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第209話 セーレンと迷宮へ 3
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4層域を殲滅して進み、ボスを倒して5層域に到着する
「セーレン様、少し魔法を放ち、あの辺りのモンスターを倒します」
イールスが笑顔で説明している
「は? まさか…ここで魔法の練習をしているのですか?」
セーレンが荒れ地を見ている
「近付かれない様に気を付けます!」
イールスが笑顔で言うと、リシリアが魔法を放ち始め、イールスも杖を構えて魔法を放っている
セーレンはイールスとリシリアの魔法を見ながら座り込んでいる
「もう…手遅れです…あの威力…宮廷魔術師全員で放つよりも威力が有りそうな…バウルトリア師、イールスを野放しにするのは絶対に間違いです…リシリアもあの杖の所為でも…いえ、リシリアの実力も既に大賢者様クラスでは…あぁぁぁ…誰かこの子達に常識的な事を教えてあげて下さい…隣国を焼き尽くして未熟者の半人前の所為で間違いで全て焼き尽くした何て言わないでください…王都内で魔法を放って、破壊しないで………」
セーレンが半分放心状態で呟いている
「兄様、何故魔法を放つ前に炎の玉が出来上がっていたのですか?」
リシリアがイールスを見て聞く
「え? 思い浮かべていたら…あ!」
無詠唱出来るかな? 魔力を集めて、炎に変換して…イメージしたら…このまま炎の玉に……放てない…
イールスが炎の玉を作り、炎の玉を飛ばそうとしている
「飛んでいかないか…」
イールスが呟く
「兄様、何故ですか? 炎の玉が出来ているのに……」
リシリアが炎の玉を見ている
「……ファイヤーボール」
イールスが荒れ地の方に杖を向けて叫ぶと、炎の玉が飛んでいき、大爆発をしている
「これなら魔法を放てるか…それなら」
イールスが笑みを浮かべて、何種類かの魔法を放っている。リシリアも真似をしようと魔力の玉を作りながら唸っている
「兄様…出来ません…」
リシリアが涙目でイールスを見ている
「リシリア、魔力が炎に変換するようにイメージしてね…具体的に…炎がどのように発生するか………」
イールスがリシリアにイメージを伝えながら試行錯誤している
「うぅぅぅ…」
リシリアが泣きそうになっている
「リシリアやっぱり難しいね…何故伝えた通りで出来ないのか…無詠唱が伝えられないのは… セーレン様どうしたら良いですか?」
イールスが考え込んでからセーレンを見ている
「は? 知りません!! イールス何故魔法名だけで魔法を放っているのですか!! 大賢者様でも再現が出来なくて…イールス何故何故…」
セーレンが頭を抱えている
「魔力を集めて、具体的にイメージしているだけです…そうか…リシリア、炎に変換するイメージ解らないからかな?」
イールスが思い付いたようにリシリアを見る
「炎はゆらゆらと燃えます…」
リシリアが炎のイメージを伝えている
「炎が空気を燃やしているイメージにして…魔力と空気を混ぜながら……」
「空気?何ですか?」
「空気は……」
空気が解らないか…具体的なイメージだとどう説明を…泡で良いのか?
「大きな泡を思い浮かべて…水で周囲を囲んでいる丸い状態を魔力で作り、魔力を混ぜながら燃えるイメージを…」
イールスが説明していると、リシリアが一生懸命念じるようにしている。魔力の玉が炎に変わると、更にイールスが説明している
「ファイヤーボール」
リシリアが魔法を放つと、炎の玉が飛んでいき、爆発している
「もっと大きくしたら良いのですか?」
リシリアがイールスを見ている
「大きくよりも…炎を動かす様に集める様にしてね」
イールスがイメージを伝えている
何回かリシリアが魔法を放っている
「ファイヤーボール」
リシリアが魔法を放つと、的に当たり大爆発をしている
「リシリア、今のイメージ忘れないでね」
イールスが満面の笑顔でリシリアを見ている
「はい! 兄様!! 兄様の教え方が上手いから出来ました」
リシリアが嬉しそうな笑顔を見せている。セーレンは、頭を抱えながら涙目になっている
(無詠唱まで再現するなんて…イールスに常識…リシリアにも…もう手に追えません…こんな事が知られたら…考えたくない…あぁぁ…出征で魔法を使ったら本当に何て言われるか…イールス1人でも大変な事になるのに…リシリアまで常識外れな実力と知られたら…誰かなんとかしなさい!! イールスとリシリアに出征なんてさせたくない!!)
