異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

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第355話 食事会 中編

イールスは1度部屋に戻り、食事会の準備が終わると、みんなの待つ部屋にリシリアと向かい、全員に丁寧な挨拶をしてから、席に座る
「気楽な食事会に集まって頂き本当に感謝しています。 御心配をお掛けしましたが、無事に出征から帰還できました。 談笑をお楽しみください」
イールスが笑顔で挨拶をしている
「イールス、今日はイールスの出征中の勇姿よりも、国家機密について説明もしてくれるのですか? 」
シンシリアがリシリアを睨んでいる
「リシリアちゃん可愛いですのーーー シンシリアあまり脅さない様にしなさいですわ」
メサリアがシンシリアを睨みながら言うと、アリシナが怯えたようにシンシリアと目線を合わせない様にしている
(イールス様、何処が気楽な食事会ですか… シンシリア様の目付き怖いです… イールス様守って下さい)
「メサリア!! メデルもセーレンも急にリシリアに対して言葉使いが変わっているのは何故ですか!! リーシアを嫁がせる前に何を仕掛けているのですか!!」
シンシリアが睨みながら言うと、リーシアノリアが驚いたようにシンシリアを見ている
「国家機密ですのーーー 国王陛下に聞きなさい」
メサリアが笑顔でシンシリアを見ている
「あれもこれも国家機密? 公爵家の事も反乱と宣言されていたのに急に動乱? 調べたらイールス軍が勝手に潰したようですね… イールス何を仕掛けたのですか!!」
シンシリアがイールスを睨みながら言うと、エリーゼマリーナ達もイールスを見ている
(解散した軍を急遽再招集になりましたが、集まる前に急に終結になってました… 動乱後急に陞爵して終わってます。 多くの家が処分も受けています… イールス様が討伐したのですか?)

「シンシリア、そのぐらいで… まだ許可がおりてません… シンシリアだけなら良いですが、ここで話す訳にはいきません」
セーレンが止めるように言う
「またですの? 王家とバウルトリア師や魔法関係の家は秘密ばかり… 王家と何をしているのですか? 許しませんわ!! リーシアノリアを門の責任者にして!! それも分家が逃亡なんて許されるのですの!!」
シンシリアがセーレンを睨んで、セーレンと言い合いを始めている。アリシナ達が驚いたようにシンシリア達を見ている
(シンシリア様怖い… 威圧が… イールス様助けてくださーーーーい)

これはまずい… シンシリア様を止めたら、後でなんて言われるか… シンシリア様の策略ならどう対応したら… リーシアノリア様もあの慌てよう、本当に困っているみたいだし… メサリア様は微笑んでいるだけ… あのメデル様が堪えている…

険悪なムードで時間がたつと、エルキアが慌てて部屋に入ってきて、イールスに耳打ちをしている。イールスが驚いたようにエルキアの顔を見る
「イールス、すまない… 止めれない」
リゼッタが苦笑いしながら部屋に入ってくると、王妃が微笑みながらリゼッタの後ろから入ってくる
「王妃様、本日もお美しいお姿を拝見できて本当に光栄に思っております」
イールスが慌てて立ち上がり丁寧に挨拶をしている。シンシリア達が慌てて立ち上がり挨拶を始めようとしている。アリシナ達が驚いて血の気が引いている
(え! 王妃様… 何故ここに来訪しているのですか? 何故? 何処が気楽な食事会ですか…… 初めて王妃様を間近に……)

「イールス、お食事会にお邪魔しますね… 部屋の外まで怒鳴り声が聞こえてますよ」
王妃が笑顔でイールスを見てから全員の顔を見ている。全員が順番に挨拶をしている間に、エルキア達が慌てて席を1つ追加している

「イールス、国家機密について話しましたか?」
王妃が微笑みながら全員の顔を見ている
「許可がありませんのでお伝えできてません」
イールスが頭を下げながら言う
「セーレン、全員に約束をさせてからある程度話して良いですよ… イールス争奪戦を緩和しないと国家危機になります。 建国記念日に退位する国王陛下についても説明して良いです… 反乱の件も多少伝えましょう」
王妃が微笑みながらセーレンを見ている

セーレンが全員に約束をさせると、隣国でイールスが何をしてきたかと、イールス軍がスタンビード討伐から反乱鎮圧の経緯を説明している
「イールス様、隣国でやりすぎでは?」
エリーゼマリーナが苦笑いしている
「イールス様………かっこいいです… イールス様一緒に領地運営して欲しいです」
アリシナが笑顔でイールスを見詰めている
「シンシリアも仲間ですの」
メサリアが笑顔でシンシリアを見ている
「この様子… 知っていましたね… イールスやりすぎです… メデルもセーレンも知っていて教えないとは… それもイールス軍の異常な実力…」
シンシリアがセーレン達を睨んでいる
「最後はリシリアの件です。 イールスに隷属としていましたが、ある理由で隷属していませんでした。 王妃様、話しても宜しいですか?」
セーレンが考えながら王妃を見ている
「前国王の隠し子の娘で、父親は亡くなった公爵家の跡取りです。 公爵家の継承権と王位継承権を持つ王女となります。 隠し事の所為で可愛い姪と仲良く出来ませんでしたわ… 出生の秘密や虐待の事で公表も難しく… 本当に困っています。 エリーゼマリーナ様仲良くして貰えますか? 」
王妃が困ったようにエリーゼマリーナを見ている
「え! 王女様!!」
エリーゼマリーナが驚いて叫び、アリシナ達が目を見開きリシリアを唖然としている。 シンシリアが驚いて口を空けている
(え! 王女様? 隠し子… 今更公表は難しいのでは… 今回公爵が隠居の理由は… リシリアの所為なのですか? メデルとセーレンの態度の変化は知っているから? とんでもない事実… こんな所にとんでもない伏兵が… もし今回王城が陥落していたら… リシリアが女王になっていたのですか? リシリアの存在が影響は相当な事に… 利害関係が一気に変わります… 王妃様は今日は… リシリアの保護者として現れたのですか? 牽制ですか? エリーゼマリーナを見ているからにはエリーゼマリーナ様への牽制?)

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