1 / 2
タバコとコンビニ
しおりを挟む
タバコとコンビニ
配役表 1:1:0
・女♀・・・
・男♀・・・
⚠台本として利用する際の規約⚠
https://writening.net/page?nJG7kt
作者ツイッター@autummoonshiroでも確認出来ます。
──────以下本編──────
女:ねぇ、遊園地連れてってよ!
男:はー、さっむ・・・
女:聞いてる?
男:腹ぁ減ったなぁ・・・
女:ねーえ、遊園地行きたい!
男:肉が食いてぇ・・・
女:遊園地に行ったら食べれるんじゃない?
男:ちっ・・・
男:肉食いにわざわざ遊園地に行くやつはいねぇよ
女:そうなの?
男:そうだろ
女:行ったことないから知らない
男:ほーん・・・
女:ね、遊園地行きたい
女:連れてってよ!
男:無理無理、遠いし
男:めんどくさい
女:良いでしょー、行ってみたいのー!
男:うるせぇなぁ・・・
男:大体遊園地知らねぇって、何処から来たんだよ
女:え?
女:あっち!
男:あっちって・・・ああ、駅の方か?
女:そそ!
男:てーと、結構遠くから来たんだな
男:そりゃあ疲れたろ
男:休んだらどうだ?
女:遊園地に行けば休めるよ?
男:遊園地のこと知らないんだろ?
女:話は聞いたことあるから!
男:ま、宿泊施設があるとこもあるか
女:はい、じゃあ、そこに行って休も遊園地に連れてって!
男:だああああ!
男:それしか言えねぇのか?
女:だって、遊園地行きたいし
男:あ、ダメだなこりゃ
男:(ため息)
男はタバコを口に咥え、ライターをつけようとする
男:んっ・・・んっ・・・(ライターをつけようとする)
男:ちっ・・・オイル切れか
男:おい、ライター持ってないか?
女:持ってないよ
男:だよなぁ・・・
男:しゃーねぇ、コンビニ行くか
女:え、コンビニがあるの!?
男:そこの通りを右に曲がったトコにな
女:ついてって良い?
男:勝手にしろ
立ち上がり公園をでて、コンビニへと向かう
その後ろをつけていく女
女:コンビニって何でもあるんでしょ!?
男:お、まぁ、何でもあるな
女:私ストーブ欲しいなぁ・・・
男:待て待て
男:ストーブはねぇな
女:えっ、何でもあるんじゃないの?
男:色んなものがあるのを例えて言ってるんだ
男:食料品が主で、後は文房具とかか?
女:えー、全然なんでもないじゃん!
男:ふむ、寒いのか?
女:冬だもん、寒いよ
男:こんな常識の無い奴に常識を説かれちまった・・・
男:寒いなら、マフラーとかならあるかもよ
女:あ、マフラー欲しい!、
男:さ、着いたぞ
男:・・・誰もいないな?
男:お邪魔しま~すよっと
女:失礼しまーす!
男:えーと、ライターは・・・お、3つもあるな
女:マフラー・・・あ、ホントにあった
女:んー、白いのにしようかな
女:あ、あれは・・・!
男:お、どうした?
女:見て見て、この雑誌!
男:お、ドリームランドの広告か
男:ちょい古い雑誌だな
女:ほら、宿泊施設あるって書いてあるよ!
女:いいなー、この観覧車っていうの乗りたい!
女:豪華ディナーレストランだって!?
女:ステーキ美味しそう・・・行こ?
男:行ってどうすんだよ
女:行ってみたいの!
男:はぁ・・・それより、そこにある電池取っといてくれ
女:はぁい
男:後は必要なもんは・・・
男:タバコのストックは・・・ねぇか
男:カップ麺いっとくか
男:お前も、カップ麺いるか?
女:いるー!!
女:ねーねー、このカウンターのとこにある肉まんっていうの食べてみたい!
男:お、肉まんか・・・久しぶりに食いてぇな
男:いや、待て待て、せっかくならピザまんとか少し豪華に行きてぇな
女:え、ピザまん!?
女:ピザなのにまんなの!?
男:お?
男:まぁ、見た目はそこの肉まんと同じで中身がピザ風なんだ
男:チーズが美味くてなぁ・・・
男:いかん、カップ麺だ
女:カップ麺ね
女:これと、これと、これとこれ!
