異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します

桂崇

文字の大きさ
171 / 378

第171話 セルメリア侯爵と相談

数日後、セルメリア侯爵家でブライドルとフィーネリーゼの婚約を祝うパーティーが開催される。イールスは準備をして先に一人で向かう事にする。セルメリア侯爵家に到着する
「イールス様、御来訪感謝します。旦那様より、私室に案内するように申し使っています」
執事がイールスをみて嬉しそうに挨拶をしていると、侍女達も頭を下げている
「本日は御祝いのパーティーの御招待本当に嬉しく思っています」
イールスが丁寧に挨拶をしていると、執事が頭を下げながら聞いている

侍女の案内で部屋に案内されると、ブライゼルスが待っている
「ブライゼルス様、本日は御尊顔を拝見できて嬉しく思っています。 ブライドル様とフィーネリーゼ様の婚約発表パーティーに参加出来て嬉しく思っています」
イールスが丁寧に挨拶をしていると、ブライゼルスが嬉しそうな笑顔でイールスを見ている
「挨拶はそのぐらいで座ってくれ! パーティー前に呼び出して悪かったな」
ブライゼルスが微笑みながら言うと、ソファーに座り、侍女に飲み物を持って来るのを待っている間に少し世間話をしている
「イールス、本当に困った相手を見付けてくれて、侍女達が困っているぞ」
「何か問題になってますか?」
「侍女達と仲良くなりすぎて、一緒に温室弄りをしているぞ!! ブライドルも一緒にいつもいるし…本当に仲良くて困っているぞ」
ブライゼルスが笑いながら言う
「仲良くて本当に嬉しく思っております」
「イールスの相手候補は誰にするのか? 噂ではかなりの令嬢と仲が良いと聞いているぞ! 年の近い娘が居たら推薦したのだが、娘が居なくて残念だ!! どの令嬢にするのか? ブライドルも楽しみにしているみたいだぞ」
ブライゼルスが笑いながらイールスを見ている
「下賤な身の未熟者ですから、社交辞令で色々言われますが、本気にはしないで欲しいと思います。」
イールスが頭を下げながら言う
「剣の腕も相当な実力だったのだな! あのディオルバルクを倒すとは思ってなかったぞ!! 王立学院襲撃事件は、少し処理に時間が掛かっているが…ディオルバルクの調査報告書だ!」
ブライゼルスが書類を持ってきて、イールスの前に置くと、イールスが書類に目を通している

「やっぱり、騙された様ですね…もし失脚してなければ、騎士団長になっていたのは確実そうですね」
イールスが資料を見ながら言う
「誰が嵌めたのか…調べたら無実を証明も出来るが…国家に威信が揺るぎかねない…どうするつもりだ?」
「嵌めたのは副団長です。 ディオルバルクさんの話を聞きましたが、無実の証明をする為に証拠を探していたみたいです。 副団長がディオルバルクさんが犯人と証言したのが決め手になってますが…ディオルバルクさんは無実の証明に副団長話していたみたいです。 嵌めた相手に証明しても無駄なのに…」
イールスが説明していると、ブライゼルスが苦笑いしている
「頭が足りないな…何故襲撃事件に荷担したのか?」
「おそらく、娘さんの為です。 副団長が証言していますが…人質にされたようです。最後の口封じの為ですね…真相に近付き過ぎたのでしょう」
「どう証明する?」
「当時の事を知っている信用できる人が居れば…」
イールスが考えている
「騎士団を辞めた元ディオルバルク隊の者達を集めようか? 事件の聴取に部下達の証言が全く無いのもおかしいからな」
ブライゼルスが考えながらイールスを見ている
「お願いできますか?」
「騎士団内の不正を見逃していたのは、王家の恥になりかねない! 出兵も近く戦力が必要だからな」
ブライゼルスが考えながら言うと、イールスと話をつめていく

イールスがパーティー会場に向かうと、既に多くの人がブライドルとフィーネリーゼに挨拶をする列が出来ている
「イールス様、ただいまの時間は各家の当主様達が集まっています。旦那様より王立学院襲撃事件の件で当主達に会うのは控えた方が良いと聞いております。若い人達は夕刻からになります。それまでは待機の部屋も用意してあります」
侍女が微笑みながら説明してくれる
「ありがとうございます。 部屋に案内を頼んでも宜しいですか?」
イールスが周囲を見てから言う

目立つのは止めた方が良いか…ヘルクドール様とアーセリオドール様とアーメリア様があそこにいるから、近付くと家柄がバレそうだな…

部屋でゆっくりしていると、サビーネリーゼとロンドルホークが入ってくる
「イールス様、本日は御尊顔を拝見できて光栄に思っております」
サビーネリーゼが頭を下げながら礼儀正しく挨拶を始めると、ロンドルホークも緊張しながら挨拶をしている
「サビーネリーゼ様、ロンドルホーク様本日はお元気そうな顔を拝見できて嬉しく思います」
イールスが丁寧に挨拶をしている

