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学園4年生編
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しおりを挟む「やっと、解放された…」
「はあ…(酷い目に遭ったけど…やっぱ楽しい…!王族とか関係無しに攻撃してくる、嬉しいなあ…)」
あ?なんで少那は笑顔なんだろう…もしかしてM気質でしたか…?
それより5分経つと糊は綺麗さっぱり消え去った。ふいー。
でもコレ、ちゃんと顔は避けて飛んで来たな。目に当たったり、口と鼻を塞いじゃったら命取りだもんね。
…エリゼはそういうのちゃんと考えてるけど…少し、怖くなってきたなあ…。
「はあ…じゃあオレ達はもう行くぞ」
「本当にごめんねお兄様。じゃ、負けないわよー!」
はは…もう会いたくねえや…。去って行く2人を、手を振って見送った。
動けない間実況を聞いていたが…まだ誰も宝をゲットしていないようだ。発見しても、お題に手こずっているみたい。
さてと…もう皇子コンビも移動してるだろう、諦めて卵探すか!
『さて、ここで観客の皆様の為、もう一度ルールのおさらいといきましょうか』
『そうですね。まず先程エリゼ君も言っていた通り、ペアは5m以上離れられません。
そして他者への妨害は、一度につき5分まで。これを破った場合、ペナルティとして10分行動不能になりますね。
お題の乗っ取り、宝の横取り不可。違反すればこれもペナルティを受けます。
相手に怪我をさせた場合は即失格ですが…不慮の事故で怪我を負った場合はどうなりますか、ランドール先生?』
『例えば飛行中に妨害を受けて、落下した場合とかですかね。こちらは生徒に同行している監視用魔生物が、いざという時は守ってくれます。
それ以外…足を引っ掛けて転ばせたら膝を擦りむいた。これはセーフです。
ただし池に引き摺り込む、これはアウト。明らかに度を超えてますからね。
直接攻撃かどうか判断に迷う場面では、両チームの動きを止めてその場で教師が検討し、確定します』
『成る程、ありがとうございます!他には魔力切れになるとリタイア等細かなルールはありますが…その辺は実況しながら解説しましょうか!
さーて、動きがあったのは…おっと、ルシアン殿下とパスカル君ペア!卵を発見した模様です』
『山賊コンビですね。舞台は裏山、まさに山賊』
「「誰が山賊だ!!!」」
『…本人達からも抗議が届きましたが、なんで山賊なんですか?』
『あー…まあ、深い意味はありません。それよりタオフィ先生も、今度あのゲームで遊びますか?子供達に返すまで、あと1年ありますから』
『ランドール先生が何を言っているのかピンと来ませんが、楽しそうですね!
さて…山賊コンビのお題は、なんでしょう!?』
「まったく、好き勝手言いおって…!
で、マクロン。なんて書いてある?」
「えっと…『314159265359、これなーんだ?』です………円周率?」
パスカルがお題を読み上げ回答するも、卵は無反応。
お題をクリアすれば自動的に卵が割れ、中にある宝をゲット出来る仕組みだ。
つまり、彼の回答は不正解。これにより2人は、この数字の羅列に振り回される事となる。
「円周率じゃないのか!?」
「えっと…西暦か!?3141年の5月9日の2時6分53秒に…えーと…」
「今は皇国新暦79年、西暦2886年でしょうが…」
「む。じゃあ…数字を並び替えて…」
「いや、法則がまるで分かりません。ヒント無いんですかー!?」
『ノーヒントでーす。お2人はもう少し頭を柔らかくしてお考えください。
さて、山賊コンビは放っておいて…生徒会の会長副会長コンビが何やら走り回っておりますね』
『お題の「放たれたネズミを捕まえろ!」実行中のようです。ネズミ魔生物5匹中3匹はゲットしたみたいですね。
おっとここで副会長が蜘蛛糸のようなものを伸ばし…ゲット!残り1匹です』
「かいちょー!!そっち行ったぞ!!」
「ぎゃああああ!!無理無理ネズミ無理!!俺は逃げる、頑張れジェフ!!」
「こんのヘタレ会長があぁーーー!!!」
『会長のチェスター君、完全に足を引っ張っております。木の上に逃げて降りようとしません』
『そうこうしている間に副会長が最後の1匹ゲット、お題クリアです。会長は暫く頭が上がらないことでしょう。
初めてお宝をゲットしたのは生徒会コンビです!!』
先生達の中継と共に歓声が上がる。よしよし、盛り上がってるな!
僕らも負けていられん…卵、卵はどこだ!?
