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第3章 ニートと帝国動乱
第31話 リッチエンペラー
しおりを挟む100階層に降りるとすぐにおどろおどろしい扉のボス部屋があり、俺はそれをを少し開け中に手を伸ばし部屋全体に魔素を介してスキルを放った。
「『滅魔』……手応えあり。やっぱ待ち構えていたか」
「また私たちが入った瞬間に一斉攻撃するつもりだったのね」
「うげっ! またあの即死スキル連打をやろうとしてたのかよ。いくら身代わりのアムレットがあるといっても、連打されたら40%の死の確率ゲームなんかやりたかねえぜ」
「この魔防の鎧で防げれば私が先頭になっていくのだけど、霧状のスキルだと防げないかもしれないものね」
「ですです! 身代わりのアムレットといいアダマンタイトの装備といいきっと罠です! 90階層のボス戦で警戒している兎たちを身代わりのアムレットで安心させて、中に入った途端に即死スキルを連打してくる作戦です! 同じ手は喰らわないですぅ! 」
「結構な数の手応えがあったから、多分そうだったんだろうね。さて、部屋の魔素は無い状態だから、オリビアは俺の結界から出ないようにな。皆は警戒しながら中にいる魔物を殲滅していってくれ。それじゃあ行くよ? 3.2.1……GO! 」
俺は後ろに控える恋人たちにそう言って一気に扉を開いた。
扉の向こう側に広がる部屋は、まるで帝城の謁見の間のように赤い絨毯が敷き詰められており、壁際には左右6体づつ剣を手にしたデュラハンロードが膝をついていた。そして部屋の正面奥には階段があり、その上には王座が見えた。
そこには恐らく俺のスキルを受けたからだろう。王座に座っている真っ赤なローブを着たリッチらしき者が、苦しそうに前屈みとなっていた。そしてその両隣にリッチロードに似たローブを着た2体が倒れており、それを囲むように盾を持った6体のデュラハンロードが膝をついていた。
「ヒャッホー! 一番乗り~! 」
「あっ! リズさん! 」
「リズさん危ないです! コウさんが警戒しながら行くって言ったばかりですぅ! 」
「まったく、しょうがない子たちね。ウンディーネ! 暴れてらっしゃい! 」
「ははは。まあ部屋に魔素もないし、魔物の体内の魔力もごっそり抜いたから大丈夫だとは思うけどね。それにしてもずいぶんな数で待ち構えていたな」
俺は扉を開けた瞬間飛び出したリズの後ろ姿を眺めながら、その先で倒れている魔物たちを見てやっぱり不意打ちする気満々だったんだなと思い部屋に入った。
部屋に入ると隣でオリビアが灼熱地獄のスキルを、ティナは水龍をそれぞれ壁際のデュラハンロードへと放ち、リズとシーナは真っ先に王座へと向かっていった。
俺は念のため王座の前で倒れている3体のリッチに滅魔を放ち、完全に体内の魔力を抜きゆっくりと王座へと歩いていった。
「コ、コウ! 人だ! この赤ローブの奴は人間だ! 」
「コウさん! 生きた女性ですぅ! 」
「は? 人間? 生きてる? 」
俺はリッチロードにトドメを刺していたリズが、突然わけのわからないことを叫んだのでオリビアとティナと共に王座へと向かった。
王座の前まで行くと、リズにフードを外されたのだろう。そこには赤いローブを見にまとった黒髪の女性が胸を押さえうずくまっていた。その女性の肌はまるでゾンビのように真っ白だったが、肌は腐敗しておらず横から見えるその顔は恐ろしく整っていた。
俺はてっきり骨だけのリッチ系の魔物だと思っていたので、その美しい女性を見て意表を突かれた。
「な? 人間だろ? でも鑑定が弾かれるんだ。コイツ相当魔力値高いぜ。コウが鑑定してみてくれ」
「あ、ああ……『鑑定』 」
魔力値のランクが相当離れているのだろう。俺はスキルをレジストされたリズの代わりに鑑定をしてみることにした。
カーラ・アルケリス
種族:リッチエンペラー
体力:S+
魔力:SS+
力:S+
素早さ:S+
器用さ:SS
取得魔法:古代錬金魔法・古代火炎魔法・古代重力魔法
種族スキル:闇刃・闇炎・闇槍・影縛り・混乱・即死・全体即死
備考: 失われた古代王国の大魔導師
な、なんだこれ!? リッチエンペラーというのはロードの上位種だと言うのはわかる。名前があるのも名付きの魔物だということだろう。でも取得魔法? スキルじゃなくて魔法? 後天的に得た魔法? スキルじゃなくて?