男:多いな
女:どれも食べたことないんだもん
男:一応賞味期限見てから取れよ?
女:分かってるよ
男:ライトとロウソクも貰った
男:ライターもよし、飯もよし・・・
男:ああ、水分忘れてらァ
女:持ってきたよ
女:はい、貴方も持って
男:お、気が利くな
男:よし、んじゃあそろそろ出るか
男:レジの前通って先に出ろ
女:え、なんで?
男:良いから良いから
女:んじゃあ・・・
女レジの前を通る
男:ありがとうございましたー
女:何それ(笑う)
男:コンビニってのはこういうもんなんだよ
男:さて、んじゃあ早速
男は早速タバコを取り出すと火をつける
男:すー・・・はー・・・
女:気分すっきり?
男:まぁな
男:んで、アンタ名前は?
女:志穂!
女:私は橘志穂!
男:ふーん・・・
男:俺は孝宏だ
男:ドリームランドな、行きたくなってきたよ
女:えっ、ほんとに!?
男:三日くらい歩けば着くだろ
男:着いてこれるか、志穂?
女:うん!
男:じゃあ、行くか!
孝宏はタバコを投げ捨て、踏みつける
そして二人は歩き出した。
以下、モノローグ。
女:ほぼ人に会うことが無くなった世界で、私たちは出会った
男:行ったところで何も無いのは分かっていた
女:夢を見ても仕方無いのは分かっていた
男:それでも、志穂となら行ってみたいと無意識に思えた
女:終わってしまった世界で出会った私達の時間は、小さな町のコンビニのタバコのニオイから始まった
配役表 1:1:0
・女♀・・・
・男♀・・・
⚠台本として利用する際の規約⚠
https://writening.net/page?nJG7kt
作者ツイッター@autummoonshiroでも確認出来ます。
──────以下本編──────
女:ねぇ、遊園地連れてってよ!
男:はー、さっむ・・・
女:聞いてる?
男:腹ぁ減ったなぁ・・・
女:ねーえ、遊園地行きたい!
男:肉が食いてぇ・・・
女:遊園地に行ったら食べれるんじゃない?
男:ちっ・・・
男:肉食いにわざわざ遊園地に行くやつはいねぇよ
女:そうなの?
男:そうだろ
女:行ったことないから知らない
男:ほーん・・・
女:ね、遊園地行きたい
女:連れてってよ!
男:無理無理、遠いし
男:めんどくさい
女:良いでしょー、行ってみたいのー!
男:うるせぇなぁ・・・
男:大体遊園地知らねぇって、何処から来たんだよ
女:え?
女:あっち!
男:あっちって・・・ああ、駅の方か?
女:そそ!
男:てーと、結構遠くから来たんだな
男:そりゃあ疲れたろ
男:休んだらどうだ?
女:遊園地に行けば休めるよ?
男:遊園地のこと知らないんだろ?
女:話は聞いたことあるから!
男:ま、宿泊施設があるとこもあるか
女:はい、じゃあ、そこに行って休も遊園地に連れてって!
男:だああああ!
男:それしか言えねぇのか?
女:だって、遊園地行きたいし
男:あ、ダメだなこりゃ
男:(ため息)
男はタバコを口に咥え、ライターをつけようとする
男:んっ・・・んっ・・・(ライターをつけようとする)
男:ちっ・・・オイル切れか
男:おい、ライター持ってないか?
女:持ってないよ
男:だよなぁ・・・
男:しゃーねぇ、コンビニ行くか
女:え、コンビニがあるの!?
男:そこの通りを右に曲がったトコにな
女:ついてって良い?
男:勝手にしろ
立ち上がり公園をでて、コンビニへと向かう
その後ろをつけていく女
女:コンビニって何でもあるんでしょ!?
男:お、まぁ、何でもあるな
女:私ストーブ欲しいなぁ・・・
男:待て待て
男:ストーブはねぇな
女:えっ、何でもあるんじゃないの?
男:色んなものがあるのを例えて言ってるんだ
男:食料品が主で、後は文房具とかか?
女:えー、全然なんでもないじゃん!
男:ふむ、寒いのか?
女:冬だもん、寒いよ
男:こんな常識の無い奴に常識を説かれちまった・・・
男:寒いなら、マフラーとかならあるかもよ
女:あ、マフラー欲しい!、
男:さ、着いたぞ
男:・・・誰もいないな?
