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中学校時代

逆戻り

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次の日から逆戻りした。
朝親と一緒に車で学校に行き車の窓越しに無言で担任とプリントの受け渡しをした。
自分は全く喋らずうなずいたりして担任と受け答えをしていた。
そんな毎日を過ごして夕方行くときにに調子がいいと車から降りて校舎入口近くの教室で少しだけ担任と勉強していたりしていた。
その時だけは普通に喋っていた。
親はその間買い物をしたりして時間を潰していた。
こんな事をずっと続けていた。
季節が変わっていき春になった。
学年が上がっても全く進まなかった。
そしてまた更に逆戻りする事が起きるとは思ってもみなかった。
(次話に続く)
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