ん? 備考に古代王国の大魔導師とか書いてあるな。もしかして元は人間だった? 冥界からダンジョンに呼ばれたとかか? そう考えるとテルミナ帝国がもともといた世界の古代人? いや、魔人が滅ぼした人間はスキルを使っていたらしいから違うか。ならまた別の異世界の人族か?
古代火炎魔法というのはどんなんだろ? これだけで複数の現象を起こせるのかな? ていうか古代重力魔法とかこれ絶対ヤバイやつだろ。種族スキルに全体即死スキルとかもあるし、危ねえ……やっぱ不意打ちしておいて良かったわ。
「みんな、名付きのリッチエンペラーみたいだ。ステータスはこんな感じで、全体即死スキルに重力魔法とか見慣れない魔法を持ってた。前世は古代王国の大魔導師らしい」
俺は紙にリッチエンペラーのステータスをサッと書いて皆に見せた。
「古代王国!? なんだそれ? 聞いたことねえぞ? 」
「テルミナの世界にいた人族の王国のことかしら? 」
「でも重力魔法というのは聞いたことがないわ。後天的に覚えたスキルではなくて魔法だなんて……」
「多分異世界の住人なんじゃないかと思うんだよね。その世界にある魔法的な? 」
俺は首を傾げる恋人たちに、ラノベ脳から導き出した答えを告げた。
そもそも地球に異世界から大陸とダンジョンがやってきて、魔人までいるんだ。別の異世界があってそこでスキルとは違う形態の魔法があったとしても不思議じゃない。俺からしたら魔法だろうがスキルだろうが同じファンタジーだ。
俺がそんなことを思っていると、目の前で胸を押さえていたリッチエンペラーが顔を上げ、口もとを歪ませて話しかけてきた。魔法でも放つつもりかとも一瞬思ったが、リッチエンペラーの体内に魔力はないし戦意も感じないのでそのまま聞くことにした。
《Σκότωσέ με》
「え? 何語? 」
俺はリッチエンペラーが聞いたことのない言語を口にしたので、ティナとオリビアの方を向いて確認した。
「聞いたことがないわ。古代エルフ語ともまったく違うわ」
「魔人の古代語でもないですね」
「ならやっぱ異世界人なのか? 」
「それとも冥界語とかです? 」
《解Απελευθέρωσέ しτο》
「あ、言語スキルが発動したみたいだ。もう少し聞いてみよう」
言語スキルが発動したことで、俺はだんだんとリッチエンペラーの言ってることがわかるようになってきたのでしばらく聞いてみることにした。
それにしても20代半ばくらいだろうか? 切れ長の目にスッと通った鼻筋で、見事な逆三角形の輪郭はまるでエルフをそのまま人族にしたような女性だ。胸はリズと同じくらいだけど、背が高くスタイルが良さそうだ。
《殺しρωσさい》
「殺しさい? 」
《?? 言葉がわかるの? 》
「お? 理解できるようになった。ああ、言語スキルというのがあるんだ。それで君の言葉がわかるようになった。みんなもわかるよね? 」
「ええ、私もわかるようになったわ」
「あたしもわかるぜ! 」
《突然私の国の言葉を!? 言語スキル……そんな魔法があるとは……私のいた国には無かった魔法ね。それなら聞きたいことがあるわ。いったい貴方は何をしたの? 突然全身の魔力が無くなったのはなぜ? 》
「そういうスキルがあるんだ。悪いな。戦ってやれなくて」
ほんとこのスキルはチート過ぎだよな。
《遠距離から魔力を抜くことができるということ? そんな反則的な魔法が存在するなんて……その魔法があれば王国も……いえ、今さらね》
「? カーラさんて呼んでいいかな? カーラさんは古代王国の大魔導師だったの? なんでこのダンジョンのボスをやってるの? 」
俺はダンジョンのボスと話せる機会なんてもう無いと思い、どうやってボスになったのかを聞いてみた。
