放を求めてきました」
クリストファーが説明している。イールスが笑みを浮かべる
後ろ楯がうるさいか… それならば色々明るみに出して貰うか… 馬鹿な男爵は商会で処分させるかな… それならば…
「男爵の後ろに商会もいるなら… 女性の誘拐の示談として、金貨100枚請求しましょう… 男爵の後ろめたい所を知っているなら、そのぐらい出すでしょう」
イールスが笑みを浮かべている
「え! しかし、罪人を逃したら大変な事になります」
「男爵を脅せる男を男爵が放置しますか? それ以前にファリスの訓練相手して貰おうかな? 口も軽くなるかも… 女性と示談だからね…」
イールスが笑みを浮かべている。クリストファーが苦笑いしている
(ある程度聞き出してから、解放か… 男爵は激怒するはず… 金貨100枚かなりの価格でも男爵が出すなら、相当な悪党か? それならば徹底的に調べても… ん? 女性と示談? 後で何とでも出来るのか? 一度逃しても軽い罪状で再び捕らえられるか… 騙すつもりか?)
翌日、ナシェルとミーシアとミラの3人はイールスの屋敷に連れられてきて、エルキアから注意事項と条件面のすり合わせを行い、着替えさせてから部屋で待たせている。イールスとリシリアが部屋に入ると、3人とも頭を下げている
「え!! イールス様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
ナシェルがイールスの顔を見て驚いて叫んで座り込んでいる
「ナシェルさん、大声をあげるとはどういうつもりですか?」
エルキアがナシェルを見て注意すると、ミーシアとミラがナシェルを手伝い立たせている
(いきなり大声で名前を叫ぶとは… 本当に顔見知りだったのですね)
「ナシェル様、お久し振りです。お元気な顔を見れて嬉しく思います」
イールスが微笑みながら挨拶をしている
「あ! イールス様、凛々しいお姿を拝見できて本当に嬉しく思っております」
ナシェルが慌て気味に挨拶をしている
「あの時は助けて貰い感謝しております」
ミーシアとミラも慌てて挨拶をしている
イールスは少し雑談をしながら、話をしている
「イールス様、アールスレルバウム子爵様と御令嬢レイミリーナ様が来訪されました」
ファリスが入ってきて言う
「こちらに通して下さい」
イールスが微笑みながら言うと、ファリスが部屋を出ていき、ナシェル達は立ち上がり待っている
「アールスレルバウム子爵様、凛々しいお姿を拝見できて本当に嬉しく思います。 レイミリーナ様、美しく成長なされた姿を拝見できて嬉しく思います。 御来訪歓迎致します」
イールスが丁寧に挨拶していると、レイミリーナが驚いたように立ち尽くしている
「イールス様のお屋敷とは知らず、急な訪問申し訳ないと思います」
子爵がイールスを見てから侍女達を見て挨拶をしている
(これは待ち構えられたか、それもあのイールス将軍がレイミリーナを待っていたのか?)
「早速だが、娘の友人のナシェル殿の事だが、借金はかなりなのですかな? 侍女の保証人の件はこちらに書類をお持ちした」
子爵が紙を差し出して、イールスが受け取っている
「調査はして貰っていますが、金貨100枚近くと思われます。 父親のあの態度破滅に向かうとは思います」
イールスが笑顔で説明している
「そのような事が… 金貨100枚近くか… 簡単に出すことは出来ないですな」
子爵が考え込んでいる
「この屋敷にいる限り、手出しは出来ません。 それに金貨100枚程度でナシェルさんを不幸にさせません… 侍女として仕えて貰いますが、良い御相手が見付かったら幸せになって欲しいと思います。 それに借金の件は任せてもらって大丈夫です」
イールスが笑顔で言う
「レイミリーナ、相手が何手か上手だ! ナシェル嬢は安全を確保されたな」
子爵がレイミリーナを見て言う
「はい、イールス様の侍女なんて羨ましいです。 憧れの御兄様の近くでいつもいられるなんて… リーシアノリア様が知ったら飛んで来ます」
レイミリーナがイールスの顔を見て言うと、子爵が笑っている
(レイミリーナよりも先に手を打たれていたな… いやおそらくレイミリーナ自身が利用された様だが、侍女の保証人ぐらいなら大丈夫だろう… あのイールス将軍の手元なら簡単に手を出せない… ルーゼント伯爵様に報告だけでもしておくか… こちらもイールス将軍の屋敷を知れただけでも利が有りそうな… 何か起きるのか?)
