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2.高崎明翔≠一条優
「なになにー? 俺の顔、なんか変?」
信じられないことに、目の前で一条が笑った。
「ぜんっぜん変じゃない! むしろ……むしろ変じゃない」
やっべえ。むしろ何を言おうとしたんじゃい、俺は。一条の顔が変なわけ……俺?! 今、俺っつった?!
まあ、スラックス履いてるくらいだし、俺っ子でも不思議はねえのか……。
改めて一条を見ると、身長百八十五センチの俺より十センチくらい背が低い。小学校の時から周りの女子より頭ひとつ分でかかったけど、あの頃の勢いそのまま成長したのか、一条優。
「俺、高崎明翔! 君、名前は?」
「高崎明翔?!」
別人?! 一条優じゃねえの?!
嘘だろ、この俺が一条の顔を見間違えるわけねえ!
「ねー、名前は?」
一条そっくりなのに別名を名乗る者がグッと顔を近付けるから、小学校の時の数十倍ドキーッが来る。
「……ろ……呂久村深月……」
「深月ね! よろしく!」
「みっ……?!」
いきなり呼び捨てしてくんの?! 俺はなんて呼べばいいんだよ?!
「俺のことも明翔でいいよ、深月」
「あっ……?!」
呼べるわけがない! 一条そっくりな顔のヤツを、明翔とか呼び捨てできるわけがない!
「ねえ、深月」
「はい?!」
「食うもんねえ? 俺、腹減っちゃって」
「え……ねえよ」
「そっかー。ねえねえ、君、なんて名前? ううん、下の名前。りりあね。ねえ、りりあ。食うもんねえ?」
明翔は、俺と同じように隣の席の女子に話しかける。すげえコミュ力だな。だから、あんなに友達に囲まれてたのか。
あ、違う。これは高崎明翔で、一条優じゃない。
あー、頭が混乱する!
昼休みになると、小柄な颯太がテテッとやってきた。
「深月! 一緒にごはん食べようよ!」
「ここでいい?」
「もっと人がいなくて、落ち着けるところがいいなっ」
あいあい、仰せのままに。
教室を出る時、
「佐藤くん、かわいいー」
「超ショタ」
と女子の声が聞こえた。
「深月! 屋上だって! 屋上なら人がいないかなっ」
「えー、階段だりー」
「ほらほら、行くよ!」
「あいあい」
屋上に出ると、初夏だというのに晴れ過ぎてて暑い。
「よし、誰もいないねっ」
「こんだけ暑きゃあ、誰も寄り付かねえよ」
「まじ暑すぎだろ。太陽ぶっ殺してえ」
「お前が死ぬわ」
「深月、いつもの買ってあるだろうな」
「あいあい。金は寄越せよ」
「あい」
「あい。毎度あり」
購買の大きなメロンパンと牛乳を颯太に渡し、金を受け取る。
大きな口を開けて、颯太の顔ほどもあるメロンパンに食らいつく様子は、まさに女子たちが言ってたように小さい男の子、ショタだ。
「ふう。ちょっと休憩」
颯太がスマホを出す。
「深月もこのゲームやれよ。グラフィックもキレイだし、ストーリーが秀逸でよー」
「俺、任侠ゲームに一ミリも興味ねえんだわ。それよりさ、何そのスマホのバッキバキっぷり」
「ゆうべ、兄貴が酔っ払って姉貴の足踏んでさあ、キレた姉貴が俺のスマホぶん投げやがって」
「ヤンキー一家の日常だな」
「笑うな。他人事だと思いやがって」
「なあ、颯太……。俺の前の席の子、見覚えねえ?」
てか、同一人物だと思わねえ?