《大魔導師……そうね。そんな風に呼ばれていた時代もあったわね。私は錬金術師のつもりだったのだけどね。なぜここにいるのかはわからないわ。私は王国と共に滅んだはずなのだけど、気が付いたらここにいたのよ。この部屋から出ることもできずに、部屋に入ってきた者をただ殺さないといけないという感情を植え付けられて……まさか私がダンジョンに召喚され魔物になるとはね》
「死んだら召喚されたってことか。しかしカーラさんの世界にもダンジョンが? 」
《ええ、あったわ。私の魔法はそこで手に入れたものよ》
「魔法……やっぱり異世界か……」
俺はカーラの故郷にもダンジョンがあり、この世界に存在しない魔法が手に入れられると聞き、やはり異世界人なんだと確信した。
それにしても死んだらダンジョンに召喚されて、ずっと閉じ込められることになる可能性があるとかカンベンして欲しいな。恐らくカーラの魔力値が高いから選ばれたんだろうけど、そうなると俺とか超確率高いだろ。死にたくねえ……リッチになんてなりたくねえわ。
それから王座に腰掛けたカーラから、彼女のいた世界のことを聞いた。そのあとで俺たちの世界のことも話した。カーラはかなり興味深く聞いていて、特にダンジョン産の魔道具を見せたらその効果に驚いたあと分解しようとしていた。俺は慌ててそれを阻止して、ティナたちはそんな俺とカーラのやりとりを見て笑っていた。
でもカーラは会話の途中で魔力が回復するとすぐに魔法を俺たちに放とうとしていて、その度に俺が魔力を抜いて防いでいた。彼女としてはもう戦う気はないみたいなんだけど、ダンジョンの呪い? みたいなので殺意を抑えることができないらしい。
この呪いは魔力があるうちは自我を失い俺たちを殺すことしか考えられないらしく、魔力がない時は自我を保っていられるようだ。元人間まで召喚するなんて、ダンジョンてほんとロクでもねえ存在だよな。
「へえ~、カーラのいた王国の魔導技術はテルミナ帝国よりすげーじゃん! その転移装置ってのはテルミナにはねえからな。あれば便利だろうなそれ」
「間違いなく帝国より魔導技術が発達していますね」
「そうよね。ダンジョンの魔力を利用して、重力魔法を増幅する兵器も凄いわね。街ごと吹き飛ぶなんて恐ろしいわ」
「みんなペチャンコになるとかグロいですぅ」
《その装置が暴走して世界が滅んだのだけどね。ここに召喚されたのは、世界を滅ぼす装置を作ったことへの罰なのでしょうね》
「その重力兵器はカーラさんが作ったのか……」
《ええ、隣国との戦争に負けそうになって、王の命に逆らえなくてね。家族を守るために仕方なく……でもそうして作った物が、結局私の大切な人の命を奪った。それどころか世界中の人々の命まで……愚か者と笑ってくれていいわ》
「笑えないよ。カーラさんは王国という組織の中で存在していたんだ。家族がいるならなおさら断ることなんてできないさ。たとえどんな理不尽な命令でもね」
専制国家なら、断れば家族の身に危険が及ぶこともあっただろう。ニートの俺なんかよりよほど断れない立場にいたはずだ。悪いのはそんな物を作れと命令した権力者だ。でもその権力者も結局その装置によって滅ぼされたんじゃな。救いのない話だよな。
《優しいのね……でも私が滅ぼしたことは変わらないわ。私があの時重力兵器を作らず命を絶っていれば、家族まで害が及ばなかったかもしれない。そうなすればまだ幼かった弟が死ぬこともなかった》
「そうか……弟さんが……」
カーラは自分が作った兵器で大切な家族を死なせてしまった。その時自分も暴走した兵器によって家族とともに死んでいたはずなのに、ダンジョンに召喚され意識と記憶が残っていた。
これはキツイよな。カーラはこのダンジョンの奥底でずっと苦しんできたんだろうな。
「カーラさん……」
「ううっ……かわいそうですぅ……」
《自業自得よ……ぐっ……『火炎地獄』 》
「『滅魔』……ったく、ダンジョンめ」
俺はカーラが突然放った魔法を無効化した。その時カーラがホッとした顔をしたのが目に映った。
ほんとに自分じゃどうしようもないみたいだな。クソダンジョンめ!