「イールス様、物凄い人に場違いを感じています」
サビーネリーゼが苦笑いしている
「人が多くで夕刻にどのぐらいの人が来訪するか…大変な事になりそうです」
イールスが苦笑いしている
「王都中の貴族が集まりそうです。 実は何人かの方から息子の嫁にと…言われましたが…疲れました」
サビーネリーゼが苦笑いしている
「初めて令嬢を紹介したいから、後程挨拶を改めてしたいと言われました…侯爵家の影響が凄いです…どうしたら良いのでしょうか?」
ロンドルホークが苦笑いしている
「少し挨拶したら、帰った方が良いのかな? エリーゼマリーナ様達と合流して、なるべく一人で歩かない様にした方が良いかな?」
イールスが苦笑いしている
「イールス様と一緒なら、近付けない人が多くなりそうです。 エリーゼマリーナ様とリーシナノリア様が居てくれれば、大抵の貴族は近付けませんから」
サビーネリーゼが考えながら言う

しばらくすると、ブライドルとフィーネリーゼが部屋に入ってくる
「ブライドル様、フィーネリーゼ様、御婚約本当に嬉しく思っております。2人の幸せな姿をこれからも拝見したく思っています」
イールスが頭を下げて丁寧に挨拶をしている
「友よ!! 今日は会えて嬉しく思っているぞ」
「温室で草木を弄っている方が嬉しいのですが…今日は本当に疲れます」
フィーネリーゼが苦笑いしている
「御姉様、お客様の前で言わないで下さいね」
サビーネリーゼが驚きながら言うと、ブライドルが笑っている
「イールス君達の前だけです。隠す必要も無いですから」
フィーネリーゼが笑顔でイールスを見ている
「聞かなかった事にしておきます。 フィーネリーゼ様本当にドレス姿は美しいと思っております」
イールスが頭を下げて言う
「イールス君も今日は良い相手を見付けて下さいね」
フィーネリーゼが微笑みながら言うと、ブライドルが爆笑している
「イールス様ですよ!! 令嬢が集まりだしたら、大変な騒ぎになります。 建国記念パーティーで物凄い人の数に多くの子息が令嬢に近付けなかったと恨みを買うぐらい人を集めます」
サビーネリーゼが慌てて言うと、ロンドルホークが思い出しながら考えている
「そうなのですか? イールス君」
フィーネリーゼがイールスを見ている
「下賤な身の未熟者ですから、多くの人に挨拶をしているだけです」
イールスが笑顔で頭を下げている
「イールスが挨拶をすると、令嬢達が後ろをついていくから、多くの令嬢が集まるな!! あの数は凄かったな!!」
ブライドルが大笑いしながら言うと、サビーネさがフィーネリーゼに説明して、ロンドルホークもその様子を説明している

侍女がメサリアとロイホールを案内してくる
「居ましたのーー ブライドル婚約おめでとうですわ」
メサリアが笑顔でブライドルを見ている
「メサリア、来訪歓迎するぞ」
ブライドルが笑顔で言う
「フィーネリーゼ様ですの? 報告通り綺麗ですのーー イールスがブライドルに勧めたのも解りますの」
メサリアが笑顔でフィーネリーゼを見ていると、ブライドルがフィーネリーゼにメサリアの事を説明している
「え! あのメサリア様? 本日は御祝いに来て頂き本当に感謝申し上げます」
フィーネリーゼが慌てて挨拶をしていると、サビーネリーゼとロンドルホークも慌てて挨拶をしている
「アルゼデンス追及感謝しますわ」
メサリアがサビーネリーゼを見て言う
「イールス様の恩に報いる為でした。力になれず申し訳ありませんでした」
サビーネリーゼが頭を下げながら言う
「これからは仲良くしましょうですの」
メサリアが笑顔でサビーネリーゼを見ている

「ロイホール様、こちらはランクスルバウム男爵ロンドルホーク様です。 仲良くして貰えれば嬉しく思います」
イールスが頭を下げながら言う
「ロイホールです。 家柄は内密にお願いします」
ロイホールが頭を下げて言う
「ロイホール様、お会いできて光栄に思います。ランクスルバウム男爵ロンドルホークと申します。 イールス様の弟様と仲良く出来るのを嬉しく思っております」
ロンドルホークが頭を下げながら言うと、イールスがロイホールに説明をしている。メサリアが微笑みながらイールスとロイホールとロンドルホークを見ている
「イールスですのーーー ロイホールに友達を作ってくれましたわ!! ロイホール仲良くしなさいね!! それも家柄も知っているなら色々安心できますわ」
メサリアが嬉しそうにイールスを見ている
感想 314

あなたにおすすめの小説

ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス

於田縫紀
ファンタジー
 雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。  場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。

侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】

のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。 そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。 幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、 “とっておき”のチートで人生を再起動。 剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。 そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。 これは、理想を形にするために動き出した少年の、 少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。 【なろう掲載】

小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします

藤なごみ
ファンタジー
※2025年12月に第4巻が発売されました  2024年6月中旬に第一巻が発売されます  2024年6月16日出荷、19日販売となります  発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」 中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。 数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。 また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています 戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています そんな世界の田舎で、男の子は産まれました 男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました 男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります 絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて…… この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです 各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております

