亡国の王太子は魔法使いを目指して冒険者をします

桂崇

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第2章 冒険者生活の開始

第7話 迷宮都市セオリムス

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村人に送ってもらい町に戻り、アーマーベアの解体と買取りを冒険者ギルドに頼み、職員から依頼料を受け取っている
「今日で私とアトリアとファルがパーティーから抜けて新しくパーティーを組むから手続きよろしく」
エリスが笑顔で説明している。職員がバガルス達からも話を聞いて手続きをしてもらい、報酬を等分に分けて受け取る
「アトリアさんだけでも残ってほしい」
バガルスがアトリアを見ている
「無理です。 無茶ばかりで早死にしたくないです。それにエリスと一緒な方が安全です… ファルちゃんもいてくれます」
アトリアが微笑みながらバガルスを見て話し合い、平行線のままになり男達が止めて、冒険者ギルドを出て別れる

ファルはエリス達と食事をしながら話し合い、迷宮のある町に向かう事に決定する

翌朝、迷宮のある町に向かう馬車に乗り込み町を出て街道を進み、数日掛けて迷宮都市セオリムスに到着すると、宿屋を探してエリスが交渉して各自部屋に荷物を置いて、町中を歩いて冒険者ギルドに向かい、職員から迷宮の説明を聞いてから掲示板の依頼を見て宿屋に帰っていく
「少し緊張しましたね」
アトリアが苦笑いしている
「久々に戻って来たからね」
エリスがアトリアを見ている
「エリスさん、アトリアさんこの町初めてではないのですか?」
ファルが2人を見て聞く
「この町で出会いました… 1人でパーティーを探していましたが… 男達に囲まれて言い寄られていたのを救ってくれたのがエリスです。 それからパーティーを組んであの町に移動して活動をしていましたよ」
アトリアが笑顔で出会いからの事を説明している
「迷宮にも挑戦したのですか?」
ファルが笑顔でエリスを見ている
「迷宮… 散々でした… アトリアが加わって挑戦しましたが、調子に乗って全滅寸前までになって… アトリアがいなかったら、生きてないかな?」
エリスがモンスターに囲まれてギリギリで生き延びた事を説明している

迷宮は危険なのか… 本当に挑戦して良いのかな?

「ファルはアトリアお姉さんが守りますから、安心してね」
アトリアか少し迷っているファルを見て微笑んでいる
「エリスお姉さんに任せなさい!! 前とは違い必死に鍛錬もしましたから!! ファルを1人前の冒険者に育てます」
エリスが笑顔でファルを見ている
「エリスさんとアトリアさんが居てくれて本当に幸運と思います」
ファルが頭を下げている
「ファルは本当に礼儀正しいですね… 可愛い弟が欲しかったです」
アトリアが笑顔で言い、エリスも微笑んでファルを見ている

翌朝、ファル達は迷宮に向かい、迷宮の建物の前まで到着して、大きな石造りの建物をファルが見上げている
「大きい… ここが迷宮の入口」
ファルが建物を見上げながら呟く
「迷宮内では油断は命取りになります。 相手が人間でも同じですから注意しなさい」
エリスが緊張したように言い、歩いていき階段を降りていく

洞窟のような道に所々光っている物がある道を進み、ネズミが2匹エリス達の方に接近してくると、エリスが槍で突き刺して、ファルが短剣で一匹突き刺している。ネズミが黒い煙になって消えて小さな結晶が残っている
「これが魔石? 小さいけど」
ファルが拾い、手に持っている
「魔石を持って帰れば売れます… 」
アトリアが微笑みながら説明して袋にしまうように言っている
「どのぐらいで売れますか?」
「これは銅貨2枚です… もっと奥に向かわないと良い魔石は得られません… しばらくこの付近で慣れたいと思っています」
アトリアが微笑みながら言う
「売る他に何か使えないのですか?」
「そうですね…魔石を使い少し能力を上げられると言われていますが… 少しなのであまり役に立ちません」
アトリアが説明していると、ネズミが接近してきて、エリスが次々と槍で突き刺している