男:お邪魔しま~すよっと
女:失礼しまーす!
男:えーと、ライターは・・・お、3つもあるな
女:マフラー・・・あ、ホントにあった
女:んー、白いのにしようかな
女:あ、あれは・・・!
男:お、どうした?
女:見て見て、この雑誌!
男:お、ドリームランドの広告か
男:ちょい古い雑誌だな
女:ほら、宿泊施設あるって書いてあるよ!
女:いいなー、この観覧車っていうの乗りたい!
女:豪華ディナーレストランだって!?
女:ステーキ美味しそう・・・行こ?
男:行ってどうすんだよ
女:行ってみたいの!
男:はぁ・・・それより、そこにある電池取っといてくれ
女:はぁい
男:後は必要なもんは・・・
男:タバコのストックは・・・ねぇか
男:カップ麺いっとくか
男:お前も、カップ麺いるか?
女:いるー!!
女:ねーねー、このカウンターのとこにある肉まんっていうの食べてみたい!
男:お、肉まんか・・・久しぶりに食いてぇな
男:いや、待て待て、せっかくならピザまんとか少し豪華に行きてぇな
女:え、ピザまん!?
女:ピザなのにまんなの!?
男:お?
男:まぁ、見た目はそこの肉まんと同じで中身がピザ風なんだ
男:チーズが美味くてなぁ・・・
男:いかん、カップ麺だ
女:カップ麺ね
女:これと、これと、これとこれ!
男:多いな
女:どれも食べたことないんだもん
男:一応賞味期限見てから取れよ?
女:分かってるよ
男:ライトとロウソクも貰った
男:ライターもよし、飯もよし・・・
男:ああ、水分忘れてらァ
女:持ってきたよ
女:はい、貴方も持って
男:お、気が利くな
男:よし、んじゃあそろそろ出るか
男:レジの前通って先に出ろ
女:え、なんで?
男:良いから良いから
女:んじゃあ・・・
女レジの前を通る
男:ありがとうございましたー
女:何それ(笑う)
男:コンビニってのはこういうもんなんだよ
男:さて、んじゃあ早速
男は早速タバコを取り出すと火をつける
男:すー・・・はー・・・
女:気分すっきり?
男:まぁな
男:んで、アンタ名前は?
女:志穂!
女:私は橘志穂!
男:ふーん・・・
男:俺は孝宏だ
男:ドリームランドな、行きたくなってきたよ
女:えっ、ほんとに!?
男:三日くらい歩けば着くだろ
男:着いてこれるか、志穂?
女:うん!
男:じゃあ、行くか!
孝宏はタバコを投げ捨て、踏みつける
そして二人は歩き出した。
以下、モノローグ。
女:ほぼ人に会うことが無くなった世界で、私たちは出会った
男:行ったところで何も無いのは分かっていた
女:夢を見ても仕方無いのは分かっていた
男:それでも、志穂となら行ってみたいと無意識に思えた
女:終わってしまった世界で出会った私達の時間は、小さな町のコンビニのタバコのニオイから始まった
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
極上イケメン先生が秘密の溺愛教育に熱心です
朝陽七彩
恋愛
私は。
「夕鶴、こっちにおいで」
現役の高校生だけど。
「ずっと夕鶴とこうしていたい」
担任の先生と。
「夕鶴を誰にも渡したくない」
付き合っています。
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
神城夕鶴(かみしろ ゆづる)
軽音楽部の絶対的エース
飛鷹隼理(ひだか しゅんり)
アイドル的存在の超イケメン先生
♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡-♡
彼の名前は飛鷹隼理くん。
隼理くんは。
「夕鶴にこうしていいのは俺だけ」
そう言って……。
「そんなにも可愛い声を出されたら……俺、止められないよ」
そして隼理くんは……。
……‼
しゅっ……隼理くん……っ。
そんなことをされたら……。
隼理くんと過ごす日々はドキドキとわくわくの連続。
……だけど……。
え……。
誰……?
誰なの……?
その人はいったい誰なの、隼理くん。
ドキドキとわくわくの連続だった私に突如現れた隼理くんへの疑惑。
その疑惑は次第に大きくなり、私の心の中を不安でいっぱいにさせる。
でも。
でも訊けない。
隼理くんに直接訊くことなんて。
私にはできない。
私は。
私は、これから先、一体どうすればいいの……?
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる