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31.一条優と背の高い男
俺に似合う、と明翔が選んだ爽やかネイビーの甚平は、生地がカサカサしてて涼しげ。だが、陽が沈んでも気温は高さをキープしている。
明翔も甚平着てくるって言ってたけど、どんなんかな。
集合場所には、すでに颯太と柳がいた。颯太は白地に龍が描かれた渋い甚平を着ている。任侠ぽさはありながらも、子供みたいな半ズボンでちゃんと「かわいい」の演出は忘れない。
「柳、浴衣なんだ」
「浴衣の方が色気が増すからね」
「色気よりも、チャラさが増しとる。金髪長髪で浴衣ってすげえチャれえんだな」
「ここに来るまでに三人もの女性に声を掛けられたよ。ブルベの僕にこの淡いイエローの浴衣はハマりすぎたようだ」
「ブルべってなに?」
「あ! 明翔っ! え? 一条?」
颯太が一瞬でかわいいフリを忘れている。振り返ったら、主人公み溢れる赤い甚平の明翔と、オレンジの浴衣姿の似たような顔が並んでいる。
恥ずかしそうに頬を赤らめて、うつむきがちに歩いてくるのは、まぎれもなく一条だ。
……ヤバ。かわいい……。
「一条、浴衣着てくるとは思わなかった! めちゃくちゃ似合うねっ」
「ボクは嫌だって言ったのに、明翔が祭りに行くってバラしたせいで着せられたんだ」
「ばあちゃんから真衣ちゃんに受け継がれた浴衣が、優に受け継がれたの」
「代々受け継がれる浴衣っていいねっ」
「ほお、これはいい浴衣だね。受け継ぐ価値があるよ」
柳が一条の正面に立って、襟を触る。一条がこわばった顔で目を見開いた。
「一条?」
「柳の浴衣もすげえ! こっち向いてよ」
明翔が柳を自分の方に向かせる。一条は、ハッとしたように見えた。でも、もう普通に柳の浴衣を触っている。なんか様子がおかしいかと思ったけど、気のせいか。
祭りをやってる神社はすぐ近く。颯太、一条、明翔、柳、俺、と綺麗に身長順に並んで歩きだした。近付くにつれ、人が多くなっていく。
「これは大盛況だね」
「はぐれないようにしねえと。おわっ」
ドン、と男がぶつかってきた。この暑い中、ピッチリとした黒の革パンを履いた背の高い男は、ぶつかったことなど気付いてない様子で振り返る。
「ひもくじ全部引いてやろうぜ!」
「スイッチ売れば絶対元は取れるもんな!」
「急げ! 俺らで買い占めてやる!」
たちの悪いやつらがいるものである。スイッチなんて客寄せの嘘で、全部くだらないオモチャ引かされればいいのに。
「深月! 何食う? 何食う?」
「お前は食いに来たのか」
「祭りと言えば食いもんじゃん!」
言葉通り、明翔は焼きそば、たこ焼き、お好み焼き、焼き鳥、唐揚げとどんどん腹に入れていく。
「ちょっとは遊ばねえ?!」
「よっしゃ! 射的やろうよ!」
「ボクも参加させてもらおう。勝負だ、明翔」
祭りくらい仲良くしろよ……。明翔と一条がにらみ合う。
パーン! とまずは、一条がピンクの象のオモチャを落とす。が、次は当たりはするものの落ちず、最後は当たらず。
「一個か……」
明翔が銃を構える。がんばれ! 明翔!
パーン! パーン! と二発が景品に当たって動いたものの、落ちず。ラスト、弾は奥に配置されて高難易度のお菓子詰め合わせを見事に落とした。
「すげえ! はじめの二発はミスじゃなくて、ちょっとずつ移動させてたんだ!」
「よっしゃ、ゲット!」
「まったく、明翔の食べ物への執念はすごいな」
「そんないらないものゲットしても嬉しくねえもん」
明翔が一条の手にあるピンクの象を指差す。
「ボクだって、これが欲しくて落としたんだ。明翔の家のトイレに飾ってやろうと思って」
「いらねえし」
口ではいがみ合ってはいるが、二人とも笑顔で楽しそう。うんうん、そうやって仲良くしてなさい。
「また水鉄砲かよ! いらねえよ、三つも!」
「もういい! スイッチなんかねえんだろ!」
「ゲスな商売しやがって! 行こうぜ!」
向かいのひもくじ屋から、黒い革パンの男たち三人が店主に悪態つきながら出て行く。
「痛っ」
ギュムッとサンダルの足を踏まれた。が、気付いていない様子で去っていく。
ムカつく!