「な、なあ! コウ! このダンジョンの呪いみたいなのを断ち切れねえのか? ここからカーラを出してやれねえのか? 」
「魔力は限界まで抜いているよ。でも見てただろ? 魔力が回復する度に魔法を放とうとしてくるんだ。俺にはどうしようもできないよ」
俺はカーラに同情して泣きそうな顔で訴えるリズに、そう答えることしかできなかった。
俺の持つスキルは魔物を滅ぼすスキルだ。魔物をダンジョンの意思から解放することなんでできないんだよ。
《リズだったわね。ありがとう。でも私はもう人間じゃないの。この胸に魔石を持つ魔物なのよ。それに死ぬことしかダンジョンの呪いから解放されることはないわ。それがわかるの。だから自死することもできない私を殺して欲しいの。魔力が戻る前に、私がまた自我を失う前に……》
「カーラさん。俺たちがちょこちょこ遊びに来るよ。それじゃあ駄目かな? 生きていればいいこともあると思うんだ。だからさ」
わかってる。彼女が受け入れないのはわかっているんだ。でもいくら魔物だとしても、元人間であんな悲しい想いをした女性を殺すことなんてできないよ。
《フフフ、私は死んでいるのよ。もう死んでいるの。だからもうこのダンジョンから解放して欲しいのよ。私の話を聞いて泣いてくれた、優しい貴方たちを傷付けたくないの。だからお願い。私の魔石から魔力を……楽に……ぐっ……『重力球』 》
「『滅魔』……カーラさん……」
《衝動を抑えきれないの……お願い……人の自我があるうちに……魔物としてではなく、カーラ・アルケリスとして死なせて欲しいの》
「コウ……もう楽にしてあげて……ダンジョンから解放してあげて……」
「ティナ! なに言ってん……だ……よ」
「エスティナ……」
「ティナさん……」
「ティナ……わかったよ」
ティナの言葉に激昂しかけたリズだったが、彼女の目から涙が流れていることに気づき黙りこんだ。
俺はティナの涙を手で拭い、頷いてからカーラに向かって手をかざした。
正直やりたくなかった。短い時間だったけど彼女と話して笑って、彼女の不幸な身の上話を聞いて殺すことなんてできないと思った。でも俺がやらなきゃティナがやるだろう。オリビアも手を貸すかもしれない。そんなことは好きな子ににさせたくない。なによりこのままにしておけば、カーラはこのダンジョンでずっと操られて苦しむだろうから。
なら俺が楽にしてあげるべきなんだ。滅魔なら苦しみは一瞬のはずだから……
《ありがとう……最後に貴方たちのような強くてとても優しい人たちに出会えてよかった……来世ではあなたたちの世界に生まれて魔道具を研究したいわ……温かい家族のもとで……》
「ああ……必ず生まれ変われるよ。だからまた会おう……さよなら……カーラさん……め……滅……魔……」
俺はカーラに別れを告げ、彼女の体内の魔石に向かってゆっくりとスキルを放った。
スキルにより魔力を抜かれた彼女は一瞬硬直したのちに、そのまま力なく王座の背もたれに身体を預けた。その顔は安らかで、笑みすら浮かべているように見えた。魔力を抜かれ苦しかったはずなのに……俺たちのために無理して笑おうとしたんだろうな。
俺たちが罪悪感を感じないように。
「カーラ……ううっ……なんなんだよダンジョンてよぅ……魔物だけじゃねえのかよ……なんで人間の魂まで召喚すんだよ……」
「うえっ……家族を失って魔物にされて…… こんなのあんまりですぅ……」
「残酷だよな……彼女は何も悪くないってのに……」