「せめて1個でも見つかれば…私の魔術も役に立つんだけどなあ」
「そうなの?僕は…探索の魔術は苦手。生物も物も全部に反応しちゃうから」
魔本にはそれっぽいの載ってるんだけどね。ただ僕の魔法は探索でなく、さっきの不意打ちみたいのに対抗する為に使いたい。
とりあえず障壁のページは、いつでも開けるようにしてあるぞ。
「あ!!!セレス、校舎の屋上にあるよ!」
「おお、行こう!」
『おお、癒し系ペアが卵発見です!』
『お題が気になりますね、ところで…山賊コンビは未だ頭を抱えています。諦めるという事を知らないのでしょうか』
『…もう少ししたら教えてあげましょうか…』
トラップ等に注意しつつ、ゆっくりと屋上に降り立つ。これか…ダチョウの卵サイズだ…。
えーと、卵の表面に青色の紙が貼ってある。これがお題だな、少那が読み上げる。
「『青い髪の人』…?が、何…?」
「ああ、白い紙はクイズ。赤い紙はミッション。青い紙は借り物なんだよ。
つまり青い髪の人をここに連れて来いって事。僕らのどっちかが青かったら解決だったのにな…。
青…パスカルか!?」
「でもパスカル殿の現在地は裏山の何処か、としか情報が無いよ?」
むーん…他に青髪の知り合い…
「しつもーん!青系なら真っ青じゃなくてもいいですか!?」
『はーい、オッケーです!』
よっしゃ!少那と一緒に屋上から飛び立った。その時…真横から、なんか光が…っ!
「【અવરોધ】!!」
今度は警戒していたので、咄嗟に障壁を張る事に成功。光は壁にぶち当たり、バチバチと…麻痺攻撃か!?
『おっと!見事セレスが防ぎましたね。しかし…タオフィ先生、今の魔術どう思いますか?』
『……直撃したら、5分の痺れどころじゃ済みませんね。
警告!!ネイト君&ナンシーさんペア、もう一度同等以上の威力の魔術を使ったら失格です!』
おっと、会場がどよめいた…ていうか今の、僕狙った?
イエローカード食らった2人は、顔を顰めさせて去った。うーん……なんか、どこかで見た事あるような顔……?
「セレス、当たらなくてよかった…!」
「あ、うん。大丈夫だよ!それより行こう!」
考えるのは後、青髪の人を捕獲する!僕らが向かうのは、メイン会場のグラウンド!!
ひー、遠くから見ちゃいたが…ギャラリー多いな!?僕らの姿を確認すると、令嬢達がきゃああ!と声を上げた。
「私青髪でーす、連れてってー!!」
「私もですわ!」
「やーん、私私!!」
申し訳ない、女の子は対象外なんだよ~!
折角ここまで来たので、ルネちゃん達が集まる場所に向かって手を振る。次は…お父様達!!
ぶんぶんと両手を振れば、皆も笑顔で振ってくれた。
「おーい、お父様ー!」
「おう、頑張れよ!」
「「「「頑張ってくださーい!!」」」」
「がんば~…」(ボソッ)
ほ?公爵家のスペースにいるのは…お父様、バティスト、グラス、フェイテ、テオファ、モニク、ジェイル、デニス、師匠。と……ローブを羽織った、誰?
「あそこにいるのが君の家族?是非ご挨拶したいけど…また今度だね」
「そうだね。絶対紹介させてね!」
もう1人の謎のローブ男が気になるが、ひとまず用件を済ませよう!!
「…………タオフィ君、あの2人こっちに向かって来てないか?」
「あれっ、おかしいな…此方の予想じゃ、テオを連れて行くのだとばかり」
そう…僕の目的は…タオフィ先生!!
「此方ですか!?あーーー!!」
「よっしゃゲットォー!!しっかり掴まってて!」
実況席に座る先生に後ろから抱き着き、そのまま攫って飛び去る!!
『なんと実況役が連れ去られました。暫くは俺が1人で頑張ります。
さあて、タオフィ先生を連れたセレスは屋上に戻りましたね、結果はいかに!?』
「はい!青みがかった銀髪のタオフィ先生でーす!!ジャッジメントはいかに!?」
無抵抗の先生を卵の前に配置。すると…おお、割れた!!中からは「10」と書かれたメダル、10点かー!!
「「やったー!!!」」
いえーい、ハイタッチ!メダルを回収して…点は低いがこれから巻き返すぞ!