「深月っ! そろそろ花火始まるから、移動しよっ」
「もう八時か」
神社の近くを流れる川の河川敷にて、花火大会が行われるのである。
花火目当ての人も多いのだろう。人の流れに沿って歩いていく。
「花火大会終わったらまた来ようよっ」
「そんなすぐに終わるのかい? 花火大会は」
「十分くらいじゃねえかな。すげえ畳みかけて打ち上げるから見ごたえはあるよ」
「楽しみだなー。俺、花火大会初めてだわ」
「ボクもだ。毎年テレビで見るだけ――」
「くらえ! アクアショット!」
突然、一条の目の前に背の高い男が生えた。水鉄砲を構え、ビュウッと水を吹き出すと走り去る。
「一条?」
目の焦点が合ってないように見えて、一条の顔の前で手を振ってみる。一条がハッとして俺を見上げると、怯えたように一歩後ろに下がった。
「いち――ぶほうわっ」
何が起きたのか、顔がビッシャビシャ。甚平の裾で顔面をゴシゴシとこする。新品だからか生地のせいか、全然水を吸わない。
「大丈夫かい? まったく、いい年して人の迷惑を顧みることのできない人たちだね」
「またあの三人組か。いいかげんにしろ! ムカつく!」
柳が貸してくれたハンカチで顔を拭く。黒い革パン男たち三人が走り回りながら水鉄砲を打ち合っている。
「深月、まだ濡れてるよ」
明翔が俺の手からハンカチを取り、拭き取ってくれる。
「明翔、い……いや、なんでもない」
「ん?」
一条と目が合った。あんま、一条に聞こえるのはよくない気がする。
河川敷は、サラサラと流れる清涼感に騙されてるのか、ちょっとだけ涼しい。
ドーン! と轟く打ち上げ音、夜空に咲く大きな花に誰もがワーキャーと釘付けである。初めての花火大会だという一条も。
「明翔」
明翔も初めてだと言ってたが、ちょっとだけ、ごめん。
爆音に紛れて、明翔の耳元に口を近付ける。
「なあ、一条って、もしかして背の高い男が苦手だったりする?」
「あー、分かっちゃった? 深月、背ぇ高いもんね」
「俺は今まで特に分かんなかったんだけど」
そもそも、俺は小学校の時のこともあって一条に近付かないから気付かなかった。
「真衣ちゃんの彼氏が背の高い男だったみたい。俺には慣れてるから、俺より背が高いと怖いんだと思う」
「あ、虐待……」
忘れてた。
一条は、真衣ちゃんの彼氏のDV虐待から逃げてきたんだった。
「虐待って、一条何されたの?」
「母ちゃんも真衣ちゃんも教えてくれない。優がしゃべるわけないし」
明翔に言えないようなことをされた可能性もあるのか……。
「優は自分で背の高い男が怖いってことに気付いてないんだ。できれば、気付かないまま、柳や深月に慣れてくれたらいいなと思ってる」
「分かった、誰にも言わない」
明翔がそう思うなら、それが最善なんだろう。
パーッと開いた大輪の花の光を受けて、明翔が笑ったのが見えた。
「俺も、深月じゃなかったら話してない」
え……。
明翔は夜空を見上げている。
……俺のこと、信用してくれてると思っていいんかな。
やべ。嬉し。
明翔も甚平着てくるって言ってたけど、どんなんかな。
集合場所には、すでに颯太と柳がいた。颯太は白地に龍が描かれた渋い甚平を着ている。任侠ぽさはありながらも、子供みたいな半ズボンでちゃんと「かわいい」の演出は忘れない。
「柳、浴衣なんだ」
「浴衣の方が色気が増すからね」
「色気よりも、チャラさが増しとる。金髪長髪で浴衣ってすげえチャれえんだな」
「ここに来るまでに三人もの女性に声を掛けられたよ。ブルベの僕にこの淡いイエローの浴衣はハマりすぎたようだ」
「ブルべってなに?」
「あ! 明翔っ! え? 一条?」
颯太が一瞬でかわいいフリを忘れている。振り返ったら、主人公み溢れる赤い甚平の明翔と、オレンジの浴衣姿の似たような顔が並んでいる。
恥ずかしそうに頬を赤らめて、うつむきがちに歩いてくるのは、まぎれもなく一条だ。
……ヤバ。かわいい……。
「一条、浴衣着てくるとは思わなかった! めちゃくちゃ似合うねっ」
「ボクは嫌だって言ったのに、明翔が祭りに行くってバラしたせいで着せられたんだ」
「ばあちゃんから真衣ちゃんに受け継がれた浴衣が、優に受け継がれたの」
「代々受け継がれる浴衣っていいねっ」
「ほお、これはいい浴衣だね。受け継ぐ価値があるよ」
柳が一条の正面に立って、襟を触る。一条がこわばった顔で目を見開いた。
「一条?」
「柳の浴衣もすげえ! こっち向いてよ」
明翔が柳を自分の方に向かせる。一条は、ハッとしたように見えた。でも、もう普通に柳の浴衣を触っている。なんか様子がおかしいかと思ったけど、気のせいか。
祭りをやってる神社はすぐ近く。颯太、一条、明翔、柳、俺、と綺麗に身長順に並んで歩きだした。近付くにつれ、人が多くなっていく。
「これは大盛況だね」
「はぐれないようにしねえと。おわっ」
ドン、と男がぶつかってきた。この暑い中、ピッチリとした黒の革パンを履いた背の高い男は、ぶつかったことなど気付いてない様子で振り返る。
「ひもくじ全部引いてやろうぜ!」
「スイッチ売れば絶対元は取れるもんな!」
「急げ! 俺らで買い占めてやる!」
たちの悪いやつらがいるものである。スイッチなんて客寄せの嘘で、全部くだらないオモチャ引かされればいいのに。
「深月! 何食う? 何食う?」
「お前は食いに来たのか」
「祭りと言えば食いもんじゃん!」
言葉通り、明翔は焼きそば、たこ焼き、お好み焼き、焼き鳥、唐揚げとどんどん腹に入れていく。
「ちょっとは遊ばねえ?!」
「よっしゃ! 射的やろうよ!」
「ボクも参加させてもらおう。勝負だ、明翔」
祭りくらい仲良くしろよ……。明翔と一条がにらみ合う。
パーン! とまずは、一条がピンクの象のオモチャを落とす。が、次は当たりはするものの落ちず、最後は当たらず。
「一個か……」
明翔が銃を構える。がんばれ! 明翔!
