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3章 仲間
11. 『剣と証明』
しおりを挟む俺はホールに着いた。
ホールは思ったよりも結構でかい建物だ。ここのメインはクエスト依頼やクエストを受けたりする事だ。だけどそれだけじゃない、素材買い取りなどもホールでする事が出来る、もちろん他の所でも素材買い取りが出来るが安全性だとホールで買い取って貰った方がいい、さらに酒場があるためいつも騒がしい。
まずクエスト依頼掲示板を見るためその場所に行った。
今は空いているみたいだ。この前ホールに来た時に見たら人が結構いたので心配していたが、人が少なくて良かった。
クエスト依頼掲示板には討伐、捕獲、手伝い、などがある。その中で俺は運び屋のところを見た。
荷物を~に持って行ってぐださい! とか、~に持って行きますよ! などがある。
今思ったのだが、まだ次の行き先を知らないのに来ても意味無いという事に気付いた。
なので、次に行く場所が分かってからまた来る事にした。
俺はホールを出て、次にどこに行くかを考えながら歩きながら街を見渡すと、
まず目に飛び込んで来たのは、食材を取り扱っているお店だった。
俺はこの世界の食べ物には少し興味がある。
そこは市場のようになっていた。歩いて食材を見てみると、知ってそうで知らない食べ物、全く見たことも無さそうな食べ物などや調味料などもある。
歩いている時に思ったのだが、俺は今剣を持っていない、なのでもし剣を召喚して、使った時に怪しまれる可能性があるため剣を買う事にした。
今俺は『剣と証明』と言うよくわからない武器のお店の前で止まった。
まぁ、このお店で良いかなという事で、
俺はこのお店に入る事にした。
「行っらじゃいませー!」
じゃいませー?今のはわざとへんな言葉を言ったのだろうか……なのだろうか、なんかキャラの濃そうな店員だな。
武器を見てみると、知らない種類の武器がいくつもあった。
複雑に絡んでいる武器を手に取ってみたが、この武器はどのようにして使うのだろうか。
他の武器も、見て見たが使い方が全く分からなかったので、結局普通の剣の種類を買う事にした。
どの剣が良いんだろうか。
高い剣はケースみたいな物に入っている。値段は、
「1000万デル!?あっごめなさい」
金貨1000枚か……スキルを使ったら、買えるけど……流石にこれを買ったら、怪しまれるどころじゃ無くなる。
高い剣を見てから、1万デルの剣を見ると安く感じる。
俺は色々な剣を持ったりして、一万デルぐらいの剣を買う事にした。
この剣はウォードと言う人が作った剣らしい、名前は無いみたいだから、自分で名付けろ、ということかな。
その後色々見て最終的にウォードさんの作った剣を買う事にした。
「これを……買うんですか……?」
「は、はい」
さっきとテンション一気に下がってるな、何かあったのだろうか。
「毎度あり……」
俺は外に出て、ある事を思い出した。
「リーアの所に行かないと」
やばい、完全に忘れていた。
そして、俺は目的地に急いで走ったら、前に人がいる事に気がつかなく、
ドンッと女の人に当たって転けた。そうしたら、俺が上に乗る感じになってしまった。
女の方を見るとまさかの、リーアだった。
リーアはこちらを見たが、俺の事に気づいていない様子だった。
おかしいなと思ったら、今は変身している事に気がついた。
俺はすぐさま立った。
「あっすみません……」
リーアの顔がとても赤くなっている。
俺の顔に何かがついてるのかのように俺を見て来る。
自分の頭を触って見ると、帽子が落ちていた。
俺はリーアを立たせて、また「すみません」と言って走った。
俺は元の体に変身して、目的地に移動した。
「はぁ、はぁ」
リーアはまだ来ていないようだ。ニアは噴水の近くに座っている。
俺はさっきリーアにぶつかったから、知っているがいちようニアに聞いた。
「リーアは?どうしたんだ?」
「ラーメンを探しに行った」
「どこに?」
「あそこ」
ニアが指差した場所はさっき、リーアとぶつかった所らへんだ。
俺はさっきリーアにぶつかった場所に行くと、近くにリーアが歩いていた。
「リ、リーア!」
リーアは俺に気づいたようで、こちらを向いた。
「ラーメンやっと見つけた!」
「なんか、嬉しそだな」
「それがね」
「話はニアがいると所でしよう」
「わかった」
俺とリーアはニアのいる場所に移動した。
ニアはさっきと全く変わらない姿勢噴水の近くに座っている。
「それで、どうしたんだ」
リーアは嬉しいそうに語り出した。
「さっきの話なんだけど、私がラーメンを探してたら、突然前から人がぶつかって来て、誰だ!と思ったら、押し倒されたてたんだよ。それがその人がかっこよくてね、最後はちゃんと立たせてくれて、帽子を被って去っていたんだよね。あっ……名前聞くの忘れてた」
完全に俺だな、うん、俺が変身していると知ったらどうなるのだろうか。
やっぱり、見た目か……。
「その人、髪の色とか、どんな感じだった?」
「私の記憶が正しければ、金髪で緑の目だったと思うよ」
「そうか、ところでリーアの仲間はいつ来るの?」
「そんなに私の仲間に会いたいの?多分もう少しだと思うよ」
そして、俺が座ると、リーアかあっ!と言った。
「なんだよ」
「その剣、さっき言った人も持ってた!」
「お、同じだったんだ……」
そんな所も見ていたのか、まあ……大丈夫だよな?
そしたら、前から三人の人が近づいて来た。
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