迷宮を進み、開けた大きな空間に無数のイモムシがいる
「嫌な場所…」
エリスが苦笑いしている
「魔法で先制します」
アトリアが杖を構えている
「・・・・・・ファイヤーボール」
アトリアが魔法を放ち、爆発するとイモムシが吹き飛んで黒い煙に変わっている
「・・・・・・ファイヤーボール」
「・・・・・・ファイヤーボール」
アトリアが何回も魔法を放ち、イモムシを吹き飛ばしている。

アトリアが疲れると、ファルとエリスがイモムシを突き刺して進み、部屋のような空間のイモムシを全て倒して、魔石を拾っている
「これは100個以上になったかな?」
エリスが袋を見ながら言い
「油断せずに帰りましょう」
アトリアが微笑みながら言う
「アトリア、ファイヤーボールは初級魔法かな?」
ファルがアトリアを見ている
「ファイヤーやファイヤーアローと同じで初級魔法です。 ファルでもできますよ」
アトリアが微笑みながら言う
「少し練習したい」
ファルがアトリアを見上げて言う
「通路に戻って練習する? 元々数日は無理しないつもりだし」
エリスが満面の笑顔で言うと、通路に戻り、アトリアから魔法の詠唱について聞いてから、休憩をしている。

ファルが魔力を手に集中しながら炎の玉をイメージしていると、手に集めていた魔力が炎の玉に代わり掌の上で燃えている。ファルが慌ててどうしたら良いか分からずにアトリアに助けを求める様にして、熱さに手を振り、炎の玉が飛んでいき爆発している

「え? ファル… 何故?」
アトリアが呆然としている
「アトリア、もう魔法を教えて使えるようになったの?」
エリスも驚いてアトリアを見ている
「え? 詠唱してないで… 魔法を発動したの? 何故? どうして?」
アトリアが混乱したようにしている
「熱かった… 何故炎の玉に…」
ファルが苦笑いしている

アトリアがもう一度同じ様に魔力を集めて炎の玉が出せるかファルに言っていると、ファルが魔力制御して魔力を集めて炎の玉を作り上げて飛ばしている
「嘘… これは… もしかして失われた無詠唱魔法… ファル何故無詠唱魔法を使えるのですか? 無詠唱魔法を教えてください」
アトリアが驚いたようにファルの肩を持って言う
「え? 無詠唱魔法? 何ですか?」
ファルが驚いたようにしている
「古代魔法です!! 古の魔法です!! ファル!!」
アトリアがファルを見て叫んでいる
「アトリア、そのぐらいで… ファルも驚いているでしょ… ファルが魔法を使えるならばそれだけで良いでしょ?」
エリスが慌てて止めている
「国中の魔法使い… いえ世界中の魔法使いが研究している事です!! とんでもない快挙です」
アトリアがエリスに怒鳴っている
「アトリア落ち着いて!!」
エリスがアトリアを落ち着かせようとしている。 興奮したアトリアも次第に落ち着き、ファルを見ている

「魔力を制御して手に魔力を集めて具体的に火の玉を思い浮かべたら出来ただけです… どうしてと言われても分からないです」
ファルが困惑気味に説明していると、アトリアが真似をしようとしているが、魔力が集まりきらないでいる
「もしかして、毎日の魔力制御の成果ですか?  それなら毎日やって会得します」
アトリアがファルが毎日している魔力制御を思い出している
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感想 4

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みんなの感想(4件)

Conanlove
2026.02.08 Conanlove

頑張って下さいねぇ~😊

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Conanlove
2026.02.03 Conanlove

うん、ザ・冒険〜~て感じですね~☺️続き楽しみに待っていますね~☺️

2026.02.03 桂崇

処女作に近い設定になってます。( ノ;_ _)ノ

解除
Conanlove
2026.02.02 Conanlove

待っていました!!!!新作今回も楽しみにしています❤寒さ厳しい毎日です体調に気を付けて無理しない範囲で頑張って下さいねぇ~😊続き楽しみに待っていますね~☺️

2026.02.02 桂崇

読んで頂いてありがとうございます( ノ;_ _)ノ

解除

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