とにかく異世界に転生したい!!

風月 颯介

文字の大きさ
20 / 21
一章

幕間4話

しおりを挟む
ルミアさんとの模擬戦で俺の魔法が何なのか確証を得られた。

根拠としては

1.細かく見ていくと2種類には分類できないと言っていたこと。

2.魔導装甲(マギノアーマー)やワンサイドゲームなど属性に当て嵌めることが難しいこと。

以上のことから、俺ことレギル・シュタットの魔法は生活魔法と属性魔法に分類されない魔法であると考えられる。

であるならば、俺の魔法に名前を付けるなら‘‘想像魔法‘‘とか‘‘再現魔法‘‘とか‘‘具現化魔法‘‘とかになるだろう。

もっと具体的に言うなら、前世である来宮俊の記憶や知識を元に今世の俺レギル・シュタットがこんな魔法を使えたらと妄想してそれを再現しているのだから‘‘具現化魔法‘‘が良いだろう。

そして、この具現化魔法を用いて俺はあることをする。

それは、日本に帰ることである。

ちょっと待った。帰ると言ってもウィステリアが嫌になったからではない!!これははっきり断言しておく

では、何のために帰るのか?それは、忘れ物というか……大事なものを取りに帰るためである。

最初は諦めていたが、俺が具現化魔法という特殊な魔法を使えることに確証を得てから気持ちが高まるばかりである。

では、その大事なモノとは何か?

それは……指輪である。

おい!!彼女いない歴=年齢=魔法使い(30になっても童○)の来宮俊が指輪?とか言うな!言ってくれるな!!

この指輪っていうのは、Purely Hears(大人のゲーム)の制作会社がゲーム内での結婚指輪を現実で再現して販売したものなのだ。

しかも指輪を買うと、なんと!!ゲームでのヒロインとのVR結婚式に参加できる権利を貰えるのだ!!

指輪はヒロインごとに3種類で、1万円のもの、5万円のもの、10万円のものとあるのだ。

無論俺は10万円のものを買い、土下座して有休を貰い結婚式に参加したのだ。

あれは本当にいいものだった……

とそんなカンジで大事な大事な指輪を取りに行く訳なんだが……

おかしい?

キチンと実家(俺は死んでいるので、遺品とも言うべきものは実家に送られていると推理して)を思い浮かべて、もっと言えばどこ○もドアを思い浮かべて魔法を発動したのだが反応がない。

何故だ?解せぬ?

と自室で思考しているといきなり俺の周りが光りはじめたので、成功したとおもったのだが……

何故か俺の目の前にあの三次元に興味が皆無の俺ですら心を動かされた``アルメル``様。

女神様がいたのだ。

「あの~何故アルメル様が?」

「っっ!?貴方が日本に帰ろうとしたからよ」

「ち、違います!!ウィステリアが嫌になったからとかではなく―――」

「分かっているわ。しかし、理由がどうであれ禁忌を犯すことは許されないの」

真剣な顔も良い―――じゃなくて

「禁忌?……ですか」

「貴方は、来宮俊という人間はもうあの世界には存在していないの。なのに、貴方が帰ってしまえば矛盾が生じるわ。そして、その矛盾を解消するために世界に何が起こるか‘‘私たち‘‘ですら分からないのよ」

神様でも分からない事!?そんなヤバいことしてしまう所だったんだ。

ふぅ~セーフ

「なるほど………だから禁忌になるんですね」

「ご理解いただけたなら幸いよ」

「なら、指輪はもう諦めるしかないですか?」

もしかしたら、この人いや女神様はたかが指輪なんかに何を執着しているのかとか思っているかもしれないが

「そんな事は思っていません」

「あっ!?」

そうだった。この女神様心が読めるんだった。っことは今まで考えてたことも

「っっ!?」

ヤベェ!?超恥ずかしい!?

「コホン。まぁ今回は特別に私が取ってきてあげたわ」

そういって青色の‘‘雪‘‘がモチーフになっている指輪を手渡された。

「ありがとうございます」

よかった~これでもうホントに心残りがない。

「それじゃあ二回目だけど、あなたの今世に祝福を。そして、あなたのあなただけの最高の人生という名のストーリーを私に魅せて見せて頂戴ね」

「はい。必ず‘‘アルメル様‘‘」

「もう~最初からずっと思っていたけど、私はアルメ‘‘ル‘‘じゃなくてアルメ‘‘ア‘‘よ。ホントあなたって面白いわ」

クスッと笑みを漏らすアルメ‘‘ア‘‘様

異世界に転生さしてくれた大恩人のいや神様の名前を間違えるなんて俺って奴は!!

アルメア様は心を読めるのだと思いだした時よりも恥ずかしかった。





「まさか私の名前を憶えていたなんて嬉しいような悲しいような……でもそれが私だもの」

俺を転生させた女神様の秘密を俺はまだ知らなかった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる

しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。 いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに…… しかしそこに現れたのは幼馴染で……?

空手馬鹿の俺が転生したら規格外の治癒士になっていた 〜筋力Eのひ弱少年治癒士が高みを目指す!?〜

くまみ
ファンタジー
 前世は空手部主将の「ゴリラ」男。転生先は……筋力Eのひ弱な少年治癒士!?  「資質がなんだ!俺の拳は魔法を超える!……と、思うけど……汗」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  俺は五里羅門(ごり・らもん) 35歳独身男だ。硬派すぎて女が寄り付かず。強すぎる空手愛と鍛え抜かれた肉体のせいで不本意ながら通称「ゴリラ」と呼ばれていた。  仕事帰りにダンプに跳ねられた俺が目覚めると、そこは異世界だった。だが転生した姿は前世とは真逆。  病弱で華奢。戦闘力最低と言われる職業の「治癒士」(ヒーラー)適正の10歳の少年・ノエル。  「俺は戦闘狂だぞ!このひ弱な体じゃ、戦えねぇ!  「華奢でひ弱な体では、空手技を繰り出すのは夢のまた夢……」  魔力と資質が全てのこの世界。努力では超えられない「資質の壁」が立ちふさがる。  だが、空手馬鹿の俺の魂は諦めることを知らなかった。  「魔法が使えなきゃ、技で制す!治癒士が最強になっちゃいけないなんて誰が決めた?」  これは魔法の常識を「空手の技」で叩き壊す、一人の少年の異世界武勇伝。    伝説の騎士、美少女魔術師、そして謎の切り株(?)を巻き込み、ノエルの規格外の挑戦が今始まる!    

生まれ変わったら飛べない鳥でした。~ドラゴンのはずなのに~

イチイ アキラ
ファンタジー
生まれ変わったら飛べない鳥――ペンギンでした。 ドラゴンとして生まれ変わったらしいのにどうみてもペンギンな、ドラゴン名ジュヌヴィエーヴ。 兄姉たちが巣立っても、自分はまだ巣に残っていた。 (だって飛べないから) そんなある日、気がつけば巣の外にいた。 …人間に攫われました(?)

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

処理中です...