1 / 5
第1話 清らかな転生
しおりを挟む
保育園、小学校、中学校、高校、大学、その全てでトップの成績で皆から一目置かれた。
そして一度も私は喧嘩や問題を起こさずに、他の人の仲裁や手伝いの数々をしてきた。
勝ち組でエリート街道まっしぐら。
先生や友達からそう言われていたが私は実家である教会を継ぐつもりだった、神父になり困っている人を助ける事をしたかったから。
だが生憎ながら私の母さんは教会を継ぐ事が恥ずかしいなどと言い何故か猛反対をした。
そしてある時、母さんと父さんが教会の中で喧嘩をしてて私はそれを止める為近付いた。
その時、母さんが銃を取り出した。
「貴方さえ・・・・・・貴方さえ居なければ!!」
父さんに銃が向けられて私は父さんを庇って胸や腹の辺りにに何発かの弾丸を受けた。
「と、飛び出して来たこの子が悪いのよ!」
「早く救急車を呼べ! それでも母親か!?」
不思議と死ぬのは怖くなかった。
でも父さんと会えないのは残念と思いながら襲い来る眠気に抗わずそっと目を閉じた。
------
次に目覚めたのは美しい星が無数に広がっている宇宙のような見た事がない場所だった。
「大丈夫かね、君・・・・・・起きれるかね?」
聞いた事はないがなんだか落ち着く穏やかな声に導かれるように体が自然と起き上がる。
そこで自分が浮いている事に気付いた。
「凄い・・・・・・夢みたいです」
「夢ではないぞ、これは現実じゃ」
また声が聞こえてきて視線を前方に向ければそこには立派な顎髭を生やしたおじいさんが立っていて私は立ち上がり深々頭を下げた。
「誰かは存じませんがありがとうございます」
「何に感謝しておる?」
「死んだ後にこんな素晴らしい世界を見れると思ったので嬉しいんです、だからありがとうございます。 貴方と神に感謝いたします」
「本当にお主は清らかな奴じゃ、見ず知らずの儂や見た事もない神に感謝をするとはな」
面白そうに笑うおじいさんから目を逸らして無数に広がっている星達を眺めながら言う。
「確かに神は見た事がありませんが私は神様を心の底から信仰しています。 私がこうやってこの美しい世界を見れるのは神が私を創造し命を与えてくれたからと私はそう思ってます」
「・・・・・・決めた、お主を転生させよう」
「はい?」
「儂は神なのじゃ、そなたがずっと儂を信じて祈りを捧げていたのを知っておる。 望みを言えばお主の望み通りの転生をさせてやろう」
(この人が神なのか? 私が信仰していた?)
思わずじわっと涙が滲みそうになったがなんとか堪えながら視線を前に向けて言った。
「ならばソロモン王の指輪を下さい、私は悪魔達を悪だと決めつけられません。 この私の目で見て、話して、触れ合ってみたいのです」
「なんと悪魔と・・・・・・?」
「無謀で馬鹿な願いだと存じています、無理な場合は断って構いません! ですが少し──」
「構わん」
聞こえてきた言葉に思わず耳を疑った。
「お主の心は清らかじゃ、あの指輪を悪用する事はないじゃろう。 だから願いを叶えよう」
「っ・・・・・・ありがとうございます!!」
「ただし、あちらでの命は一つ。 死んでしまえばそこで終わり──それでも良いのじゃな」
「構いません、神よ」
そう言うと同時に神が持ってた杖が頭に触れ聞いた事もない言葉がスラスラ入ってきた。
神よ、感謝します。 二度目の命をくれて。
(必ずや私は悪魔達を味方につけます──!)
そして一度も私は喧嘩や問題を起こさずに、他の人の仲裁や手伝いの数々をしてきた。
勝ち組でエリート街道まっしぐら。
先生や友達からそう言われていたが私は実家である教会を継ぐつもりだった、神父になり困っている人を助ける事をしたかったから。
だが生憎ながら私の母さんは教会を継ぐ事が恥ずかしいなどと言い何故か猛反対をした。
そしてある時、母さんと父さんが教会の中で喧嘩をしてて私はそれを止める為近付いた。
その時、母さんが銃を取り出した。
「貴方さえ・・・・・・貴方さえ居なければ!!」
父さんに銃が向けられて私は父さんを庇って胸や腹の辺りにに何発かの弾丸を受けた。
「と、飛び出して来たこの子が悪いのよ!」
「早く救急車を呼べ! それでも母親か!?」
不思議と死ぬのは怖くなかった。
でも父さんと会えないのは残念と思いながら襲い来る眠気に抗わずそっと目を閉じた。
------
次に目覚めたのは美しい星が無数に広がっている宇宙のような見た事がない場所だった。
「大丈夫かね、君・・・・・・起きれるかね?」
聞いた事はないがなんだか落ち着く穏やかな声に導かれるように体が自然と起き上がる。
そこで自分が浮いている事に気付いた。
「凄い・・・・・・夢みたいです」
「夢ではないぞ、これは現実じゃ」
また声が聞こえてきて視線を前方に向ければそこには立派な顎髭を生やしたおじいさんが立っていて私は立ち上がり深々頭を下げた。
「誰かは存じませんがありがとうございます」
「何に感謝しておる?」
「死んだ後にこんな素晴らしい世界を見れると思ったので嬉しいんです、だからありがとうございます。 貴方と神に感謝いたします」
「本当にお主は清らかな奴じゃ、見ず知らずの儂や見た事もない神に感謝をするとはな」
面白そうに笑うおじいさんから目を逸らして無数に広がっている星達を眺めながら言う。
「確かに神は見た事がありませんが私は神様を心の底から信仰しています。 私がこうやってこの美しい世界を見れるのは神が私を創造し命を与えてくれたからと私はそう思ってます」
「・・・・・・決めた、お主を転生させよう」
「はい?」
「儂は神なのじゃ、そなたがずっと儂を信じて祈りを捧げていたのを知っておる。 望みを言えばお主の望み通りの転生をさせてやろう」
(この人が神なのか? 私が信仰していた?)
思わずじわっと涙が滲みそうになったがなんとか堪えながら視線を前に向けて言った。
「ならばソロモン王の指輪を下さい、私は悪魔達を悪だと決めつけられません。 この私の目で見て、話して、触れ合ってみたいのです」
「なんと悪魔と・・・・・・?」
「無謀で馬鹿な願いだと存じています、無理な場合は断って構いません! ですが少し──」
「構わん」
聞こえてきた言葉に思わず耳を疑った。
「お主の心は清らかじゃ、あの指輪を悪用する事はないじゃろう。 だから願いを叶えよう」
「っ・・・・・・ありがとうございます!!」
「ただし、あちらでの命は一つ。 死んでしまえばそこで終わり──それでも良いのじゃな」
「構いません、神よ」
そう言うと同時に神が持ってた杖が頭に触れ聞いた事もない言葉がスラスラ入ってきた。
神よ、感謝します。 二度目の命をくれて。
(必ずや私は悪魔達を味方につけます──!)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
狼になっちゃった!
家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで?
色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!?
……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう?
これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる