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第3台目:価値価値村
トランプ+塩分夕食
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突如、始まったトランプ大会。
長与がなぜか持っていたトランプによる4人でのババ抜き大会は最速という記録で一位を排出した。
「よし、これで大会は終わりだ。静かにしてろよ? 僕は寝るんで」
芦谷の独り勝ちである。
開始早々に芦谷の持っていたトランプが2枚になったのだ。
お陰ですぐに一位が決まった。
ちなみに2位が長与。3位が初心者のエビル。最下位が飯居先輩。
「いや~楽しかったなババ抜きっておもしれぇ。情報見つけてきてよかったぜ」
「……これがトランプ」
「ほんとよね~? 触ったのは初めてだったから上手にできたのが嬉しかったわ」
正直に言うと、トランプなんてせずにストレスによる睡眠不足を解消するために一刻も早く眠りたかった芦谷であったが。
3人のババ抜きに対する不思議な感想に疑問を抱いてしまう。
なので、睡眠は延期。
芦谷はゴロンと向きを変えて3人に尋ねた。
「ん? お前らババ抜きの実戦は初めてだったのか?」
「「「うん」」」
「友人とかとは?」
「「「機会がなかった」」」
「じゃあ親とかとは?」
「「「親の顔は覚えてない」」」
「マジかよ…………」
芦谷としては3人の返答がここまで一致したことにも驚いたが、何よりこの歳になるまでに一度もババ抜きどころかトランプすらしたことはないのに哀れみを感じてしまった。
3人はどんな日々を過ごしてきたのだろうか?
気にしてしまい、これでは睡眠する気にもなれない。
そこで芦谷は横になっていた体を起こしつつ、手を前に出す。
「しょうがない。貸してみろよ。他の遊び方も教えてやるからさ」
夕食時。
旅館の管理人が2人用のお食事を持っていくと……。
「飯居様、芦谷様。ご夕食を御持ちいたし」
目の前に広がっていたのは4人がトランプで遊ぶ姿だった。
「おい、芦谷。これでいいんだよな? やってやったぜ」
「ちょっと!! 数が少なくなってきたからって混ぜるのは酷いよ!!」
「……大丈夫。暗記してる」
「おいおい、マジかよエビルちゃん。
って管理人さん。ありがとうございます。今取りに行きますね」
ワイワイ賑やかに神経衰弱を楽しんでいる長与たち。
芦谷は神経衰弱の途中に出くわした管理人さんが自分達のために料理を持ってきてくれていることに気づき、彼女に近づいて料理を受け取ろうと立ち上がる。
だが、そこで管理人の老婆はこれまでに聞いたことのないくらい大声で怒鳴り付けてきた。
「なぜいるのですか!!!!!!!!!
夜はお静かに!!!!!!!!
ここは2人部屋のはずです!!!!!!!!
他のお客様の迷惑になりますから自分の部屋に戻りなさい!!!!!!!!」
まるで学校旅行の先生のように怒鳴り声をあげてきた管理人。
さすがの長与たちも管理人の豹変ぶりには驚かされたが、代表して芦谷が謝罪を行う。
「すみません管理人さん。うるさかったですか?
この旅館は僕ら以外人がいなかったので問題ないと考えていました。すみません」
「分かればよろしいです。さぁ戻った戻った。
いいですか?
今回は男女に分けなかった特例が既にあるのです。ルールを守っていただかなければ。
夜はお静かに。部屋から出るなんてもっての他です!!
食事はスムーズに素早く。お風呂は念入りに。就寝は素早く。いいですね!!!!」
「えっ? “いい”ですね?…………それ私?」
飯居先輩が管理人さんの発言に反応したが、誰もがスルー。
そして管理人さんは長与とエビルがこの部屋から出ていくまではジーッと長与たちを睨み付けてくる。
さすがに妙だった。かといって反抗する理由もない。
「チェッ、いこうぜエビルちゃん」
「…………うん」
長与とエビルはトランプを直して、しぶしぶ部屋を後にする。
全員が管理人の老婆の豹変ぶりに妙だとは感じていたものの、それ以上は誰も口を出そうとはしなかった。
部屋に戻った長与とエビル。
目の前には夕食が置かれている。
先程の管理人の妙な態度には正直、テンションが下げられてしまったが。
長与とエビルのテンションは夕食が運ばれてきたことで復活。
「塩おにぎり4つ・山菜の天ぷら・山盛り塩・スパイス・お肉の入った謎のスープ。
こりゃごちそうだね。エビルちゃん」
「……山盛り塩?」
塩分の盛り合わせ。ナメクジにかけたらナメクジ村が絶滅するくらいの塩分量である。
それを長与はいつものようにそれらを旨そうに食べるが、エビルは水を飲みながらゆっくりと食べていく。さすがに塩辛いのだ。
「…………」
長与が普段作る料理以上に味が濃い。
旅館だからというわけで料理の量も多いから、余計に普段よりも食べるのが遅くなっていく。
そんな食事のペースが遅くなっていくエビルのことを心配したのか、半分の差をつけた長与はエビルの表情をうかがい始めた。
「なんだ? エビルちゃん。食欲がないのかい?」
「…………うん。あげる」
「じゃあ、そのスープ。その肉が入ったスープだよ。手をつけてないだろ?
