14 / 15
第3台目:価値価値村
珠子+竜虎
しおりを挟む
旅館の大浴場。
それは誰もが憧れる理想的なお風呂の一種である。
「さすがに男子風呂と女子風呂は離れてたかーー」
ここに今、大浴場でのお風呂を満喫して部屋に戻ろうとする男が1人。
その名は長与。
長与は1人で入浴を済ませて部屋に戻ろうと廊下を歩いていた。
すると、前の方からエビルよりも1つ年上くらいの小さな女の子が歩いてくる。
下を向きながらトコトコと歩いてくる。
「(人見ねぇのに客いるじゃん)」
自分達以外の客を見たのが初めてだった長与は女の子の方を見ながらふと思い出した。
この先は男子風呂なので女子風呂とは方向が違うはずだ。
女の子は大浴場の場所を間違えて向かっているのかもしれない。
「なぁ。そこの女の子」
「おや? 私のことですか?」
「そうそう君だ。そっちは男子風呂だから方向は逆だぜ?」
長与は立て掛け看板を指差しながら女の子に教えてあげる。
すると、女の子は目を見開いてびっくりという表現そのものを顔で表して驚く。
「ワッ!! 本当です。いつの間に場所が入れ替わったのでしょう」
「いやいや、最初から男子風呂だ。女子風呂は女性側の……西側の建物だったぜ。絶対に」
「西はここですよ?」
方角を外した。しかし、それでめげる長与ではない。長与は自分の記憶力の無さを祟りながらも、名誉挽回のために女の子に提案する。
「…………ゴホンッ。どうだろう。東側の建物に案内しようか?」
「嫌です。知らない人に着いていっちゃダメです。一般的な人間なら誰もが知っている常識でしょ?」
善意で接したのに正論を返されてしまった。
「たぶん3日立ち直れねぇわ」と長与は思ってしまったが、それでも女の子が無事に大浴場にたどり着けるのかが不安になってきていた。
「そうか……でもよ。本当に大丈夫か?
“良い”のか? また迷うぞ?」
「えっ? 良いのか……ですって?」
「……???
そりゃお前のことが心配だから聞いてるんだぜ?」
「おっと失礼。自意識過剰でした。名前を呼ばれたのかと」
変な女の子だ。
急に何を言ってるのかさっぱりになってしまう。
長与は首をかしげながら、ふと「飯居先輩に似てるな」と思った。
おっちょこちょいな性格といい、見た目といい。
まるで飯居先輩の妹か娘みたいに似ている。
「なぁ、もしかしてお前の名前って飯居だったりする?」
「ええ、井伊ですよ。あっでも………………私の名前は『井伊珠子(いい たまこ)』です」
どうやら読みは似ていても漢字が違っていたらしい。
つまり、飯居先輩とも無関係の他人である。
「そっか。知り合いに似てたんだけどな。引き留めて悪かった」
「いいえ。それでは知らない人。私は行きますね」
そう言ってお互いに分かれる。長与たちはそれぞれ歩き出す。
その途中で女の子はふと長与に向かって尋ねた。
「あの……この旅館に私くらいの女の子があなたといたんですけど。
いずれお部屋に遊びに行ってもいいですか?」
どうやら長与とエビルが一緒にいたところを見られていたようだ。
「もしかしたら最初からエビルに会うことが狙いで男子風呂前で待ち伏せしていたのか?」と長与は考えたが、さすがにそれは考えすぎだろうと思い直す。
そして、長与は顔だけ女の子の方を向いて答えた。
「ああ、いつでも良いぞ」
それで会話は終了。
女の子と長与はそこで分かれる。
ちなみに結局、女の子は男子風呂の前までたどり着いてしまっていたようだ。
長与は部屋に戻ってみると、ちょうどエビルも大浴場から帰ってきていた。
見張るなんて言っておいて我慢できなくなったのだろう。
さいわい、盗まれるような物を持っていなかったので別に問題はなかった。
「そういえばエビルちゃんくらいの歳の女の子が会いたがってたぜ」
「…………そう」
エビルからは無関心。まぁそりゃそうだ。
エビルにとっては女の子なんて知らない人も同然。
同年代の女の子を偶然見かけたからといって遊びに行こうと考える行動力はあの女の子特有のものだろう。
「それじゃあそろそろ眠たいし寝るか?」
「……うん」
エビルは布団を敷き、長与はその隙に本日の出来事を日記にまとめておく。
日記は空白の2年間以前から書き始めていた長与にとっては毎日の日課のようなものであった。
「……寝よ」
「おっ、そうだな。なんだかいつも以上に眠たいしな」
長与が布団に入って明かりを消す。
今考えると、こうして2人側で寝るのは初めての経験だったが。
2人は意外と疲れていたのか、すぐに寝入ってしまった。
深夜0時頃。
長与が眠気眼の状態で一瞬だけ起きる。
すると、何かがエビルの側にいる気がした。
「ッッ…………」
子供くらいの人間のような何か。それはエビルにまたがってエビルの寝顔を見ている。
「(なんだあれ。噂の座敷わらし?)」
何かがエビルを押し倒したような展開を長与が見ているようである。エビルは最初から横になって寝ているのに……。
しかし、エビルは熟睡しているようで乗られていることも気づいていないらしい。
「ううん……?」
長与はその光景は夢なのか現実なのか分からずに、それよりも睡魔の方が強くて意識がなかなか目覚めない。
だが、長与の発した小さな声に子供くらいの何かは気づいたのだろう。
長与が一瞬目を瞑って開けると、そこには何もいなかった。
「(夢か……)」