「あー、あのカワイ子ちゃんか。ねえな」
「まじか」
俺も颯太も、小学校の時、一度も一条優と同じクラスにはならなかった。六年の時に颯太に相談はしたけど、一条の名前は出していない。
「あのさあ、颯太。いちじょ――」
「うわー、あっちい! あ! 深月!」
ビクッとして出入口を見ると、明翔が太陽の光を受けてキラキラと輝いている。
「深月の友達?」
「うんっ! 佐藤颯太だよっ」
颯太よ、かわいいフリしてっけど、スマホはヤクザの入れ墨選択画面だぞ。
「メロンパンめっちゃ残ってんじゃん。食っていい?」
颯太の返事も待たず、明翔がパクッと食らいつく。うわ、颯太と間接チューじゃん。
「勝手に食ってんじゃねえぞ」
「ん? なんか言った?」
「ううん! 俺もうおなかいっぱいだから、それあげるよっ」
「いいの?! 颯太、めっちゃいいヤツじゃん! ありがと!」
明翔がニコッと笑う。感動すら覚える。なんっちゅー素直な礼の言葉……。やっぱ、良い子だったんだ。
「ごちそうさまでした!」
パンッ、と明翔が元気に手を合わせる。なんて礼儀正しいんだ。
チャイムが鳴った。
「次体育だから、急いで着替えないとね」
「うん! そうだねっ」
明翔と颯太が立ち上がる。
「おお、颯太めっちゃかわいいね」
「俺より、明翔の方がよっぽどかわいいよっ」
明翔が颯太の頭をポンポンと叩く。あーあー、颯太、内心ブチギレてるだろうな。
佐藤颯太は苦労人だと思う。両親、三人の兄、一人の姉みんな元ヤン。しかも、兄と姉はみんな年子なのに、颯太だけ年が離れている。
俺が幼稚園で颯太と出会った時、すでに颯太はヤンキーデビュー済みだった。周りの子よりも三周りくらい大きな体でガキ大将をぶっ飛ばし、先生に逆らい、障害を持つ子のお世話を積極的にし、入園早々、さくらようちえんをシメた。
小学校に上がってからも、当時の六年生をも倒して、颯太は力で桜小学校をシメた。だが、順風満帆なヤンキー生活を送る颯太を突然の不幸が襲う。身長が百五十五センチでピタリと止まったのだ。
更に不幸なことに、俺たちが進学する中学校はヤンキーが多いと有名で、治安が悪かった。体の小さなヤンキーなんて、悲惨なのは目に見えている。そこで賢い颯太は、中学からは正反対に舵を切った。
「かわいい」に全振りしたのだ。金髪を黒く染め、サングラスを外し、本来のかわいさを最大限に引き上げた。
気合いの入ったヤンキースタイルだった颯太がきちっと制服を着たクリクリおめめのかわいい少年に大変身しているなんて、誰も気付かなかった。佐藤颯太というオーソドックスな名前も良かったのだろう。俺の名前じゃ、さすがにバレる。
気付いたのは、コバンザメのように颯太にくっついていたこの俺、呂久村深月だけだった。
教室には女子はいない。女子の着替えは女子更衣室、男子は教室。男子の着替えはのぞき放題、まじなんなん。
ワイシャツを脱いで、ハッとした。
目の前に明翔がいる。
え?! いくら俺っ子だからって、ここで着替えるの?!
明翔は躊躇なく、シャツのボタンを外していく。
「ちょ……待て、明翔!」
キョトンとして振り向いた明翔の、見事な胸筋と腹筋が目に飛び込んだ。
「男?!」
「あははは!」
周りの男子たちが大声で笑った。
「分かる分かる! 俺もはじめ、アスカって名前の女子だと思って話しかけたもん」
明翔はムウッと頬を膨らませる。
「ひでえ。深月、俺のこと女だと思ってたんだ」
「ちがっ……ごめん、俺全然周り見てなかったから」
「俺が男だってとこ、スポーツテストで見せてやるよ!」
あれ? 明翔ってこんなイケボだっけ? もっと声高くなかった?
体慣らしてくる、と明翔が教室を飛び出す。
「あんなはしゃいじゃって、かっわいいよなー、明翔」
「俺、男でも明翔ならいけるわー」
「俺も。明翔よりかわいい女子いねえしな」
は?!
「お前ら! 明翔に手ぇ出すなよ!」
手に持ったままだったシャツを机にピシャッと打ち付けた。空気、シーン。
「何まじんなってんの」
「冗談に決まってんじゃん」
「え、なに、呂久村って男もいける人だったの?」
「んなわけねーだろ!」
「だよなー。女ったらしって聞いたもん、一年の時」
「たらしの呂久村な」
「イケメンでもねえのに」
気が付いたら、教室には俺一人だった。まだシャツ脱いだだけで、全然着替えられていない。
てか、待て。たらしの呂久村てなんだよ?!
