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第4章:ふたりの想い、消えゆく笑顔
117話 ※R18
しおりを挟む「ッひぅっ…ぁああんッぅ…!や、やだぁ。りゅう…じ…そんな…ッふ…ところッ…」
「ん?そんな所って?湊が触ってほしそうな顔を俺に向けていただろう?…ほら…もうこんなにぐちゅぐちゅ言ってる…いやらしい湊の音―…湊にも聞こえるだろう?」
「んッ…やっ…あぁッん…やだ…ッあぁッ」
湊が阻止しようと龍司の腕を掴むも、その力は微力なもので、跳ねのける力も出てこない。
龍司にされるがままだった。
龍司は、ルームウェアのズボンごと性器をやんわり握ると、ゆるゆると上下に動かし始める。
与えられる快感と一緒に、粘着がある水の音が混じって聞こえ、湊は体験した事のない気持ちよさにどうしたらいいのかと言う気持ちと、言い知れぬ恥ずかしさが込みあげてきてしまう。
先走りの汁が徐々にズボンに染みを作っていくのを感じながらも、頭がぼーっとして声を出す事しかできなかった。
直で触っている訳じゃないのに、龍司の手は湊の先走りで湿っていた。
「ぁ…ッふ…あぁ…ッん…」
甘い湊の嬌声に、欲情した龍司の切れ長の目は嬉しそうに細められた。
「湊のここ…もうこんなに濡れている…。可愛くていやらしくて、すごく…食べてしまいたい」
気を抜くと、すぐに崩壊しそうな理性を抑えこみながら湊に軽くキスをする。
ようやく思いが通じ合えた。
18年間想い続け、大切にしてきた存在の湊と。
長年大切に想い続けていた人が、自分の手でこんなにも感じてくれているのだ。
いつ、どのタイミングで理性がなくなってしまうか分からない。
最後に残っている理性で、湊の耳に舌を這わせる。
柔らかい耳たぶを甘噛みしつつ、龍司の口から発せられた言葉は、素直な今の気持ちだった。
「っ!!ッ…ひゃああんッ…ふッ…ん…」
瞬間。
湊の体は、海老の様に反りながら体を痙攣させて達してしまった。
すでに先走りの汁で濡れていたズボンは、精液で更に大きな染みが出来ていた。
湊の濃い匂いは、龍司がギリギリで保っていた理性を崩壊させるには十分すぎるもので、放心状態で力なくベッドに横になる湊の濡れたズボンをパンツごと下げる。
精液でべっとりと濡れた肌が露わになり、思わず生唾をのんでしまった。
性器に付いた精液を指で掬うと、舌で舐めとる。
以前関係を持った男の精液とは、比べ物にならないくらい甘くて濃厚な味に、龍司は満足そうに微笑んだ。
湊の上に覆いかぶさるようにベッドに乗ると、ピンク色に色づいた頬をひと撫でする。
頬を撫でた手をそのまま滑らせ、自身のベルトに手をかけ、ベルトを外すとスラックスを下げた。
スラックスを下げた瞬間に、窮屈な空間から解放され飛び出た性器は、今までにない程に勃起していてパンツを押し上げていた。
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