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第4章 : 責務
同じ未来
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◇◇◇
──ブライトヒル王国城、王の間
王国騎士団第二部隊長ツヴァイと、不在のアインズに代わって第一部隊長を務める側近の騎士メーデンが王の前に膝をつく。
「——反乱に関する報告は以上です」
ツヴァイがそう告げると、国王は唸るように言葉をつなげた。
「うむ。なかなか厄介な事になったな。民の恐怖心がここまで大きいとは」
ブライトヒル王国では今、国民による大規模な反乱が起きている。目的は恐怖の解消──すなわち、クライヤマへの騎士の派遣と制圧を実施させることである。
国土の近くに鎖が刺さっているわけではないが、ブライトヒル王国はバケモノの源流であるクライヤマに最も近い。
それ故に、奴らに対する憂慮が周辺諸国に比べて非常に大きいのだ。
「既に百人以上の逮捕者が出ています。なにか策を講じなければ……」
「看守の報告によれば、もうじき牢屋が溢れるそうだ。このままやみくもに逮捕し続けても、事態は収束しないだろうな……。メーデンよ、何か案は無いか?」
「反乱者を抑えるのではなく、そもそも反乱が起きないようにする必要があるわけですから……ぶつけ合うべきは力ではなく弁であると、私は考えます」
「なるほどな。となると、国民の代表者を招いて答弁会を開催するのが良いか」
いくら彼らが騎士で、敵国の兵士という人間を殺す為に訓練してきたとは言え、相手が自国民となれば話は大きく変わる。
アインズも含め大半は国を護りたいが為に騎士になったのに、それでは本末転倒だ。
「ええ。ニューラグーン方面とウルスリーヴル方面の鎖が無くなったのは、誰の目にも明らかな事実です。ブライトヒルの騎士であるアインズと、ユウキ君……彼の正体を明かすか否かは熟考が必要でしょうが、とにかく、既にその二人を遣わせていて、鎖を破壊できている旨を伝える他ないかと」
「しかしメーデン様、怯えた民が冷静に現実を見られますでしょうか」
圧倒的大多数の意見に飲まれ、正確な判断をする能力が失われた状態になる。
ここブライトヒルに限らず、例えばニューラグーン国で反クライヤマ思想が蔓延したのは、そう言った集団心理のせいでもある。
「ああ。無論、その懸念はある」
「しかし、話してみない事には何も始まらんだろう。数日中に開催できるよう、会場の準備を進めよう。演説は私がする」
「陛下が?」
「無論だ」
「しかし、今は陛下と騎士団への不満が爆発しているのですよ? 危険ではないでしょうか……?」
国民にとっては、この国王こそが渦中の人物だ。そんな彼が姿を見せれば、暗殺などのリスクが非常に高くなる。
「分かっておる。しかしツヴァイ」
そんな危険性は王とて百も承知だ。それでも、一国の主として彼は国民の前に立つ覚悟を決めている。
「これは、ブライトヒル国王としての責務だ」
やりたいとか、やりたくないとか、そういう感情の話ではない。やらなければいけないのだ。
国王という立場である以上、民の不安を除き、平穏無事な生活をもたらす事が彼の責任となる。
◇◇◇
──ブライトヒル王国、拘置所
このところ毎日ここへ足を運んでいるツヴァイだが、彼の目に映る景色は毎度新しいものである。
「やはり、増える一方だな」
光景を更新している要因は囚われた者の数だ。
ユウキらが旅立ってから今まで、何度かバケモノの襲撃を受けたブライトヒル。その度に煽られた恐怖心が具現化し、遂に至ったのがこの惨状である。
「おい! 騎士団は何をやってんだ!?」
廊下を歩くツヴァイに気付いた男が、檻を蹴って音を鳴らしながら彼に問う。この男もまた、反乱の参加者として逮捕された身である。
「いつになったらクライヤマを討ちに出るんだよ、え?!」
「そうよ! 私たちの生活はどうなるの? 死ぬまで怯えなきゃいけないの?!」
