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第12話 備蓄勇者と冒険者ギルド
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筋肉がうごめいていた。非常に力強い筋肉ダルマが勢揃いといっていい。その中で若干名細マッチョのイケメンが混じっているのが悪い。オレはこの中にはまじれない程度の細マッチョ。
少しがっくし肩を落としていると冒険者とは違う柔和な表情の女性が声をかけてくれた。
「もしかして初めての方ですか?」
シーナはこくこくと頭を上下させる。それに習いおれも縦に頭をふる。
「なるほど。それはそれは大歓迎でございます!」
満面の笑みで我らをカウンターへと案内をし、手慣れた様子で薄茶色の紙をカウンターへと突き出しペンを握らせる。満面の笑みは消えない。
「冒険者ギルドへようこそ! とうろくはおすみですか?」
ゆる気満々の笑みでYESを強要する強靭さ。感服いたします。その勢いに押されうなづきあれよあれよとオレとシーナは冒険者になってしまっていた。
「こちらの指輪を冒険者の印として進呈いたします」
すすっと人差し指に指輪がさされてしまった。
白銀に輝くその指輪は冒険者ギルドの紋章をあらわしたものが刻印されていた。ギルドの看板にも同じ文様が描かれていたと記憶している。
そんなこんなでよくわからないミッションへと我々は誘われることとなる。
いざゆかん山間部の街サザンドラ。
少しがっくし肩を落としていると冒険者とは違う柔和な表情の女性が声をかけてくれた。
「もしかして初めての方ですか?」
シーナはこくこくと頭を上下させる。それに習いおれも縦に頭をふる。
「なるほど。それはそれは大歓迎でございます!」
満面の笑みで我らをカウンターへと案内をし、手慣れた様子で薄茶色の紙をカウンターへと突き出しペンを握らせる。満面の笑みは消えない。
「冒険者ギルドへようこそ! とうろくはおすみですか?」
ゆる気満々の笑みでYESを強要する強靭さ。感服いたします。その勢いに押されうなづきあれよあれよとオレとシーナは冒険者になってしまっていた。
「こちらの指輪を冒険者の印として進呈いたします」
すすっと人差し指に指輪がさされてしまった。
白銀に輝くその指輪は冒険者ギルドの紋章をあらわしたものが刻印されていた。ギルドの看板にも同じ文様が描かれていたと記憶している。
そんなこんなでよくわからないミッションへと我々は誘われることとなる。
いざゆかん山間部の街サザンドラ。
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