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プロローグ
しおりを挟む「はぁ」
そうため息をついて僕の1日は始まった。今日は木曜日かぁ、また冬弥が先生に氷柱でも落として、廊下に立たされるんだろうな。先生の頭の血と、みんなの熱気は上がって、まじめな人達の視線と、先生の行動全てが冷めたものになるのだろう。きっと。
そんなに授業サボってたらそのうち、補習でも受けないと、霜が降りるぐらいの能力しか使えなくなるのに…
そんなことを1人登校しながら考えていると、前から空き缶がものすごいスピードで転がってきた。それを目で追いかけて行くと、そこには吹田己否ちゃん 通称こいなんの姿が。
「ちょっと、突然スチール缶飛ばしてこないでよ!」
「ごめんごめん、早く転がさないようにするの練習してたら、暴走しちゃって。」
「気をつけてよね。」
「まぁできるだけだけどね。」
「そこんとこしっかりしてくれないと困るんだけど。」
「あはは…(笑って誤魔化しといた方が良さそうな雰囲気…)」
「そういやさ、こいなんが能力持ったのっていつだったっけ?確か小4の頃からちらほら能力者が出てきたんだよね。」
「そうだったっけ?確か、私がこの金属を操る能力持ったのは、多分小6になってからだったと思うな。」
「いいよねー、そんなに使いやすそうな能力で。」
「勘違いしていただきたくないのだが、そんなに簡単なものではないぞ?」
「ごめんごめん。」
「結局この能力も、私も、多分何もかも他の人に使われて終わりだろうから。」
これは、私達のいつも通りの会話。最近発見された、後天性能力付加という専門分野にて、変わってしまった、いつも通りの会話なのです。
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