信じられないことに、目の前で一条が笑った。
「ぜんっぜん変じゃない! むしろ……むしろ変じゃない」
やっべえ。むしろ何を言おうとしたんじゃい、俺は。一条の顔が変なわけ……俺?! 今、俺っつった?!
まあ、スラックス履いてるくらいだし、俺っ子でも不思議はねえのか……。
改めて一条を見ると、身長百八十五センチの俺より十センチくらい背が低い。小学校の時から周りの女子より頭ひとつ分でかかったけど、あの頃の勢いそのまま成長したのか、一条優。
「俺、高崎明翔! 君、名前は?」
「高崎明翔?!」
別人?! 一条優じゃねえの?!
嘘だろ、この俺が一条の顔を見間違えるわけねえ!
「ねー、名前は?」
一条そっくりなのに別名を名乗る者がグッと顔を近付けるから、小学校の時の数十倍ドキーッが来る。
「……ろ……呂久村深月……」
「深月ね! よろしく!」
「みっ……?!」
いきなり呼び捨てしてくんの?! 俺はなんて呼べばいいんだよ?!
「俺のことも明翔でいいよ、深月」
「あっ……?!」
呼べるわけがない! 一条そっくりな顔のヤツを、明翔とか呼び捨てできるわけがない!
「ねえ、深月」
「はい?!」
「食うもんねえ? 俺、腹減っちゃって」
「え……ねえよ」
「そっかー。ねえねえ、君、なんて名前? ううん、下の名前。りりあね。ねえ、りりあ。食うもんねえ?」
明翔は、俺と同じように隣の席の女子に話しかける。すげえコミュ力だな。だから、あんなに友達に囲まれてたのか。
あ、違う。これは高崎明翔で、一条優じゃない。
あー、頭が混乱する!
昼休みになると、小柄な颯太がテテッとやってきた。
「深月! 一緒にごはん食べようよ!」
「ここでいい?」
「もっと人がいなくて、落ち着けるところがいいなっ」
あいあい、仰せのままに。
教室を出る時、
「佐藤くん、かわいいー」
「超ショタ」
と女子の声が聞こえた。
「深月! 屋上だって! 屋上なら人がいないかなっ」
「えー、階段だりー」
「ほらほら、行くよ!」
「あいあい」
屋上に出ると、初夏だというのに晴れ過ぎてて暑い。
「よし、誰もいないねっ」
「こんだけ暑きゃあ、誰も寄り付かねえよ」
「まじ暑すぎだろ。太陽ぶっ殺してえ」
「お前が死ぬわ」
「深月、いつもの買ってあるだろうな」
「あいあい。金は寄越せよ」
「あい」
「あい。毎度あり」
購買の大きなメロンパンと牛乳を颯太に渡し、金を受け取る。
大きな口を開けて、颯太の顔ほどもあるメロンパンに食らいつく様子は、まさに女子たちが言ってたように小さい男の子、ショタだ。
「ふう。ちょっと休憩」
颯太がスマホを出す。
「深月もこのゲームやれよ。グラフィックもキレイだし、ストーリーが秀逸でよー」
「俺、任侠ゲームに一ミリも興味ねえんだわ。それよりさ、何そのスマホのバッキバキっぷり」
「ゆうべ、兄貴が酔っ払って姉貴の足踏んでさあ、キレた姉貴が俺のスマホぶん投げやがって」
「ヤンキー一家の日常だな」
「笑うな。他人事だと思いやがって」
「なあ、颯太……。俺の前の席の子、見覚えねえ?」
てか、同一人物だと思わねえ?
