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プロローグ
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「ん~、受験日まで後一週間か~」
彼は市立中学に通っている南 光(みなみ ひかる)。
どこにでもいる普通の受験生である。
受験まで後一週間のこの時期に彼がしている事はもちろん···ゲームだ。
「ちょっと疲れたから下でジュースでも飲もうかな」
そういって席を立ち、一階へ行った光。彼がジュースを飲んでいるとき、それは届いた。
ガタンッ。
(なんか来たな~)
光はジュースを飲み終わった後に行ってみると、そこにあったものは緑の表紙の高級そうな一冊の本であった。
光はそれを見て驚いた。
(え、こんな高級そうな本なのに何で梱包してないの?)
そんなことを思いながら手に取ると一瞬だけその本が光った気がした。
「···?」
中身が気になったが、今読むことは止めようと思った光。
一旦部屋に戻り、またゲームに熱中していった。
一時間後・・・
ようやくゲームに一区切りがつき、思い出したように緑の本を手に取る光。
表紙を眺めていると題名に気がついた。
(クロノス·ノート···?なんだこれ?厨ニ病の奴が書いたのか?)
ますます中身が気になり、読もうと表紙を捲った瞬間、強い光が視界を埋め尽くした。
しばらくして、目を開けた光の目の前にあったのは一冊の本とどこまでも続く草原であった。
彼は市立中学に通っている南 光(みなみ ひかる)。
どこにでもいる普通の受験生である。
受験まで後一週間のこの時期に彼がしている事はもちろん···ゲームだ。
「ちょっと疲れたから下でジュースでも飲もうかな」
そういって席を立ち、一階へ行った光。彼がジュースを飲んでいるとき、それは届いた。
ガタンッ。
(なんか来たな~)
光はジュースを飲み終わった後に行ってみると、そこにあったものは緑の表紙の高級そうな一冊の本であった。
光はそれを見て驚いた。
(え、こんな高級そうな本なのに何で梱包してないの?)
そんなことを思いながら手に取ると一瞬だけその本が光った気がした。
「···?」
中身が気になったが、今読むことは止めようと思った光。
一旦部屋に戻り、またゲームに熱中していった。
一時間後・・・
ようやくゲームに一区切りがつき、思い出したように緑の本を手に取る光。
表紙を眺めていると題名に気がついた。
(クロノス·ノート···?なんだこれ?厨ニ病の奴が書いたのか?)
ますます中身が気になり、読もうと表紙を捲った瞬間、強い光が視界を埋め尽くした。
しばらくして、目を開けた光の目の前にあったのは一冊の本とどこまでも続く草原であった。
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