「はあ…それで、どうして此方なんです?テオのほうが小さいし軽いし楽でしょう」
「やだなあ、万が一落としちゃったら大変じゃん!!」
「あっはっはっ、そうですね姫はそういう人でした!」
という訳で戻っていいよ。先生は自分で帰れるのもポイントさ。
「(ま、いいんだけど。彼女、信頼している人ほど扱いがぞんざいだからなあ…)
では此方は帰りますが…よかったら、王のヘルプに行ってあげてくださいね~。山賊コンビ、裏山の南側の登山口にいますから」
んー?そういえばパスカル達は苦戦してるみたいね。行ってみる?と少那に聞いてみれば、いいよ!と快諾してくれた。
「その前に。卵探しも並行して進めようか」
少那がゴソゴソと、胸元からいくつかの紙を取り出した。スクロール…?魔力を流し、ばら撒くと…!
ぼふん!という音と煙が上がり、その場には…
「「おお…!!」」
なんと、5枚の紙が…5人の少那になった!!分身だ…すごい、本物そっくり!
少那は割れてしまっている卵を指差し、命令を下す。
「皆この大きさの卵を探すんだ、割れていないやつをね。見つけた者はその場で私に伝達、待機。他の参加者がやって来たら…諦めて譲っていいよ。
さあ行け!!」
少那の号令に、分身達は頷き屋上から飛び降りた。って、大丈夫なの!?
「うん。彼らは魔術も使えないし会話も出来ないけど…身体能力は人間より遥かに上なんだ。
ただシンプルな命令しか聞けないから、これが限界。卵を守れ!とか言ったら…多分他人を怪我させちゃうんだ」
へえ…それでもすごい!と僕が感心していたら…彼は少しだけ困ったように笑った。
「元々は…影武者の代わりに開発された魔術なんだ」
「影武者…そっか」
あまり語りたくなさそうだったので、それ以上追求しないでおこう。
先生も同様で、「じゃあ頑張ってくださいね~」と帰って行った。
『なんと少那殿下の分身が、学園中を縦横無尽に走り回っております!!なるほど高い所からは2人が、地上は分身が探索するんですね。
そんな癒し系ペアは移動開始、どうやら裏山に向かうようです』
『ふう…はい。彼らは友人である山賊コンビのヘルプに向かいました。
そのコンビですが、どうやらまだ問題は解けないようですね』
『あ、タオフィ先生おかえりなさい。ええ、彼らは地面に座り込み身動きが取れません』
えーと、南側…いたー!!何やってんの2人共?
「………セレス……これ、全然分かんない…」
ルシアンが震える手で紙を差し出してきた。…何この数字、円周率?
「円周率じゃ、ない…。他にも並び替えたり読み替えたり置き換えたり裏から見たり加減乗除しても解けないんだ…助けて…」
おおう、パスカルもすっかり参っているようだ。
でも学年トップクラスの頭脳持ちのパスカルが解けないとなると…これ、まさか…。
「ねえこれ、答え…『数字』じゃないの?」
「「え」」
僕の答えに卵が割れた。やっぱり。
「これなぞなぞじゃん。タオフィ先生だってノーヒントって言いながら、頭を柔らかくして考えろって教えてくれてたじゃん。
『これなんだ?』『数字』で終わりじゃん…」
僕の解説に、2人は膝から崩れ落ちた。どうやら数字の羅列に意味がある、と決めつけていたようだ。
まあとりあえずこれでクリアだね!お題の乗っ取りは違反だから、これは彼らの得点だ。卵の中から「15」のメダルを取り出して、パスカルの手に握らせた。
「パスカル…頑張って!ライバルだけど、応援してるからね!」
「シャーリィ…!ああ、この恩は必ず返す!!」
「いや、それより……【આઇસ કેજ】」
「「へ?」」
僕と少那は若干距離を取り、詠唱と同時に……山賊コンビが氷の檻に閉じ込められる。
「恩はこれでチャラだよー!そこで5分大人しくしててねー!!」
「「あああーーー!!!?」」
よっしゃ妨害成功!!その時少那の分身が卵を見つけたと、伝達がテレパシーで送られて来たらしい。
2つ目の卵、絶対ゲットするぞー!!僕らは檻の2人に背を向けて、走って行くのであった。
『ぶふっ…!!コンビは踏んだり蹴ったりですね、会場も笑い声に包まれております』
『そうですね…ぶっ。さて彼らは閉じ込められてしまいました。タイムロスを重ねているので、今後高得点を狙うしか逆転の目はありません。
ちなみに最恐ペアも現在お題進行中。1時間したら、途中経過を集計しましょうか』
『ちなみにですが、先程のルシアン殿下、パスカル君のように…どうしても解けなかったら、パスしてもいいんですよ?
その宝はもう狙えなくなりますが、無駄に時間を使うより新たな獲物を見つけるほうが明らかに効率がいいと思いますので。
他の皆さんも参考にしてくださいね!まあ、事前に説明はしてありますけど!』
というタオフィ先生の言葉に、遠くから2人の絶叫が聞こえた気がした。
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