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第1話 清らかな転生
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保育園、小学校、中学校、高校、大学、その全てでトップの成績で皆から一目置かれた。
そして一度も私は喧嘩や問題を起こさずに、他の人の仲裁や手伝いの数々をしてきた。
勝ち組でエリート街道まっしぐら。
先生や友達からそう言われていたが私は実家である教会を継ぐつもりだった、神父になり困っている人を助ける事をしたかったから。
だが生憎ながら私の母さんは教会を継ぐ事が恥ずかしいなどと言い何故か猛反対をした。
そしてある時、母さんと父さんが教会の中で喧嘩をしてて私はそれを止める為近付いた。
その時、母さんが銃を取り出した。
「貴方さえ・・・・・・貴方さえ居なければ!!」
父さんに銃が向けられて私は父さんを庇って胸や腹の辺りにに何発かの弾丸を受けた。
「と、飛び出して来たこの子が悪いのよ!」
「早く救急車を呼べ! それでも母親か!?」
不思議と死ぬのは怖くなかった。
でも父さんと会えないのは残念と思いながら襲い来る眠気に抗わずそっと目を閉じた。
------
次に目覚めたのは美しい星が無数に広がっている宇宙のような見た事がない場所だった。
「大丈夫かね、君・・・・・・起きれるかね?」
聞いた事はないがなんだか落ち着く穏やかな声に導かれるように体が自然と起き上がる。
そこで自分が浮いている事に気付いた。
「凄い・・・・・・夢みたいです」
「夢ではないぞ、これは現実じゃ」
また声が聞こえてきて視線を前方に向ければそこには立派な顎髭を生やしたおじいさんが立っていて私は立ち上がり深々頭を下げた。
「誰かは存じませんがありがとうございます」
「何に感謝しておる?」
「死んだ後にこんな素晴らしい世界を見れると思ったので嬉しいんです、だからありがとうございます。 貴方と神に感謝いたします」
「本当にお主は清らかな奴じゃ、見ず知らずの儂や見た事もない神に感謝をするとはな」
面白そうに笑うおじいさんから目を逸らして無数に広がっている星達を眺めながら言う。
「確かに神は見た事がありませんが私は神様を心の底から信仰しています。 私がこうやってこの美しい世界を見れるのは神が私を創造し命を与えてくれたからと私はそう思ってます」
「・・・・・・決めた、お主を転生させよう」
「はい?」
「儂は神なのじゃ、そなたがずっと儂を信じて祈りを捧げていたのを知っておる。 望みを言えばお主の望み通りの転生をさせてやろう」
(この人が神なのか? 私が信仰していた?)
思わずじわっと涙が滲みそうになったがなんとか堪えながら視線を前に向けて言った。
「ならばソロモン王の指輪を下さい、私は悪魔達を悪だと決めつけられません。 この私の目で見て、話して、触れ合ってみたいのです」
「なんと悪魔と・・・・・・?」
「無謀で馬鹿な願いだと存じています、無理な場合は断って構いません! ですが少し──」
「構わん」
聞こえてきた言葉に思わず耳を疑った。
「お主の心は清らかじゃ、あの指輪を悪用する事はないじゃろう。 だから願いを叶えよう」
「っ・・・・・・ありがとうございます!!」
「ただし、あちらでの命は一つ。 死んでしまえばそこで終わり──それでも良いのじゃな」
「構いません、神よ」
そう言うと同時に神が持ってた杖が頭に触れ聞いた事もない言葉がスラスラ入ってきた。
神よ、感謝します。 二度目の命をくれて。
(必ずや私は悪魔達を味方につけます──!)
そして一度も私は喧嘩や問題を起こさずに、他の人の仲裁や手伝いの数々をしてきた。
勝ち組でエリート街道まっしぐら。
先生や友達からそう言われていたが私は実家である教会を継ぐつもりだった、神父になり困っている人を助ける事をしたかったから。
だが生憎ながら私の母さんは教会を継ぐ事が恥ずかしいなどと言い何故か猛反対をした。
そしてある時、母さんと父さんが教会の中で喧嘩をしてて私はそれを止める為近付いた。
その時、母さんが銃を取り出した。
「貴方さえ・・・・・・貴方さえ居なければ!!」
父さんに銃が向けられて私は父さんを庇って胸や腹の辺りにに何発かの弾丸を受けた。
「と、飛び出して来たこの子が悪いのよ!」
「早く救急車を呼べ! それでも母親か!?」
不思議と死ぬのは怖くなかった。
でも父さんと会えないのは残念と思いながら襲い来る眠気に抗わずそっと目を閉じた。
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次に目覚めたのは美しい星が無数に広がっている宇宙のような見た事がない場所だった。
「大丈夫かね、君・・・・・・起きれるかね?」
聞いた事はないがなんだか落ち着く穏やかな声に導かれるように体が自然と起き上がる。
そこで自分が浮いている事に気付いた。
「凄い・・・・・・夢みたいです」
「夢ではないぞ、これは現実じゃ」
また声が聞こえてきて視線を前方に向ければそこには立派な顎髭を生やしたおじいさんが立っていて私は立ち上がり深々頭を下げた。
「誰かは存じませんがありがとうございます」
「何に感謝しておる?」
「死んだ後にこんな素晴らしい世界を見れると思ったので嬉しいんです、だからありがとうございます。 貴方と神に感謝いたします」
「本当にお主は清らかな奴じゃ、見ず知らずの儂や見た事もない神に感謝をするとはな」
面白そうに笑うおじいさんから目を逸らして無数に広がっている星達を眺めながら言う。
「確かに神は見た事がありませんが私は神様を心の底から信仰しています。 私がこうやってこの美しい世界を見れるのは神が私を創造し命を与えてくれたからと私はそう思ってます」
「・・・・・・決めた、お主を転生させよう」
「はい?」
「儂は神なのじゃ、そなたがずっと儂を信じて祈りを捧げていたのを知っておる。 望みを言えばお主の望み通りの転生をさせてやろう」
(この人が神なのか? 私が信仰していた?)
思わずじわっと涙が滲みそうになったがなんとか堪えながら視線を前に向けて言った。
「ならばソロモン王の指輪を下さい、私は悪魔達を悪だと決めつけられません。 この私の目で見て、話して、触れ合ってみたいのです」
「なんと悪魔と・・・・・・?」
「無謀で馬鹿な願いだと存じています、無理な場合は断って構いません! ですが少し──」
「構わん」
聞こえてきた言葉に思わず耳を疑った。
「お主の心は清らかじゃ、あの指輪を悪用する事はないじゃろう。 だから願いを叶えよう」
「っ・・・・・・ありがとうございます!!」
「ただし、あちらでの命は一つ。 死んでしまえばそこで終わり──それでも良いのじゃな」
「構いません、神よ」
そう言うと同時に神が持ってた杖が頭に触れ聞いた事もない言葉がスラスラ入ってきた。
神よ、感謝します。 二度目の命をくれて。
(必ずや私は悪魔達を味方につけます──!)
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