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37.勝負の行方
チェキは一枚百円。合計売上はいかに。
「一条くん、二万二千五百円。高崎くん、二万二千五百円。僕が一万九千円で、佐藤くんが一万八千九百円。あとは有象無象といったところだね」
俺の百円を有象無象言うな。
「同額か。またしても勝負がつかなかったね、明翔」
「ほんと、しぶといなあ、優は」
明翔と一条のいとこ同士がバチバチににらみ合う。
勝負か……。
俺の唇を奪った方の勝ち。俺は勝者のもの。という、俺の承認なく勝手に始まった俺の人権を無視した勝負である。
「百円、柳に勝てなかったんだ……。悔しいなっ」
「かわいい……」
颯太がグーにした両手をあごに置いて、口をへの字に曲げる。うん、かわいい。だが本気で悔しくて、今颯太の爪は肉に食い込んでいることだろう。
「落ち込むことはないよ。僕は佐藤くんよりも実質稼働時間が短かったから、実質ベースでは百円どころではなく差が開いているよ」
こらえろ、颯太。そのグーで柳を殴ったらもう、かわいいキャラには戻れない。
ゆりが両手いっぱいに布を持っている。
「優くん、テーブルクロス集めたよ。どこに置いたらいい?」
「俺は高崎」
「あ、ごめん。こっちが優くんか」
「ロッカーの上にまとめて置いておいてくれるかな」
「分かった!」
一条が明翔を軽くにらみながら、頬杖をつく。
文化祭も終わり、元の教室に戻すべく、撤収作業が始まっている。
「明翔、どうしてボクと同じ髪型にしてるの? ややこしくてしょうがないじゃないか」
「せっかく同じ服着てるからさー、ゲームでもしようと思って」
「ゲーム?」
椅子を二つ並べ、一メートルほど離れたところで柳が目を閉じる。
「目を開けていいよ。せーの、どっちが明翔でしょーか?!」
明翔と一条が椅子に座り、手をひざに乗せている。鏡のようにそっくりである。
「これは難しいね……うーん、こっち!」
「ハズレ~。俺だよ」
「すごい! みんな逆いったねっ」
「最後は深月! 目ぇつぶって!」
なんなんだ、この茶番は。
だが、いがみ合ういとこ同士は、あまりにもみんながハズすものだから楽しくなっているようだ。水差して悪いな。
「どっちが明翔でしょーか?!」
パッと目を開く。明翔、一条、と見る。
「お前だよ」
明翔の頭にポンと手を置く。スプレーで髪が固まっている。
「本当に見分けがつくの?」
一条が目を丸くしている。
「つくよ」
「ただの偶然だ。もう一回!」
「何回でもどうぞ」
「どっちが明翔でしょーか?!」
表向きのトランプで神経衰弱やってる気分。答えが丸見えである。
もちろん、何度やっても百発百中で当てられる。
明翔も一条も、なぜそんなに驚いているのだ。
「本当に見分けられるんだ……」
「どちらかに癖でもある? どうして分かるの?」
明翔と一条の目を見る。ほんと、そっくりではある。
「言っただろ。明翔は明翔だし、一条は一条。そっくりでも別人だよ」
どこがどう違う、とは言えない。明確に違いがあるわけじゃない。
だけど、俺は六年もただ一条を見続けていた。ただただ、一方的にずっと見てたんだ。
同じか別かくらいは、分かる。当然、それが、明翔か否かも。
「正直、俺も同じ顔に見えてるんだけど」
「ボクもだ」
「君らだって、いくら双子でもどっちが自分の母親か分かるだろ」
「うん、髪を見ればすぐに分かる」
「亜衣ちゃんは白髪染めてるけど、ママはそのままだからね」
「君らは母親と叔母を白髪で見分けてるのか」
明翔と一条が顔を見合わせて、笑った。
そうそう、そうやって仲良くしてなさい。
明翔の一条を見る目が優しく感じる。
少しずつでいい。二人がお互いを認め合っていけたらいいな。せっかく身近に親戚がいるんだから。
そのためには、まず、あのくっだらない勝負の決着をつけねば。でないと、いつまでも明翔と一条は張り合い続ける。
明翔、颯太、柳、一条と共に学校を出る頃には、空はオレンジに染まり始めていた。
メイド服と執事服を入れた袋を乗せ、明翔が自転車を押す。その横を歩きながら明翔を見ると、うっすらと陽の光を受けている。
「文化祭、楽しかったね!」
「お、おう。そうだな。終わってみれば、あっという間って感じ」
急に笑顔でこちらを向かれて、盛大にドキッとした。
「大丈夫? 顔赤いけど」
「空空。空が赤いから」
「しまった! 桃恋占いをやり直していない! 佐藤くん、学校に戻ろう!」
柳が焦ったように言うが、颯太は長時間放置していた任侠ゲームのタスクをこなすのに夢中である。歩きスマホはダメだぞ、颯太。
仕方なく、俺が返事をしてあげる。
「今から行ってももう撤収されてるだろ。最終下校時間過ぎてんだから」
「そんな……明日、一応恋札とお守りが残ってないか一緒に聞きに行こうね、佐藤くん」
「は? 文化祭でもねえのに、なんであんなもんやらなきゃなんね――のかなっ」
うん、もう完全アウトかな、颯太くん。
すっかり薄暗くなってきて見えないが、冷や汗たらったらだろう。
――しょうがねえな。颯太のために、空気を変えてやろう。
「あ……明翔、一条」
「何?」
気持ちいいほどのユニゾン。だが、俺の視界には明翔だけが入ってくる。
「お前らのくっだらない勝負、俺が終わらせる」
両手で自転車のハンドルを握り、身動き取れない明翔の頭に手をやる。小さい頭蓋骨は、俺のデカい手のひらに収まってしまう。
明翔は真ん丸に目を見開いているが、構わず口をつけた。明翔の唇は、思ってた通りプルプルで弾力があって、予想外に温かかった。
「こ……これで、決着はついた」
「明翔の勝ちだ!」
恥ずすぎる! 耐えられない! 消えたい!