その牛肉か豚肉かは知らねぇけどもらうぞ」
「……お願い」
そう言ってエビルは謎のスープを長与に差し出し、長与はそれをペロッと一飲みで完食。
エビルはなんとか塩辛いのを我慢して完食し、2人の食事は終了。
しかし、この後の予定がない。
芦谷たちの部屋には入れなくなったし、寝るには少し早すぎる。
それならば、2人で何かすることがないかと長与が考えた結果。
「夕食食っちまったな。エビルちゃん。風呂にでも行くか?」
「……先にどうぞ。見張る」
長与がなぜか持っていたトランプによる4人でのババ抜き大会は最速という記録で一位を排出した。
「よし、これで大会は終わりだ。静かにしてろよ? 僕は寝るんで」
芦谷の独り勝ちである。
開始早々に芦谷の持っていたトランプが2枚になったのだ。
お陰ですぐに一位が決まった。
ちなみに2位が長与。3位が初心者のエビル。最下位が飯居先輩。
「いや~楽しかったなババ抜きっておもしれぇ。情報見つけてきてよかったぜ」
「……これがトランプ」
「ほんとよね~? 触ったのは初めてだったから上手にできたのが嬉しかったわ」
正直に言うと、トランプなんてせずにストレスによる睡眠不足を解消するために一刻も早く眠りたかった芦谷であったが。
3人のババ抜きに対する不思議な感想に疑問を抱いてしまう。
なので、睡眠は延期。
芦谷はゴロンと向きを変えて3人に尋ねた。
「ん? お前らババ抜きの実戦は初めてだったのか?」
「「「うん」」」
「友人とかとは?」
「「「機会がなかった」」」
「じゃあ親とかとは?」
「「「親の顔は覚えてない」」」
「マジかよ…………」
芦谷としては3人の返答がここまで一致したことにも驚いたが、何よりこの歳になるまでに一度もババ抜きどころかトランプすらしたことはないのに哀れみを感じてしまった。
3人はどんな日々を過ごしてきたのだろうか?
気にしてしまい、これでは睡眠する気にもなれない。
そこで芦谷は横になっていた体を起こしつつ、手を前に出す。
「しょうがない。貸してみろよ。他の遊び方も教えてやるからさ」
夕食時。
旅館の管理人が2人用のお食事を持っていくと……。
「飯居様、芦谷様。ご夕食を御持ちいたし」
目の前に広がっていたのは4人がトランプで遊ぶ姿だった。
「おい、芦谷。これでいいんだよな? やってやったぜ」
「ちょっと!! 数が少なくなってきたからって混ぜるのは酷いよ!!」
「……大丈夫。暗記してる」
「おいおい、マジかよエビルちゃん。
って管理人さん。ありがとうございます。今取りに行きますね」
ワイワイ賑やかに神経衰弱を楽しんでいる長与たち。
芦谷は神経衰弱の途中に出くわした管理人さんが自分達のために料理を持ってきてくれていることに気づき、彼女に近づいて料理を受け取ろうと立ち上がる。
だが、そこで管理人の老婆はこれまでに聞いたことのないくらい大声で怒鳴り付けてきた。
「なぜいるのですか!!!!!!!!!
夜はお静かに!!!!!!!!
ここは2人部屋のはずです!!!!!!!!
他のお客様の迷惑になりますから自分の部屋に戻りなさい!!!!!!!!」
まるで学校旅行の先生のように怒鳴り声をあげてきた管理人。
さすがの長与たちも管理人の豹変ぶりには驚かされたが、代表して芦谷が謝罪を行う。
「すみません管理人さん。うるさかったですか?
この旅館は僕ら以外人がいなかったので問題ないと考えていました。すみません」
「分かればよろしいです。さぁ戻った戻った。
いいですか?
今回は男女に分けなかった特例が既にあるのです。ルールを守っていただかなければ。
夜はお静かに。部屋から出るなんてもっての他です!!
食事はスムーズに素早く。お風呂は念入りに。就寝は素早く。いいですね!!!!」
「えっ? “いい”ですね?…………それ私?」
飯居先輩が管理人さんの発言に反応したが、誰もがスルー。
そして管理人さんは長与とエビルがこの部屋から出ていくまではジーッと長与たちを睨み付けてくる。
さすがに妙だった。かといって反抗する理由もない。
「チェッ、いこうぜエビルちゃん」
「…………うん」
長与とエビルはトランプを直して、しぶしぶ部屋を後にする。
全員が管理人の老婆の豹変ぶりに妙だとは感じていたものの、それ以上は誰も口を出そうとはしなかった。
部屋に戻った長与とエビル。
目の前には夕食が置かれている。
先程の管理人の妙な態度には正直、テンションが下げられてしまったが。
長与とエビルのテンションは夕食が運ばれてきたことで復活。
「塩おにぎり4つ・山菜の天ぷら・山盛り塩・スパイス・お肉の入った謎のスープ。
こりゃごちそうだね。エビルちゃん」
「……山盛り塩?」
塩分の盛り合わせ。ナメクジにかけたらナメクジ村が絶滅するくらいの塩分量である。
それを長与はいつものようにそれらを旨そうに食べるが、エビルは水を飲みながらゆっくりと食べていく。さすがに塩辛いのだ。
「…………」
長与が普段作る料理以上に味が濃い。
旅館だからというわけで料理の量も多いから、余計に普段よりも食べるのが遅くなっていく。
そんな食事のペースが遅くなっていくエビルのことを心配したのか、半分の差をつけた長与はエビルの表情をうかがい始めた。
「なんだ? エビルちゃん。食欲がないのかい?」
「…………うん。あげる」
「じゃあ、そのスープ。その肉が入ったスープだよ。手をつけてないだろ?
その牛肉か豚肉かは知らねぇけどもらうぞ」
「……お願い」
そう言ってエビルは謎のスープを長与に差し出し、長与はそれをペロッと一飲みで完食。
エビルはなんとか塩辛いのを我慢して完食し、2人の食事は終了。
しかし、この後の予定がない。
芦谷たちの部屋には入れなくなったし、寝るには少し早すぎる。
それならば、2人で何かすることがないかと長与が考えた結果。
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