「あー、あのカワイ子ちゃんか。ねえな」
「まじか」
俺も颯太も、小学校の時、一度も一条優と同じクラスにはならなかった。六年の時に颯太に相談はしたけど、一条の名前は出していない。
「あのさあ、颯太。いちじょ――」
「うわー、あっちい! あ! 深月!」
ビクッとして出入口を見ると、明翔が太陽の光を受けてキラキラと輝いている。
「深月の友達?」
「うんっ! 佐藤颯太だよっ」
颯太よ、かわいいフリしてっけど、スマホはヤクザの入れ墨選択画面だぞ。
「メロンパンめっちゃ残ってんじゃん。食っていい?」
颯太の返事も待たず、明翔がパクッと食らいつく。うわ、颯太と間接チューじゃん。
「勝手に食ってんじゃねえぞ」
「ん? なんか言った?」
「ううん! 俺もうおなかいっぱいだから、それあげるよっ」
「いいの?! 颯太、めっちゃいいヤツじゃん! ありがと!」
明翔がニコッと笑う。感動すら覚える。なんっちゅー素直な礼の言葉……。やっぱ、良い子だったんだ。
「ごちそうさまでした!」
パンッ、と明翔が元気に手を合わせる。なんて礼儀正しいんだ。
チャイムが鳴った。
「次体育だから、急いで着替えないとね」
「うん! そうだねっ」
明翔と颯太が立ち上がる。
「おお、颯太めっちゃかわいいね」
「俺より、明翔の方がよっぽどかわいいよっ」
明翔が颯太の頭をポンポンと叩く。あーあー、颯太、内心ブチギレてるだろうな。
佐藤颯太は苦労人だと思う。両親、三人の兄、一人の姉みんな元ヤン。しかも、兄と姉はみんな年子なのに、颯太だけ年が離れている。
俺が幼稚園で颯太と出会った時、すでに颯太はヤンキーデビュー済みだった。周りの子よりも三周りくらい大きな体でガキ大将をぶっ飛ばし、先生に逆らい、障害を持つ子のお世話を積極的にし、入園早々、さくらようちえんをシメた。
小学校に上がってからも、当時の六年生をも倒して、颯太は力で桜小学校をシメた。だが、順風満帆なヤンキー生活を送る颯太を突然の不幸が襲う。身長が百五十五センチでピタリと止まったのだ。
更に不幸なことに、俺たちが進学する中学校はヤンキーが多いと有名で、治安が悪かった。体の小さなヤンキーなんて、悲惨なのは目に見えている。そこで賢い颯太は、中学からは正反対に舵を切った。
「かわいい」に全振りしたのだ。金髪を黒く染め、サングラスを外し、本来のかわいさを最大限に引き上げた。
気合いの入ったヤンキースタイルだった颯太がきちっと制服を着たクリクリおめめのかわいい少年に大変身しているなんて、誰も気付かなかった。佐藤颯太というオーソドックスな名前も良かったのだろう。俺の名前じゃ、さすがにバレる。
気付いたのは、コバンザメのように颯太にくっついていたこの俺、呂久村深月だけだった。
教室には女子はいない。女子の着替えは女子更衣室、男子は教室。男子の着替えはのぞき放題、まじなんなん。
ワイシャツを脱いで、ハッとした。
目の前に明翔がいる。
え?! いくら俺っ子だからって、ここで着替えるの?!
明翔は躊躇なく、シャツのボタンを外していく。
「ちょ……待て、明翔!」
キョトンとして振り向いた明翔の、見事な胸筋と腹筋が目に飛び込んだ。
「男?!」
「あははは!」
周りの男子たちが大声で笑った。
「分かる分かる! 俺もはじめ、アスカって名前の女子だと思って話しかけたもん」
明翔はムウッと頬を膨らませる。
「ひでえ。深月、俺のこと女だと思ってたんだ」
「ちがっ……ごめん、俺全然周り見てなかったから」
「俺が男だってとこ、スポーツテストで見せてやるよ!」
あれ? 明翔ってこんなイケボだっけ? もっと声高くなかった?
体慣らしてくる、と明翔が教室を飛び出す。
「あんなはしゃいじゃって、かっわいいよなー、明翔」
「俺、男でも明翔ならいけるわー」
「俺も。明翔よりかわいい女子いねえしな」
は?!
「お前ら! 明翔に手ぇ出すなよ!」
手に持ったままだったシャツを机にピシャッと打ち付けた。空気、シーン。
「何まじんなってんの」
「冗談に決まってんじゃん」
「え、なに、呂久村って男もいける人だったの?」
「んなわけねーだろ!」
「だよなー。女ったらしって聞いたもん、一年の時」
「たらしの呂久村な」
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