見届け人の颯太、柳に加え、一条まで狂ったように大きな拍手をしている。
改めて、何この勝負?! 終わって良かったわ、こんな勝負!
「ねえ、深月。俺を勝たせたかったってことだよね? だったら、言うことがあるんじゃないの?」
明翔がハンドルから手を離し、俺の腕をつかむ。当然、自転車はガターンと倒れた。
「ばっ……そんなん、言わなくても分かるだろ」
「嫌だよ、ちゃんと言ってよ。俺は何回も言ってるのに」
「待って、今それ言わなくていいじゃん。うち来るんだろ、これから」
「みんなの前で言うのが嫌なの?」
「もー、まじでお願い。二人っきりになったら言うから」
「ふーん。深月は嫌なんだ」
「すねんなよ、明翔」
冷や汗たらったらな俺とそっぽ向いてしまう明翔を、一条は腕組みして見ている。
「イチャついてるところ悪いけど、今のは無効だよ。ね? 学級委員長」
「無効? なんで?」
柳が生徒手帳を開いた。
「たしかに、『先に呂久村くんの唇を奪った方の勝ち』と書いてあるね。今のは呂久村くんが唇を奪ったから、確実に無効だ」
「は?! 俺が終わらせられないルールだったの?!」
一条が自転車を起こし、またがって左手を上げた。
「また明日遊ぼうね! 愛しの呂久村!」
「悪趣味な勝負で遊ぶな!」
「悪趣味とはひどいな。ボク、明翔を好きになった呂久村なら好きだ」
「……は?」
「じゃあね! みんな、また明日!」
ブンブンと元気に手を振って、一条は笑顔で走り去った。
「一条くん、二万二千五百円。高崎くん、二万二千五百円。僕が一万九千円で、佐藤くんが一万八千九百円。あとは有象無象といったところだね」
俺の百円を有象無象言うな。
「同額か。またしても勝負がつかなかったね、明翔」
「ほんと、しぶといなあ、優は」
明翔と一条のいとこ同士がバチバチににらみ合う。
勝負か……。
俺の唇を奪った方の勝ち。俺は勝者のもの。という、俺の承認なく勝手に始まった俺の人権を無視した勝負である。
「百円、柳に勝てなかったんだ……。悔しいなっ」
「かわいい……」
颯太がグーにした両手をあごに置いて、口をへの字に曲げる。うん、かわいい。だが本気で悔しくて、今颯太の爪は肉に食い込んでいることだろう。
「落ち込むことはないよ。僕は佐藤くんよりも実質稼働時間が短かったから、実質ベースでは百円どころではなく差が開いているよ」
こらえろ、颯太。そのグーで柳を殴ったらもう、かわいいキャラには戻れない。
ゆりが両手いっぱいに布を持っている。
「優くん、テーブルクロス集めたよ。どこに置いたらいい?」
「俺は高崎」
「あ、ごめん。こっちが優くんか」
「ロッカーの上にまとめて置いておいてくれるかな」
「分かった!」
一条が明翔を軽くにらみながら、頬杖をつく。
文化祭も終わり、元の教室に戻すべく、撤収作業が始まっている。
「明翔、どうしてボクと同じ髪型にしてるの? ややこしくてしょうがないじゃないか」
「せっかく同じ服着てるからさー、ゲームでもしようと思って」
「ゲーム?」
椅子を二つ並べ、一メートルほど離れたところで柳が目を閉じる。
「目を開けていいよ。せーの、どっちが明翔でしょーか?!」
明翔と一条が椅子に座り、手をひざに乗せている。鏡のようにそっくりである。
「これは難しいね……うーん、こっち!」
「ハズレ~。俺だよ」
「すごい! みんな逆いったねっ」
「最後は深月! 目ぇつぶって!」
なんなんだ、この茶番は。
だが、いがみ合ういとこ同士は、あまりにもみんながハズすものだから楽しくなっているようだ。水差して悪いな。
「どっちが明翔でしょーか?!」
パッと目を開く。明翔、一条、と見る。
「お前だよ」
明翔の頭にポンと手を置く。スプレーで髪が固まっている。
「本当に見分けがつくの?」
一条が目を丸くしている。
「つくよ」
「ただの偶然だ。もう一回!」
「何回でもどうぞ」
「どっちが明翔でしょーか?!」
表向きのトランプで神経衰弱やってる気分。答えが丸見えである。
もちろん、何度やっても百発百中で当てられる。
明翔も一条も、なぜそんなに驚いているのだ。
「本当に見分けられるんだ……」
「どちらかに癖でもある? どうして分かるの?」
明翔と一条の目を見る。ほんと、そっくりではある。
