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4話 ジスパ第二王子殿下 2
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「フリージア嬢、本当に申し訳なかった!」
「そ、そんな……! ジスパ様が謝罪されることでは……!」
私はジスパ第二王子殿下の心の籠った謝罪に、慌てざるを得なかった。ジスパ様にはすぐに頭を上げて欲しいくらいだったから……!
「ジスパ様が謝罪されるようなことではないと思います……! その……この問題は、私と第四王子殿下であるボルドー様のことですので……!」
「いや、そう言ってもらえるのは嬉しいが……私の弟は起こしてしまったことには変わりのないことだ。改めて謝らせてほしい。申し訳なかった……!」
「ジスパ様……ですが……!」
「フリージア様、ここは王子殿下の謝罪を受け止める方が良いかと存じます。あまりにも受け身になるのは、逆に失礼になってしまいますので……」
「アリア……ま、まあ確かにそうかもしれないわね……」
専属メイドのアリアから、参考になる意見を聞かされた。確かに……謝罪をしてくれている王子殿下を、無下にするような態度は好ましくないかもしれない。ここはアリアの言う通りにした方が良さそうね。
「ありがとうございます、ジスパ様。そのように謝罪していただき……心から嬉しく思います」
「いや、ウィクリフ王国の第二王子としては当然のことだ。聞くところによると……其方の妹との浮気と聞いているのだが、それは正しいのか?」
「それは……」
確かに表向きの流れで言うならば、私の妹のササリアと第四王子殿下のボルドー様との浮気ゆえの婚約ということになると思う。でも……ササリアは最後の言葉にこう言っていた。ボルドー様の命令に従ったと……。
「いえ、ジスパ様……おそらくではありますが、ボルドー様が妹のササリアと浮気をした、というのは少し違うかと存じます」
「ほほう……何か引っかかりがあるということか?」
「はい、左様でございます……」
まだ、婚約破棄から数日しか経っていない。あれから、ササリアとは話せていないけれど……あの賢い妹がそんな感情に溺れた行動を取るとは考えにくかった。言い方を変えれば、私はササリアを信じていると言えるだろう。
「お嬢様……」
「アリアが言いたいことは分かるわ。でも、今回のことにはどうしても違和感があるの……」
「左様でございますか、そうであるならばお止めしませんが……」
アリアはおそらく、信じすぎると痛い目を見る危険性を考慮してくれているのだと思う。でも、専属メイドの彼女でも私と妹のササリアとの絆の全ては知らないはず。
私はササリアを信じている……その決意に変りはなかった。
「なるほど……詳細は分からないが、フリージア嬢は妹のササリア嬢を信じているようだな。私に手伝えることであれば、手伝わせてくれないか? こんなことくらいで罪滅ぼしになるとは思っていないが……どうだろうか?」
「ジスパ様……ありがとうございます、そのお気持ち大変嬉しく思います!」
「ははっ、気にしないでも大丈夫だ。私と其方とでは、見知らぬ仲でもないのだからな」
確かにそうかもしれない。ジスパ様とはそれなりの親交があると言っても良い関係だ。でも、普通ならばこの一件に関して、協力を仰げるほどの関係性とは言えない。ジスパ様なりの償いの想いがあるのだと思う。
そんな想いがあるのなら、断る方が逆に失礼に思えた。協力して頂けるのなら、これほど心強い味方はそうは居ない。
「そ、そんな……! ジスパ様が謝罪されることでは……!」
私はジスパ第二王子殿下の心の籠った謝罪に、慌てざるを得なかった。ジスパ様にはすぐに頭を上げて欲しいくらいだったから……!
「ジスパ様が謝罪されるようなことではないと思います……! その……この問題は、私と第四王子殿下であるボルドー様のことですので……!」
「いや、そう言ってもらえるのは嬉しいが……私の弟は起こしてしまったことには変わりのないことだ。改めて謝らせてほしい。申し訳なかった……!」
「ジスパ様……ですが……!」
「フリージア様、ここは王子殿下の謝罪を受け止める方が良いかと存じます。あまりにも受け身になるのは、逆に失礼になってしまいますので……」
「アリア……ま、まあ確かにそうかもしれないわね……」
専属メイドのアリアから、参考になる意見を聞かされた。確かに……謝罪をしてくれている王子殿下を、無下にするような態度は好ましくないかもしれない。ここはアリアの言う通りにした方が良さそうね。
「ありがとうございます、ジスパ様。そのように謝罪していただき……心から嬉しく思います」
「いや、ウィクリフ王国の第二王子としては当然のことだ。聞くところによると……其方の妹との浮気と聞いているのだが、それは正しいのか?」
「それは……」
確かに表向きの流れで言うならば、私の妹のササリアと第四王子殿下のボルドー様との浮気ゆえの婚約ということになると思う。でも……ササリアは最後の言葉にこう言っていた。ボルドー様の命令に従ったと……。
「いえ、ジスパ様……おそらくではありますが、ボルドー様が妹のササリアと浮気をした、というのは少し違うかと存じます」
「ほほう……何か引っかかりがあるということか?」
「はい、左様でございます……」
まだ、婚約破棄から数日しか経っていない。あれから、ササリアとは話せていないけれど……あの賢い妹がそんな感情に溺れた行動を取るとは考えにくかった。言い方を変えれば、私はササリアを信じていると言えるだろう。
「お嬢様……」
「アリアが言いたいことは分かるわ。でも、今回のことにはどうしても違和感があるの……」
「左様でございますか、そうであるならばお止めしませんが……」
アリアはおそらく、信じすぎると痛い目を見る危険性を考慮してくれているのだと思う。でも、専属メイドの彼女でも私と妹のササリアとの絆の全ては知らないはず。
私はササリアを信じている……その決意に変りはなかった。
「なるほど……詳細は分からないが、フリージア嬢は妹のササリア嬢を信じているようだな。私に手伝えることであれば、手伝わせてくれないか? こんなことくらいで罪滅ぼしになるとは思っていないが……どうだろうか?」
「ジスパ様……ありがとうございます、そのお気持ち大変嬉しく思います!」
「ははっ、気にしないでも大丈夫だ。私と其方とでは、見知らぬ仲でもないのだからな」
確かにそうかもしれない。ジスパ様とはそれなりの親交があると言っても良い関係だ。でも、普通ならばこの一件に関して、協力を仰げるほどの関係性とは言えない。ジスパ様なりの償いの想いがあるのだと思う。
そんな想いがあるのなら、断る方が逆に失礼に思えた。協力して頂けるのなら、これほど心強い味方はそうは居ない。
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