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3度:初めての夜…
7話
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慧くん家に訪れるのは、二回目だ。
前回訪れた時もドキドキしたけど、今回の方がもっとドキドキしている。
だって、観覧車の中でキスされ、お家に来た…ということは、いくら鈍感な私でも、この先の展開くらい想像できる。
想像するだけで沸騰しそうで。今更になって、無駄毛処理は大丈夫かどうかとか、下着は上下揃っているかとか、色々気になってしまう…。
かといって、気になるという理由だけで、この雰囲気をぶち壊してまで、中断したくない。
私だって、期待している。この先の展開に。経験したことないから、その先を知りたいという興味がある。
私は今、自分の状況を確認するよりも、好奇心の方が勝ったので、好奇心を優先した。
「京香さん…」
慧くんが熱い視線を向けながら、私に問いかけてきた。
私は、「いいよ」と答えた。私の答えを聞いた慧くんは、私の腕を掴み、寝室へと向かった。
「いいんですね?」
最終確認をしてくれた。私が初めてだと知った上で、私の気持ちを考えてくれたんだと思う。
私は慧くんの真摯な姿勢と優しさに、応えたいと思った。
「うん。いいよ。ちゃんと覚悟を決めてきたから」
慧くんはきっとプレッシャーを感じているんだと思う。
少しでもその負担を減らせるように、自分の気持ちを伝えた。
「分かりました。優しくしますので、安心してください」
そう言ってから、慧くんはキスしてきた。
私はそれに応えた。次第にキスが深くなっていき、今までしたことがないキスを初めてした。
「トロンとした瞳をしてますね」
私は初めてしたキスに、頭がボーっとしていた。
そんな私を見て、慧くんはニヤッとした表情を浮かべていた。
「可愛い過ぎます。優しくしたいのに…」
きつく抱きしめられた。彼の腕の中で、彼の熱い想いに触れ、大事にされているなと感じた。
「慧くんの好きにして、大丈夫だよ…」
こんなに大事に想ってくれている人なら、何をされても構わないと思った。
「そういうことを軽々しく言わないでください」
大事にしたいのに、私の言葉のせいで戸惑っている慧くんがいた。
私はなんてことを言ってしまったんだろうかと、自分の大胆さに驚いていた。
「ごめんなさい…」
「謝らなくても大丈夫です。代わりに身体で責任を取ってもらいますので」
今まで私にペースを合わせてくれていた慧くんが、少しペースを上げ、グイグイくるようになった。
そのまま私をベッドの上に押し倒し、再び深いキスをした。
流れるように事は進んでいき、気がついたら慧くんと一つに繋がっていた…。
*
初めてを好きな人に捧げた。もう処女ではなくなった。
好きな人と一つに繋がることは、こんなにも幸せなんだと知った。
これからこういったことをたくさん慧くんとしていくのかなと思うと、身体に熱が込み上げてきた。
「京香さん。初めてはどうでした?」
感想を聞かれ、私はどう答えるのが正解なのか分からず、正直な想いを伝えた。
「…よく分からないまま、ただひたすら与えられる感覚に応えるのに必死で。気持ちよすぎで、やばかったです」
もう何がなんだかよく分からなくて。
ただ、慧くんの与えてくれる温もりが心地良くて。気がついたら、その熱に溺れていた。
「そんなに良かったですか?俺とするの」
そう聞かれると、素直に、“うん”とは言いたくなかった。
「もう。変なこと聞かないで……」
「ごめんなさい。あまりにも可愛いすぎて、ついからかいたくなっちゃいました」
慧くんも慧くんで、緊張していたこともあり、私の反応が気になるのであろう。
私の反応一つひとつに反応してくれる慧くんを、愛おしいと思った。
「大丈夫だよ。慧くんも可愛い」
「可愛い…ですか?」
慧くんは私に可愛いなんて言われて、複雑な気持ちであろう。
私は愛おしいという気持ちを込めて言ったが、もっと言葉を選んで言うべきだったなと反省した。
「ごめん。嫌だった…?」
「カッコいいって言われる方が嬉しいですが、京香さんに可愛いって言われると悪い気はしないです」
そう言ってもらえて、私の心は救われた。
そして同時に、今度からはなるべくカッコいいと言えるようにしようと思う。
「それに、可愛いって思ってもらえるということは、たくさん甘えてもいいってことですよね?」
逆手に取られた。さすが慧くん。自分をよく分かっているなと思った。
使えるところで、自分の武器を使う。私は慧くんの巧みなテクニックに翻弄されていた。
「いいよ。どうぞ、甘えてください」
すると、慧くんは私に抱きついてきた。後ろから包み込むように。
「京香さん。俺、もう一回したいです」
耳元で甘く囁かれた。
その声に、私は敏感に反応してしまった。
「…私もしたい」
こんなことを強請るなんて、恥ずかしくて。絶対にできないと思っていたけど、慧くんからお願いされたことが嬉しくて。