パーン! パーン! と二発が景品に当たって動いたものの、落ちず。ラスト、弾は奥に配置されて高難易度のお菓子詰め合わせを見事に落とした。
「すげえ! はじめの二発はミスじゃなくて、ちょっとずつ移動させてたんだ!」
「よっしゃ、ゲット!」
「まったく、明翔の食べ物への執念はすごいな」
「そんないらないものゲットしても嬉しくねえもん」
明翔が一条の手にあるピンクの象を指差す。
「ボクだって、これが欲しくて落としたんだ。明翔の家のトイレに飾ってやろうと思って」
「いらねえし」
口ではいがみ合ってはいるが、二人とも笑顔で楽しそう。うんうん、そうやって仲良くしてなさい。
「また水鉄砲かよ! いらねえよ、三つも!」
「もういい! スイッチなんかねえんだろ!」
「ゲスな商売しやがって! 行こうぜ!」
向かいのひもくじ屋から、黒い革パンの男たち三人が店主に悪態つきながら出て行く。
「痛っ」
ギュムッとサンダルの足を踏まれた。が、気付いていない様子で去っていく。
ムカつく!
「深月っ! そろそろ花火始まるから、移動しよっ」
「もう八時か」
神社の近くを流れる川の河川敷にて、花火大会が行われるのである。
花火目当ての人も多いのだろう。人の流れに沿って歩いていく。
「花火大会終わったらまた来ようよっ」
「そんなすぐに終わるのかい? 花火大会は」
「十分くらいじゃねえかな。すげえ畳みかけて打ち上げるから見ごたえはあるよ」
「楽しみだなー。俺、花火大会初めてだわ」
「ボクもだ。毎年テレビで見るだけ――」
「くらえ! アクアショット!」
突然、一条の目の前に背の高い男が生えた。水鉄砲を構え、ビュウッと水を吹き出すと走り去る。
「一条?」
目の焦点が合ってないように見えて、一条の顔の前で手を振ってみる。一条がハッとして俺を見上げると、怯えたように一歩後ろに下がった。
「いち――ぶほうわっ」
何が起きたのか、顔がビッシャビシャ。甚平の裾で顔面をゴシゴシとこする。新品だからか生地のせいか、全然水を吸わない。
「大丈夫かい? まったく、いい年して人の迷惑を顧みることのできない人たちだね」
「またあの三人組か。いいかげんにしろ! ムカつく!」
柳が貸してくれたハンカチで顔を拭く。黒い革パン男たち三人が走り回りながら水鉄砲を打ち合っている。
「深月、まだ濡れてるよ」
明翔が俺の手からハンカチを取り、拭き取ってくれる。
「明翔、い……いや、なんでもない」
「ん?」
一条と目が合った。あんま、一条に聞こえるのはよくない気がする。
河川敷は、サラサラと流れる清涼感に騙されてるのか、ちょっとだけ涼しい。
ドーン! と轟く打ち上げ音、夜空に咲く大きな花に誰もがワーキャーと釘付けである。初めての花火大会だという一条も。
「明翔」
明翔も初めてだと言ってたが、ちょっとだけ、ごめん。
爆音に紛れて、明翔の耳元に口を近付ける。
「なあ、一条って、もしかして背の高い男が苦手だったりする?」
「あー、分かっちゃった? 深月、背ぇ高いもんね」
「俺は今まで特に分かんなかったんだけど」
そもそも、俺は小学校の時のこともあって一条に近付かないから気付かなかった。
「真衣ちゃんの彼氏が背の高い男だったみたい。俺には慣れてるから、俺より背が高いと怖いんだと思う」
「あ、虐待……」
忘れてた。
一条は、真衣ちゃんの彼氏のDV虐待から逃げてきたんだった。
「虐待って、一条何されたの?」
「母ちゃんも真衣ちゃんも教えてくれない。優がしゃべるわけないし」
明翔に言えないようなことをされた可能性もあるのか……。
「優は自分で背の高い男が怖いってことに気付いてないんだ。できれば、気付かないまま、柳や深月に慣れてくれたらいいなと思ってる」
「分かった、誰にも言わない」
明翔がそう思うなら、それが最善なんだろう。
パーッと開いた大輪の花の光を受けて、明翔が笑ったのが見えた。
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