騒ぎに便乗し、他の逮捕者もツヴァイに言葉の槍を投げる。そうだ、そうだと騒ぎ立て始めた。
その全てを受け止め、一瞬静かになると彼は深呼吸の後返答した。
「……何度も伝えただろ? クライヤマは既に滅びている。彼らと月、鎖、バケモノの関係は不明だともな」
「そんな訳あるか!」
「そうよ!」
「すこし冷静になったらどうだ? かの巫女は──」
「あんたは、巫女について何か知ってるのかよ?」
「……君たちこそ、巫女について何を知っている? クライヤマを治めたのは何の巫女か知っているのか?」
──彼は、こんな気持ちだったのだな
何も知らず、それでいて頭ごなしに否定する彼らを見て、ツヴァイはユウキの気持ちを知った。
かつては己もあちら側だったと気付くと、その怠惰さに呆れ果てた。
「何の、巫女……?」
「日の巫女だ。太陽の加護を司る者が、己の座する場所に影を落とすと思うか?」
「そ、そんな事言ったって……クライヤマからバケモノが来てるのは間違いないだろ?!」
「だから『不明だ』と言ったのだ」
怒っているように見える逮捕者たちだが、実際に彼らを支配しているのは恐怖だ。
目に見えるバケモノ。目に見えない巫女という存在。具体と抽象が同時に襲い掛かり、安寧を殺す。
「近々、国王様と騎士団が調査状況の報告会を実施する。それまで、少し待て」
見える範囲にある顔を見る。幸福な表情の者は一人たりともいない。
——何をやっているのだろうな、私は
自国民の平穏を護ることが騎士の務めだ。ならば彼らは何なのかと。騎士は本来、民から信頼され、慕われるべき職務だ。ならば己は何なのかと。
——なぜ皆苦悶している?
——なぜ怒りの矛先となっている?
期待された役割を果たせなくなれば信頼は失墜する。それが今、彼ら王国騎士団と国民の間で起きている捻じれだ。
最近似た話を少年から聞いたツヴァイは、密かに震えた。このままでは、ブライトヒル王国も同じ道をたどりかねないからだ。
——私は騎士の役目を、責務を果たせているのだろうか……?
ざわざわと収まらない騒ぎの中、彼は己の不義理を握りこぶしの堅さに表しながら廊下を進み、城へと戻っていく。
──ブライトヒル王国城、王の間
王国騎士団第二部隊長ツヴァイと、不在のアインズに代わって第一部隊長を務める側近の騎士メーデンが王の前に膝をつく。
「——反乱に関する報告は以上です」
ツヴァイがそう告げると、国王は唸るように言葉をつなげた。
「うむ。なかなか厄介な事になったな。民の恐怖心がここまで大きいとは」
ブライトヒル王国では今、国民による大規模な反乱が起きている。目的は恐怖の解消──すなわち、クライヤマへの騎士の派遣と制圧を実施させることである。
国土の近くに鎖が刺さっているわけではないが、ブライトヒル王国はバケモノの源流であるクライヤマに最も近い。
それ故に、奴らに対する憂慮が周辺諸国に比べて非常に大きいのだ。
「既に百人以上の逮捕者が出ています。なにか策を講じなければ……」
「看守の報告によれば、もうじき牢屋が溢れるそうだ。このままやみくもに逮捕し続けても、事態は収束しないだろうな……。メーデンよ、何か案は無いか?」
「反乱者を抑えるのではなく、そもそも反乱が起きないようにする必要があるわけですから……ぶつけ合うべきは力ではなく弁であると、私は考えます」
「なるほどな。となると、国民の代表者を招いて答弁会を開催するのが良いか」
いくら彼らが騎士で、敵国の兵士という人間を殺す為に訓練してきたとは言え、相手が自国民となれば話は大きく変わる。
アインズも含め大半は国を護りたいが為に騎士になったのに、それでは本末転倒だ。
「ええ。ニューラグーン方面とウルスリーヴル方面の鎖が無くなったのは、誰の目にも明らかな事実です。ブライトヒルの騎士であるアインズと、ユウキ君……彼の正体を明かすか否かは熟考が必要でしょうが、とにかく、既にその二人を遣わせていて、鎖を破壊できている旨を伝える他ないかと」
「しかしメーデン様、怯えた民が冷静に現実を見られますでしょうか」