それは誰もが憧れる理想的なお風呂の一種である。
「さすがに男子風呂と女子風呂は離れてたかーー」
ここに今、大浴場でのお風呂を満喫して部屋に戻ろうとする男が1人。
その名は長与。
長与は1人で入浴を済ませて部屋に戻ろうと廊下を歩いていた。
すると、前の方からエビルよりも1つ年上くらいの小さな女の子が歩いてくる。
下を向きながらトコトコと歩いてくる。
「(人見ねぇのに客いるじゃん)」
自分達以外の客を見たのが初めてだった長与は女の子の方を見ながらふと思い出した。
この先は男子風呂なので女子風呂とは方向が違うはずだ。
女の子は大浴場の場所を間違えて向かっているのかもしれない。
「なぁ。そこの女の子」
「おや? 私のことですか?」
「そうそう君だ。そっちは男子風呂だから方向は逆だぜ?」
長与は立て掛け看板を指差しながら女の子に教えてあげる。
すると、女の子は目を見開いてびっくりという表現そのものを顔で表して驚く。
「ワッ!! 本当です。いつの間に場所が入れ替わったのでしょう」
「いやいや、最初から男子風呂だ。女子風呂は女性側の……西側の建物だったぜ。絶対に」
「西はここですよ?」
方角を外した。しかし、それでめげる長与ではない。長与は自分の記憶力の無さを祟りながらも、名誉挽回のために女の子に提案する。
「…………ゴホンッ。どうだろう。東側の建物に案内しようか?」
「嫌です。知らない人に着いていっちゃダメです。一般的な人間なら誰もが知っている常識でしょ?」
善意で接したのに正論を返されてしまった。
「たぶん3日立ち直れねぇわ」と長与は思ってしまったが、それでも女の子が無事に大浴場にたどり着けるのかが不安になってきていた。
「そうか……でもよ。本当に大丈夫か?
“良い”のか? また迷うぞ?」
「えっ? 良いのか……ですって?」
「……???
そりゃお前のことが心配だから聞いてるんだぜ?」
「おっと失礼。自意識過剰でした。名前を呼ばれたのかと」
変な女の子だ。
急に何を言ってるのかさっぱりになってしまう。
長与は首をかしげながら、ふと「飯居先輩に似てるな」と思った。
おっちょこちょいな性格といい、見た目といい。
まるで飯居先輩の妹か娘みたいに似ている。
「なぁ、もしかしてお前の名前って飯居だったりする?」
「ええ、井伊ですよ。あっでも………………私の名前は『井伊珠子(いい たまこ)』です」
どうやら読みは似ていても漢字が違っていたらしい。
つまり、飯居先輩とも無関係の他人である。
「そっか。知り合いに似てたんだけどな。引き留めて悪かった」
「いいえ。それでは知らない人。私は行きますね」
そう言ってお互いに分かれる。長与たちはそれぞれ歩き出す。
その途中で女の子はふと長与に向かって尋ねた。
「あの……この旅館に私くらいの女の子があなたといたんですけど。
いずれお部屋に遊びに行ってもいいですか?」
どうやら長与とエビルが一緒にいたところを見られていたようだ。
「もしかしたら最初からエビルに会うことが狙いで男子風呂前で待ち伏せしていたのか?」と長与は考えたが、さすがにそれは考えすぎだろうと思い直す。
そして、長与は顔だけ女の子の方を向いて答えた。
「ああ、いつでも良いぞ」
それで会話は終了。
女の子と長与はそこで分かれる。
ちなみに結局、女の子は男子風呂の前までたどり着いてしまっていたようだ。
長与は部屋に戻ってみると、ちょうどエビルも大浴場から帰ってきていた。
見張るなんて言っておいて我慢できなくなったのだろう。
さいわい、盗まれるような物を持っていなかったので別に問題はなかった。
「そういえばエビルちゃんくらいの歳の女の子が会いたがってたぜ」
「…………そう」
エビルからは無関心。まぁそりゃそうだ。
エビルにとっては女の子なんて知らない人も同然。
同年代の女の子を偶然見かけたからといって遊びに行こうと考える行動力はあの女の子特有のものだろう。
「それじゃあそろそろ眠たいし寝るか?」
「……うん」
エビルは布団を敷き、長与はその隙に本日の出来事を日記にまとめておく。
日記は空白の2年間以前から書き始めていた長与にとっては毎日の日課のようなものであった。
「……寝よ」
「おっ、そうだな。なんだかいつも以上に眠たいしな」
長与が布団に入って明かりを消す。
今考えると、こうして2人側で寝るのは初めての経験だったが。
2人は意外と疲れていたのか、すぐに寝入ってしまった。
深夜0時頃。
長与が眠気眼の状態で一瞬だけ起きる。
すると、何かがエビルの側にいる気がした。
「ッッ…………」
子供くらいの人間のような何か。それはエビルにまたがってエビルの寝顔を見ている。
「(なんだあれ。噂の座敷わらし?)」
何かがエビルを押し倒したような展開を長与が見ているようである。エビルは最初から横になって寝ているのに……。
しかし、エビルは熟睡しているようで乗られていることも気づいていないらしい。
「ううん……?」
長与はその光景は夢なのか現実なのか分からずに、それよりも睡魔の方が強くて意識がなかなか目覚めない。
だが、長与の発した小さな声に子供くらいの何かは気づいたのだろう。
長与が一瞬目を瞑って開けると、そこには何もいなかった。
「(夢か……)」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる