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決めた。
陸と私で注ぎあおうと思っていたが、宮下にする。
宮下には罰を与えねば
陸、宮下…………と続いていき、猪瀬、千葉私と続く。
猪瀬はなんだかんだ根が善人、いや、鈍いだけなのか、陸に天狗杯が当たるように1本目の線を引いき、二本目は適当にすませた。千葉が、1本でも違う所に線を引けば宮下におかめ杯を渡せない。
千葉が無造作に線をひく。…………千葉はαの執着を正しく理解しているな。
予定通り、陸に天狗杯宮下におかめ杯が配られ、全員で乾杯する
陸が眉を寄せながら飲み干した。はふうと熱いため息をつく。
「面白れ~」と言いながら天狗の鼻を人差し指でつつ~と触る。
陸は、そんな風に触るんだね
……ごくりと唾を飲む。
千葉がニヤニヤしながら私を見る。猪瀬は逆に意図的にこちらをみないようにしている。私の神が…………とでも思っているのだろう。だが、仕方なかろう?番とはそういうものだ。
食事を進めていく。
陸の顔が赤い。かなりまわってきているのだ。宮下は意図を理解しないままに"青島を酔い潰せ"という指令を実行している。お互いに注ぎあっているが、おかめ杯の宮下と天狗杯の陸では勝負は明白だ。
………………
それにしても、仲良く飲み過ぎだろう。
猪瀬がもう少し気が利いていれば私にひょっとこ杯がくるように操作できたのに。最上位にもなると毒といったものにも強くなる。日本酒程度では酔わない。
恨むぞ、猪瀬。
陸が笑いながら、宮下の肩を叩いている。
そうか、陸は笑い上戸になるんだね。
宮下も壊れて歌いはじめた。……陸と距離が近いな。
皆が恐る恐る私を見る。
「「「……」」」
宮下の調子の外れた歌声。
「コンちゃんコンちゃん!」
ハイトーンで歌い始めた宮下に陸がガバッと抱きついた。
…………陸!
「「「…………!」」」
「ひっ……!」
流石に宮下の酔いもさめる。
和室であることも災いし二人が床に倒れ込む。
「コンちゃんコンちゃん!」
陸が宮下を下に組み敷き強く抱きしめた。肩口に顔を埋めて鼻をクンクンとする。
「……?あれ?コンちゃん…?」
項に鼻を近づける。
陸、コンちゃんとやらと君はそれほどまで近しいのか。
やはりそのΩは駆逐せねば。
だが、まずは宮下だ。私ですらまだ陸を抱擁した事がないというのに
「飲みすぎだ、宮下」
とぽとぽとぽ…………。陸に押し倒されたまま、口をパクパクとしている宮下に徳久利の日本酒をかけた。
「冷めたか、宮下?」
とぽとぽとぽ…………。顔にかけられ続けて、息継ぎがうまく出来ずに宮下がむせる。
「飲みすぎだ……」
「た、貴嗣様……」
猪瀬がおずおずと言う。貴嗣様が宮下に指示を出したのです。どうか温情を……といった所か。
だが、番に手を出されて黙っているαがいるわけが無い。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
手を出されたんじゃないよ~。陸が抱きついたんだよ~
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
BL祭もあと二日
気が向いたら、投票お願いします♪
諸事情により、本日は2話アップしました
陸と私で注ぎあおうと思っていたが、宮下にする。
宮下には罰を与えねば
陸、宮下…………と続いていき、猪瀬、千葉私と続く。
猪瀬はなんだかんだ根が善人、いや、鈍いだけなのか、陸に天狗杯が当たるように1本目の線を引いき、二本目は適当にすませた。千葉が、1本でも違う所に線を引けば宮下におかめ杯を渡せない。
千葉が無造作に線をひく。…………千葉はαの執着を正しく理解しているな。
予定通り、陸に天狗杯宮下におかめ杯が配られ、全員で乾杯する
陸が眉を寄せながら飲み干した。はふうと熱いため息をつく。
「面白れ~」と言いながら天狗の鼻を人差し指でつつ~と触る。
陸は、そんな風に触るんだね
……ごくりと唾を飲む。
千葉がニヤニヤしながら私を見る。猪瀬は逆に意図的にこちらをみないようにしている。私の神が…………とでも思っているのだろう。だが、仕方なかろう?番とはそういうものだ。
食事を進めていく。
陸の顔が赤い。かなりまわってきているのだ。宮下は意図を理解しないままに"青島を酔い潰せ"という指令を実行している。お互いに注ぎあっているが、おかめ杯の宮下と天狗杯の陸では勝負は明白だ。
………………
それにしても、仲良く飲み過ぎだろう。
猪瀬がもう少し気が利いていれば私にひょっとこ杯がくるように操作できたのに。最上位にもなると毒といったものにも強くなる。日本酒程度では酔わない。
恨むぞ、猪瀬。
陸が笑いながら、宮下の肩を叩いている。
そうか、陸は笑い上戸になるんだね。
宮下も壊れて歌いはじめた。……陸と距離が近いな。
皆が恐る恐る私を見る。
「「「……」」」
宮下の調子の外れた歌声。
「コンちゃんコンちゃん!」
ハイトーンで歌い始めた宮下に陸がガバッと抱きついた。
…………陸!
「「「…………!」」」
「ひっ……!」
流石に宮下の酔いもさめる。
和室であることも災いし二人が床に倒れ込む。
「コンちゃんコンちゃん!」
陸が宮下を下に組み敷き強く抱きしめた。肩口に顔を埋めて鼻をクンクンとする。
「……?あれ?コンちゃん…?」
項に鼻を近づける。
陸、コンちゃんとやらと君はそれほどまで近しいのか。
やはりそのΩは駆逐せねば。
だが、まずは宮下だ。私ですらまだ陸を抱擁した事がないというのに
「飲みすぎだ、宮下」
とぽとぽとぽ…………。陸に押し倒されたまま、口をパクパクとしている宮下に徳久利の日本酒をかけた。
「冷めたか、宮下?」
とぽとぽとぽ…………。顔にかけられ続けて、息継ぎがうまく出来ずに宮下がむせる。
「飲みすぎだ……」
「た、貴嗣様……」
猪瀬がおずおずと言う。貴嗣様が宮下に指示を出したのです。どうか温情を……といった所か。
だが、番に手を出されて黙っているαがいるわけが無い。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
手を出されたんじゃないよ~。陸が抱きついたんだよ~
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