座り込んでいるセーレンをリシリアに任せて、イールス達はドロップアイテムを拾い集めに向かい、イールス達が拾い集め終わり戻ってくる
「兄様どうしますか?」
リシリアがイールスの顔を見ながら笑顔で聞く
「次は人面樹かな? リシリア魔力は大丈夫かな?疲れてない?」
「兄様、杖のお陰でまだまだ魔法放てます」
リシリアが杖を見てから言う
「セーレン様移動します! 荒れ地にモンスターが戻って来る前に森に向かいます」
イールスがセーレンを見て言う
「イールス、無詠唱を使って…まだ戦うのですか? イールス…いつもこんな事をしているのですか?」
セーレンがイールスを見上げて言う
「次は危険なので座り込まないで下さいね! 護衛は頼んだよ」
イールスが笑顔でセーレンを見ている
「危険なら撤退しましょう」
「危なくなったら撤退します」
「危なくなる前に撤退を…」
「未熟者の半人前ですから、無茶はしません。撤退出来る余力は残しておきます」
「何を言っても無駄なのですか…誰が未熟者ですか? 何を言っても無駄なのは解っていても…」
セーレンが諦めたように呟き、イールス達が歩いていく後ろをついて歩いていく
「セーレン様、少し魔法を放ち、あの辺りのモンスターを倒します」
イールスが笑顔で説明している
「は? まさか…ここで魔法の練習をしているのですか?」
セーレンが荒れ地を見ている
「近付かれない様に気を付けます!」
イールスが笑顔で言うと、リシリアが魔法を放ち始め、イールスも杖を構えて魔法を放っている
セーレンはイールスとリシリアの魔法を見ながら座り込んでいる
「もう…手遅れです…あの威力…宮廷魔術師全員で放つよりも威力が有りそうな…バウルトリア師、イールスを野放しにするのは絶対に間違いです…リシリアもあの杖の所為でも…いえ、リシリアの実力も既に大賢者様クラスでは…あぁぁぁ…誰かこの子達に常識的な事を教えてあげて下さい…隣国を焼き尽くして未熟者の半人前の所為で間違いで全て焼き尽くした何て言わないでください…王都内で魔法を放って、破壊しないで………」
セーレンが半分放心状態で呟いている
「兄様、何故魔法を放つ前に炎の玉が出来上がっていたのですか?」
リシリアがイールスを見て聞く
「え? 思い浮かべていたら…あ!」
無詠唱出来るかな? 魔力を集めて、炎に変換して…イメージしたら…このまま炎の玉に……放てない…
イールスが炎の玉を作り、炎の玉を飛ばそうとしている
「飛んでいかないか…」
イールスが呟く
「兄様、何故ですか? 炎の玉が出来ているのに……」
リシリアが炎の玉を見ている
「……ファイヤーボール」
イールスが荒れ地の方に杖を向けて叫ぶと、炎の玉が飛んでいき、大爆発をしている
「これなら魔法を放てるか…それなら」
イールスが笑みを浮かべて、何種類かの魔法を放っている。リシリアも真似をしようと魔力の玉を作りながら唸っている
「兄様…出来ません…」
リシリアが涙目でイールスを見ている
「リシリア、魔力が炎に変換するようにイメージしてね…具体的に…炎がどのように発生するか………」
イールスがリシリアにイメージを伝えながら試行錯誤している
「うぅぅぅ…」
リシリアが泣きそうになっている
「リシリアやっぱり難しいね…何故伝えた通りで出来ないのか…無詠唱が伝えられないのは… セーレン様どうしたら良いですか?」
イールスが考え込んでからセーレンを見ている
「は? 知りません!! イールス何故魔法名だけで魔法を放っているのですか!! 大賢者様でも再現が出来なくて…イールス何故何故…」
セーレンが頭を抱えている
「魔力を集めて、具体的にイメージしているだけです…そうか…リシリア、炎に変換するイメージ解らないからかな?」
イールスが思い付いたようにリシリアを見る
「炎はゆらゆらと燃えます…」
リシリアが炎のイメージを伝えている
「炎が空気を燃やしているイメージにして…魔力と空気を混ぜながら……」
「空気?何ですか?」
「空気は……」
空気が解らないか…具体的なイメージだとどう説明を…泡で良いのか?
「大きな泡を思い浮かべて…水で周囲を囲んでいる丸い状態を魔力で作り、魔力を混ぜながら燃えるイメージを…」
イールスが説明していると、リシリアが一生懸命念じるようにしている。魔力の玉が炎に変わると、更にイールスが説明している
「ファイヤーボール」
リシリアが魔法を放つと、炎の玉が飛んでいき、爆発している
「もっと大きくしたら良いのですか?」
リシリアがイールスを見ている
「大きくよりも…炎を動かす様に集める様にしてね」
イールスがイメージを伝えている
何回かリシリアが魔法を放っている
「ファイヤーボール」
リシリアが魔法を放つと、的に当たり大爆発をしている
「リシリア、今のイメージ忘れないでね」
イールスが満面の笑顔でリシリアを見ている
「はい! 兄様!! 兄様の教え方が上手いから出来ました」
リシリアが嬉しそうな笑顔を見せている。セーレンは、頭を抱えながら涙目になっている
(無詠唱まで再現するなんて…イールスに常識…リシリアにも…もう手に追えません…こんな事が知られたら…考えたくない…あぁぁ…出征で魔法を使ったら本当に何て言われるか…イールス1人でも大変な事になるのに…リシリアまで常識外れな実力と知られたら…誰かなんとかしなさい!! イールスとリシリアに出征なんてさせたくない!!)
座り込んでいるセーレンをリシリアに任せて、イールス達はドロップアイテムを拾い集めに向かい、イールス達が拾い集め終わり戻ってくる
「兄様どうしますか?」
リシリアがイールスの顔を見ながら笑顔で聞く
「次は人面樹かな? リシリア魔力は大丈夫かな?疲れてない?」
「兄様、杖のお陰でまだまだ魔法放てます」
リシリアが杖を見てから言う
「セーレン様移動します! 荒れ地にモンスターが戻って来る前に森に向かいます」
イールスがセーレンを見て言う
「イールス、無詠唱を使って…まだ戦うのですか? イールス…いつもこんな事をしているのですか?」
セーレンがイールスを見上げて言う
「次は危険なので座り込まないで下さいね! 護衛は頼んだよ」
イールスが笑顔でセーレンを見ている
「危険なら撤退しましょう」
「危なくなったら撤退します」
「危なくなる前に撤退を…」
「未熟者の半人前ですから、無茶はしません。撤退出来る余力は残しておきます」
「何を言っても無駄なのですか…誰が未熟者ですか? 何を言っても無駄なのは解っていても…」
セーレンが諦めたように呟き、イールス達が歩いていく後ろをついて歩いていく
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