婚約破棄します!

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とうとうこの時が来た!
頑張れ僕ちん!

今日は王立学園の卒業式、

王立学園は 
全寮制で12歳から15歳の3年間
貴族のほとんどが通っている



僕はアーグスト王国の第ニ皇子で
名前はアレク・アーグスト
この国の成人は15歳なので
卒業したらすぐに
婚約者のエリザベートと結婚予定です

偉いさんたちが集まったこの時がちゃんす!

「エリザベート!お前との婚約を破棄する!」
言ったぞ!!!

「理由をお聞きしてもよろしいでしょうか、アレク様」
余裕の顔をしてるな!


「理由?それはお前が一番よく分かっているだろう。
彼女に、いったいどれほどの非道を働いてきたのか。認めないわけではないだろうな」
非道を働いたのは彼女だけでは無いことは調べてるよ!

震えるメアリーをそっと抱きしめる。
メアリーは頬を染めて僕を見上げてきた
ピンク色の髪色
大きな瞳が
小動物みたいで可愛いね。

そんな君を利用してごめんね

僕は王族なので金髪碧眼、だったら良かったんだけど
辛うじて金髪と見えるかなぁ?って感じの
薄い色の金髪で何もしなければウエーブがかかってる
瞳の色は紫

少しタレ目で
甘い紫色とたれ目さらに髪の毛のウエーブの相乗効果か
なんとも幼く残念な頼りない雰囲気になってしまうんだよね

侍女たちが
毎朝、頑張って
目尻をシャドーなどん入れてタレ目を補正して
髪型もバシッと決めて
王族らしいきりりとした顔に仕上げてくれてます


身長は平均!、、、
いや、ごめんなさい
シークレットシューズで身長ごまかしてます
5せん、、、10センチはごまかしてます。

ちっとも背が伸びなかったので
ある日、侍女がこの靴を持ってきたんです。

履いてるのは僕の意思じゃないからね!
まだ15歳だからこれから背が伸びる事に期待してます。

貴賓席には
パパん こと国王陛下や国の重鎮さん
王妃様と
側妃のママン
ママンのお父様ことおじいタマも
皆さんお揃いでして

「なんてこと言い出すんだ
このバカ王子は!」なんて
びっくりした顔でこちらを見てます。


教科書破ったり
ドレスを汚したり
身分の低い人をいじめたりと
色々とやってたけどね
今までは家柄の高い人がやる事なので
「ちょっとした意地悪」と思われて、許される立場だけど

窓から水をかける時は
もうちょっと確認しようね
バケツが
並んで歩いてた僕の頭に
ガコン!とヒットして
流血、、悪い頭がもっと悪くなったら
どうしてくれるの?


彼女を
階段から突き落とした時もさ
感情的に突き飛ばしたんだろうけど
僕が下に居たんだよ!

いきなり
上から女の子が降ってきて
受け止めたみたいに言われてるけど

本当は潰されたんだよ!

肋骨にヒビが入ったんだけど?

この世界に回復魔法があって良かったよ
なかったら
しばらく入院する必要があったと思うよ

そこまでは僕も我慢した。

人を雇って
彼女を襲ったのはまずかったよね
もう我慢の限界

お約束のように
一緒にいた僕も巻き込まれたんだよね~
1人ならケツまくってバビュン!と逃げたけど

メアリーちゃんも一緒だったから
逃げれなくて、
だって「きゃぁ!!」とか言ってしがみつかれたんだよ
逃げそこなっちゃって、

ほんとにあの時は怖かったよ、
漏らしちゃうかとおもたんだから!

ほとんど使ったことのなかった
お飾りのはずの剣を始めて振り回したんだよ!!!

背をごまかすために
シークレットシューズ履いてたので
すぐにバランス崩して
脚がグギってなって
捻挫したんだよ!!!

とっても痛くて辛いし
漏らさなくてよかった、、チガウ!
許せなかった

だから
徹底的に調べて
証拠も見つけて


彼女に突きつけてた!

ふふん!どうだぁ ドヤ顔の僕

あっ貴賓席のパパんが顔に手を当てて
呆れた感じでため息ついてる

証拠を突きつけられて
途端に般若の顔になったエリザベート

あらら、プライド壊されちゃったのね
君の性格の悪さは本当にひどい
父親の権力を使ってやりたい放題だったしね
成績も改ざんしてたよね?

あ、、、それは人の事言えないか
ほとんど白紙でいつも出してるのに
帰ってくる答案用紙は僕以外の人が答えを書いてくれてて
なぜかいつも満点になってたからね~
授業もサボりまくってたっけ
テヘペロ

君のお父さんも
おじいタマと組んで
悪巧みして
色々と裏工作して
第三皇子の僕を王太子にしようとしてたよね~
そっちの方の悪巧みまで
いまここで公にしたら、僕までまとめて処罰されかねないので
それは秘密う~ にしておきます
えへへ

でも
こんな場所で
婚約破棄の騒ぎ起こされたら
御輿予定の僕がいなくなって

悪巧みが全部おじゃんだよね?

おじいタマが
慌てて前に出てこようとしてるね
でも
それよりも
はやくうごいたのが
僕のご友人の3人

友人と言っても
第二皇子の僕の太鼓持ち
家柄は良いし、顔もよい、、、 
残念なくらい
僕と張りあえるくらいの
バカ君たち

彼らがナイスタイミングでやってくれたよ!


「ふてぶてしい女だ!」

叫んでるエリザベートを突き飛ばしたのは
宰相の息子 のサイ!

そう言えば最近お父さんの汚職がばれそうですね
君の家に遊びに行った時に君の家のお父さんとした世間話が
とっても
面白くって
僕、パパんに話しちゃったんだよね~
だって秘密だって言ってなかったから


突き飛ばされた彼女はあっけなく転んで悲鳴をあげた
「キァ!私に向かって、無礼な!」


「ウルセェ、さっさと罪を認めろよ!」
そのまま、転んでる
エリザベートの腕を捻り上げて
抑えつけたのは近衞の 騎士団長の息子ガイ

騎士になろうとしている人が
女性にそんな乱暴しちゃダメでしょ

実は
近衞騎士は家柄で決まるんですよね~
戦いになんて一度も出たことが無い
近衞騎士団の団長さんの息子です。
彼は卒業したらすぐに近衞の騎士に入隊予定らしい

「惨めですね」
押さえつけられたエリザベートを
はなでわらって冷たく見つめてるのは
魔術長の息子 ガルト
父親は
政略結婚で子供を作ったけど魔力は高いけど、マトモに制御もできない息子に
早々に興味をなくし研究室にこもってるらしい、

よし、このまま

婚約破棄にむかって頑張るぞ!





××××××××××××××××××××
なんとなく
そのまま終わらせてもいいかな?
と思ったけど
続きを書いてます
行き当たりばったりの
お話です



次話は
アレク君の幼少期です
不定期なので
いつ投稿するかは
不明です
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