「コウ……泣かないで……ごめんなさい。辛い役割をさせてしまって……」
「コウさん……」
どうやらいつの間にか俺も泣いてたみたいだ。
俺は泣き顔を見られないよう、同じように涙を流している恋人たちを胸に寄せて抱きしめた。
10分ほどそうしていただろうか? 少し落ち着いた俺たちは、王座にカーラの亡骸が残っていることに気が付いた。
「遺体は残るみたいだね。外に出たら弔ってあげよう。お墓もみんなで大きいのを作ってあげよう」
俺はそう言ってカーラの亡骸を空間収納の腕輪へと入れた。
「そうだよな……陽当たりのいいとこにでっかい墓を作ってやろうぜ」
「兎も毎日人参をお供えしますです」
「私は綺麗なお花を絶やないようにします。もう一人で寂しくないように」
「ええ、そうしましょう。精霊がたくさん遊びに来るところにお墓を建てましょう」
「そうだね。カーラが寂しくないようにそうしよう。さて、もう遅いし多分あそこの扉の向こうにある宝箱の回収は明日にしてもう休もうか」
俺は玉座の後ろにある扉を指差し、あそこに入るのは明日にして休もうと提案した。カーラが死んでも宝箱が現れなかったからな。ヴリトラの部屋と同じで宝物庫があるんだろう。
でもこんな気分じゃ宝物を開けても楽しめそうもない。お楽しみは明日にして、今は大至急恋人たちに癒されたい。
「そうね。私も宝箱を開ける気分じゃないわ。どうせ宝箱は逃げないしもう休みましょう。辛い思いをさせちゃったコウは、私がとことん慰めてあげるわ」
「わ、私もコウさんを癒します」
「そうだな。お楽しみは明日にすっか! まあ、あたしもこの胸で慰めてやっからよ。元気出せよな! 」
「リズさんの胸より兎の胸の方が大きいので癒されますです。ですから兎の胸をおもちゃにして欲しいです」
「おまっ! 無駄にデカけりゃいいってもんじゃねえんだよ! コウはあたしの胸くらいが揉みやすいって言ってんだからな。いずれ垂れるデカ乳よりあたしの方が需要があんだよ」
ちょ、リズ! ティナとオリビアの眉が上がったぞ! 気付いて!
「ぶうぅ! 兎は垂れませんですぅ! 垂れるとしたらコウさんに無理やり引っ張られたりした時ですぅ! ですのでコウさん、一度やってみてくださいです」
「ええ!? そんな痛そうなことしないよっ! そ、それよりマジックテントを展開するからもう休もうよ。さあさあっ! 」
俺はシーナの無茶振りを躱しつつ、マジックテントを展開して恋人たちを中へと入れていった。
そしてその後はみんなでお風呂に入りタップリ癒してもらった。ティナとオリビアはその張りのある大きな両胸で、これでもかって俺をマッサージしてくれたよ。きっとリズへの仕返しのためだろう。リズはそれを見て悔しがってたし。
お風呂から出た後は『朝までオッキ君』を飲み、ベッドに皆で向かって少し拗ね気味になっていたリズから徹底的に愛した。リズの胸は最高だって何度も言ってね。その後はティナとオリビアとシーナを順番に愛して、朝方までずっとしまくった。
あとは宝箱を回収して領地に戻るだけだ。古代ダンジョンの最下層の宝箱だ。どんなスキルと装備が入ってるか楽しみだな。
俺はベッドの上で眠る恋人たちの浄化のネックレスを発動して綺麗にしたあと、明日開ける宝箱を楽しみにしつつ彼女たちに囲まれ眠りについた。
こうして俺たちは、4ヶ月に渡り挑戦してきた【冥】の古代ダンジョンの攻略を終えたのだった。
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