子爵達が帰っていく
「イールス様、ありがとうございます」
ナシェルが頭を下げて言う
「ミーシアさん、ナシェル様の人脈解りましたか?」
イールスが微笑みながらミーシアを見ている
「はい、存じませんでした」
「他にもロイホール様やリーシアノリア様とも仲良しです。 借金が無ければ保護は簡単です。 例の金貨2枚の件と借金の件任せて貰っても宜しいですか?」
イールスが微笑みながらナシェルを見ている
「イールス様、私には何も出来ませんのでお任せします… イールス様に全てを捧げます」
ナシェルが真っ赤になってうつ向いている
「旦那様、誠心誠意お仕え致します。 全てお任せします」
ミーシアが頭を下げて言う
「ナシェル様!! 兄様に全て捧げるなんて許しません!!」
リシリアがナシェルを睨んでいる
「え! 申し訳ありません」
ナシェルが慌てて謝っている。ミーシアとミラが顔を見合わせて笑い始める
(リシリア様がいれば、手出しされないのでは? ナシェル様も何気にイールス様を誘惑をしようとしましたか? 新たな1面を見れたのでしょうか? まさか、時々話されていた貴公子様に仕えられて喜んでいるのですか? 安心しても良いのでしょうか? )
「イールス様、ナシェルさんはもう借金から逃れられないと理解しています。 自分の代わりに姉妹同様のミラが幸せをつかんで欲しいと思っています。 こちらはレイミリーナ様が侍女ミーシアさんとミラさんの保証人になる仮約束の書面です。 レイミリーナ様もナシェルの事を心配して探していたそうです。 父親に何とか出来ないか相談するつもりだそうです」
シリカローレンが書類をイールスの前に差し出して説明している
「レイミリーナ様より丁重に扱う事を約束させられました」
ジエルが笑顔で説明している
「エルキアさん問題はないよね」
イールスがエルキアを見ている
「イールス様、問題はありません、ジエル様、早速雇用の条件面の打ち合わせをさせて貰います。 ナシェルさんの扱いにかんしては、少し相談も必要と思います」
エルキアが微笑みながらシリカローレンとジエルを見ている
イールスが屋敷に戻るとクリストファーが待っている
「クリストファー様、本日も凛々しいお姿を拝見できて本当に嬉しく思います」
イールスが部屋に入るとクリストファーに丁寧に挨拶をしている
「イールス様、町中で捕らえた賊の件ですが、早速男爵が釈放を求めてきました」
クリストファーが説明している。イールスが笑みを浮かべる
後ろ楯がうるさいか… それならば色々明るみに出して貰うか… 馬鹿な男爵は商会で処分させるかな… それならば…
「男爵の後ろに商会もいるなら… 女性の誘拐の示談として、金貨100枚請求しましょう… 男爵の後ろめたい所を知っているなら、そのぐらい出すでしょう」
イールスが笑みを浮かべている
「え! しかし、罪人を逃したら大変な事になります」
「男爵を脅せる男を男爵が放置しますか? それ以前にファリスの訓練相手して貰おうかな? 口も軽くなるかも… 女性と示談だからね…」
イールスが笑みを浮かべている。クリストファーが苦笑いしている
(ある程度聞き出してから、解放か… 男爵は激怒するはず… 金貨100枚かなりの価格でも男爵が出すなら、相当な悪党か? それならば徹底的に調べても… ん? 女性と示談? 後で何とでも出来るのか? 一度逃しても軽い罪状で再び捕らえられるか… 騙すつもりか?)
翌日、ナシェルとミーシアとミラの3人はイールスの屋敷に連れられてきて、エルキアから注意事項と条件面のすり合わせを行い、着替えさせてから部屋で待たせている。イールスとリシリアが部屋に入ると、3人とも頭を下げている
「え!! イールス様ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
ナシェルがイールスの顔を見て驚いて叫んで座り込んでいる
「ナシェルさん、大声をあげるとはどういうつもりですか?」
エルキアがナシェルを見て注意すると、ミーシアとミラがナシェルを手伝い立たせている
(いきなり大声で名前を叫ぶとは… 本当に顔見知りだったのですね)
「ナシェル様、お久し振りです。お元気な顔を見れて嬉しく思います」
イールスが微笑みながら挨拶をしている
「あ! イールス様、凛々しいお姿を拝見できて本当に嬉しく思っております」
ナシェルが慌て気味に挨拶をしている
「あの時は助けて貰い感謝しております」
ミーシアとミラも慌てて挨拶をしている
イールスは少し雑談をしながら、話をしている
「イールス様、アールスレルバウム子爵様と御令嬢レイミリーナ様が来訪されました」
ファリスが入ってきて言う
「こちらに通して下さい」
イールスが微笑みながら言うと、ファリスが部屋を出ていき、ナシェル達は立ち上がり待っている
「アールスレルバウム子爵様、凛々しいお姿を拝見できて本当に嬉しく思います。 レイミリーナ様、美しく成長なされた姿を拝見できて嬉しく思います。 御来訪歓迎致します」
イールスが丁寧に挨拶していると、レイミリーナが驚いたように立ち尽くしている
「イールス様のお屋敷とは知らず、急な訪問申し訳ないと思います」
子爵がイールスを見てから侍女達を見て挨拶をしている
(これは待ち構えられたか、それもあのイールス将軍がレイミリーナを待っていたのか?)
「早速だが、娘の友人のナシェル殿の事だが、借金はかなりなのですかな? 侍女の保証人の件はこちらに書類をお持ちした」
子爵が紙を差し出して、イールスが受け取っている
「調査はして貰っていますが、金貨100枚近くと思われます。 父親のあの態度破滅に向かうとは思います」
イールスが笑顔で説明している
「そのような事が… 金貨100枚近くか… 簡単に出すことは出来ないですな」
子爵が考え込んでいる
「この屋敷にいる限り、手出しは出来ません。 それに金貨100枚程度でナシェルさんを不幸にさせません… 侍女として仕えて貰いますが、良い御相手が見付かったら幸せになって欲しいと思います。 それに借金の件は任せてもらって大丈夫です」
イールスが笑顔で言う
「レイミリーナ、相手が何手か上手だ! ナシェル嬢は安全を確保されたな」
子爵がレイミリーナを見て言う
「はい、イールス様の侍女なんて羨ましいです。 憧れの御兄様の近くでいつもいられるなんて… リーシアノリア様が知ったら飛んで来ます」
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子爵達が帰っていく
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「他にもロイホール様やリーシアノリア様とも仲良しです。 借金が無ければ保護は簡単です。 例の金貨2枚の件と借金の件任せて貰っても宜しいですか?」
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