「言っただろ。明翔は明翔だし、一条は一条。そっくりでも別人だよ」
どこがどう違う、とは言えない。明確に違いがあるわけじゃない。
だけど、俺は六年もただ一条を見続けていた。ただただ、一方的にずっと見てたんだ。
同じか別かくらいは、分かる。当然、それが、明翔か否かも。
「正直、俺も同じ顔に見えてるんだけど」
「ボクもだ」
「君らだって、いくら双子でもどっちが自分の母親か分かるだろ」
「うん、髪を見ればすぐに分かる」
「亜衣ちゃんは白髪染めてるけど、ママはそのままだからね」
「君らは母親と叔母を白髪で見分けてるのか」
明翔と一条が顔を見合わせて、笑った。
そうそう、そうやって仲良くしてなさい。
明翔の一条を見る目が優しく感じる。
少しずつでいい。二人がお互いを認め合っていけたらいいな。せっかく身近に親戚がいるんだから。
そのためには、まず、あのくっだらない勝負の決着をつけねば。でないと、いつまでも明翔と一条は張り合い続ける。
明翔、颯太、柳、一条と共に学校を出る頃には、空はオレンジに染まり始めていた。
メイド服と執事服を入れた袋を乗せ、明翔が自転車を押す。その横を歩きながら明翔を見ると、うっすらと陽の光を受けている。
「文化祭、楽しかったね!」
「お、おう。そうだな。終わってみれば、あっという間って感じ」
急に笑顔でこちらを向かれて、盛大にドキッとした。
「大丈夫? 顔赤いけど」
「空空。空が赤いから」
「しまった! 桃恋占いをやり直していない! 佐藤くん、学校に戻ろう!」
柳が焦ったように言うが、颯太は長時間放置していた任侠ゲームのタスクをこなすのに夢中である。歩きスマホはダメだぞ、颯太。
仕方なく、俺が返事をしてあげる。
「今から行ってももう撤収されてるだろ。最終下校時間過ぎてんだから」
「そんな……明日、一応恋札とお守りが残ってないか一緒に聞きに行こうね、佐藤くん」
「は? 文化祭でもねえのに、なんであんなもんやらなきゃなんね――のかなっ」
うん、もう完全アウトかな、颯太くん。
すっかり薄暗くなってきて見えないが、冷や汗たらったらだろう。
――しょうがねえな。颯太のために、空気を変えてやろう。
「あ……明翔、一条」
「何?」
気持ちいいほどのユニゾン。だが、俺の視界には明翔だけが入ってくる。
「お前らのくっだらない勝負、俺が終わらせる」
両手で自転車のハンドルを握り、身動き取れない明翔の頭に手をやる。小さい頭蓋骨は、俺のデカい手のひらに収まってしまう。
明翔は真ん丸に目を見開いているが、構わず口をつけた。明翔の唇は、思ってた通りプルプルで弾力があって、予想外に温かかった。
「こ……これで、決着はついた」
「明翔の勝ちだ!」
恥ずすぎる! 耐えられない! 消えたい!
見届け人の颯太、柳に加え、一条まで狂ったように大きな拍手をしている。
改めて、何この勝負?! 終わって良かったわ、こんな勝負!
「ねえ、深月。俺を勝たせたかったってことだよね? だったら、言うことがあるんじゃないの?」
明翔がハンドルから手を離し、俺の腕をつかむ。当然、自転車はガターンと倒れた。
「ばっ……そんなん、言わなくても分かるだろ」
「嫌だよ、ちゃんと言ってよ。俺は何回も言ってるのに」
「待って、今それ言わなくていいじゃん。うち来るんだろ、これから」
「みんなの前で言うのが嫌なの?」
「もー、まじでお願い。二人っきりになったら言うから」
「ふーん。深月は嫌なんだ」
「すねんなよ、明翔」
冷や汗たらったらな俺とそっぽ向いてしまう明翔を、一条は腕組みして見ている。
「イチャついてるところ悪いけど、今のは無効だよ。ね? 学級委員長」
「無効? なんで?」
柳が生徒手帳を開いた。
「たしかに、『先に呂久村くんの唇を奪った方の勝ち』と書いてあるね。今のは呂久村くんが唇を奪ったから、確実に無効だ」
「は?! 俺が終わらせられないルールだったの?!」
一条が自転車を起こし、またがって左手を上げた。
「また明日遊ぼうね! 愛しの呂久村!」
「悪趣味な勝負で遊ぶな!」
「悪趣味とはひどいな。ボク、明翔を好きになった呂久村なら好きだ」
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