最上位αの初恋

認認家族

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「…ん?」

 宮下の咳の振動で、陸が顔をあげる。

「あれ?宮下?うわっごめん!!」

 慌てて体を起こす。それで一気にまわったのだろう。

「うっ……」

 呻いた後、そのまま倒れた。

「陸!」

え!?陸のアルコール耐性弱すぎる。それとも一般的なαはこんなものなのか?
予定通りではあるが、もう少しかかると思っていた。
まぁ、いい。
陸を抱き上げる。

「ああ、それは部屋に連れて行け」

宮下ゴミの処理を命じたあと、陸をトイレへと連れていく。

便器の前に座らせると陸が嘔吐した。
背中をさすってあげる。
少し汗ばんでいて布越しに陸の体温を感じた。陸の熱…………
吐く物が無くなったようだが、陸の体はまだまだ痙攣している。
陸の喉奥に指を入れる。えずき、かなり苦しそうだ。
後にいる猪瀬に手を伸ばす。ミネラルウォータが渡された。やはり猪瀬は優秀だな

「陸、もう少し吐いておいたほうがいい。急性アルコール中毒になってしまう」

うっとりとした声が出た。陸の口内は熱くてもっともっと感じていたい。

陸がノロノロと水を受け取り少しだけ飲んだ。

また、指を入れ吐かせる。

「うぐっ、うう…」

 何度も何度も繰り返す。熱い熱い陸の口内。

「も、むりぃ~」

「陸、頑張って。」

 アルコール、出さないとね。私の声に、猪瀬が怯える。

陸が力無く首をふる。

「もぅ……だめ…」

涙や涎でどろどろになった顔で私を見上げる陸。荒い息使いに私の指を咥えた顔……。
熱くなっていた下半身に更に熱が集まる。

陸の焦点のあってない瞳が涙を湛えて私を見て、カクリと落ちた。『ご自由に』番が躰を私に差し出す。

「猪瀬、先に戻れ」

唾を飲み込み、掠れた声で猪瀬に告げる。

「青島は体力の限界がきたのです…………あまり無体なことは……」

「猪瀬、コレは誰のモノだ?」
陸を一番に考えるのは私だ。お前ではない。私の番に口出しは不要だ。

「…………貴嗣様のです」

猪瀬が怯えた声で返す。意図はありません。無実です。そう声で釈明している

「先に戻れ」

「…はい……」

僅かな躊躇い。猪瀬は上位αの割に情がありすぎる。
腹心の部下ではあるが…まだまだだな。


ズボンの前を寛げて、硬くなったソレを取り出す
今日何度も吐き出したとは思えないほど力を持ったソレに苦笑してしまう。
今までは溜まったから出す、その程度だったのに……。

てらり。唇の端についたよだれが光る。陸の唇が私を誘っている。
『番だろ?ちょうだい?』
だが、その誘いにまだ、応じるわけにはいかない。看護師が寝室に控えているから、その時に、ね?今は我慢してね、陸。
何とか理性を総動員する

左手の指を陸の唇にねじ込む。いやいやとむずがるのを無視して口内を堪能する。
舌が私の指を包みこむ。ああ…指ではなく私自身を埋め込んだら…………
右手を自身に添わせて扱く。
「陸……!」
どろりとした白濁を陸の顔に塗りたくる。
ああ……なんて美しい……。

陸を抱き上げて、部屋に向かう。
全員が私を見た。
「「「「……………………」」」」
陸の力なくぷらぷらと揺れる手足。まぶたの落ちた蒼白な顔。
陸の様子に、猪瀬が口を開きかけ……押し黙った。良心に勝る学習能力はあるらしい。


陸をそっとベッドにおろすと、控えていた看護師が陸に点滴を開始した。
「一時間は確実に目を覚ましません」
お辞儀して去っていく。

「待たせたね、陸…」

リモコンを操作して、可動壁で私たちと猪瀬達を分断した。元々横並びだったツイン客室をぶち抜いただけの造りだ。壁は可動壁だから、防音性には欠けるが、陸の声を聞こうとする愚か者などいないだろう。

「やっと、君の中を味わえる………」
陸の唇に指を這わせた






 









~~~~~~~~~
『底辺α…』で京極さまが、アレだったのはこの時を思い出していたからです。
陸と結婚してもいつまでも恋愛童貞…
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