圧倒的大多数の意見に飲まれ、正確な判断をする能力が失われた状態になる。
ここブライトヒルに限らず、例えばニューラグーン国で反クライヤマ思想が蔓延したのは、そう言った集団心理のせいでもある。
「ああ。無論、その懸念はある」
「しかし、話してみない事には何も始まらんだろう。数日中に開催できるよう、会場の準備を進めよう。演説は私がする」
「陛下が?」
「無論だ」
「しかし、今は陛下と騎士団への不満が爆発しているのですよ? 危険ではないでしょうか……?」
国民にとっては、この国王こそが渦中の人物だ。そんな彼が姿を見せれば、暗殺などのリスクが非常に高くなる。
「分かっておる。しかしツヴァイ」
そんな危険性は王とて百も承知だ。それでも、一国の主として彼は国民の前に立つ覚悟を決めている。
「これは、ブライトヒル国王としての責務だ」
やりたいとか、やりたくないとか、そういう感情の話ではない。やらなければいけないのだ。
国王という立場である以上、民の不安を除き、平穏無事な生活をもたらす事が彼の責任となる。
◇◇◇
──ブライトヒル王国、拘置所
このところ毎日ここへ足を運んでいるツヴァイだが、彼の目に映る景色は毎度新しいものである。
「やはり、増える一方だな」
光景を更新している要因は囚われた者の数だ。
ユウキらが旅立ってから今まで、何度かバケモノの襲撃を受けたブライトヒル。その度に煽られた恐怖心が具現化し、遂に至ったのがこの惨状である。
「おい! 騎士団は何をやってんだ!?」
廊下を歩くツヴァイに気付いた男が、檻を蹴って音を鳴らしながら彼に問う。この男もまた、反乱の参加者として逮捕された身である。
「いつになったらクライヤマを討ちに出るんだよ、え?!」
「そうよ! 私たちの生活はどうなるの? 死ぬまで怯えなきゃいけないの?!」
騒ぎに便乗し、他の逮捕者もツヴァイに言葉の槍を投げる。そうだ、そうだと騒ぎ立て始めた。
その全てを受け止め、一瞬静かになると彼は深呼吸の後返答した。
「……何度も伝えただろ? クライヤマは既に滅びている。彼らと月、鎖、バケモノの関係は不明だともな」
「そんな訳あるか!」
「そうよ!」
「すこし冷静になったらどうだ? かの巫女は──」
「あんたは、巫女について何か知ってるのかよ?」
「……君たちこそ、巫女について何を知っている? クライヤマを治めたのは何の巫女か知っているのか?」
──彼は、こんな気持ちだったのだな
何も知らず、それでいて頭ごなしに否定する彼らを見て、ツヴァイはユウキの気持ちを知った。
かつては己もあちら側だったと気付くと、その怠惰さに呆れ果てた。
「何の、巫女……?」
「日の巫女だ。太陽の加護を司る者が、己の座する場所に影を落とすと思うか?」
「そ、そんな事言ったって……クライヤマからバケモノが来てるのは間違いないだろ?!」
「だから『不明だ』と言ったのだ」
怒っているように見える逮捕者たちだが、実際に彼らを支配しているのは恐怖だ。
目に見えるバケモノ。目に見えない巫女という存在。具体と抽象が同時に襲い掛かり、安寧を殺す。
「近々、国王様と騎士団が調査状況の報告会を実施する。それまで、少し待て」
見える範囲にある顔を見る。幸福な表情の者は一人たりともいない。
——何をやっているのだろうな、私は
自国民の平穏を護ることが騎士の務めだ。ならば彼らは何なのかと。騎士は本来、民から信頼され、慕われるべき職務だ。ならば己は何なのかと。
——なぜ皆苦悶している?
——なぜ怒りの矛先となっている?
期待された役割を果たせなくなれば信頼は失墜する。それが今、彼ら王国騎士団と国民の間で起きている捻じれだ。
最近似た話を少年から聞いたツヴァイは、密かに震えた。このままでは、ブライトヒル王国も同じ道をたどりかねないからだ。
——私は騎士の役目を、責務を果たせているのだろうか……?
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