つい、舞い上がってしまい、私も大胆な行動に出た。
前回訪れた時もドキドキしたけど、今回の方がもっとドキドキしている。
だって、観覧車の中でキスされ、お家に来た…ということは、いくら鈍感な私でも、この先の展開くらい想像できる。
想像するだけで沸騰しそうで。今更になって、無駄毛処理は大丈夫かどうかとか、下着は上下揃っているかとか、色々気になってしまう…。
かといって、気になるという理由だけで、この雰囲気をぶち壊してまで、中断したくない。
私だって、期待している。この先の展開に。経験したことないから、その先を知りたいという興味がある。
私は今、自分の状況を確認するよりも、好奇心の方が勝ったので、好奇心を優先した。
「京香さん…」
慧くんが熱い視線を向けながら、私に問いかけてきた。
私は、「いいよ」と答えた。私の答えを聞いた慧くんは、私の腕を掴み、寝室へと向かった。
「いいんですね?」
最終確認をしてくれた。私が初めてだと知った上で、私の気持ちを考えてくれたんだと思う。
私は慧くんの真摯な姿勢と優しさに、応えたいと思った。
「うん。いいよ。ちゃんと覚悟を決めてきたから」
慧くんはきっとプレッシャーを感じているんだと思う。
少しでもその負担を減らせるように、自分の気持ちを伝えた。
「分かりました。優しくしますので、安心してください」
そう言ってから、慧くんはキスしてきた。
私はそれに応えた。次第にキスが深くなっていき、今までしたことがないキスを初めてした。
「トロンとした瞳をしてますね」
私は初めてしたキスに、頭がボーっとしていた。
そんな私を見て、慧くんはニヤッとした表情を浮かべていた。
「可愛い過ぎます。優しくしたいのに…」
きつく抱きしめられた。彼の腕の中で、彼の熱い想いに触れ、大事にされているなと感じた。
「慧くんの好きにして、大丈夫だよ…」
こんなに大事に想ってくれている人なら、何をされても構わないと思った。
「そういうことを軽々しく言わないでください」
大事にしたいのに、私の言葉のせいで戸惑っている慧くんがいた。
私はなんてことを言ってしまったんだろうかと、自分の大胆さに驚いていた。
「ごめんなさい…」
「謝らなくても大丈夫です。代わりに身体で責任を取ってもらいますので」
今まで私にペースを合わせてくれていた慧くんが、少しペースを上げ、グイグイくるようになった。
そのまま私をベッドの上に押し倒し、再び深いキスをした。
流れるように事は進んでいき、気がついたら慧くんと一つに繋がっていた…。
*
初めてを好きな人に捧げた。もう処女ではなくなった。
好きな人と一つに繋がることは、こんなにも幸せなんだと知った。
これからこういったことをたくさん慧くんとしていくのかなと思うと、身体に熱が込み上げてきた。
「京香さん。初めてはどうでした?」
感想を聞かれ、私はどう答えるのが正解なのか分からず、正直な想いを伝えた。
「…よく分からないまま、ただひたすら与えられる感覚に応えるのに必死で。気持ちよすぎで、やばかったです」
もう何がなんだかよく分からなくて。
ただ、慧くんの与えてくれる温もりが心地良くて。気がついたら、その熱に溺れていた。
「そんなに良かったですか?俺とするの」
そう聞かれると、素直に、“うん”とは言いたくなかった。
「もう。変なこと聞かないで……」
「ごめんなさい。あまりにも可愛いすぎて、ついからかいたくなっちゃいました」
慧くんも慧くんで、緊張していたこともあり、私の反応が気になるのであろう。
私の反応一つひとつに反応してくれる慧くんを、愛おしいと思った。
「大丈夫だよ。慧くんも可愛い」
「可愛い…ですか?」
慧くんは私に可愛いなんて言われて、複雑な気持ちであろう。
私は愛おしいという気持ちを込めて言ったが、もっと言葉を選んで言うべきだったなと反省した。
「ごめん。嫌だった…?」
「カッコいいって言われる方が嬉しいですが、京香さんに可愛いって言われると悪い気はしないです」
そう言ってもらえて、私の心は救われた。
そして同時に、今度からはなるべくカッコいいと言えるようにしようと思う。
「それに、可愛いって思ってもらえるということは、たくさん甘えてもいいってことですよね?」
逆手に取られた。さすが慧くん。自分をよく分かっているなと思った。
使えるところで、自分の武器を使う。私は慧くんの巧みなテクニックに翻弄されていた。
「いいよ。どうぞ、甘えてください」
すると、慧くんは私に抱きついてきた。後ろから包み込むように。
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耳元で甘く囁かれた。
その声に、私は敏感に反応してしまった。
「…私もしたい」
こんなことを強請るなんて、恥ずかしくて。絶対にできないと思っていたけど、慧くんからお願いされたことが嬉しくて。
つい、舞い上がってしまい、私も大胆な行動に出た。
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