追放された『ただの浄化係』、実は国中の魔石を満たしていた精霊姫でした〜今さら戻れと言われても、隣国のイケメン皇帝が離してくれません〜

ハリネズミの肉球
ファンタジー
「おい、城の噴水が止まったぞ!?」 「街の井戸も空っぽです!」 無能な王太子による身勝手な婚約破棄。 そして不毛の砂漠が広がる隣国への追放。だが、愚かな奴らは知らなかった。主人公・ルリアが国境を越えた瞬間、祖国中の「水の魔石」がただの石ころに変わることを! ルリアは、触れるだけで無尽蔵に水魔力を作り出す『水精霊の愛し子』。 追放先の干ばつに苦しむ隣国で、彼女がその力を使えば……不毛の土地が瞬く間に黄金のオアシスへ大進化!? 優しいイケメン皇帝に溺愛されながら、ルリアは隣国を世界一の繁栄国家へと導いていく。 一方、水が完全に枯渇し大パニックに陥る祖国。 「ルリアを連れ戻せ!」と焦る王太子に待っていたのは、かつて見下していた隣国からの圧倒的な経済・水源制裁だった——! 今、最高にスカッとする大逆転劇が幕を開ける! ※本作品は、人工知能の生成する文章の力をお借りしつつも、最終的な仕上げにあたっては著者自身の手により丁寧な加筆・修正を施した作品です。

外れ伯爵家の三女、領地で無双する

森のカフェしっぽっぽ
ファンタジー
十三歳の少女アイリス・アルベールは、人生を決める「祝福の儀」で“ゴミスキル”と蔑まれる《アイテムボックス》を授かってしまう。戦えず、稼げず、価値もない――そう断じた家族は、彼女を役立たずとして家から追放する。さらに、優秀なスキルであれば貴族に売り渡すつもりだったという冷酷な真実まで明かされ、アイリスはすべてを失う。 だが絶望の中、彼女は気付く。この世界が、自分がかつてやり込んだVRMMORPG『メデア』そのものであることに。 そして思い出す―― 《アイテムボックス》には、ある“致命的なバグ”が存在することを。 市場で偶然を装いながらアイテムを出し入れし、タイミングをずらすことで発生する“複製バグ”。それは、あらゆる物資を無限に増やす禁断の裏技だった。 食料も、装備も、資金も――すべてが無限。 最底辺から一転、誰にも真似できないチートを手にしたアイリスは、冒険者として歩み始める。だがその力はやがて、経済を歪め、権力者の目に留まり、そして世界の“仕様そのもの”に干渉していくことになる。 これは―― ゴミと呼ばれた少女が、“世界の裏側”を掌握する物語。

貴族令嬢、転生十秒で家出します。目指せ、おひとり様スローライフ

ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞にて奨励賞を頂きました。ありがとうございます! 貴族令嬢に転生したリルは、前世の記憶に混乱しつつも今世で恵まれていない環境なことに気が付き、突発で家出してしまう。 前世の社畜生活で疲れていたため、山奥で魔法の才能を生かしスローライフを目指すことにした。しかししょっぱなから魔物に襲われ、元王宮魔法士と出会ったり、はては皇子までやってきてと、なんだかスローライフとは違う毎日で……?

転生したら神だった。どうすんの?

埼玉ポテチ
ファンタジー
転生した先は何と神様、しかも他の神にお前は神じゃ無いと天界から追放されてしまった。僕はこれからどうすれば良いの? 人間界に落とされた神が天界に戻るのかはたまた、地上でスローライフを送るのか?ちょっと変わった異世界ファンタジーです。

婚約破棄されたので田舎の一軒家でカフェを開くことにしました。楽しく自由にしていたら居心地が良いとS級冒険者達が毎日通い詰めるようになりました

緋月らむね
ファンタジー
私はオルレアン侯爵令嬢のエルティア。十四歳の頃、家の階段を踏み外して頭を打った衝撃で前世を思い出した。    前世での名前は坂島碧衣(さかしまあおい)。祖父母の引退後、祖父母の経営していた大好きなカフェを継ぐつもりでいたのに就職先がブラック企業で過労の挙句、継ぐ前に死んでしまった。そして、自分が息抜きでやっていた乙女ゲーム「星屑のカンパニー」の悪役令嬢、オルレアン侯爵令嬢エルティアに転生してることに気がついた。  エルティアは18歳の舞踏会で婚約破棄を言い渡される。それだけならまだしも、婚約者から悪役令嬢として断罪され、婚約破棄され、父親から家を追い出され、よからぬ輩に襲われて殺される。  前世だってやりたかったことができずに死んでしまったのに、転生してもそんな悲惨な人生を送るなんて、たまったもんじゃない!!それなら私は前世継ごうと思っていた祖父母のやっていたようなカフェを開いて楽しく自由な人生を送りたい。  そして私は王都と実家を飛び出して森が開けた自然豊かな場所で念願のカフェを侍女のシサとともに開くことができた。  森が開けた自然豊かな場所で楽しく自由にカフェをやっていたら、個性豊かなS級冒険者たちが常連として私のカフェにやってくるようになりました!