俺がそれを好きだからといって俺自身がそうなりたいわけじゃないっ!

サツキ

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1章

光る物体Xが見えます

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『ちょっと!もっと早く触ってよ!!』
『そうだよ!最近の人間は全く私たちのこと認識できないんだからやんなっちゃう!』
『もう、あんまり責めてちゃご主人を助けてくれないわよ』
『そうだった!ねえ人間!ご主人を助けて!』
『お願い!ご主人が白くなっちゃったの!ずっとだんまりで、誰もこないから助けてくれないの!』
『ご主人何年もひとりぼっちで寂しそうなの!お願い人間!』

 ……なにこれ?
 キラキラと光る物体Xが三匹?いや、発行しすぎてあんまり姿が見えない?UMA?未確認飛行物体?宇宙人?宇宙人って存在したの?ていうか、おれキャトルミューティレーションされちゃうんじゃ?そして人体改造。生きたまま苦痛を味わうことになり、そのまま何十年何百年も延命治療され続けるのでは。

「ひぃっ!!」

 驚きがワンテンポ遅れたがまあいい、逃げよう。腰が抜けたので這うようによいせよいせ。全然進まない。

『助けにいってくれるのね!いいわ!案内するからついてきて!』

 目の前で物体Xが一匹キラキラと飛んでいる。這う俺の目の前でキラキラした粉のようなものを振り撒きながら俺を煽ってくる。
無理、ダメ、しんどい。思わず吐きそうになったが、ここはあくまで他人の家。耐えたぞ。
やっと出口までたどり着いたころには俺の腰も復活していたので急ぎつつ、けれど慎重に階段を下りた。しかし、未だ物体Xは俺の目の前で飛行中だ。なんだこれ。

「ひっ、ひぃ……はっ、ぅぅ…」
『ちょっと人間!そっちじゃないわよ!こっち!』
「ひぃっ!」
『……この人間もしかして』
『なによ!』
『私たちの声…聞こえてないんじゃない?』

 うわ物体Xが目の前で二匹に増えた。もう嫌だよー!

『明らかに怯えてるじゃない』
『わかんないよそんなの!ご主人以外の人間と会ったことないし!』
『う~ん、そうね……じゃあこうしましょう!みんな、おいで!人間をご主人のところにまで追い詰めるわよ!』
『なるほど~!それなら人間も簡単に誘導できそうだね!』

 ぎゃっ!物体Xがもっと増えた!数えらんないけど、十匹くらいいる気がする!気持ち悪っ!
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