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初恋の味
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「わかっている。だが好き好んでの事ではないはずだ。この町では生きていくためには…仕方のない事でもあるはずだ…それ以外の仕事にしてもボンタを潤わせるのに繋がるものばかり…そして気になる事がある。君のお父さん、お母さんは今は…?」
「覚えているかもしれないが、だが、今はもう軍事の仕事は引退している。お前の父の件の執行官だったな…だが、私の父は…お前の父がボンタ町長に提言した事に対して…執行することは…(苦しそうだった…泣いていたのを見た事もある…)私だって他の仕事に就こうと思えばつけれた…でも結局は親のコネもあり…小かった時の頃の私をボンタ町長も知っていたという事もあり…」
「ジャミア…あの時のボンタはまだ若かった…だが今でも良くなるどころか逆に悪知恵をつけていってるかのように腐り切っている!! 誰かがやらないといけない!! こんな楽しみも見出せなくなるほど心が圧迫された世界は…必要ない!!生きる事は辛い事もたくさんあって大変かもしれない…だが、幸せになっていい権利はあるはずだ!!自分から進んでやりたい事をやれる街に!! ジャミア…お願いがある。もう少しで町長の館の真横に着く…何も言わず私とカーオルを降ろして欲しい……」
「ターケン!!(まじか、ほ、ほんとに今現実だよ…な…夢ではないよな)」
「…あの密着していた兵士なら心配ない。手榴弾まじりの話で余計な事を言ったら逆に処罰を食らうかもしれないという事になってるから… 運転手には上手くバレないよう最後の司法機関で下ろした事にすればいいだろう…(途中で戦車止められて外出られるとバレるから何とかやりくりを頼む)」
「で、できない…できる訳がない!!私は副兵士長!!…」
「ジャミア…!もう時間がない!! だからあの時の約束を今果たす!! 」
「え!!」
{アゴをクイッと引き寄せ…奪う唇…お互いやや分厚めの唇…濃厚感…すごく柔らかく溶けていく感覚ほんの数秒のキス…だが幸福感は凄まじく…その後、舌までは…}
「(ジーン)な、何すんだよ!!」
「はぁ~。良かった…良かったってそのオアシスで初キスをしようという約束を遅くなったけど…果たせた。あ、私は初キスだけどね。ジャミアはさすがに初て事はないよね…あれから年月経ってるしね…だから当然、初キスの約束守ったよ!と言うのは言えない。筋違い…だな…」
「あ、当たり前だろ!初キスなわけないだろ…(ホントは初キスだけど)だ、大体初キスじゃないから今更いらない!!て、流れが普通じゃないか!?」
「ごめん…ちょっと卑怯だったよな。でもホントはキスしたかった…ジャミアと…好きな人と…最後にね…」
「 な、なんだって…え…い、いや、最後って…」
「これから向かう道のりは決して平坦なものではなく噂では屋敷には数々のトラップ(罠)が仕掛けられているという…上手くいかなきゃ片道切符で終わる…だから最後になるかもしれない前にジャミアと話せて良かった。ありがとう……と。もう時間がない。カーオルを上に上げてくれ。そしてやはりそうだ…このままジャミアと一緒にいればまだ色々話せてそしてまた濃厚で甘いキスができるかも何だよ、ね…」
「はっ!!?…う…」
「だから必ず!戻ってくる!! …戦車から飛び降りる時、見て見ぬ振りをしてほしい…頼む…よし…ハッチを開けて、と。カーオル上がってこい!!」
「な、何だ。お、俺もって事だよな…」
兵士も困惑した表情だ、、
「きたか。さあ、紐を切るからわかってるな…? ここでの出来事は他言無用。兵士さんがやばくなるからね。手榴弾を返すよ。付けたと見せかけていたいた手錠も返すよ。」
「な!何だって…」
「……(何なのこの気持ち…何て勝手な奴なの…でも行かせるわけにはいかない!と思う気持ちが、まだ一緒にいたいからという気持ちに置き換わってきてるわ…で、でも今は…)」
紐を切った…
「ジャミア!!必ずだ!!、約束は守る!!必ず会いにきてまた唇をいただくから!!私も決して捕らえられるわけにはいかなくなった!!!」
