異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

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第36話 クレオとリシアと迷宮へ 後編

2層域に向かい、草原をモンスター探しながら歩いていく

赤と黄色のスネークを見付けると、イールスが剣で牽制しながら近付き、スネークが噛み付きき飛び付いた瞬間、剣を斬りあげ、スネークを両断して、黒い煙になって消える
「凄い・・・」
クレオが驚き、声をあげる
「クレオ危ない!!」
慌てて叫び、リシアが振り返り、スネークを発見する。護衛が慌てて、飛び付くスネークを盾で防ぐと、もう一人の護衛が剣を突き立てると、黒い煙になって消える

「クレオ油断したら、命いくら有っても足りないよ」
周囲を警戒しながら、クレオを見て言う
「申し訳ありません…」
クレオが泣きそうになりながら言う
「油断しないように気を付けて下さい」
クレオを見て言うと、リシアが見てから、スネークの牙と魔石を拾い袋に入れる

その後も2層域を探索して、モンスターを倒して進み、帰る事にする

「カルス!! 囲まれてます」
護衛が盾を構えて、周囲を見ている
「ウルフ…10匹ぐらいか?」
周囲を見ながら呟く

ウルフか…守りながら戦うのは、無理かも…1人で何匹倒せるか? どうする? 逃げる?

「カルス…どうします? 」
クレオが震える声で言う
「防御に徹して! 絶対に死なないように!!」
クレオを見て言い、リシアの顔を見ると、リシアの顔は蒼白になって震えている
「え!…戦うの…」
クレオが、泣きそうになって呟く
「逃げ切れない! 後ろから追撃されて、危機になる!! 覚悟を決めろ!!」
大声で言うと、ウルフが遠吠えをして、一斉に突進してくる

イールスは、剣を抜き、先頭のウルフに突進して、スレ違いざまに剣で斬り裂き、ウルフが黒い煙になって消え、次のウルフに剣を振る
「グォーーー!」
ウルフが2匹同時に噛み付きにくると、イールスは、慌てて飛び退く
「うっ!!」
後ろからウルフに体当たりされ、イールスは前に倒れ、ウルフが噛み付きにくる。イールスは、慌てて剣を向け、ウルフに突き刺さり、勢いに剣が手から離れ、ウルフは黒い煙になって消える。

2匹のウルフが噛み付きにくると、イールスは、転がりながら、かわして、ウルフがしつこく噛み付きにくる。イールスは、腰の短剣を抜き噛み付きにきたウルフに突き刺すと、もう一匹のウルフが噛み付こうとする。イールスは慌てて短剣を手放し、立ち上がる

武器が…剣は…あそこか! 隙が無い

ウルフが怒りに突進してくると、イールスは短剣が突き刺さった、ウルフに飛び付き、短剣を抜き何度も突き刺して、ウルフが黒い煙になって消え、もう1匹のウルフが噛み付きにくる。イールスは短剣をウルフの頭に突き刺すと、ウルフは黒い煙になって消える

イールスは、剣を拾い護衛達の方に走り、ウルフ目掛けて、剣を振り下ろして、ウルフは、黒い煙になって消え、イールスは次々と剣を振り、護衛が盾で止めているウルフを両断して進む

「はぁはぁはぁ」
肩で息をしながら、周囲を見ている
「カルス…危なかったですが…」
護衛が苦笑いしている
「危なかった…守りながらは、難しかったかな?」
苦笑いしながら呟く
「えーと、どっちが護衛ですか?」
護衛が苦笑いする
「え? あ!! そうでした!! 仲間です!!」
笑顔になって言うと、護衛達が笑っている
「カルス様…ごめんなさい…何も出来なかったです」
クレオが泣きそうになりながら言うと、リシアが後ろで申し訳なさそうに見ている
「気にしないで、警戒しながらアイテムと魔石を拾ってください」
クレオとリシアが、魔石とアイテムを拾い戻ってくると、迷宮出口に向かって歩いている

迷宮を出て、冒険者ギルドに向かい、クレオとリシアと魔石を売りに行く
「買い取りをお願いします」
魔石を出して、箱に入れ、職員を数を数えながら別けていく
「1層が12個で銅貨60枚、2層が30個で小銀貨3枚、階層主が小銀貨1枚です」
職員が硬貨を積み上げ、イールスが袋に入れて冒険者ギルドを出る

孤児院に到着する
「分け前だけど、どうする?」
イールスが硬貨を出して言う
「え! 拾っていただけなので…」
クレオが驚いて言うと、ベルオスがやってくる
「無事に帰ってきたか…どうした?」
ベルオスがクレオの様子を見て聞く
「実は…」
クレオが説明していると、硬貨を見てイールスを見る
「良い経験をしてきたな! クレオ、魔石を売った硬貨の半分貰って、アイテム類と残りをカルス達の取り分にすれば良い!! そして、また一緒に冒険してこい」
ベルオスが笑顔で言う
「何も役に立ってないです…それなのに」
「クレオ、リシアは、命懸けで迷宮に潜った! カルス達は、実力も有るが…それ以上に人柄が良い!! こんな良い人達と冒険をして欲しい! だからこそ分け前は受け取るように!!」
ベルオスがクレオを見ながら言う
「はい…」
クレオが納得してない雰囲気で言うと、イールスが硬貨を渡す
「次回も頼みました」
笑顔で言うと、帰ろうとする
「カルス、クレオとリシアを頼むぞ! 剣の鍛練はさせておく…1年有れば、良い剣士に育てて役に立つようにする!!」
「はい! 一緒に鍛練して、1人前の実力者になって見せます」
笑顔で答えると、帰っていき、ベルオスが後ろ姿を見ている
(は? 既に1人前の実力者だ! 謙虚と言うより、ボケているのか? カルスの1人前は、どのぐらい実力者なのか?)

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