「はあっ!?!?」
カーオルと兵士は開いた口がふさがらない。
「よし!町長の館だ!!飛べカーオル!!」
「おう!!」
一筋の光が見えた…丁度太陽と重なり…電光石火の命の灯火の儚き美しさ…そこにはポジティブと呼べるものがあった。
「ばか…(イライラ、ムシャクシャするわ…)何なのこの気持ち…」
強風が一瞬吹き女性兵士の髪が目の前をふさいだ…
「覚えているかもしれないが、だが、今はもう軍事の仕事は引退している。お前の父の件の執行官だったな…だが、私の父は…お前の父がボンタ町長に提言した事に対して…執行することは…(苦しそうだった…泣いていたのを見た事もある…)私だって他の仕事に就こうと思えばつけれた…でも結局は親のコネもあり…小かった時の頃の私をボンタ町長も知っていたという事もあり…」
「ジャミア…あの時のボンタはまだ若かった…だが今でも良くなるどころか逆に悪知恵をつけていってるかのように腐り切っている!! 誰かがやらないといけない!! こんな楽しみも見出せなくなるほど心が圧迫された世界は…必要ない!!生きる事は辛い事もたくさんあって大変かもしれない…だが、幸せになっていい権利はあるはずだ!!自分から進んでやりたい事をやれる街に!! ジャミア…お願いがある。もう少しで町長の館の真横に着く…何も言わず私とカーオルを降ろして欲しい……」
「ターケン!!(まじか、ほ、ほんとに今現実だよ…な…夢ではないよな)」
「…あの密着していた兵士なら心配ない。手榴弾まじりの話で余計な事を言ったら逆に処罰を食らうかもしれないという事になってるから… 運転手には上手くバレないよう最後の司法機関で下ろした事にすればいいだろう…(途中で戦車止められて外出られるとバレるから何とかやりくりを頼む)」
「で、できない…できる訳がない!!私は副兵士長!!…」
「ジャミア…!もう時間がない!! だからあの時の約束を今果たす!! 」
「え!!」
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「あ、当たり前だろ!初キスなわけないだろ…(ホントは初キスだけど)だ、大体初キスじゃないから今更いらない!!て、流れが普通じゃないか!?」
「ごめん…ちょっと卑怯だったよな。でもホントはキスしたかった…ジャミアと…好きな人と…最後にね…」
「 な、なんだって…え…い、いや、最後って…」
「これから向かう道のりは決して平坦なものではなく噂では屋敷には数々のトラップ(罠)が仕掛けられているという…上手くいかなきゃ片道切符で終わる…だから最後になるかもしれない前にジャミアと話せて良かった。ありがとう……と。もう時間がない。カーオルを上に上げてくれ。そしてやはりそうだ…このままジャミアと一緒にいればまだ色々話せてそしてまた濃厚で甘いキスができるかも何だよ、ね…」
「はっ!!?…う…」
「だから必ず!戻ってくる!! …戦車から飛び降りる時、見て見ぬ振りをしてほしい…頼む…よし…ハッチを開けて、と。カーオル上がってこい!!」
「な、何だ。お、俺もって事だよな…」
兵士も困惑した表情だ、、
「きたか。さあ、紐を切るからわかってるな…? ここでの出来事は他言無用。兵士さんがやばくなるからね。手榴弾を返すよ。付けたと見せかけていたいた手錠も返すよ。」
「な!何だって…」
「……(何なのこの気持ち…何て勝手な奴なの…でも行かせるわけにはいかない!と思う気持ちが、まだ一緒にいたいからという気持ちに置き換わってきてるわ…で、でも今は…)」
紐を切った…
「ジャミア!!必ずだ!!、約束は守る!!必ず会いにきてまた唇をいただくから!!私も決して捕らえられるわけにはいかなくなった!!!」
「はあっ!?!?」
カーオルと兵士は開いた口がふさがらない。
「よし!町長の館だ!!飛べカーオル!!」
「おう!!」
一筋の光が見えた…丁度太陽と重なり…電光石火の命の灯火の儚き美しさ…そこにはポジティブと呼べるものがあった。
「ばか…(イライラ、ムシャクシャするわ…)何なのこの気持ち…」
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